セリーヌ・シアマ

フランスの映画監督、脚本家

セリーヌ・シアマ(Céline Sciamma, 1978年11月12日 - )は、フランス脚本家映画監督である。

セリーヌ・シアマ
Céline Sciamma
Céline Sciamma
生年月日 (1978-11-12) 1978年11月12日(45歳)
出生地 フランスの旗 フランス ヴァル=ドワーズ県ポントワーズ
主な作品
水の中のつぼみ
トムボーイ
ぼくの名前はズッキーニ
燃ゆる女の肖像
 
受賞
カンヌ国際映画祭
脚本賞
2019年燃ゆる女の肖像
クィア・パルム
2019年『燃ゆる女の肖像』
ベルリン国際映画祭
テディ賞 審査員特別賞
2011年トムボーイ
ヨーロッパ映画賞
脚本賞
2019年『燃ゆる女の肖像』
ロサンゼルス映画批評家協会賞
外国語映画賞
2021年秘密の森の、その向こう
セザール賞
脚色賞
2017年『ぼくの名前はズッキーニ
その他の賞
ルイ・デリュック賞 新人賞
2007年水の中のつぼみ
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略歴 編集

裕福なイタリア系家族の出身。2004年に脚本家としてキャリアをスタートさせ、2本の短編映画の脚本を手がけた後、2007年に長編『水の中のつぼみ』で映画監督デビューを果たす。この作品は第60回カンヌ国際映画祭のある視点部門に正式出品された。

2作目の『トムボーイ』も第61回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門のオープニング作品として上映され、テディ賞を受賞。3作目の『ガールフッド』は、パリ郊外に住むアフリカ系少女たちの閉塞した生活を描き、ストックホルム国際映画祭(2014)でグランプリを受賞した。

2016年公開のストップモーション・アニメーション映画『ぼくの名前はズッキーニ』では脚本を務め、セザール賞脚色賞を受賞。作品自体はアカデミー長編アニメ映画賞にノミネートされた。

2019年、監督作『燃ゆる女の肖像』が第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、脚本賞を受賞し、また女性監督として初めてクィア・パルム賞を受賞[1]。2021年の『秘密の森の、その向こう』は第71回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品された。

私生活 編集

女優アデル・エネルと暮らしていたが、『燃ゆる女の肖像』の撮影前に友好的に破局する[2]

フィルモグラフィ 編集

作品名 備考
2007 水の中のつぼみ
Naissance des Pieures
監督・脚本
2011 トムボーイ
Tomboy
監督
2014 ガールフッド
Bande de filles
監督・脚本
2016 17歳にもなると
Quand on a 17 ans
脚本
ぼくの名前はズッキーニ
Ma vie de Courgette
脚本
セザール賞脚色賞受賞
2019 燃ゆる女の肖像
Portrait de la jeune fille en feu
監督・脚本
カンヌ国際映画祭脚本賞クィア・パルム賞受賞
セザール賞監督賞・脚本賞ノミネート
2021 秘密の森の、その向こう
Petite Maman
監督・脚本・衣装

脚注 編集

外部リンク 編集