清水知子
清水 知子(しみず ともこ、1970年- )は、日本のメディア研究者・文化理論家。 専門は、文化理論・メディア文化論[1]。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授[2]。
略歴
編集愛知県生まれ[3]。 愛知県立岡崎高等学校、筑波大学第二学群比較文化学類を卒業後、英国バーミンガム大学大学院に留学(1998 - 1999)、修士(社会学・カルチュラル・スタディーズ)号を取得。 筑波大学大学院文芸・言語研究科博士課程修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員(PD)、山梨大学教育学部専任講師、助教授を経て) 2006年より筑波大学人文社会科学研究科講師) 2014年より筑波大学人文社会系准教授。 その間、ハーバード大学ライシャワー日本研究所 客員研究員(2010 - 2011、フルブライト研究員)、ベルリン自由大学客員研究員(2018 - 2019)を歴任[1]。2022年より東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科准教授。
著作
編集単著
編集共著
編集- 『ドゥルーズ / ガタリの現在』(鈴木泉, 小泉義之, 檜垣立哉編、平凡社) 2008
- 『労働と思想』(市野川容孝, 渋谷望編著、堀之内出版) 2015
- 『帝国と文化 - シェイクスピアからアントニオ・ネグリまで』(江藤秀一編、春風社) 2016
- 『21世紀の哲学をひらく - 現代思想の最前線への招待』(斎藤元紀, 増田靖彦編、ミネルヴァ書房) 2016
- 『地域アート - 美学・制度・日本』(藤田直哉編、堀之内出版) 2016
- 『多元主義を理解するための30冊』(暮沢剛巳, 清水知子監修、BAコンソーシアム) 2017
- 『社会的分断を越境する - 他者と出会い直す想像力』(塩原良和, 稲津秀樹編、青弓社) 2017
- 『芸術と労働』(白川昌生, 杉田敦編、水声社) 2018
- 『ドイツとの対話 - 〈3.11〉以降の社会と文化』(ハロルド・マイヤー, 西山崇宏, 伊藤守編、せりか書房) 2018
- 『マテリアル・セオリーズ - 新たなる唯物論にむけて』(北野圭介編、人文書院) 2018
- 『これからの美術がわかるキーワード100』(美術手帖編集部編、美術出版社) 2019
- 『アニメーション文化55のキーワード』(須川亜紀子, 米村みゆき編、ミネルヴァ書房) 2019
- 『映画とジェンダー / エスニシティ』( 加藤幹郎監修、塚田幸光編、ミネルヴァ書房) 2019
- 『コミュニケーション資本主義と〈コモン〉の探求 - ポスト・ヒューマン時代のメディア論』(伊藤守編、東京大学出版会) 2019
翻訳
編集- 『全体主義 - 観念の(誤)使用について』(スラヴォイ・ジジェク 、中山徹共訳、青土社) 2002
- 『9・11以後の監視』(デイヴィッド・ライアン、田島泰彦共訳、明石書店) 2004
- 『ジジェク自身によるジジェク』(スラヴォイ・ジジェク、河出書房新社) 2005
- 『知識人の責任』(ノーム・チョムスキー、浅見克彦, 野々村文宏共訳、青弓社) 2006
- 『自分自身を説明すること』(ジュディス・バトラー、佐藤嘉幸共訳、月曜社) 2008
- 『マウス・アンド・マジック - アメリカアニメーション全史』(レナード・マルティン、権藤俊司, 出口丈人, 須川亜紀子, 土居伸彰共訳、楽工舎) 2010
- 『権力の心的な生』(ジュディス・バトラー、佐藤嘉幸共訳、月曜社) 2012
- 『叛逆 - マルチチュードの民主主義宣言』(アントニオ・ネグリ, マイケル・ハート、水嶋一憲共訳、NHKブックス) 2013
- 『統治性 - フーコーをめぐる批判的な出会い』(ウィリアム・ウォルターズ、阿部潔、 成実弘至、 小笠原博毅共訳、月曜社) 2016
- 『アセンブリ:行為遂行性・複数性・政治』(ジュディス・バトラー、佐藤嘉幸共訳、青土社) 2018
- 『バンクシー 壁に隠れた男の正体』(ウィル・エルスワース=ジョーンズ、バンクシー翻訳チーム共訳、PARCO出版) 2020
- 『非暴力の力』(ジュディス・バトラー、佐藤嘉幸共訳、青土社) 2022
- 『カフカ素描集』(フランツ・カフカ 原著、アンドレアス・キルヒャー 編、高橋文子共訳、みすず書房)2023