遠藤響子
遠藤 響子(えんどう きょうこ、1959年〈昭和34年〉[1]3月17日 - )は、日本のシンガーソングライター、女優、ラジオパーソナリティ。静岡県出身[1]。名古屋芸術大学音楽部器楽科ピアノ専攻卒業[1]。1997年までの旧芸名は遠藤 京子(読み同じ)。
遠藤 響子 | |
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別名 | 遠藤 京子 |
生誕 | 1959年3月17日(65歳) |
出身地 | 日本 静岡県 |
学歴 | 名古屋芸術大学音楽部器楽科 卒業 |
ジャンル | ポップス、ジャズ |
職業 | 歌手、作詞家、作曲家、女優 |
担当楽器 | 歌、ピアノ |
活動期間 | 1981年 - |
レーベル |
ビクター音楽産業(1981年 - 1985年,1999年,2018年) CBS・ソニー(1988年 - 1989年) ファンハウス(1990年 - 1995年) Pure Mode Records(1998年 - ) NHK出版(2015年,2017年) |
事務所 |
モス・ファミリィ(1981年-?) Pure Mode Records(1998年 -) |
公式サイト | オフィシャルサイト |
略歴
編集1979年世界歌謡祭にコーラスとして出演時、ビクター音楽産業の谷田郷士からスカウトされる[2]。1981年11月、同社から筒美京平作曲のシングル「告白テレフォン」でデビュー。「確かな歌唱力に裏打ちされた実力派歌手」と評される[3]。
1stアルバムまではアーティスティック性を兼ね備えたアイドルという位置づけであり、ビクターの方針で松本伊代の翌月にデビューとなった。
3rdシングルより現在までほぼ自作自演によるシンガーソングライターとして活動。多数のシングル・アルバムを発表する。
歌手と並行して女優活動も行いテレビドラマ『3年B組貫八先生』などに出演。ラジオパーソナリティは2018年現在も出演している。
1984年に明石家さんま演ずるサラリーマンの妻役で出演したTBSドラマ『離婚テキレイ期』の主題歌「雪が降るまえに」がヒット[4][5]。
1980年代後半から小川範子、永井真理子、長山洋子、渡辺美奈代、酒井法子などに楽曲を提供している。
1998年に遠藤京子から遠藤響子に改名[1]するとともに、プライベートレーベル『Pure Mode Records』を発足。
2012年8月には、日本テレビ系列『24時間テレビ 「愛は地球を救う」35』に出演。当年、チャリティーマラソンランナーとして完走した北斗晶・佐々木健介一家のゴール後に、自身のナンバー『輝きたいの』をピアノで弾き語りした。同曲は1984年、TBS系列にて放送された女子プロレスをテーマにした今井美樹主演・山田太一脚本のドラマ『輝きたいの』のテーマ曲であり、北斗の人生に大いなる影響を与えたという。番組の反響から『輝きたいの(ライブ・バージョン)』はAmazon MusicMP3配信1位、レコチョクデイリーランキング15位を獲得し、翌月28年ぶりに「輝きたいの(オリジナル・バージョン)」が配信リリースされた。いずれも好評であったことから、同年12月には『ゴールデン☆ベスト 輝きたいの Victor Years 1981-1985(+’99)』のCDリリース、その同日と翌年1月にはビクター時代の全音源がリマスタリング配信された[6]。
ディスコグラフィ
編集特記以外作詞・作曲:遠藤京子
シングル
編集- 告白テレフォン(1981年11月21日、ビクター)
- 片方だけのイヤリング(1982年5月21日、ビクター)
- 作曲:筒美京平/編曲:奥慶一
- ひとり・ナルシス(1982年10月21日、ビクター)
- 編曲:難波弘之
- Dear mr.(1983年2月21日、ビクター)
- 編曲:安藤まさひろ
- 輝きたいの(1983年5月5日、ビクター)
- 雪が降るまえに(1984年10月21日、ビクター)
- Be Love(1985年3月21日、ビクター)
- 作詞:鈴置由紀子・月代京平/作曲:月代京平/編曲:井上鑑
- Jenny Fey(1988年4月21日、CBS・ソニー)
- 編曲:細井豊
- 愛を与えられないまま(1991年9月25日、ファンハウス)
- 編曲:萩田光雄
- 祈り(1992年2月1日、ファンハウス)
- 編曲:菅野よう子
- 素足のままで(1992年3月25日、ファンハウス)
- 編曲:菅野よう子
- 恋を知りはじめたから(1992年7月1日、ファンハウス)
- 編曲:菅野よう子
- 恋人になりたい(1992年9月26日、ファンハウス)
- 編曲:菅野よう子
- 27才の青春(1993年3月1日、ファンハウス)
- 編曲:菅野よう子
- 大好きな友達(1993年6月2日、ファンハウス)
- 編曲:菅野よう子
- 白いスニーカー(1993年9月1日、ファンハウス)
- 編曲:菅野よう子
- ショーウインドウの涙(1994年3月24日、ファンハウス)
- 編曲:大村雅朗
- 好きと言わないほうがいい(1995年4月26日、ファンハウス)
- 編曲:菅野よう子
- 走れ走れ(1999年11月20日、ビクター)
- 編曲:菅野よう子
- テレビ東京系アニメ『地球防衛企業ダイ・ガード』エンディングテーマ
配信専用
編集- もう一度会いたい~Bonne nuit 作詞・作曲
- 2015年7月10日 『徒歩7分』オリジナルサウンドトラック NHK出版
- NHK プレミアムよるドラマ『徒歩7分』テーマ曲
- ワイルドフラワー アシガールバージョン 作詞・作曲
- ワイルドフラワー 作詞・作曲 (編曲:光田健一)
- 2018年5月29日 ビクター
- 土曜時代劇『アシガール』テーマ曲
アルバム
編集- オペレッタ(1981年12月21日、ビクター)
- Green Room(1983年2月21日、ビクター)
- 夢見るスター(1985年3月21日、ビクター)
- Girl life(1988年4月21日、CBS・ソニー)
- サバ・エ・トワ?(1989年9月21日、CBS・ソニー)
- 恋愛(1992年3月25日、ファンハウス)
- 恋人になりたい(1993年3月1日、ファンハウス)
- 冬の庭(1993年11月26日、ファンハウス)
- 好きと言わないほうがいい(1995年11月25日、ファンハウス)
- ホッチキス(1999年1月21日、Pure Mode Records)
- こういうことなんだろう(2001年2月3日、Pure Mode Records)
- kyk style(2003年9月3日、Pure Mode Records)
- 愛のおはなし(2007年11月23日、Pure Mode Records)
- 月の光 〜Clair de Lune〜(2011年11月21日、Pure Mode Records)
ベスト・アルバム
編集- Ballad Best(1992年11月26日、ビクター)
- ゴールデン☆ベスト 輝きたいの Victor Years 1981-1985(+'99)(2012年12月19日、ビクター)
- ゴールデン☆ベスト Limited もう一度会いたい 1988-1995(+'15)(2016年3月28日、ソニー・ミュージックダイレクト ※オーダーメイドファクトリー[SonyMusic Shop直販限定])
- ワイルドフラワー Best of Pure Mode Years 1999-2018(2018年6月20日、ビクター)
主な楽曲提供
編集曲名の隣に特記の無いものは作詞・作曲
- 石嶺聡子
- 私らしく
- あやまち
- 今しかない“ありがとう”
- 思い切り泣いてもいいよ
- イルカ
- 手をつないでもいいかしら
- 岩崎宏美
- Call Me
- Wink
- 大浦みずき
- 忘れられない
- 小川範子
- B.F.(作曲)
- 彼女になりたい
- 恋をしようと思う
- BLUE SKY
- 禁じられた愛情
- 貴島サリオ
- あきらめないで(作詞)
- Saturday Night Halloween
- 研ナオコ
- 銀の針
- 酒井法子
- ALL RIGHT
- ダイヤモンド☆ブルー
- 微笑みを見つけた(作詞)
- 正しいパーティ(作詞)
- うれし涙
- TUESDAY TIKI(作詞)
- 泣いてなんかいないわ
- 終わらない物語を
- 永遠の宝物
- 桜井智
- ダイヤリィ(作曲)
- sarah
- 存在(作詞)
- がんばらなくてもいいよ
- 天真爛漫(作詞)
- あたたかな夢(作詞)
- 光と影(作詞)
- 島崎路子
- クロッカス・ヒルで逢いましょう(作曲)
- 世界でいちばんちいさな海(作曲)
- いつか見たそよ風(作曲)
- 白鳥英美子
- Book of my life(作詞)
- 想い焦がれて
- 須賀響子
- 黄色いハンカチ(作曲)
- みんなの願いただひとつ(作曲)
- 須藤薫&杉真理
- NO PLAN(作詞)
- ダイヤオ
- 二人の行方(作詞)
- 谷村有美
- 幸せ探して
- 永井真理子
- 中嶋美智代
- 赤い花束(作詞)
- ひなげし
- 天文台と海岸(作詞)
- 恋の歌(作詞)
- 初恋通り
- 春夏秋(作詞)
- Merry X'mas to me(作詞)
- 何が足りないの?〜お正月編〜
- 山羊座の下で
- いじわるなValentine
- 日記の鍵貸します
- 長山洋子
- 西田ひかる
- 守りたいの…(作詞)
- BIBIDEBU
- きのうとは大違い
- 濱田マリ
- フツーで行こう
- いつかフツーで行こう(作詞・共作曲)
- It's My Life
- 松村雄基
- 小説家のように
- 光岡ディオン
- 片方だけのイヤリング(作詞)
- 葉山レイコ
- 何、してた?(作曲)
- 辺見えみり
- 笑顔を見せて(作曲)
- 松本伊代
- 赤いリボンのプレゼント
- エリオット
- ロンリーハネムーン(作詞)
- 森山良子
- たとえ毎日が(作詞)
- 山瀬まみ
- あなたとあなた〜Toi et toi〜
- Go to PARADISE
- YOU
- 愛したい(作曲)
- 吉田真里子
- 拝啓、愛しの友達
- 陽ざしのソリチュード
- さびしがりやのヒットパレード
- Roman
- 鷲尾いさ子
- True Love(作曲)
- 渡辺満里奈
- 退屈と揺り椅子(作曲)
- 渡辺美奈代
出演
編集テレビドラマ
編集- 3年B組貫八先生(1982年4月 - 1983年3月、TBS) - 月代早苗 役
- ポーラテレビ小説 千春子(1983年10月 - 1984年3月、TBS) - 久里子 役
- 青春泥棒・徹と由紀子(1984年4月 - 7月、TBS) - 早苗 役
- 離婚テキレイ期(1984年10月 - 12月、TBS)柏木奈緒 役
- 銀河テレビ小説 まんだら屋の良太(1986年2月、NHK) - 久子 役
- 金曜女のドラマスペシャル 冷たい夏〜女子大生就職活動日記(1986年8月、フジテレビ)
- 親子万才(1987年1月 - 3月、TBS)
- 東芝日曜劇場 女ですもん(1992年1月、TBS)
映画
編集- それから(1985年)久米香 役
- ビリィ★ザ★キッドの新しい夜明け(1986年) - オリーブ 役
- Beautiful Sunday(1998年)落合香子 役
ラジオ
編集- 音楽講座シリーズ(1982年7月 - 1986年4月、NHK-FM)レギュラーアシスタント
- 午後のサウンド(1985年4月 - 9月、NHK-FM)
- 京子の浮気でナイト(1982年1月 - 1985年3月、東海ラジオ)
- 響子の本気でナイト(2011年4月 - 2022年3月、東海ラジオ)
- ウィークエンド・イングス(1984年、MBSラジオ)
関連人物
編集脚注
編集出典
編集- ^ a b c d 公式プロフィール 2014年2月16日閲覧。
- ^ 秘密の花園coco club 2013年7月24日
- ^ 田家秀樹、前田祥丈『J-POP CDで聴く名盤・名曲』日本文芸社、1995年、78頁。ISBN 4537024542。
- ^ “遠藤京子、大きな反響を受けベスト盤発売”. BARKS. (2012年12月18日) 2014年2月16日閲覧。
- ^ “遠藤京子、ビクター時代のベストCDと全曲配信が決定”. MUSICMAN-NET. (2012年12月18日) 2014年2月16日閲覧。
- ^ “遠藤京子 北斗晶を支え続けた話題のエールソング「輝きたいの」が配信ヒット中!ビクター時代のベストCDと全曲配信が決定!CDは12月19日、全曲配信は12月19日と1月9日に発売!”. 有限会社インターライズ (2012年12月18日). 2024年3月8日閲覧。
外部リンク
編集- Kyoko Endo-Pure Mode Records - オフィシャルサイト
- 秘密の花園 coco club - オフィシャルブログ
- 遠藤響子 (@kyoko_endo) - X(旧Twitter)
- 遠藤響子 (kyokoendoofficial) - Facebook
- kyoko endo 遠藤響子 (@cocoendo) - Instagram