鞍月
石川県金沢市の地名
鞍月(くらつき)は、石川県金沢市の町名および地域名。一丁目から五丁目まである。郵便番号は920-8203。
1889年(明治22年)から1935年(昭和10年)までは石川郡鞍月村であった地域である。 金沢市北西部に位置している。
地理・概要編集
歴史編集
- 鞍月の由来は諸説あるとされているが、鎌倉時代以降に存在した鞍月荘(荘園、倉月荘が次第に変化)から命名したとする説が有力とされている。
- 古くから鞍月は湿地帯であり、鞍月用水や大野庄用水が貫流して水田耕作が盛んであった。
- 1889年(明治22年)に南新保・直江・大友・近岡・戸水・大友御供田の6村が合併して鞍月村が発足した。その後、1935年(昭和10年)に金沢市に編入合併してからは南新保・直江・大友・近岡・戸水の各大字は金沢市の町名としてそのまま継承され、大字大友御供田は御供田町に改称された。
- 1960年代以降は宅地化が進み、企業の進出が続いた。1970年(昭和45年)の金沢港開港、1976年(昭和51年)に石川県立中央病院の移転開院などが続き、1987年(昭和62年)から土地区画整理事業が進められてきた。
鞍月の歴史は鞍月村も参照
沿革編集
町名編集
※ここでは現在の鞍月地域(金沢市立鞍月小学校の通学区域)を表記する。
- 鞍月(くらつき)一丁目~五丁目
- 鞍月東(くらつきひがし)一丁目~二丁目
- 戸水町(とみずまち)、戸水(とみず)一丁目~二丁目
- 大友町(おおともまち)、大友(おおとも)一丁目~二丁目
- 直江町(なおえまち)、直江北(なおえきた)一丁目
- 御供田町(ごくでんまち)
- 近岡町(ちかおかまち)
- 南新保町(みなみしんぼまち)
- 湊(みなと)三丁目
周辺施設編集
- 行政
- 教育
- 商業施設
- 事業所
- 鞍月地域に本社を置く企業
交通編集
道路編集
バス編集
「石川県庁舎#交通」および「シティライナー (北陸鉄道)」も参照
- 北陸鉄道・北鉄金沢バス・北鉄能登バス・北鉄奥能登バス(北鉄バスグループ)
- 72 笠舞駅西線に「鞍月」バス停があるが、これは南新保町に位置する。石川県庁の移転に合わせて、金沢市中心部からの「シティライナー」のほか、通勤時間帯には近郊各地とのダイレクト便の運行もしている。
- 01 中央病院線(シティライナー)、06 ダイレクト便(鈴見線を除く)
- (駅西合同庁舎前) - 県庁前(起終点)
- 02 中央病院線(シティライナー)、07 ダイレクト便
- (駅西合同庁舎前) - 県庁前 - (中央病院)
- 03 畝田住宅線、60 四十万金石線
- (駅西合同庁舎前) - 県庁前 - (藤江北)
- 04・19 笠舞駅西線(シティライナー)、57・64 黒田線
- (駅西合同庁舎前) - 県庁前 - (藤江北) - 市立工業高校東口 - 金沢西高校 - 工業試験場
- (中央病院) - 県庁前 - (藤江北) - 市立工業高校東口 - 金沢西高校 - 工業試験場
- 05・19 笠舞駅西線
- (駅西合同庁舎前)→県庁前→(大友一丁目)
- (駅西合同庁舎前)←県庁前←(藤江北)←市立工業高校東口←金沢西高校←工業試験場口←(大友一丁目)
- 06 鈴見線(ダイレクト便)
- (駅西合同庁舎前) - 県庁前→工業試験場口→金沢西高校(終点)
- 62 畝田住宅線
- (中央病院) - 県庁前 - (藤江北)
- 平和町線
- (駅西合同庁舎前)→県庁前→(中央病院)
- (駅西合同庁舎前)←県庁前←(藤江北)←市立工業高校東口←金沢西高校←工業試験場
- 能登方面特急バス
- (中央病院) - 県庁前 - (戸水西)
脚注編集
- ^ 『石川県公報』第11514号、平成14年10月25日「石川県告示第558号」「石川県告示第560号」
関連項目編集
参考文献編集
- 角川日本地名大辞典 17 石川県 - 角川書店
- 「書府太郎」石川県大百科事典改訂版 - 北國新聞社
- 金沢・町物語 町名の由来と人と事件の四百年 - 能登印刷出版部