CHECKERS IN TAN TAN たぬき

CHECKERS IN TAN TAN たぬき』(チェッカーズ・イン・タンタンたぬき)は、1985年4月27日に公開されたチェッカーズ初主演の日本映画。脚本・監督は川島透、撮影は前田米造

CHECKERS IN
TAN TAN たぬき
監督 川島透
脚本 川島透
原案 秋山道男
製作 岡田裕
角谷優
日枝久
製作総指揮 鹿内春雄
出演者 チェッカーズ
尾藤イサオ
ジョニー大倉
遠藤由美子
音楽 芹澤廣明
主題歌 チェッカーズ
あの娘とスキャンダル
撮影 前田米造
編集 冨田功
製作会社 フジテレビジョン
配給 東宝
公開 日本の旗 1985年4月27日
上映時間 117分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
配給収入 11億円[1]
テンプレートを表示

チェッカーズのメンバーがチェッカーズとして実名で出演する、異色の冒険ファンタジー。劇中では「あの娘とスキャンダル」「涙のリクエスト」「ギザギザハートの子守唄」「星屑のステージ」などチェッカーズのヒット曲が使われる。第9回日本アカデミー賞(1986年)話題賞、最優秀撮影賞、最優秀照明賞受賞。

テレビ初放送は1986年8月2日[2]ポニーから発売されたビデオは1986年時点で5万本を売り上げた[2]

ストーリー編集

 
物語に登場するキャデラック

山奥の森の中、超能力を持つたぬきたちが人間に化け、音楽を奏で踊りに興じ平和に暮らしていた。だがある日、その超能力を悪用しようとする国際的陰謀団「オペレーション・ランプーン」が彼らを襲った。命からがら逃げ出した七匹のたぬき(チェッカーズ)は貨物列車に忍び込み、大好きな音楽への熱い想いを胸に、人間に化け東京へ向かう。彼らを見送る妹分のタヌキ・ポン(遠藤由美子)は、通りかかったカメラマン冬木(ジョニー大倉)と、彼の恋人のDJ由美(宮崎美子)と出会い、冬木のもとに身をよせることになった。東京に着いた七匹のたぬきは、マネージャー芝山(尾藤イサオ)と出会い、超スピードでスーパースター「チェッカーズ」となっていった。

しかし、無意識にたぬきが持つ超能力を使ってしまい、かつてオカルト番組で名を売ったTVディレクター矢尾(財津一郎)に正体をしられてしまう。そんな中、フミヤが行方不明に…。彼はオペレーション・ランプーンによってハワイに誘拐され、敵の本部に監禁されていた。フミヤがハワイにいることを突き止めた残りのメンバーは、救出に向かう。

キャスト編集

チェッカーズ
演 - チェッカーズ藤井郁弥(フミヤ)、武内享(トオル)、高杢禎彦(モク)、大土井裕二(ユーチャン)、鶴久政治(マサハル)、徳永善也(クロベエ)、藤井尚之(ナオユキ)
超能力を持つタヌキたち。住んでいた山を追われ人間に化け上京。「チェッカーズ」を結成し人気を得る。
芝山はじめ
演 - 尾藤イサオ
チェッカーズのマネージャー。以前ついていた演歌歌手の地方巡業に同行していた際、場末の食堂で演歌歌手がトイレに席を立った隙にトオルが声をかけた事をきっかけにチェッカーズのマネージャーに。シングルがヒットしたらピンクのキャデラック、59年型コンバーチブルを買う事をメンバーと約束。
ポン
演 - 遠藤由美子
山狩りで仲間を失った雌たぬき。人の姿のまま呆然としている所を冬木に見つけられ、そのまま世話になる。
冬木洋介
演 - ジョニー大倉
カメラマン。恋人とドライブ中たぬきの宴に遭遇、山狩りに驚き逃げ出す最中、一人でいるポンに気づき東京に連れ帰り居候させるうち、ポンのモデルとしての素質を見抜く。
岸田由美
演 - 宮崎美子
冬木の恋人。ラジオのディスクジョッキー。担当番組にチェッカーズが出演。
矢尾勘平
演 - 財津一郎
歌番組のディレクター。かつて「オカルト勘平」と言われるほど超常現象番組の敏腕ディレクターだったが、ある時を境に八百長だと揶揄され、今や、歌番組のディレクターまでに落ちぶれたと嘆いている。いち早くチェッカーズの正体をたぬきと見抜き、そのしっぽをつかむべくやっきになる。
ロバート・クラム
演 - ジョン・バン・ディレーン
動物の持つ超能力を悪用しようとする国際的陰謀団「オペレーション・ランプーン」のボス。狼、狐、イタチの実験が振るわず、現在は日本のたぬきに目をつけ研究、説得を試みるも、英語が通じないことに憤りを感じている。
ランプーンの通訳
演 - 笹野高史
たぬきとロバートの通訳。ロバートの命を受け、たぬきに英会話を教える。
芸能リポーター
演 - 戸川純
チェッカーズの会見内容やニュースを伝える。
老師タヌキ
演 - 有島一郎
たぬきたちにたぬきの心得を教える。

スタッフ編集

関連作品編集

映像ソフト
  • メイキング・オブ・TAN TAN たぬき(VHS)(1985年4月12日、ポニー V68X1184)
  • CHECKERS in TAN TAN たぬき(VHS)(1985年6月5日、ポニー PCVP-10082)
  • CHECKERS in TAN TAN たぬき(2本組 VHS)(1985年、ポニー V138F1202)- 映画本編とメイキングビデオを同梱した「豪華版」
  • CHECKERS in TAN TAN たぬき(LD)(1985年8月21日、ポニー G88F-0046)
  • CHECKERS in TAN TAN たぬき(DVD)(2002年3月20日、フジテレビ/ポニーキャニオン PCBC-50192)
  • CHECKERS in TAN TAN たぬき Blu-ray(Blu-ray)(2015年12月16日、フジテレビ/ポニーキャニオン PCXC-50114)
サウンドトラック盤
  • CHECKERS in TAN TAN たぬき(LPレコード)(1985年4月27日、キャニオンレコード C28A0405)
  • CHECKERS in TAN TAN たぬき(CD)(1985年6月5日、ポニーキャニオン D32A0089)
ゲームソフト
  • CHECKERS in TAN TAN たぬき(MSX専用ソフト)(1985年、PONICA(ポニー))
書籍

オリジナルサウンドトラック編集

CHECKERS in TAN TAN たぬき
チェッカーズサウンドトラック
リリース
時間
レーベル キャニオン・レコード
チャート最高順位
チェッカーズ アルバム 年表
もっと!チェッカーズ
(1984年)
CHECKERS in TAN TAN たぬき
(1985年)
毎日!!チェッカーズ
(1985年)
テンプレートを表示

CHECKERS in TAN TAN たぬき』(チェッカーズ・イン・タン・タン・タヌキ)は、日本ロックバンドチェッカーズの主演映画『CHECKERS in TAN TAN たぬき』のサウンドトラック盤である。

1986年4月27日 にLPレコードとカセット、6月5日にCDが発売された。CDは、2004年3月17日に再販売された。

解説編集

  • チェッカーズの主演映画『CHECKERS in TAN TAN たぬき』のサウンドトラックであり、チェッカーズの主演映画のサントラ盤としては初めての発売となった。
  • 芹澤廣明が音楽監督を務めており、は全曲芹澤が作曲(洋楽のカバー曲は除く)と編曲を務めた。
  • 楽曲によっては、曲中に映画のセリフも収録されており、映画に出演した宮崎美子のセリフも収録されている。
  • 洋楽のカバー曲として「オー・キャロル」、「悲しき片思い」、「ハウンド・ドッグ」、「ツイスト・アンド・シャウト」が収録されている。尚、チェッカーズが洋楽のカバした楽曲が音源化されているのは、アマチュア試合に参加したコンテスト『Light Music Contest '81』のアナログ盤とこのサントラ盤のみで、プロデビュー後のカバー作品はこのサントラ盤しか聞くことが出来ない。

収録曲編集

  1. B.G.M.1 (オーバーチュア)
  2. オー・キャロル
    ニュールセダカ「おお!キャロル」のカバー。
  3. 悲しき片思い
    • 作詞・作曲:J.SCHROEDER & M.HAWKER/編曲:芹澤廣明
    ヘレン・シャピロ「悲しきかた想い」のカバー。
    鶴久がリードボーカル。
  4. ハウンド・ドッグ
    • 作詞・作曲:J.LEIBER & M.STOLLER/編曲:芹澤廣明
    エルヴィス・プレスリーハウンド・ドッグ」のカバー。
    高杢がリードボーカル。
  5. ツイスト・アンド・シャウト
    • 作詞・作曲:B.RUSSEL & P.MEDLEY/編曲:芹澤廣明
    トップ・ノーツ「ツイスト・アンド・シャウト」のカバー。ビートルズのカバー曲が有名。
  6. B.G.M.2 (東京へ)
    • 作曲・編曲:芹澤廣明
  7. 涙のリクエスト
    2ndシングル。本作では、『絶対チェッカーズ!!』のアルバムバージョンを収録。
  8. B.G.M.3 (デビューまでの回想)
    • 作曲・編曲:芹澤廣明
  9. B.G.M.4 (ムーンライト・ポップのテーマ)
    • 作曲・編曲:芹澤廣明
  10. ムーンライト・レヴュー50s'
    • 作詞:売野雅勇/作曲・編曲:芹澤廣明
  11. B.G.M.5 (休日の朝)
    • 作曲・編曲:芹澤廣明
  12. B.G.M.6 (愛のテーマ)
    • 作曲・編曲:芹澤廣明
  13. B.G.M.7 (ハワイのテーマ)
    • 作曲・編曲:芹澤廣明
  14. B.G.M.8 (救出作戦)
    • 作曲・編曲:芹澤廣明
  15. 危険なラブ・モーション①
  16. B.G.M.9 (救出)
    • 作曲・編曲:芹澤廣明
  17. 危険なラブ・モーション②
    • 作詞:藤井郁弥/作曲・編曲:芹澤廣明
    15~17は、メドレーにて収録。
  18. B.G.M.10 (夜明けの砂浜)
    • 作曲・編曲:芹澤廣明
  19. B.G.M.11 (再会)
    • 作曲・編曲:芹澤廣明
  20. 星屑のステージ
    • 作詞:売野雅勇/作曲・編曲:芹澤廣明
  21. B.G.M.12 (帰郷)
    • 作曲・編曲:芹澤廣明
  22. あの娘とスキャンダル
    • 作詞:売野雅勇/作曲・編曲:芹澤廣明
    間奏とエンディングに、ラストシーンのファンの声援が収録されている。

脚注編集

  1. ^ 1985年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
  2. ^ a b 週刊東洋経済』1986年8月2日号、122頁。

外部リンク編集