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睡蓮 (モネ)

モネが睡蓮を題材に描いた一連の絵画の総称

睡蓮』 (すいれん、フランス語: Les Nymphéas)は、フランスの画家クロード・モネが、水生植物睡蓮を題材に描いた一連の絵画の総称。モネの代表作の一つである。

『睡蓮』
: Les Nymphéas
睡蓮
作者 クロード・モネ
製作年 1920年-1926年
種類 キャンバス油彩
寸法 219 cm × 602 cm (86 in × 237 in)
所蔵 オランジュリー美術館[1]フランスパリ

多数制作されており、2018年にも、行方不明になっていた作品『睡蓮 柳の反映』(松方コレクションの一部)が仏ルーブル美術館で再発見され、修復中であることが公表されている[2]

目次

ギャラリー編集

「睡蓮」大装飾画編集

モネが最晩年に制作した「睡蓮」大装飾画は、テュイルリー公園内のオランジュリー美術館に収められている。

第1室
  『日没』200 × 600 cm。
  『雲』200 × 1,275 cm。
  『緑の反映』200 × 850 cm。
  『朝』200 × 1,275 cm。
第2室
  『樹木の反映』200 × 850 cm。
『朝の柳』200 × 1,275 cm。
  『2本の柳』200 × 1,700 cm。
  『柳のある明るい朝』200 × 1275 cm。

市場の評価編集

睡蓮の作品自体200点以上もあるため、個々の作品の市場評価は様々である。2014年5月に米国ニューヨークオークションに出品された作品は、2,400万ドル(手数料込み2,700万ドル)の値で落札された[5]

「モネの庭」と「モネの池」編集

作品が描かれた池がある家はモネが1883年春から暮らし、フランス北部ジヴェルニーに保存されている。描かれた庭は自然の産物でなく、モネが庭師を雇って整備した。池はセーヌ川支流と水を行き来させて濁りを防ぎ、睡蓮は増えすぎないように鉢植えとした。

日本の高知県安芸郡北川村は、フランス側財団の許可と協力を得て睡蓮の池を再現し、2000年4月19日に「北川村モネの庭マルモッタン公園」を開設した。

豊橋総合動植物公園愛知県豊橋市)の「モネコーナー」には、ジヴェルニーから譲り受けた睡蓮、しだれ柳、藤が植えられている。このほかにもジヴェルニーから直接・間接的に株分けされた睡蓮が大原美術館岡山県倉敷市)、愛知大学(名古屋キャンパス)、町立湯河原美術館(神奈川県足柄下郡湯河原町)にある。

「睡蓮」は、それに触発された画家も多い。湯河原美術館に作品館が設けられている平松礼二は睡蓮をテーマとした作品も描き、一部はジヴェルニー印象派美術館にも所蔵されている。大原美術館には福田美蘭「モネの睡蓮」(2002年)がある[6]

日本画家の平松礼二は、オランジュリー美術館で見た『睡蓮』に感動して同じ題材を日本画で描くようになり、それを知ったモネ財団からジヴェルニーの苗を株分けされた。鎌倉の自宅にある鉢で増やした後、軽井沢に持つアトリエの庭に、ジヴェルニーを模して池を作って植えた[7]

また、岐阜県関市板取にある根道神社参道脇の池が、植えられた睡蓮によりモネの絵画のように見えることから「モネの池」と呼ばれるようになり、観光地化している[8]

脚注編集

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注釈編集

出典編集

  1. ^ 布施英利『パリの美術館で美を学ぶ ルーブルから南仏まで』光文社、2015年、75頁。ISBN 978-4-334-03837-3
  2. ^ モネ 幻の「睡蓮」発見 / ルーブル 半分欠損、修復中『読売新聞』朝刊2018年2月27日(社会面)
  3. ^ Water LiliesMuseum of Fine Arts, Boston
  4. ^ Water LiliesMuseum of Fine Arts, Boston
  5. ^ “中国人がモネの名画「睡蓮」を2700万ドルで落札、日本のバイヤーも注目 - 中国メディア”. レコードチャイナ (レコードチャイナ). (2014年5月10日). http://topics.jp.msn.com/world/china/article.aspx?articleid=4343166 2014年5月10日閲覧。 
  6. ^ 世界と日本・大図解シリーズ(No.1356)モネの庭東京新聞』朝刊2018年6月3日(別刷り)2018年6月14日閲覧。
  7. ^ 【こころの玉手箱】日本画家 平松礼二(1)/軽井沢に作った「睡蓮の池」モネの庭に日本の自然日本経済新聞』2018年8月20日(夕刊文化面)2019年6月23日閲覧。
  8. ^ モネの池岐阜県観光連盟・ぎふの旅(2018年3月17日閲覧)

参考文献編集

外部リンク編集