鳳至郡

日本の石川県(能登国)にあった郡

鳳至郡(ふげしぐん)は、石川県能登国)にあった2005年平成17年)3月1日珠洲郡と統合して鳳珠郡となった。

石川県鳳至郡の範囲

郡域

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1878年明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、下記の区域にあたる。

歴史

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元は越前国の一郡であったが、養老2年5月2日718年6月4日)に羽咋郡・能登郡(現・鹿島郡)・珠洲郡とともに分立して能登国となった。天平13年12月10日742年1月20日)から天平宝字元年(757年)までは越中国に属した。当初の鳳至郡が現在の輪島市全域を含んでいた一方で、現在の穴水町の大半は能登郡であった。能登郡との郡界が移動したのは、能登国分国の頃と考えられる。郡衙は輪島市内の釜屋谷B遺跡と推定されている。

近世以降の沿革

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明治初年の1町232村
知行 村数 村名
幕府領 幕府領 21村 鹿島村、鵜島村、大町村(現・鳳珠郡穴水町大町)、川島村、天神谷村、上唐川村、下唐川村、黒島村、七海村(現・鳳珠郡穴水町七海)、梶村、藤巻村、岩車村、鹿浪村、曽良村、中谷村(現・鳳珠郡穴水町東中谷)、院内村、黒川村、河内村(現・鳳珠郡能登町北河内)、伏戸村、大野村(現・輪島市町野町東大野)、井面村
藩領 加賀藩 3町
296村
上代村、《黒岩村》、入山村、剱地村、腰細村、大泊村、赤神村、馬場村、《館分村》、久川村、《中谷村(現・鳳珠郡穴水町)》、神明原村、《窕村》、清沢村、《切挟村》、大釜村、《木原月村》、馬渡村、《渡瀬村》、飯川谷村、《滝町村》、小山村、《二又村》、江崎村、《白禿村》、大切村、《椎木村》、千代村、藤浜村、池田村、《北川村》、南村、《鍛冶屋村》、是清村、《中田村》、道下村、勝田村、和田村、高根尾村、田村、浅生田村、安代原村、中野屋村、山辺村、宮古場村、俊兼村、《嶺村》、浦上村、《八幡村、円山村(現・輪島市門前町西円山)》、荒屋村、《原村》、大町村(現・輪島市)、貝吹村、平村、《別所村》、二又川村、谷口村、《能納屋村》、四位村、滝上村、本内村、越渡村、上中村[3]、《大角間村》、地原村、百成村、《堀越村》、鑓川村、桂谷村、定広村、《長井坂村》、館村、広岡村、《中尾村(現・輪島市門前町西中尾)》、本市村、深田村、小石村、《小滝村》、内保村、栃木村、清水村、皆月村、暮坂村、薄野村、井守上坂村、百成大角間村、餅田村、鵜山村、大滝畠中村、五十洲村、吉浦村、矢徳荻平村、《小杉村》、六郎木村、深見村、鹿磯村、下山村、赤崎村、上大沢村、樽見村、二俣村、雑座村、池田村、新保村(現・輪島市上山町)、《上村》、黒杉村、小町村、大沢村[4]、鳳至町、輪島崎村、光浦村、鵜入村、《小池村》、蕨野村、堀村、釜屋谷村、水守村、《中段村》、山本村、縄又村、小伊勢村、稲屋村、長井村、房田村、下黒川村、《上黒川村》、円山村(現・輪島市町野町北円山)、《舞谷村》、別所谷村、滝又村、空熊村、河井町、宅田村、《二ツ屋村》、塚田村、久手川村、稲舟村、大野村(現・輪島市大野町)、惣領村[5]、谷内村、山岸村、杉平村、横地村、石休場村、山ノ上村、中尾村(現・輪島市東中尾町)、北谷村、西脇村、市瀬村、熊野村、本江村(現・鳳珠郡能登町本木)、仁行村、与呂見村、中村、打越村、興徳寺村、渡合村、長沢村、漆原村、小泉村、新保村(現・輪島市三井町新保)、市ノ坂村、細屋村、内屋村、洲衛村、渋田村、里村、西院内村、《東印内村》、東山村、《忍村》、小田屋村、《尊利地村》、名舟村、白米村、《野田村》、金蔵村、西山村、五十里村、大箱村、宇留地村、平野村、上野村、地蔵坊村、乙ヶ崎村、内浦村、小又村、河内村(現・鳳珠郡穴水町)、汁谷村、挾石村、此木村、曽福村、根木村、新崎村、志ヶ浦村、中居村[6]、中居南村[6]、麦ヶ浦村、波志借村、比良村、《川尻村》、伊久留村、樟谷村、木原村、柏木村、太田原村、木戸村、曽山村、菅谷村、甲村、沖波村、前波村、山中村、明千寺村、宇加川村、古君村、太田川村、竹原村、鵜川村、小垣村、《谷屋村》、七海村(現・鳳珠郡能登町)、神道村、八之田村、《木住村》、西安寺村、《山口村》、三田村、《俎倉村》、魚地村、《番頭谷村》、竜村、《坂尻村》、下代村、《宮谷村》、本江村(現・輪島市)、武連村、吉谷村、当目村、中斎村、十郎原村、神和住村、曽又村、鶴町村、宇加塚村、藤浪村、波並村、矢波村、久田村、合鹿村、久亀屋村、本江村(現・鳳珠郡能登町上町)、天坂村、寺分村、五郎左衛門分村、藤之瀬村、宇出津村、《宇出津新村》、宇出津山分村、柳田村、《笹川村》、石井村、《国光村》、長尾村、広江村、《牛尾村》、寺地村、《敷戸村》、川西村、粟蔵村、《桶戸村》、鈴屋村、寺山村、大川村、麦生野村、《徳成谷内村》、徳成村、《東村》、佐野村、《真久村》、小間生村、《桐畑村》、鈴ヶ嶺村、鴨川村、広瀬村、鬼屋村、走出村、《日野尾村》、七海村(現・鳳珠郡穴水町北七海)、海士町[7]、鹿路村[8]、山是清村[8]、新町分村[8]、門前村[7]、上河内村[8]、猿橋村[8]、中谷内村[8]、西二又村[8]
幕府領・藩領 幕府領・加賀藩 1村 時国村
  • 明治2年6月17日1869年7月25日) - 版籍奉還により加賀藩(通称)の正式名称が金沢藩となる。
  • 明治3年5月22日1870年6月20日) - 幕府領が高山県の管轄となる[9]
  • 明治4年
  • 明治初年
    • 時国村が分割され、幕府領が南時国村、加賀藩領が西時国村となる。(3町319村)
    • 大滝畠中村が改称して大滝村となる。
  • 明治4年 - 鳳至町・輪島崎村・河井町・海士町が合併して輪島町となる。(1町318村)
  • 明治5年9月27日1872年10月29日) - 石川県の管轄となる。
  • 明治7年(1874年) - 太田川村・竹原村が合併して竹太村となる。(1町317村)
  • 明治8年(1875年)(1町305村)
    • 本江村(現・鳳珠郡能登町本木)・木戸村が合併して本木村となる。
    • 谷屋村・神道村・吉谷村が合併して柿生村となる。
    • 八之田村・西安寺村・院内村が合併して瑞穂村となる。
    • 木住村・山口村・三田村・番頭谷村が合併して山田村となる。
    • 魚地村・宮谷村が合併して宮地村となる。
    • 竜村・坂尻村・下代村が合併して鮭屋村となる。
    • 久亀屋村・本江村(現・鳳珠郡能登町上町)が合併して上町村となる。
 
鳳至郡役所
  • 明治11年(1878年)(1町300村)
    • 12月17日 - 郡区町村編制法の石川県での施行により、行政区画としての鳳至郡が発足。郡役所を輪島町に設置。
    • 雑座村・池田村・新保村(現・輪島市上山町)・上村・黒杉村・小町村が合併して上山村となる。
    • 大町村(現・輪島市)が改称して東大町村となる。
    • 河内村(現・鳳珠郡能登町)が改称して北河内村となる。
    • 七海村(現・鳳珠郡能登町)が七見村に、七海村(現・鳳珠郡穴水町北七海)が北七海村にそれぞれ改称。
    • 2ヶ所ずつ存在した円山村、大野村、中尾村、中谷村がそれぞれ東中谷村(現・鳳珠郡穴水町東中谷)、西中谷村(現・輪島市門前町西中谷)、東大野村(現・輪島市町野町東大野.)、西大野村(現・輪島市大野町)、西円山村(現・輪島市門前町西円山)、北円山村(現・輪島市町野町北円山)、東中尾村(現・輪島市東中尾町)、西中尾村(現・輪島市門前町西中尾)に改称。
    • 矢徳荻平村が改称して矢徳村となる。

町村制以降の沿革

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  • 明治22年(1889年4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。特記以外は現・輪島市。(2町33村)
町村制施行時の2町33村
  • 輪島町(輪島町が単独町制)
  • 宇出津町 ← 宇出津村、宇出津新町、宇出津山分村(現・鳳珠郡能登町)
  • 穴水村 ← 川島村、大町村、七海村、北七海村、内浦村、平野村、此木村、天神谷村、麦ヶ浦村(現・鳳珠郡穴水町)
  • 東保村 ← 汁谷村、上唐川村、下唐川村、挾石村、小又村、地蔵坊村、上野村、河内村、越渡村、大角間村、上中村、桂谷村、宇留地村、鹿路村(現・鳳珠郡穴水町)
  • 島崎村 ← 鵜島村、乙ヶ崎村、新崎村、志ヶ浦村、根木村、鹿島村、曽福村(現・鳳珠郡穴水町)
  • 剱地村 ← 剱地村、大泊村、赤神村、腰細村、馬場村[一部]
  • 仁岸村 ← 館分村、馬場村[大部分]、滝町村、西中谷村、馬渡村、清沢村、切挟村、神明原村、久川村、窕村、木原月村、飯川谷村、大釜村、上代村、黒岩村、入山村、渡瀬村
  • 阿岸村 ← 池田村、藤浜村、白禿村、大切村、二又村、小山村、椎木村、中田村、江崎村、南村、千代村、是清村、山是清村、北川村、新町分村、鍛冶屋村
  • 諸岡村 ← 道下村、鹿磯村、深見村、勝田村、六郎木村
  • 櫛比村 ← 門前村、清水村、走出村、日野尾村、和田村、深田村、鬼屋村、高根尾村、広瀬村、本市村、小石村、西中尾村、広岡村、栃木村、館村、上河内村、小滝村、猿橋村
  • 浦上村 ← 浅生田村、中野屋村、浦上村、八幡村、宮古場村、西円山村、田村、山辺村、安代原村
  • 七浦村 ← 皆月村、餅田村、鵜山村、中谷内村、大滝村、五十洲村、吉浦村、矢徳村、小杉村、百成大角間村、井守上坂村、薄野村、暮坂村、樽見村
  • 西保村 ← 上山村、西二又村、上大沢村、大沢村、赤崎村、小池村、下山村
  • 大屋村 ← 鵜入村、光浦村、蕨野村、堀村、釜屋谷村、水守村、中段村、小伊勢村、稲屋村、山本村、長井村、房田村、二ツ屋村、宅田村
  • 鳳至谷村 ← 下黒川村、二俣村、別所谷村、縄又村、上黒川村、滝又村、空熊村
  • 河原田村 ← 山岸村、横地村、石休場村、西脇村、北谷村、市瀬村、東中尾村、熊野村、杉平村、打越村、山ノ上村
  • 鵠巣村 ← 久手川村、塚田村、稲舟村、西大野村、惣領村、谷内村
  • 南志見村 ← 里村、小田屋村、白米村、野田村、名舟村、尊利地村、忍村、西山村、西院内村、東印内村、東山村、渋田村
  • 町野村 ← 鈴屋村、粟蔵村、牛尾村、寺山村、佐野村、真久村、舞谷村、北円山村、徳成村、徳成谷内村、東村、麦生野村
  • 西町村 ← 大川村、伏戸村、川西村、東大野村、桶戸村、井面村、金蔵村
  • 岩倉村 ← 西時国村、南時国村、敷戸村、寺地村、広江村
  • 柳田村 ← 鴨川村、国光村、石井村、柳田村、桐畑村、笹川村、長尾村、鈴ヶ嶺村、小間生村(現・鳳珠郡能登町)
  • 上町村 ← 久田村、合鹿村、上町村、天坂村、寺分村、五郎左衛門分村(現・鳳珠郡能登町)
  • 岩井戸村 ← 当目村、大箱村、黒川村、五十里村、十郎原村、北河内村(現・鳳珠郡能登町)
  • 神野村 ← 藤之瀬村、宇加塚村、曽又村、鶴町村、神和住村、中斎村(現・鳳珠郡能登町)
  • 諸橋村 ← 竹太村、古君村、明千寺村、宇加川村、前波村、沖波村(現・鳳珠郡穴水町)
  • 三波村 ← 藤波村、波並村、矢波村(現・鳳珠郡能登町)
  • 鵜川村 ← 鵜川村、七見村、小垣村(現・鳳珠郡能登町)
  • 山田村 ← 瑞穂村、柿生村、山田村、宮地村、鮭尾村、柏木村、本木村、武連村、太田原村、俎倉村(現・鳳珠郡能登町)
  • 兜村 ← 甲村、曽良村、鹿波村、山中村(現・鳳珠郡穴水町)
  • 中居村 ← 中居村、中居南村(現・鳳珠郡穴水町)
  • 南北村 ← 波志借村、梶村、比良村、川尻村、岩車村、伊久留村、菅谷村、樟谷村、木原村、藤巻村、曽山村、東中谷村(現・鳳珠郡穴水町)
  • 本郷村 ← 鑓川村、堀越村、東大町村、別所村、貝吹村、荒屋村、長井坂村、定広村、地原村、百成村、二又川村、谷口村、嶺村、俊兼村、能納屋村、四位村、原村、滝上村、内保村、本内村、平村
  • 三井村 ← 小泉村、漆原村、長沢村、仁行村、中村、新保村、渡合村、本江村、内屋村、細屋村、市ノ坂村、洲衛村、与呂見村、興徳寺村
  • 黒島村(単独村制)
 
1.輪島町 2.宇出津町 3.穴水村 4.東保村 5.島崎村 6.剱地村 7.仁岸村 8.阿岸村 9.諸岡村 10.櫛比村 11.浦上村 12.七浦村 13.西保村 14.大屋村 15.鳳至谷村 16.河原田村 17.鵠巣村 18.南志見村 19.町野村 20.西町村 21.岩倉村 22.柳田村 23.上町村 24.岩井戸村 25.神野村 26.諸橋村 27.三波村 28.鵜川村 29.山田村 30.兜村 31.中居村 32.南北村 33.本郷村 34.三井村 35.黒島村(紫:輪島市 赤:穴水町 桃:能登町)
  • 明治24年(1891年7月1日 - 郡制を施行。
  • 明治36年(1903年8月22日 - 穴水村が町制施行して穴水町となる。(3町32村)
  • 明治41年(1908年)4月1日 - 下記の町村の統合が行われる。いずれも新設合併。(3町22村)
    • 穴水町 ← 穴水町、島崎村、東保村
    • 剱地村 ← 剱地村、仁岸村、阿岸村
    • 大屋村 ← 大屋村、鳳至谷村
    • 町野村 ← 西町村、岩倉村、町野村
    • 柳田村 ← 柳田村、上町村、岩井戸村
    • 鵜川村 ← 山田村、鵜川村
  • 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正15年(1926年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和5年(1930年1月1日 - 櫛比村が改称・町制施行して門前町となる。(4町21村)
  • 昭和8年(1933年7月1日 - 中居村・南北村が合併して住吉村が発足。(4町20村)
  • 昭和10年(1935年)時点での当郡の面積は825.10平方km、人口は88,586人(男43,412人・女45,174人)[10]
  • 昭和14年(1939年11月3日 - 鵜川村が町制施行して鵜川町となる。(5町19村)
  • 昭和15年(1940年12月20日 - 町野村が町制施行して町野町となる。(6町18村)
  • 昭和29年(1954年3月31日(5町5村)
    • 門前町・黒島村・諸岡村・七浦村・浦上村・本郷村が合併し、改めて門前町が発足。
    • 輪島町・西保村・大屋村・河原田村・鵠巣村・南志見村・三井村が合併して輪島市が発足し、郡より離脱。
    • 穴水町・住吉村・兜村が合併し、改めて穴水町が発足。
  • 昭和30年(1955年
    • 3月10日 - 諸橋村が穴水町に編入。(5町4村)
    • 3月25日(5町2村)
      • 宇出津町・三波村・神野村の一部(藤ノ瀬・宇加塚・曽又・鶴町)が珠洲郡小木町と合併して能都町が発足。
      • 神野村の残部(神和住・中斎)が柳田村に編入。
    • 10月10日 - 能都町の一部(小木・越坂・市之瀬・明野)が珠洲郡松波町(のちの内浦町)に編入。 (5町2村)
  • 昭和31年(1956年9月30日(3町1村)
    • 剱地村が門前町に編入。
    • 鵜川町が能都町に編入。
    • 町野町が輪島市に編入。
  • 平成17年(2005年3月1日 - 以下の変更により鳳至郡消滅。石川県内では珠洲郡と共に初の郡消滅となった。
    • 能都町・柳田村が珠洲郡内浦町と合併して能登町が発足。
    • 能登町と鳳至郡の残部2町(門前町・穴水町)の区域をもって鳳珠郡が発足。

変遷表

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自治体の変遷
明治22年以前 明治22年4月1日 明治22年 - 明治45年 大正1年 - 昭和25年 昭和25年 - 昭和64年 平成1年 - 現在 現在
輪島町 輪島町 輪島町 昭和29年3月31日
輪島市
輪島市 平成18年2月1日
輪島市
輪島市
西保村 西保村 西保村
河原田村 河原田村 河原田村
鵠巣村 鵠巣村 鵠巣村
南志見村 南志見村 南志見村
三井村 三井村 三井村
大屋村 明治41年4月1日
大屋村
大屋村
鳳至谷村
町野村 明治41年4月1日
町野村
昭和15年12月20日
町制町野町
昭和31年9月30日
輪島市に編入
西町村
岩倉村
櫛比村 櫛比村 昭和5年1月1日
町制改称
門前町
昭和29年3月31日
門前町
平成17年3月1日
鳳珠郡
門前町
諸岡村 諸岡村 諸岡村
浦上村 浦上村 浦上村
七浦村 七浦村 七浦村
本郷村 本郷村 本郷村
黒島村 黒島村 黒島村
剱地村 明治41年4月1日
剱地村
剱地村 昭和31年9月30日
門前町に編入
仁岸村
阿岸村
穴水村 明治36年8月10日
町制
明治41年4月1日
穴水町
穴水町 昭和29年3月31日
穴水町
平成17年3月1日
鳳珠郡
(穴水町)
鳳珠郡
穴水町
東保村 東保村
島崎村 島崎村
兜村 兜村 兜村
南北村 南北村 昭和8年7月1日
住吉村
中居村 中居村
諸橋村 諸橋村 諸橋村 昭和30年3月10日
穴水町に編入
鵜川村 明治41年4月1日
鵜川村
昭和14年11月3日
町制鵜川町
昭和31年9月30日
能都町に編入
平成17年3月1日
鳳珠郡
(能登町の一部)
鳳珠郡
能登町
山田村
宇出津町 宇出津町 宇出津町 昭和30年3月25日
能都町
三波村 三波村 三波村
珠洲郡
高倉村
珠洲郡
高倉村
大正10年1月1日
町制小木町の一部

神野村 神野村 神野村
昭和30年3月25日
柳田村に編入
柳田村 明治41年4月1日
柳田村
柳田村 柳田村
上町村
岩井戸村

行政

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歴代郡長
氏名 就任 退任 前職 後職 備考
1 崎田政達 不詳[11] 不詳[11] 石川県第六大区長 不詳 珠洲郡
2 加藤鏆二 1879年(明治12年)11月27日[11] 1881年(明治14年)5月30日[11] 石川県六等属 鹿島郡 兼珠洲郡長
国枝逸蠖 1881年(明治14年)6月3日[11] 1881年(明治14年)10月8日[11] 鳳至郡書記 解職 郡長心得
3 勝木菊正 1881年(明治14年)10月8日[11] 1883年(明治16年)9月22日[11] 石川県六等属 依願免本官 兼珠洲郡長
4 国枝逸蠖 1883年(明治16年)9月22日[11] 1884年(明治17年)1月17日[11] 石川県七等属 珠洲郡長 兼珠洲郡長
5 岡田雄巣 1884年(明治17年)1月17日[11] 1886年(明治19年)4月28日[11] 非職
6 中村邦彦 1886年(明治19年)4月28日[11] 1890年(明治23年)2月28日[11] 石川県警部兼石川県五等属 福島県南会津郡
7 内田衡 1890年(明治23年)2月28日[11] 1892年(明治25年)3月7日[11] 福井県丹生郡 非職
8 隅元禎三 1892年(明治25年)3月7日[11] 1892年(明治25年)11月1日[11] 石川郡 非職
9 新井庸虎 1892年(明治25年)11月1日[11] 1894年(明治27年)10月17日[11] 予備役陸軍砲兵大尉 山梨県警部長
10 相馬朔郎 1894年(明治27年)10月17日[11] 1896年(明治29年)10月2日[11] 富山県射水郡 非職
11 稲垣義方 1896年(明治29年)10月2日[11] 1898年(明治31年)1月19日[11] 能美郡 非職
12 山根松太 1898年(明治31年)1月21日[11] 1903年(明治36年)3月31日[11] 石川県警部 河北郡
13 丹羽幹 1903年(明治36年)3月31日[11] 1904年(明治37年)7月26日[11] 江沼郡 鹿島郡長
14 栗山富栄 1904年(明治37年)7月26日[11] 1907年(明治40年)4月6日[11] 羽咋郡 依願免本官
15 植田信忠 1907年(明治40年)4月12日[11] 1908年(明治41年)6月10日[11] 珠洲郡長 香川県香川郡
16 岩本智雄 1908年(明治41年)6月10日[11] 1909年(明治42年)8月16日[11] 香川県香川郡長 死去
17 吉田直矩 1909年(明治42年)8月16日[11] 1911年(明治44年)5月19日[11] 珠洲郡長 江沼郡長
18 尾上賢次郎 1911年(明治44年)5月19日[11] 1914年(大正3年)8月21日[11] 石川県警視 江沼郡長
19 須佐広主 1914年(大正3年)8月21日[12] 1917年(大正6年)6月26日[13] 内務属 依願免本官
20 高橋秀 1917年(大正6年)6月26日[13] 1919年(大正8年)3月31日[14] 珠洲郡長 鹿島郡長
21 松本源祐 1919年(大正8年)3月31日[14] 1920年(大正9年)3月25日[15] 羽咋郡長 能美郡長
22 秋山和吉 1920年(大正9年)3月25日[15] 1922年(大正11年)5月9日[16] 石川県属 依願免本官
23 毎田周治郎 1922年(大正11年)5月9日[16] 1923年(大正12年)8月23日[17] 珠洲郡長 休職
24 北橋市五郎 1923年(大正12年)8月23日[18] 1924年(大正13年)9月2日[19] 石川県警視 鹿島郡長
25 小石喜代造 1924年(大正13年)9月2日[19] 1926年(大正15年)7月1日[20] 茨城県行方郡 地方事務官珠洲支庁長

脚注

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  1. ^ 旧高旧領取調帳」は能登国分が欠けているため、木村礎の手により「天保郷帳」をもとに作成され、「日本史料選書13 旧高旧領取調帳 中部編」(近藤出版社、1977年)に掲載されたデータが国立歴史民俗博物館によりデータベース化されている。
  2. ^ 下記のほか、加賀藩領として《鵜川村/小垣村/竹原村/太田川村》請新田、《大切村/清沢村/江崎村/大釜村/是清村/神明原村/小山村/馬渡村/南村/久川村/小石村/飯川谷村/千代村》請新田が記載されている。
  3. ^ 記載は中村。
  4. ^ 記載は下大沢村。
  5. ^ 記載は深見惣領村。
  6. ^ a b 記載は中井両町。
  7. ^ a b 無高のため「旧高旧領取調帳データベース」には記載なし。
  8. ^ a b c d e f g 「旧高旧領取調帳データベース」に記載なし。石高がどの村に合算されているかは不明。
  9. ^ 石川県史 第四編,p.3. 近代デジタルライブラリー
  10. ^ 昭和10年国勢調査による。国立国会図書館の近代デジタルライブラリーで閲覧可能。
  11. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al 石川県史 第四編 175-177頁
  12. ^ 『官報』第619号「叙任及辞令」1914年8月22日。
  13. ^ a b 『官報』第1471号「叙任及辞令」1917年6月27日。
  14. ^ a b 『官報』第1996号「叙任及辞令」1919年4月1日。
  15. ^ a b 『官報』第2292号「叙任及辞令」1920年3月26日。
  16. ^ a b 『官報』第2929号「叙任及辞令」1922年5月10日。
  17. ^ 『官報』第3322号「叙任及辞令」1923年8月25日。
  18. ^ 『官報』第3321号「叙任及辞令」1923年8月24日。
  19. ^ a b 『官報』第3610号「叙任及辞令」1924年9月3日。
  20. ^ 『官報』第4162号「叙任及辞令」1926年7月8日。

参考文献

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関連項目

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次代
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