飯浦駅
島根県益田市飯浦町にある西日本旅客鉄道の駅
飯浦駅(いいのうらえき)は、島根県益田市飯浦町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅。島根県最西端の駅であり、安来駅との間は196kmもある。
飯浦駅 | |
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駅名標(2023年6月4日) | |
いいのうら Iinoura | |
◄戸田小浜 (3.7 km) (5.8 km) 江崎► | |
所在地 | 島根県益田市飯浦町233 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■山陰本線 |
キロ程 | 528.0 km(京都起点) |
電報略号 | イラ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
4人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)6月19日[1] |
備考 | 無人駅[2] |
歴史
編集- 1927年(昭和2年)6月19日:鉄道省山陰本線戸田小浜駅 - 当駅間延伸時に終着駅として開設[1]。客貨取扱開始[1]。
- 1928年(昭和3年)3月25日:山陰本線当駅 - 須佐駅間延伸、途中駅となる。
- 1962年(昭和37年)10月1日:貨物取扱廃止[1]。
- 1968年(昭和43年)6月1日:業務委託駅化(日本交通観光社受託)[3]。
- 1979年(昭和54年)8月21日:荷物扱い廃止[4]、無人駅化[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[1]。
- 2013年(平成25年)7月28日:豪雨災害に伴い線路が被災、一時当駅を含む益田駅 - 長門市駅間が運休(※当駅を含む益田駅 - 須佐駅については11月9日に運行再開)。
駅構造
編集長門市方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)。棒線駅のため、長門市方面行・益田方面行双方が同一ホームに発着する。ホーム上に待合室がある。古くからの木造駅舎が存在したが、現在は解体され跡地には駅名看板や倉庫が残るのみである[5]。
利用状況
編集2021年度の1日平均乗車人員は4人である。2004年度は17人、1994年度は48人、1984年度は89人だった。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
1999 | 28 |
2000 | 24 |
2001 | 22 |
2002 | 20 |
2003 | 20 |
2004 | 17 |
2005 | 18 |
2006 | 16 |
2007 | 18 |
2008 | 24 |
2009 | 22 |
2010 | 23 |
2011 | 18 |
2012 | 14 |
2013 | 10 |
2014 | 7 |
2015 | 5 |
2016 | 7 |
2017 | 4 |
2018 | 4 |
2019 | 3 |
2020 | 2 |
2021 | 4 |
駅周辺
編集駅は、漁村である飯浦集落の内陸のやや高台にある。
- 飯浦郵便局
- 益田市立飯浦小学校(2008年閉校)
- 鑪崎と松島磁石岩(県の天然記念物)
- 飯浦漁港
- 飯浦川
- 国道191号
- 島根県道213号飯浦停車場線
その他
編集- 2005年(平成17年)に映画『旅の贈りもの 0:00発』のロケが当駅で行われた(劇中での駅名は「風町駅」、隣の駅は「したいわ」)。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、314頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c “「通報」●山陰本線飯浦駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1979年8月18日)
- ^ 「8駅を部外委託」『交通新聞』交通協力会、1968年6月2日、1面。
- ^ “日本国有鉄道公示第64号”. 官報. (1979年8月18日)
- ^ 2022年現在、JRおでかけネットで当駅を検索すると駅舎が解体され駅名標と倉庫のみが残っている写真が掲載されている。
- ^ データで見るJR西日本2021 - 西日本旅客鉄道 p.94
関連項目
編集外部リンク
編集- 飯浦駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道