梶浦宏孝

日本の将棋棋士

梶浦 宏孝(かじうら ひろたか、1995年7月6日 - )は、日本将棋連盟所属の棋士鈴木大介九段門下。棋士番号は301。東京都新宿区出身、2015年現在同地在住[1]

 梶浦宏孝 七段
名前 梶浦宏孝
生年月日 (1995-07-06) 1995年7月6日(25歳)
プロ入り年月日 2015年4月1日(19歳)
棋士番号 301
出身地 東京都新宿区
所属 関東
師匠 鈴木大介
段位 七段
戦績
2021年5月7日現在
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棋歴編集

5歳程度で父親に将棋を教えられた[1]

2008年、鈴木大介門下で奨励会6級で入会。順調に昇級を重ね2012年後期の第52回三段リーグから三段リーグ入り。

初参加の52回は5勝13敗と最下位に終わり、次回53回も同じく5勝13敗で後ろから2番目と低迷する。54回は他力ながら昇段の可能性のある状況で最終日を迎え、同星ながら順位差で星野良生宮本広志に頭跳ねされ、4位となる。

55回は、2位という好順位から最終日を11勝5敗の4番手で迎える。他結果に左右される所謂他力の状態で昇段の可能性があったが、連敗し昇段を逃した。尚昇段した増田康宏黒沢怜生はそれぞれ最終日前梶浦と同星の5番手、7番手から連勝し昇段している。

56回は、8位で迎える。最終日前に青嶋未来が昇段を決め、最終日を1番手で迎える。最終日を連勝し、同星であった2名が1勝1敗であったため単独2位で昇段を決めた。

2018年度は、第44期棋王戦の予選決勝で上村亘を破り、本戦トーナメント出場を決めたほか、第32期竜王戦で6組優勝を果たして決勝トーナメント進出。3組優勝の鈴木大介とともに師弟そろっての出場となったが、1回戦で5組優勝の近藤誠也に敗れた。

2019年7月25日、第4回YAMADAチャレンジ杯初戦で石井健太郎に勝って通算100勝に到達。勝数規定を満たし、五段に昇段した[2]

2020年6月4日、第33期竜王戦のランキング戦5組で村田顕弘を破り、五段昇段後竜王ランキング戦連続昇級で、六段に昇段した[3]。決勝でも阿部光瑠を破り2期連続で決勝トーナメントに進出。高野智史石井健太郎木村一基佐藤康光を連破し挑戦者決定三番勝負まであと一歩まで勝ち進むも準決勝で羽生善治に敗れた[4]

2021年5月6日、第34期竜王戦のランキング戦4組決勝で伊藤真吾を破り、六段昇段後竜王ランキング戦通算3回優勝で、七段に昇段した[5]。ランキング戦3期連続優勝は木村一基、永瀬拓矢藤井聡太に続き史上4人目である。

人物編集

居飛車党で横歩取りを得意とする[6][7]。師匠の鈴木大介からは「カジー」と呼ばれている。三段リーグでは、1期2期共に成績が振るわず自信を失いかけていたが、師匠が昇段争いをすることを予言し実際に最終日までもつれ込んだ。5勝13敗が13勝5敗と逆になったことから、師匠の言葉通り自信をもって指すことの重要さを認識したという[8]

生まれ育った街・神楽坂を愛する[4]。謙虚で真面目な性格で、奨励会時代は「正座を崩さない記録係」として知られ「15時間連続正座」の伝説を残す[4]

2019年、台湾で行われた第4期叡王戦開幕局の記録係を担当。これが初海外だった[9]

趣味・嗜好編集

将棋連盟の囲碁部に所属し[4]、師匠の鈴木大介九段と一緒に活動。2016年より鈴木から引き継ぎ部長も務めている。「囲碁は小学6年生の時に父親に教えてもらって覚えた」と本人は語っており[10]、2016年の時点でアマチュア5級くらいの棋力だという[11]。2015年には囲碁棋士の大橋拓文六段のネットラジオ番組『大橋プロのスペースマンでGO!』にゲスト出演している[10]

昇段履歴編集

昇段規定は、将棋の段級 を参照。

  • 2008年4月 6級 = 奨励会入会
  • 2010年3月 初段
  • 2011年2月 二段
  • 2012年8月 三段
2012年度後期(第52回)より三段リーグ参加
  • 2015年4月1日 四段(第56回奨励会三段リーグ準優勝) = プロ入り[1]
  • 2019年7月25日 五段(勝数規定)[2]
  • 2020年6月4日 六段(竜王ランキング戦連続昇級)[3]
  • 2021年5月6日 七段(竜王ランキング戦通算3回優勝)[5]

在籍クラス編集

竜王戦と順位戦のクラスは、将棋棋士の在籍クラス を参照。

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c 新四段誕生のお知らせ日本将棋連盟 2015年3月14日
  2. ^ a b 梶浦宏孝四段が五段に昇段|将棋ニュース|日本将棋連盟” (日本語). www.shogi.or.jp. 2019年7月27日閲覧。
  3. ^ a b 梶浦宏孝五段が六段に昇段|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟 (2019年6月8日). 2020年6月9日閲覧。
  4. ^ a b c d 【王手報知】梶浦宏孝六段「大きな経験」頂点知らずの25歳が見た羽生九段の震える右手指先” (日本語). スポーツ報知 (2020年9月1日). 2021年1月29日閲覧。
  5. ^ a b 梶浦宏孝六段が七段に昇段|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟 (2021年5月7日). 2021年5月7日閲覧。
  6. ^ 将棋世界 2015年5月号 33P
  7. ^ 鈴木大介八段の魅力溢れるインタビュー。将棋観、弟子、将来など。日本将棋連盟モバイル「好局振り返り」” (日本語). 将棋ワンストップ・ニュース. 2021年1月29日閲覧。
  8. ^ 将棋世界 2015年5月号 236P
  9. ^ 台湾での叡王戦第1局” (日本語). 47NEWS. 2021年2月2日閲覧。
  10. ^ a b 中原誠十六世名人も参加、将棋連盟囲碁部の活動に潜入|将棋コラム|日本将棋連盟” (日本語). www.shogi.or.jp. 2021年4月4日閲覧。
  11. ^ 日本棋院では、希望すれば級位者にも免状(級位により文言が異なる)を発行する。

関連項目編集

外部リンク編集