Xbox Series X/S

マイクロソフトが発売した家庭用ゲーム機及びその開発プロジェクト
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Xbox Series X/S(エックスボックス シリーズ エックス/エス)は、マイクロソフト2020年11月10日[3][4]に発売した家庭用ゲーム機の総称及びその開発プロジェクト。

Xbox Series X/S
Xbox Series X S color.svg
Xbox Series X 2.jpg
Xbox Series X
Xbox Series S with controller.jpg
Xbox Series S
開発元 マイクロソフト
種別 据置型ゲーム機
世代 第9世代
発売日 Newworldmap.png 2020年11月10日
売上台数 Xbox Series X
日本の旗 6.7万台[1]
Xbox Series S
日本の旗 4.8万台[1]
Xbox Series X/S
日本の旗 11.5万台[1]
Newworldmap.png 350万台(2020年12月31日時点)[2]
対応メディア Series X:
CPU AMD 8コアZen 2 カスタム
Series X: 3.8GHz(SMT使用時 3.66Ghz)
Series S: 3.6GHz(SMT使用時 3.4Ghz)
メモリ GDDR6 SDRAM
Series X:16 GB
Series S:
10 GB
ストレージ カスタムNVMe SSD
Series X:1TB
Series S:512GB
ディスプレイ 720p1080p1440p
Series X:4K8K
グラフィック AMD RDNA2
Series X:52 CUs @ 1.825 GHz
Series S:20 CUs @ 1.565 GHz
コントローラ入力
  • コントローラ
オンラインサービス Xbox Live
後方互換
  • Xbox One(Kinect専用ソフトを除く)
  • Xbox 360(一部ソフトのみ)
  • Xbox(一部ソフトのみ)
前世代ハード Xbox One

概要編集

2020年にマイクロソフト社は、「Xbox Series X」と「Xbox Series S」の2種類のモデルで発売することを発表した。ゲーム機の名称は単に「Xbox」であり、「Series X」および「Series S」の部分は、機種の細分を示す語(モデル名)である[5]。正式名称の発表前は「Project Scarlett」(プロジェクト・スカーレット)と呼ばれていた[6]。マイクロソフトの家庭用ゲーム機の大幅刷新は、2013年以来7年ぶりとなる[7][8]

マイクロソフトはXbox Series Xを「これまでで最速かつ最も強力なコンソール」と称しており、パフォーマンスではXbox One Xの約4倍の処理能力を実現[9]し、4K/60fpsから4K/120fpsを性能目標とし、8K解像度の描画[10]、ハードウェアレベルでのレイトレーシングや、可変リフレッシュレートにも対応する[11]。Xbox Series Sは「最も小さなXbox」と称しており、ディスクドライブ非搭載で4K/8K解像度をサポートせず、1440p(WQHD:2,560×1,440)までとなる。

プロセッサにはAMD社製CPUとGPUはRDNA2を搭載、ストレージにはSSDを採用する。マイクロソフトは2020年10月28日に正式発表されたRDNA2を十全に使用できる唯一のハードとしている。

Xbox Game Pass[12]や、初代XboxXbox 360Xbox Oneの三世代分の後方互換性[13]を備えており、発売日から数千の過去のゲームを遊ぶことが可能である。また、Xbox OneとXbox Series X/Sの両方で発売されているソフトの多くは「スマートデリバリー」に対応しており、どちらか一方の機種のソフトを購入しただけで両方の機種版のソフトを購入したことになり、無償でもう一方の機種版をダウンロードできる権利を得る[14]

当初は日本での発売が世界最速になる予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大によるイギリスおよびEU各国の外出禁止令を始めとしたロックダウン発令により、欧州では2020年11月5日に前倒しで発売されることとなった[要出典]

沿革編集

 
Optimizado para Series X

ハードウェア編集

仕様編集

Series X Series S
CPU AMD Zen2(8コア)
最大3.8GHz
AMD Zen2(8コア)
最大3.6GHz
GPU AMD RDNA2
12テラフロップス
AMD RDNA2
4テラフロップス
解像度 8K/4K 1440P
描画性能 ・最大120FPS
・DirectXレイトレーシング
・可変レートシェーディング
RAM
構成
16GB(GDDR6 RAM)
10GB(560GB/s)+6GB(336GB/s)
10GB(GDDR6 RAM)
8GB(224GB/s)+2GB(56GB/s)
保存容量 1TB(カスタムSSD) 512GB(カスタムSSD)
光学ドライブ 4K UHDブルーレイドライブ 無し
ゲームソフト ・ディスク版
・ダウンロード版
ダウンロード専用
音響 ・PCM(2.0/5.1/7.1)
・Dolby Digital 5.1
・Dolby Digital Plus
・Dolby TrueHD
・Dolby Atmos
・Dolby Atmos for Headphones
・DTS 5.1
・DTS:X
・DTS Headphone:X
・Windows Sonic
入出力 ・HDMI2.1 x1
・USB3.1 Gen1 x3
・1GbpsLAN x1
機能 ・Smart Delivery
・Quick Resume
・AMD FreeSync
・X Enhanced
付属品 超高速HDMIケーブル
・Xboxワイヤレスコントローラー
高速HDMIケーブル
・Xboxワイヤレスコントローラー
大きさ
重量
4.45kg
151mm x 151mm x 301mm
1.93kg
65mm x 151mm x 275mm
価格(税抜) \49,980 \29,980
型番 RRT-00015 RRS-00015

発売直後のパフォーマンス問題編集

同時期に発売されたライバル機、PlayStation 5との性能差については、浮動小数点数演算能力を引き合いに出してXbox Series Xの方が上回るとされた。しかしながら、発売直後のソフトに関するパフォーマンス計測ではPlayStation 5方が上回る事例が複数出たため、マイクロソフトは開発者と協力して解決に取り組むとの声明を発表した[15]。 この問題に関しては、Xbox側のプラットフォームに原因があるのではなく、開発キットの提供が遅れた事によって開発者が最適化に充分な時間を取れなかったことに起因するものである可能性も指摘された[15]。 事実パフォーマンスの逆転現象が生じていた本体発売直後のタイトルのほとんどが初期バージョンにおいては前世代機であるXbox One X向けの開発機で製作されており、「開発キットの配布にはRDNA2の完成を待つ必要があった(ために遅れが生じた)」とするマイクロソフトの説明とも合致を見せていた。

バリエーション編集

周辺機器編集

コントローラー編集

Xbox ワイヤレスコントローラー編集

Xbox Series X/Sは前世代機のXbox Oneコントローラーとの互換性を持っているため、Xbox Oneワイヤレスコントローラーから記載する。

第一世代「Xbox One ワイヤレス コントローラー」

Xbox 360のコントローラーから40項目以上の改良が施されている。Wi-Fi Directによる通信方式を採用したことで、本体との通信速度が大幅に高速化している。トリガーに触れる左右の指先それぞれに振動を伝えることができるように、振動モーターが左右のグリップ部分に加え、トリガー付近に追加され合計4個となった。アナログスティックの縁が網目状になり、軽く操作できるようになった。単3電池2本で駆動する。電池の収納が縦から横になり、背面がフラットになっている。十字キーは、溝から直接十字のパッドが露出する形状に変更された。Kinectにより、どのコントローラーが、どの位置で操作されているか検知する。これはコントローラー正面に赤外線LEDがあり、それを赤外線カメラで撮影しているためである。マイクロUSB端子(B)を搭載しており、USBケーブルで本体と接続すれば無線をオフにして有線コントローラーとしても使用可能である。Windows用ドライバも提供されており、PCでも使用可能。[16]

Xbox One初期型本体の同梱コントローラーである。

第二世代「Xbox One ワイヤレス コントローラー」

イヤホン端子が追加されたコントローラー。

第三世代「Xbox ワイヤレス コントローラー」

Xbox One S、Xbox One Xに標準搭載されるコントローラーは、単体でBluetooth接続に対応する(単体発売ではXbox Design Labでオリジナルモデルの発注ができる)。日本では2017年1月27日に「Xbox コントローラー(Windows USBケーブル付)」が登場した。[17]第三世代の商品名は"Xbox One ~"の部分からOneが無くなり"Xbox ~"となった。

第四世代「Xbox ワイヤレス コントローラー」

Xbox Series X/Sと同時発売のコントローラー。Xbox Oneと互換性があり、Xbox Oneでも使用することが可能である。基本的には第一~第四世代のコントローラーと同じであり、前モデルからの変更点という意味では小幅な改良にとどまっている。シェアボタンが新設され、手軽にスクリーンショットや動画をコミュニティに共有することが可能になった。また、Dパッド(十字キー)に「ハイブリッド方向パッド」が採用され、斜め入力がしやすくなっている。USB接続端子がUSB Type-Cになり、トリガーとバンパーも滑りにくいマット仕上げに。さらに、触覚ドットパターンが追加され、グリップしやすくなっている。また、平均的な8才の子どもの手のサイズに最適化することにより若干サイズが小さくなり持ちやすくなり、Bluetooth Low Energy(BTLE)Dynamic Latency Inputをサポートした。[18]全体的にXbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2に近い仕様になっている。

  • Xbox Adaptive Controller
  • プレイ & チャージ キット(初代~3代目と4代目では端子が違う)
  • Xbox Series X/S用Seagateストレージ拡張カード(1TB) - Seagateより発売
  • Xbox ワイヤレスヘッドセット

ソフトウェア編集

詳細は「Xbox SeriesX/Sのゲームタイトル一覧」を参照。また、Kinect対応タイトルを除く全タイトルに関して前世代機であるXboxOneとの互換性を持つため、「Xbox Oneのゲームタイトル一覧」も参照することを推奨する。

 
Smart Delivery

脚注編集

[脚注の使い方]

出典編集

  1. ^ a b c 【ソフト&ハード週間販売数】『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』が2週連続で首位に! 初登場の『BLUE REFLECTION TIE/帝』はSwitch/PS4合算で2.2万本を販売【10/18~10/24】”. ファミ通. 2021年10月29日閲覧。
  2. ^ Gurwin, Gabe (2021年2月4日). “Xbox Series X|S Sales Not Far Behind PS5, Analyst Says”. GameSpot. 2021年2月4日閲覧。
  3. ^ 株式会社インプレス (2020年9月10日). “世界同発で49,980円! 日本マイクロソフト、Xbox Series X、Xbox Series Sの日本展開を発表” (日本語). GAME Watch. 2020年9月10日閲覧。
  4. ^ 次世代機 Xbox Series X は499ドルで11月10日発売、廉価版Series Sと同日 - Engadget 日本版”. Engadget JP. 2020年9月10日閲覧。
  5. ^ Microsoftの次世代ゲーム機の正式名称は「Xbox Series X」ではなく「Xbox」になることが明らかに”. gigazine.net . GIGAZINE (2019年12月17日). 2019年12月22日閲覧。
  6. ^ 柳島雄太 (2019年12月13日). “次世代Xbox「Project Scarlett」の正式名称は「Xbox Series X」に!”. game.watch.impress.co.jp. GAME Watch. 2020年1月21日閲覧。
  7. ^ “「Xbox」の7年ぶり次世代機、11月に米で発売 「日本向けも近く発表」” (jp). Mainichi Daily News. (2020年9月10日). https://mainichi.jp/articles/20200910/k00/00m/020/055000c 2020年9月12日閲覧。 
  8. ^ 日本マイクロソフト、「Xbox Series S」と「Xbox Series X」を11月に発売” (日本語). 日本経済新聞 電子版. 2020年9月12日閲覧。
  9. ^ Xbox Series X、ついにハードウェアスペックを公開 PCですら未踏の4K/120fpsを目指すゲーム史上最高峰のモンスターマシンに
  10. ^ 8K/120fps対応の次世代Xbox「Project Scarlett」発表。2020年末発売”. www.phileweb.com. phileweb. 2019年12月22日閲覧。
  11. ^ 次世代Xboxの正式名称が「Xbox Series X」に決定。8K/120fpsに対応し互換性も完備した全部入りXbox”. GNN Web News (2019年12月13日). 2019年12月18日閲覧。
  12. ^ “コンソールゲームのサブスク”ついに日本にも! Xbox Game Pass日本サービス詳報 衝撃の世界最安値スタート。18歳以上限定ながら海外と同じコンテンツを提供!
  13. ^ 次世代Xboxスカーレット、One用コントローラーも使える?後方互換性を尊重”. japanese.engadget.com. Engadget. 2019年12月22日閲覧。
  14. ^ Xbox Series X|S の Smart Delivery の FAQ(Xboxシリーズ公式サイトFAQ)
  15. ^ a b マイクロソフト、「PS5がXbox Series Xのパフォーマンスを上回る」問題に取り組み”. engadget (2020年11月28日). 2020年11月28日閲覧。
  16. ^ 【Xbox One発表】40項目もの改良を施したXbox One専用コントローラーの詳細が明らかに” (日本語). Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト. 2021年4月21日閲覧。
  17. ^ Inc, Aetas. “Microsoft,「Xbox Wireless Controller」のUSBケーブル同梱版を発売。PCとのBluetooth接続にも対応” (日本語). www.4gamer.net. 2021年4月21日閲覧。
  18. ^ author (2020年3月17日). “Xbox Series X 新型コントローラーの詳細も公開へ!超低遅延、アナログ入力も高速化。” (日本語). WPTeq. 2021年4月21日閲覧。

関連項目編集

ゲームタイトル一覧
その他

外部リンク編集