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漆原 裕治(うるしはら ゆうじ、1978年8月21日 - )は、靴屋ハルタ』の営業マン。YouTuberTBSSASUKE』の3人目の完全制覇者であるとともに、唯一2回制覇している。身長163cm、体重55kg。東京都出身。チームUnlimited Clifer(英語)所属。

目次

人物編集

7歳の時に父を亡くし[1]、現在は母と2人暮らし。小学校の頃から体操を始め、高校入学後も体操部に入部するも程なくして部員数の関係で廃部となる。その後は帰宅部となるが体は鍛え続けており、全盛期には自室に簡易版のクリフハンガーを作って以後、後述の2度の完全制覇を成し遂げるその日まで毎日練習していたり、余暇の殆どを自宅付近の身の回りの物を使って懸垂のトレーニングにあてていた頃があった。高校卒業後は紳士靴・ローファーを製造する靴のメーカー、ハルタに就職。就職後も会社のビル屋上でトレーニングすることを日課にしていた。ある時期、お台場にSASUKEの実寸大セットが置いてあった。興味本位で挑戦してみると一発でクリアした。これがきっかけでSASUKEの予選会やイベントに呼ばれるようになり、30歳の時に第21回大会本戦に出場することとなった。初出場以降は2度の完全制覇を成し遂げる等の目覚ましい活躍を見せ、SASUKEオールスターズより若い実力選手を総称したSASUKE新世代のリーダーと呼ばれている。

SASUKEでの戦歴編集

大会ごとの戦歴編集

第20回大会以前編集

第11回前のモンキーバーズ(100mうんてい)、第13回前のSASUKEトライアル(ジャンプハングリタイア)、マッスルパーク予選会(第19回大会)、第20回予選会などに参戦するも全て予選落ちという結果に終わる。

第21回大会~第23回大会編集

第21回前には、山田勝己の地元、兵庫県三木市で行われたイベント「BUG in MIKI Vol.8」のSASUKEセットの決勝戦(パイプスライダー、ランプグラスパー、そそり立つ壁、デビルステップス、サーモンラダー3段、新クリフハンガーの順番で構成されたタイムアタックで、予選との違いはタイムアタックの有無とクリフハンガーの感覚幅が実物と同じ設計)を、当時お台場にあったマッスルパークを完全制覇した上位8人によって結成されたグループ「関東組」の中でただ1人完全制覇(51秒54)したことがきっかけで後日、TBSから自宅に招待状が送られて本戦出場が決定。攻略する道中を見ていた山本進悟もこれには舌を巻き、この模様は『サスケマニア』でも放送されてオールスターズの山田が漆原に握手してサイン色紙を送る場面もあった。尚、予選に参加した54人中、一般人の殆どがクリア出来ない中、決勝に進出した10人の内の殆どが関東組で決勝戦終了後、エキシビションとして秋山和彦以外のSASUKEオールスターズ白鳥文平のみ腰痛のため競技は行わず)と参加した。また、当時無名であった又地諒森本裕介は決勝戦に進出していたが、結果は2人とも最終エリアの新クリフハンガーの2本目から3本目への飛び移り失敗でリタイヤ。

初出場である第21回は本番直前、緊張した漆原にフライングシュートは怖がらずに行けばクリアできると山田勝己からアドバイスを受けてリラックスしたが皮肉にもアドバイスを受けたエリアで落水してリタイア。放送では全カットだったが、『サスケマニア』にて放送された(ゼッケン72)。

第22回に予選会(サスケマニアより、マッスルミュージカルのメンバー同士の対決企画で実施されたトランポリンジャンプ)を見事突破し、1stを7.51秒残しの最速タイムで初のクリア。勢いにのって2ndもクリアし、自身初となる3rdでは2人で暮らしている「母に(息子が頑張っている姿を見せて)喜びの声を届けたい」という気持ちで大会に望んでいる事がVTRで明かされ、前半の慣れないエリアはぎこちない所もあったが、仲間の応援に応える形で新クリフハンガーをクリアした後は非常に良いテンポで第18回のリニューアル後初かつ3rdを初挑戦でファイナリストという快挙を成し遂げる。FINALではゴールボタン手前残り約1mでタイムアップしたものの、最優秀成績者となる(ゼッケン77)。

第23回は前回の活躍もあり、ゼッケンは99と大躍進。出番前に少し緊張していたが1stは後半が少しぎこちなかったものの無事突破してインタビューでは(精神的には)ギリギリで、前回より落ち着いている分辛かったと語り、2ndではアンステーブルブリッジで、1枚目に飛び移る際に片手が外れ、もう片方の手で支えると言う奇跡的なリカバリーを見せたものの、着地で重心が後ろに行ってしまいさらに2枚目の板もつかみ損ね無念の落下(ゼッケン99)。

第24回大会編集

第24回は1stを24.35秒残しの最速タイムで突破し、前回落ちた2ndアンステーブルブリッジは仲間との強化合宿で手を氷水で冷やした状態だろうとどんなコンディションであっても確実にクリアできるよう練習した成果もあり、危なげなく攻略。3rdスパイダーフリップでは先に挑戦した田島直弥のように、腕だけで進むパフォーマンスを見せた。危なげなく3rdを突破し、ファイナリスト5人のうちの一人となる。Gロープ対策にゴム足袋を利用し、史上3人目の完全制覇を達成(ゼッケン93)。その後のインタビューで彼は「自分がここまで来れたのは仲間達のおかげなので、よかったです。」と言った、そして「でも(自分は)オールスターズを目指してきたので、これ(完全制覇)はオールスターズがいなかったら無かったと思うので本当に感謝しています。」とオールスターズに向けて感謝の言葉を語っている。史上4人目となる2度目の最優秀成績者となる。 また、完全制覇の賞与として、かつての賞金200万円ではない代わりに当時、スポンサー企業の日産からフーガ(車)が贈呈された。 なおゴム足袋使用はルール違反ではないので、今大会のファイナルでファイナリスト5人のうちのリー・エンチ以外の4人が使用していたのだが、多くの視聴者が漆原裕治だけが使用したと勘違いし、第24回放送終了後に「あの長靴フェアじゃない」というクレームがたくさん来てしまった。

第25回大会~第26回大会編集

第25回はゼッケン100を背負い秋山和彦長野誠がリタイアする中1st復活エリアローリング丸太で回ったことで目を回す場面もありながら見事1stを突破。しかし2ndのダブルサーモンラダーで1つ目から2つ目へ移動する際に一段上を狙おうとしたためバーが脱線、落下はしなかったものの、その後着水した。その後のインタビューで「ここで落ちるとは思わなかった」と語っている。この脱落により、完全制覇者3人はここまでで全滅。

第26回は手前に挑戦した長野誠が初の2大会連続1stリタイヤする場面を見て、緊張が増す中、VTR上で「前回(大会で長野が落ちた後の不安や完全制覇者としてのプレッシャーを感じる中)100番で長野さんの次にやるっていう状況になった時は緊張しました。」と語っており、本番では緊張が解けないままでの挑戦となり、新エリアローリングエスカルゴにかなり苦戦しながらもジャンピングスパイダーに到達。その時、一度入り口付近に貼り着くも、バランスを崩し落下したが、なんとトランポリンの上に背面から着地して驚異のリカバリーをした後2度目のトライで無事クリアするも次エリアのハーフパイプアタックで、時間との戦いになる中、1発で着地出来ず、両足を使って2振り目で落ち着いて着地したものの、先程のミスとリカバリーと緊張が混ざって動揺していた為か着地直後、急にバランスを崩して落水し無念のリタイヤ。(ゼッケン100)。挑戦後のインタビューでは「情けなかったです。すみません。」と涙ながらに語った。

第27回大会編集

第27回大会では長野誠の前となる99番のゼッケンでの挑戦。前回のローリングエスカルゴで痛感したという三半規管の弱さを地元の高校の体育館を借りて三半規管を徹底的に強化するだけでなく、ファイナルの綱登りまでもトレーニングした成果が出て15.08秒を残して1stステージをクリアした。続く2ndステージもダブルサーモンラダーは自宅前の公園にある鉄棒で「押す懸垂」をイメージしたトレーニングで対策を積んだことがVTRにも取り上げられ、余裕のクリア。3rdステージでは、挑戦前のVTRで第22回のSASUKE本戦出場が決まるずっと前から毎日クリフハンガーの練習を怠らずに積んでいた事が明かされ、漆原自身も「これを毎日しないと、(3rdは)クリア出来ないです。」と語るほど3rdの意気込みの甲斐もあって、他の選手一同がアルティメットクリフハンガーでリタイヤする中で、軽々と攻略し、自身3度目のファイナルへと駒を進めた。ファイナルでは、前回の完全制覇時にクレームが多かったというゴム足袋を封印、6秒71残しで自身2度目の完全制覇を達成した。インタビューでは、「もう…言葉にならないですね。人生ってこんな事があるんですね。もうSASUKEは、辛い事も、楽しい事も、全部与えてくれた物だったので、もう無我夢中で、(綱を)心を込めて登りました。」と語った。これで自身3度目の最優秀成績者となった。

第28回大会~第31回大会編集

第28回大会ではゼッケン88で出場。自身初のゼッケン80番台での挑戦となった。1stは21.37秒残して最速クリア。2ndは、初の水中エリアであるバックストリームに対し、「泳ぎはあまり得意ではない」と不安を語っていたが、なんとか2ndをクリア。自身初の2大会連続での2ndステージクリアとなった。競技終了後のインタビューでは「今までの2ndの中で一番疲れました。」と答えた。3rdステージのクレイジークリフハンガーで脱落。自身初の3rdステージでのリタイアとなったが、同じく自身初2大会連続または4度目の最優秀成績者となる。

第29回大会は2大会ぶりにゼッケン99で出場。1stステージを攻略したが、2ndのバックストリームで後少しのところで波に押し戻されてしまいタイムアップ。第25回大会以来となる2ndステージでリタイアした。

第30回はゼッケン2993で出場。1stはクリアしたが、2ndバックストリームに苦戦し、ウォールリフティングでタイムアップ。自身初の2大会連続で2ndステージリタイア。

第31回はゼッケン99で出場。1stステージの新エリア、タックルで脚力を消耗し、そり立つ壁を越えることができず、無念のリタイア。自身初の1stタイムアップでのリタイアとなった。競技終了後も確かめるようにエリアに挑戦するが壁に手をかける事ができず、インタビューでも憔悴した表情で「こんなに完全制覇が遠く見えたのは初めてかもしれないですね」とコメントした。

第32回大会~編集

第32回は前回のタックルでの脚力の消耗を受け、下半身強化に勤しんできたが、新エリア・ダブルペンダラムの飛び移りに失敗してしまい、まさかの落水。自身初の2大会連続1stステージリタイアとなった(ゼッケン89)。

第33回は前回同様ゼッケン89で出場となったが、ローリングヒルの上りでローラーを回転させてしまいそのまま落水してリタイア。前回からさらに成績が低迷する形となり、これで3大会連続の1stリタイアとなる。

第34回に向け、漆原は近年続いてきた1stリタイアによる成績の低迷を「不甲斐ないもの」であったとし、1stでリタイアを喫した時は引退すると宣言、不退転の覚悟を以て大会に臨んだ。第31回以来のゼッケン99で出場し、見事借りを返す11.87秒残しでのクリア。クリア直後は感極った様子で「完全制覇より全然嬉しいです」と語り、インタビューでは「仲間の応援があったからできました、良い仲間に恵まれて僕は幸せです」と語り、共にSASUKEに挑んできた選手達への感謝の言葉を述べた。およそ3年ぶりに挑んだ2ndでは、以前にも苦戦したバックストリームで体力と時間を消耗。直後のリバースコンベアの最中にタイムアップとなり2ndステージリタイア。3rd進出とまでは至らなかった。

第35回は前回超えたそり立つ壁でスタミナ切れを起こし壁を登ることが出来ずタイムアップ(ゼッケン95)。

大会別成績編集

大会 ゼッケン STAGE 記録 備考
第21回大会 72 1st フライングシュート 網への移行失敗、サスケマニアにて放送
第22回大会 77 FINAL Gロープ 残り約1m、最優秀成績
第23回大会 99 2nd アンステーブルブリッジ 着地失敗
第24回大会 93 FINAL 完全制覇 残りタイム 3.57秒、最優秀成績
第25回大会 100 2nd ダブルサーモンラダー 2基目への飛び移り
第26回大会 100 1st ハーフパイプアタック 着地失敗
第27回大会 99 FINAL 完全制覇 残りタイム 6.71秒、最優秀成績
第28回大会 88 3rd クレイジークリフハンガー 4本目への飛び移り、最優秀成績タイ
第29回大会 99 2nd バックストリーム タイムアップ
第30回大会 2993 2nd ウォールリフティング タイムアップ
第31回大会 99 1st そり立つ壁 タイムアップ
第32回大会 89 1st ダブルペンダラム サンドバッグから落下
第33回大会 89 1st ローリングヒル 上り
第34回大会 99 2nd リバースコンベア タイムアップ
第35回大会 95 1st そり立つ壁 タイムアップ

通算成績編集

出場数 2nd進出 3rd進出 FINAL進出 最優秀成績
15回 9回 4回 3回 4回
  • 2018年 第35回大会終了時

最速タイム編集

大会 STAGE 制限時間 残りタイム クリア人数 備考
第22回大会 1st 120秒 7.51秒 5人
第24回大会 1st 120秒 24.35秒 12人
第28回大会 1st 105秒 21.37秒 5人

テーマ曲編集

専用のBGMがテーマソングとして存在する。

曲名 出典 初使用回  備考
BLOOD+ Grand Theme BLOOD+ 22回 27回までテーマソングとして使用された
Sudden Assault テイルズ オブ ジ アビス 22回 2nd専用テーマ曲、27回までテーマソングとして使用された
「ログ・ホライズン」メインテーマ ログ・ホライズン 31回

特筆編集

  • パワー系エリアでの苦戦が見られ、第30回では、2ndのウォールリフティングでタイムアップし、第31回では1stのタックルで脚力を消耗した結果、そり立つ壁を登れずタイムアップとなっている。
  • 幼少時代に海で溺れた経験から、長らく泳ぐことに恐怖心を抱いていた。高校時代に特訓し、恐怖心を克服したものの、前述のとおり水泳は(あくまでアスリートと比べてだが)苦手としている。
  • 2016年2月に「クレイジークリフハンガー」のトレーニング動画を投稿したことを機に、自身のYoutubeチャンネルを開設。SASUKEのエリアトレーニングの様子を撮影した動画等をアップロードしており、共にSASUKEに挑戦している選手が動画に出演することも多い。特に日置将士又地諒の出演頻度が非常に高く、昨今では彼らとプライベートで遊びに興じる動画も見ることができ、普段からの親交の深さが窺い知れる。日置の自宅が動画撮影の舞台になる事も多い。時にはコメント欄に寄せられる出演者リクエストに応じた動画をアップロードしSASUKEファンを喜ばせており、リラックスした雰囲気でのインタビュー等で新世代のリーダーらしい姿を見せている。自己紹介時は「はいどうも~、漆原ですけれども~」と言うのがお約束。
  • 大会には白、黒、紺等のMoveSportの半袖に黒の短パンの服装で挑んでおり、YouTubeやプライベートの運動着にはこれの長袖版を愛用している。

本大会以外での出来事編集

  • 朝の番組と番組の間に放送された第27回大会放送直前の短編特集で 2010年8月、アメリカ版SASUKE、「Ninja warrior」のロサンゼルスで行われたSASUKE予選会に、長野誠、奥山義行と共にゲスト出演の招待状が届き、トップスター選手兼、特別ゲストとして出場した。会場では現場関係者の機転で当初予定には無かったデモンストレーションを突如行う事になったが、観客一同は多いに盛り上がり、奥山が予選のステージを時折遊びながらクリアするという圧巻のパフォーマンスを見せ、漆原自身も現役選手としてしっかりとステージをクリアする一方で長野がトランポリンの踏み込みをミスして落水してしまった一面もあった。イベント中は握手会やサイン会を開いてファンサービスを行う中で、会場にいた当時のアメリカ代表選手、ブライアン・オロスコとも交流し今大会のSASUKEへの意気込みを通じて、奥山、長野と共に改めて英気を養った。
  • 「肉体改造訓練」という肉体派向けの本の表紙を飾るモデルに一時期採用された事もあった。

脚注編集

  1. ^ 第25回の1stのナレーションより

外部リンク編集