株式会社雪国まいたけ(ゆきぐにまいたけ、: YUKIGUNI MAITAKE CO.,LTD.[3])は、まいたけエリンギぶなしめじ本しめじはたけしめじマッシュルームなどのキノコの栽培、及びそれらを材料とした加工食品健康食品を製造・販売する企業である。

株式会社雪国まいたけ
YUKIGUNI MAITAKE CO.,LTD.
雪国まいたけ本社
種類 株式会社
機関設計 監査等委員会設置会社[1]
市場情報
東証プライム 1375
2020年9月17日上場
本社所在地 日本の旗 日本
949-6695
新潟県南魚沼市余川89番地
北緯37度4分41.3秒 東経138度52分30秒 / 北緯37.078139度 東経138.87500度 / 37.078139; 138.87500座標: 北緯37度4分41.3秒 東経138度52分30秒 / 北緯37.078139度 東経138.87500度 / 37.078139; 138.87500
設立 1983年(昭和58年)7月
業種 水産・農林業
法人番号 1010001185037 ウィキデータを編集
事業内容 まいたけエリンギぶなしめじ等の生産販売、及びきのこ加工品の製造販売
代表者 湯澤尚史代表取締役社長
資本金 1億円
(2022年3月31日現在)[2]
発行済株式総数 3991万700株
(2022年3月31日現在)[2]
売上高 連結: 324億4400万円
単独: 303億5700万円
(2022年3月期)[2]
営業利益 連結: 49億7500万円
単独: 39億6500万円
(2022年3月期)[2]
経常利益 単独: 37億2200万円
(2022年3月期)[2]
純利益 連結: 29億9100万円
単独: 19億5300万円
(2022年3月期)[2]
純資産 連結: 104億7000万円
単独: 261億7200万円
(2022年3月31日現在)[2]
総資産 連結: 360億9600万円
単独: 511億9000万円
(2022年3月31日現在)[2]
従業員数 連結: 1,094人
単独: 1,005人
(2022年3月31日現在)[2]
決算期 3月31日
会計監査人 PwCあらた有限責任監査法人[2]
主要株主 株式会社神明ホールディングス 50.07%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 5.89%
BNP PARIBAS SECURITIES SERVICES LUXEMBOURG/JASDEC/FIM/ LUXEMBOURG FUNDS/UCITS ASEETS 3.74%
株式会社日本カストディ銀行(信託口) 3.53%
HSBC BANK PLC A/CM AND G (ACS) 2.37%
SMBC日興証券株式会社 1.54%
STATE STREET LONDON CARE OF STATE STREETBANK AND TRUST, BOSTON SSBTC A/C UK LONDON BRANCH CLIENTSー UNITED KINGDOM 0.67%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 0.66%
JP MORGAN CHASE BANK 385781 0.50%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505019 0.49%
(2022年3月31日現在)[2]
主要子会社 #関連会社参照
関係する人物 大平喜信(創業者)
外部リンク https://www.maitake.co.jp/
特記事項:連結経営指標は国際会計基準のため、売上高は売上収益、純資産は親会社の所有者に帰属する持分、総資産は資本合計。
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沿革 編集

  • 1983年昭和58年)7月 - 株式会社雪国まいたけを設立。五十沢工場を新設し、まいたけの生産販売を開始。
  • 1986年(昭和61年)
    • 本社新築により、新潟県南魚沼市余川89番地に移転。
    • 10月 - 第1バイオセンターを南魚沼市水尾新田に新設し、まいたけの生産を開始。
  • 1988年(昭和63年)10月 - 株式会社雪国商事を設立。当社の各センターで使用する重油等の仕入れ及び一般消費者ヘガソリン等の販売を開始。
  • 1989年平成元年)9月 - 第2バイオセンターを南魚沼市浦佐に新設し、まいたけの生産を開始。
  • 1991年(平成3年)8月 - 有限会社今町興産を設立し、培地副原料の製造を開始。
  • 1992年(平成4年)8月 - 本社内に本社パッケージセンターを新設。
  • 1994年(平成6年)
    • 3月 - 新潟証券取引所地域産業育成部へ上場。
    • 9月 - 第3バイオセンターを南魚沼市新堀新田に新設し、まいたけの生産を開始。
  • 1995年(平成7年)9月 - 五泉バイオセンターを新潟県五泉市中川新字郷屋原に新設し、まいたけの生産を開始。
  • 1996年(平成8年)5月 - まいたけ水煮の自社生産による販売を開始。
  • 1997年(平成9年)4月 - まいたけエキスを凝縮した健康食品「MDフラクション」の製造販売を開始。
  • 1998年(平成10年)3月 - 株式会社トータクを株式取得により子会社とし、加工食品の製造販売に進出。
  • 2000年(平成12年)3月 - 新潟証券取引所と東京証券取引所の合併により東京証券取引所市場第2部に株式を上場。
  • 2002年(平成14年)5月 - 第4バイオセンターを南魚沼市津久野に新設し、エリンギの生産を開始。
  • 2004年(平成16年)6月 - 第5バイオセンターを南魚沼市山崎新田に新設し、ぶなしめじの生産を開始。
  • 2011年(平成23年)1月 - 滋賀パッケージセンターを滋賀県蒲生郡竜王町に新設し、カット野菜の製造を開始。
  • 2015年(平成27年)
  • 2017年(平成29年)7月 - ベインキャピタルが株式会社神明(現・神明ホールディングス)に株式の49%を譲渡[6]
  • 2018年(平成30年)
    • 4月 - 株式会社雪国商事及び株式会社今町興産を吸収合併。
    • 9月 - 滋賀パッケージセンターにまいたけ包装工場を新設し、まいたけの包装を開始。
  • 2019年(平成31年/令和元年)
    • 1月 - 株式会社トータクを吸収合併。
    • 3月 - タカラバイオから同社の保有する瑞穂農林株式会社(本しめじ及びはたけしめじの生産販売)及び株式会社きのこセンター金武(ぶなしめじの生産販売)の全株式を取得し、子会社化。
    • 10月 - 有限会社三蔵農林(マッシュルームの生産販売)の全株式を取得し、子会社化。のち2020年3月2日に、株式会社三蔵農林に商号変更。
  • 2020年(令和2年)9月 - 東京証券取引所市場第一部に上場。上場時にベインキャピタルが売り出した株式の一部を神明ホールディングスが取得し、同社の連結子会社となる[7][8]
  • 2022年(令和4年)
    • 3月 - 株式会社きのこセンター金武を解散。
    • 4月 - 東京証券取引所市場再編に伴いプライム市場へ移行。
    • 6月 - 東京本社を開設し、新潟本社との二本社制とする。
    • 6月 - 監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行。

主な製品 編集

  • 雪国まいたけ極
  • 雪国まいたけ極 白
  • 雪国えりんぎ
  • 雪国ぶなしめじ
  • 大粒丹波しめじ
  • 大黒本しめじ
  • ホワイトマッシュルーム
  • ブラウンマッシュルーム
  • 雪国まいたけが作った家族で飲める青汁

関連会社 編集

  • 瑞穂農林株式会社(京都府船井郡京丹波町)
  • 株式会社三蔵農林(岡山県瀬戸内市)

コマーシャル 編集

1999年(平成11年)からの、郷ひろみを起用したテレビコマーシャル[9]で、一気に知名度が上がった。[要出典]

2006年(平成18年)からははなわによる「雪国もやし」のテレビコマーシャルを放映開始。ベースを弾き語りながら「メチャメチャ高いからみんな絶対買うなよ」(第二弾として「めちゃめちゃ高いからみんな全然売れねぇんだ」もある)とコメディ風に呼びかける異色の内容である[10]はなわがCMの最後に「高いよ」と視聴者に語りかけるように言う部分は、後に「雪国、雪国、雪国もやし」と製品名を連呼する形に差し替えられた。[要出典]なお、高いという歌詞ははなわが創作したものである[10]が、雪国まいたけでは「高い理念」に基づいてこの商品を開発したとしている[11]

2009年(平成21年)からの『雪国やさい革命』のコマーシャルでは「メチャメチャやすい」とアピールしている。「やすい」には、値段だけではなく、使い勝手のし易さという意味もある[12]

2011年(平成23年)の東日本大震災福島第一原子力発電所事故)以降は郷ひろみを再び起用。独自の放射性物質検査を行い、安全・安心をアピールするものとなっている[13]

2018年(平成30年)、新潟テレビ21が企画する Team Eco Project 活動に参加し、環境負荷低減の取り組みを説明するテレビコマーシャルの放送を開始。

2019年(平成31年)、KAT-TUN亀梨和也を起用した「雪国まいたけ 極」のテレビコマーシャルの放送を開始[14]

2021年(令和3年)、俳優の永山瑛太を起用した「雪国まいたけ極」のテレビコマーシャルを西日本中心に放送開始。「まいたけに目覚めよう。」を謳い、雪国まいたけの大株を使った簡単ヘルシーなまいたけ料理をアピールしている。

2023年(令和5年)、俳優の中川大志を起用した「雪国まいたけ極」の新CMを、同年11月6日(月)から関東・近畿・中京・新潟エリアを中心に放映開始。

脚注 編集

  1. ^ コーポレート・ガバナンス - 株式会社雪国まいたけ
  2. ^ a b c d e f g h i j k 株式会社雪国まいたけ『第5期(2021年4月1日 - 2022年3月31日)有価証券報告書』(レポート)2022年6月27日。 
  3. ^ 株式会社雪国まいたけ 定款 第1章第1条
  4. ^ 米ベインキャピタル、雪国まいたけにTOB 最大95億円
  5. ^ “雪国まいたけのTOBとコーポレート・ガバナンス”. 新潟大学経済論集. (2016年3月18日). https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/records/27121#.Yx83TS33JpQ 
  6. ^ “米ベイン、雪国まいたけ株の49%譲渡を発表 コメ卸の神明に”. 日本経済新聞. (2017年7月21日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL21HON_R20C17A7000000/ 2017年11月22日閲覧。 
  7. ^ 雪国まいたけ、5年ぶり再上場 神明子会社で事業強化
  8. ^ 当社のグループ経営に関する考え方及び方針等について
  9. ^ 雪国まいたけが郷ひろみ起用TVCF - 日本食糧新聞電子版
  10. ^ a b はなわが歌う「メチャクチャ高い、買うなよ」CMの好感度が上昇。 Narinari.com
  11. ^ 雪国もやしの『高い理念』とは?
  12. ^ スザンヌ、"お宝映像"公開に「表情が硬いですね」 - 雪国まいたけCM発表会 マイナビニュース
  13. ^ 郷ひろみ:6年ぶり「雪国まいたけ」のCMキャラに 「僕はこれしか口にしない」と愛あふれるアピール - MANTANWEB(まんたんウェブ)
  14. ^ 「雪国にしかつくれない、まいたけです。」雪国まいたけ「極(きわみ)」新作CMのご案内|株式会社 雪国まいたけのプレスリリース

関連項目 編集

外部リンク 編集