松本崇寿
松本 崇寿(まつもと たかとし、1991年10月9日 - )は、日本の総合格闘家、ブラジリアン柔術家、プロレスラー。埼玉県狭山市出身。2021年3月7日、NESTA-PFT 全米エクササイズ、スポーツ協会の資格を生かし、東京都国分寺市にパーソナルトレーニングジム Physical Design Works[1]を新規オープン。
松本 崇寿 | |
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プロフィール | |
リングネーム | 松本 崇寿 |
本名 | 松本 崇寿 |
ニックネーム | 寝技のスペシャリスト |
身長 | 181cm |
体重 | 90kg |
誕生日 | 1991年10月9日(33歳)[1] |
出身地 | 埼玉県[1]狭山市[2] |
所属 | フリー |
スポーツ歴 | ブラジリアン柔術 |
デビュー | 2010年2月5日[1] |
経歴
編集高校時代からブラジリアン柔術をはじめ、パラエストラ川越に所属。1年で全日本新人選手権・青帯レーヴィ(67.0kg〜72.9kg級)で優勝。アダルト(18歳 - 29歳)青帯チコ(61.0kg〜66.9kg階級)のアジア王者となる[3]。のちにパラエストラ八王子[4]移籍。2015年現在、柔術は茶帯[5]。
総合格闘技
編集2009年9月23日、埼玉県・新座市民総合体育館 第2武道場で行われた「第7回関東修斗グラップリングオープントーナメント」において、柔術着を着たジャケット・ミドル級エキスパートクラスで優勝したほか、柔術着なしで行われるネイキッド・ミドル級アドバンスクラスでも優勝。
2010年2月5日、新宿FACEで行われたDEEP Xにおける対堀内信人戦でプロデビュー。6月にパンクラス初参戦を果たす。
2011年8月には第17回ネオブラッドトーナメント・ライト級で準優勝を飾る。
2016年7月4日、東京・台東リバーサイドスポーツセンター第一競技場で行われたブラジリアン柔術オープントーナメント大会「コパブルテリア2015」で優勝。約6年ぶりの柔術大会出場であったが、オール一本勝ちであった。2018年4月開催の「SJJJF SPRING OPEN」でも優勝[5]。
プロレス
編集もともとプロレス好きであったが、2014年6月21日に行われたDDTプロレスリング「ハードヒット〜超進化〜」大会におけるスーパータイガー戦で初参戦。3分30秒 K.O負けも、ハードヒットルールの中、柔術技デラヒーバでバックを奪い大会を盛り上げ[6]、以降ハードヒットの準レギュラー選手となる。
8月23日、「ハードヒット〜G-generation〜」においてグラップリングルールで全日本プロレス・青木篤志と対戦[6][7]。
2014年には全日本プロレス・Jr. TAG BATTLE OF GLORYに出場する青木篤志&佐藤光留組を柔術特訓のもと、指導している[8]。
2015年1月18日、シアタープロレス鎌倉花鳥風月旗揚げ戦に参戦。試合後、プロデューサーの勝村周一朗に誘われる形で、プロレスにおける活動が「シアタープロレス花鳥風月」所属となる。
2016年2月15日、「シアタープロレス鎌倉花鳥風月第2章」に出場。HAMATANI、中川達彦、篠宮敏久を下し、第1回花鳥風月総合格闘技「月闘〜Getto〜」トーナメント優勝[9]。
5月9日、船橋オートレース場で開催された「船橋ボンバイエ2015」において、平直行と対戦。
9月5日、千葉・Blue Fieldで行われたハードヒット主催、第2回NEXT CONTENDERS 1DAY Tournamentに出場。那須晃太郎、山本裕次郎、服部健太を破り優勝。こちらもオール一本勝ちであった[10]。
10月9日、VKF・新木場1stRING大会にてGENTAROとシングルマッチで対戦[11]。
11月8日、プロレスリングFREEDOMS・いわき市平体育館大会でジ・ウインガーと対戦。
2月14日、花鳥風月・東京タワー大会で伊藤崇文&岡田剛史組戦(パートナーは進祐哉)。
2月28日、ハードヒット・千葉大会で藤原喜明&青柳優馬組戦(パートナーは和田拓也)。このカードは佐藤光留いわく「第2回NEXT CONTENDERS 1DAY Tournament優勝のご褒美」だという[12]。
7月30日、ハードヒット・千葉大会で田中稔と対戦[13]。「中量級の素晴らしい選手発見」とのコメントが寄せられた[14]。
2016年10月2日、「ハードヒット〜Best of super grapplers」にて崔領二と対戦[15]。
12月29日、「ハードヒット~月になった男たちin新宿」 で鈴木秀樹と対戦[16][17]。人間風車固めに敗れる[18]。
2017年3月25日、「ニコプロ presents ハードヒット〜湾岸MOON RISE」で全日本プロレスのジェイク・リーと対戦[19]。
4月27日、リアルジャパン・後楽園ホール大会でスーパーライダーと対戦[20]。6月29日、リアルジャパン・後楽園ホール大会で、ウルティモ・ドラゴン&倉島信行と組み、タカ・クノウ&小笠原和彦&青木篤志組と対戦[21]。7月16日、ハードヒット・新木場大会で藤原喜明&和田拓也組に敗北(パートナーは岩本煌史)[22]。7月24日、アントニオ猪木プロデュース「ISM」後楽園大会では鈴木秀樹と組み、スコット・ノートン&佐藤光留組と対戦[23][24]。
8月31日付けでシアタープロレス花鳥風月を退団しフリーランスとなる[25]。9月9日、横浜大会より佐藤光留、和田拓也と組み、全日本プロレスに初参戦。11月3日、全日本プロレス・千葉大会で初のメインイベントを担当した[26]。
2018年10月28日、ニコプロpresentsハードヒット「君の寝技に恋してる」で行われた第1回「THE IRON WRESTLER TOURNAMENT」でのりお(=ロッキー川村)を下したが、決勝戦で和田拓也に敗れトーナメント準優勝[27]。
2020年8月29日、富士通スタジアム川崎で行われたKING OF HardHit1回戦で岡田剛史に勝利するも[28]、12月27日、新木場で行われたKING of HARD HIT tournament準決勝で和田拓也に敗戦[29]。
2021年3月7日、ジムを独立し、東京・国分寺市にパーソナルトレーニングジム Physical Design Worksをオープン[1]。
2021年5月2日に行われたニコプロpresentsハードヒット「My name is HARD HIT」では前口太尊と対戦し、辛くもTKO勝利[30]。
戦績
編集総合格闘技
編集総合格闘技 戦績 | ||||||
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11 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
6 勝 | 1 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 |
5 敗 | 3 | 1 | 1 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
○ | 上山知暁 | 1R 1:44 TKO(レフェリーストップ)/三角絞め | PANCRASE250 | 2013年07月28日 |
○ | BG[要曖昧さ回避] | 5分2R終了 判定3-0 | (株)リョウ エンタープライズpresents 坂口道場×パンクラス合同興行 | 2013年04月21日 |
○ | 近藤孝太 | 1R 1:44 チョークスリーパー | PANCRASE244 | 2013年01月12日 |
× | 須貝幸市 | 1R 1:10 TKO(レフェリーストップ)/グラウンドのパンチ | PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR 第18回ネオブラッド・トーナメント準決勝戦 | 2012年7月01日 |
○ | 渡慶次幸平 | 5分2R終了 判定3-0 | PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR 第18回ネオブラッド・トーナメント1回戦 | 2012年5月20日 |
× | 宮崎直人 | 1R 2:40 KO/グラウンドのパンチ | PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR | 2012年03月11日 |
× | 田中達憲 | 1R終了 4:03 チョークスリーパー | PANCRASE 2011 IMPRESSIVE TOUR | 2011年11月27日 |
× | 咲田ケイジ | 5分2R終了 判定0-3 | PANCRASE 2011 IMPRESSIVE TOUR 第17回ネオブラッド・トーナメント・ライト級決勝戦 | 2011年08月07日 |
○ | 冨樫良介 | 5分2R終了 判定3-0 | PANCRASE 2011 IMPRESSIVE TOUR 第17回ネオブラッド・トーナメント・ライト級準決勝戦 | 2011年06月05日 |
○ | 柏原崇 | 2R 2:54 チョークスリーパー | Swat! 39 | 2010年12月26日 |
× | 高橋憲次郎 | 2R 1:54 TKO | clubDeep Hachioji 2 | 2010年08月1日 |
入場曲
編集- Levels(Avicii)[31]
獲得タイトル
編集- 第17回ネオブラッドトーナメントライト級準優勝
- 第1回花鳥風月総合格闘技「月闘〜Getto〜」トーナメント優勝
- コパブルテリア2015アダルト紫帯ミドル級優勝
- 第2回NEXT CONTENDERS 1DAY Tournament優勝
エピソード
編集- 横浜DeNAベイスターズのファン。ベイスターズの青いヘルメットを着用して入場したり、2016年の誕生日後には帽子から足もとまで大洋ホエールズのユニフォームでジムにいた[32]。
- 好きな有名人は吉岡里帆[33]。
脚注
編集- ^ a b c d e “松本崇寿パーソナルジム”. Physical Design Works HP. Physical Design Works. 2021年3月7日閲覧。
- ^ “ALPHA”. リバーサルジム立川 ALPHA (2015年4月26日). 2017年4月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年4月26日閲覧。
- ^ “パン2009直前インタビュー:松本崇寿選手”. ブラジリアン柔術ニュースブログ ブラジルブログ (2009年3月27日). 2015年4月26日閲覧。
- ^ “松本 崇寿”. FIGHTS SPIRAL (2013年7月28日). 2015年4月26日閲覧。
- ^ a b “ブラジリアン柔術ニュースブログ ブラジルブログ:【インタビュー】松本崇寿:やはり最強はプロレスですよ! - livedoor Blog(ブログ)”. btbrasil.livedoor.biz (2018年5月4日). 2020年12月29日閲覧。
- ^ a b “8/23に新木場1stRING開催『ハードヒット ~G-generation~』は全試合グラップリングルール!柔術家も参戦。”. BJJ PLUS ALPHA (2014年8月20日). 2015年4月26日閲覧。
- ^ “【新木場リポート】全試合グラップリングルール…THE NEXT CONTENDERS 1DAY TOURNAMENT優勝は岩本煌史!!「スポルティーバアリーナが閉鎖になった今、外に出て活躍する時」/熱闘のセミは伊藤が光留を下す/今年最後のハードヒットは12・21新宿で「必ずビッグマッチにふさわしい飛び道具を連れてきます!」(光留)”. DDTプロレスリング公式サイト (2014年8月23日). 2015年4月26日閲覧。
- ^ “10/7【全日本】Jrタッグリーグ戦へ青木&佐藤が充実の柔術特訓、青木はXceed不要論も展開(写真あり)”. プロレス格闘技DX (2014年10月7日). 2015年4月26日閲覧。
- ^ “【結果】2.15(日)シアタープロレス鎌倉花鳥風月第2章”. シアタープロレス花鳥風月 (2015年2月18日). 2015年4月26日閲覧。
- ^ “ハードヒット9.5千葉大会 全試合打撃なしのグラップリングルール 第2回NEXT CONTENDERS 1DAY Tournament、Grappling Tag 1DAY Tournament”. バトルニュース (2015年9月5日). 2015年9月6日閲覧。
- ^ “Iジャ軍vs.VKF軍本格開戦!VKF 10.19新木場大会の全カード決定!12.13大阪大会の参戦選手発表”. バトルニュース (2015年9月30日). 2015年10月1日閲覧。
- ^ “【ハードヒット〜死なば諸共】ハードヒット2.28千葉大会に高山、藤原、大江、さらに大物Xが参戦!”. ニコニコプロレス通信:ニコプロ -ニコニコプロレスチャンネル-(ニコニコプロレスチャンネル) - ニコニコチャンネル:スポーツ (2016年2月4日). 2016年2月5日閲覧。
- ^ https://twitter.com/ryokawamuraryo/status/755579187738521602
- ^ https://twitter.com/minoru_official/status/759272689936760832
- ^ “10月2日「ハードヒット〜Best of super grapplers」”. 公!!光留塾☆期間限定復活分校☆ (2016年9月6日). 2016年9月6日閲覧。
- ^ https://twitter.com/KAWAMURASOUL/status/792027438557429760
- ^ “「佐藤vsロビンソン」、「青木vs平」エキシビションマッチなど 12・29新宿大会の全カード決定”. ぼくらのプロレス (2016年12月26日). 2016年12月28日閲覧。
- ^ “ハードヒット12.29新宿大会 佐藤光留vsジョシュア・ロビンソン、ロッキー川村vs太田駿平、髙山善廣vs和田拓也、青木篤志vs平直行”. バトルニュース (2016年12月30日). 2016年12月30日閲覧。
- ^ “ニコプロ presents ハードヒット〜湾岸MOON RISE”. ハードヒット (2017年3月30日). 2017年3月25日閲覧。
- ^ “王者・大谷晋二郎と対戦するスーパー・タイガーは「ストロングスタイルの極限」を目指し殺人キックに磨きをかける!”. バトルニュース (2017年3月31日). 2017年4月1日閲覧。
- ^ “全日本・青木篤志がリアルジャパン初参戦「非常にいい緊張感をいま味わっています」”. スポーツナビ (2017年6月16日). 2017年6月16日閲覧。
- ^ “ニコプロpresentsハードヒット「ALL格闘技総進撃」”. ハードヒット オフィシャルサイト. (2017年7月16日) 2017年7月16日閲覧。
- ^ ベースボールマガジン社「週刊プロレス」2017年7月5日号29頁
- ^ “【試合結果】7・24 ISM後楽園ホール大会 スコット・ノートン&佐藤光留vs鈴木秀樹&松本崇寿 ロッキー川村vsモンターニャ・シウバ”. バトルニュース (2017年7月24日). 2017年7月24日閲覧。
- ^ https://twitter.com/takatoshi3000/status/903240450445737984
- ^ “11.3千葉大会[観衆169人(満員)]”. 全日本プロレス (2017年11月16日). 2017年11月3日閲覧。
- ^ “ニコプロpresentsハードヒット「君の寝技に恋してる」 | ハードヒット オフィシャルサイト”. hardhitpro.com. 2018年10月28日閲覧。
- ^ “ニコプロpresentsハードヒット「KING OF HardHit初代王者決定トーナメント1回戦」”. ハードヒット オフィシャルサイト (2020年8月29日). 2020年12月27日閲覧。
- ^ “ニコプロpresentsハードヒット「KING of HARD HIT tournament決勝戦」”. ハードヒット オフィシャルサイト (2020年12月27日). 2020年12月27日閲覧。
- ^ “ニコプロpresentsハードヒット「My name is HARD HIT」”. ハードヒット オフィシャルサイト (2021年5月2日). 2021年5月3日閲覧。
- ^ 2017年2月13日発行、たこ焼きマシン.com刊「ローカルプロレスラー図鑑2017」33頁
- ^ https://twitter.com/takatoshi3000/status/785692541815431172
- ^ ベースボールマガジン社「週刊プロレス」2018年12月9日増刊号52頁
関連項目
編集外部リンク
編集- 松本崇寿 (@mats_taka104) - X(旧Twitter)
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