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はまぎりローマ字JS Hamagiri, DD-155)は、海上自衛隊護衛艦あさぎり型護衛艦の5番艦。艦名は「浜に立つ霧」即ち「浜霧」に由来する。なお、艦艇名としては旧海軍通して初の命名である。

はまぎり
山形県酒田市酒田港にて撮影 (2014年8月3日)
山形県酒田市酒田港にて撮影
(2014年8月3日)
基本情報
建造所 日立造船舞鶴工場
運用者  海上自衛隊
艦種 汎用護衛艦(DD)
級名 あさぎり型護衛艦
母港 大湊
所属 護衛艦隊第15護衛隊
艦歴
発注 1985年
起工 1987年1月20日
進水 1988年6月4日
就役 1991年1月31日
要目
基準排水量 3,550 トン
満載排水量 4,950 トン
全長 137m
最大幅 14.6m
深さ 8.8m
吃水 4.5m
機関 COGAG方式
主機 川崎ロールス・ロイス オリンパスSM1Aガスタービン × 4基
出力 54,000PS
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
最大速力 30ノット
乗員 220名
兵装 62口径76mm単装速射砲 × 1門
Mk.15 Mod2 高性能20mm機関砲CIWS) × 2基
ハープーンSSM4連装発射筒 × 2基
GMLS-3型A シースパロー短SAM8連装発射機 × 1基
74式アスロック8連装発射機 1基
68式3連装短魚雷発射管 × 2基
搭載機 HSS-2B/SH-60Jヘリコプター × 1機
C4ISTAR OYQ-7B 戦術情報処理装置
OYQ-101 対潜情報処理装置
SFCS-6C 水中攻撃指揮装置
レーダー OPS-24 対空
OPS-28C 水上
OPS-20 航海用
81式射撃指揮装置2型-23/2型-12G
ソナー OQS-4A
OQR-1 曳航式
電子戦
対抗手段
NOLR-8 ESM
OLT-3C ECM
Mk.137 デコイ発射機 × 2基
その他 AN/SLQ-25 曳航式デコイ
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目次

艦歴編集

「はまぎり」は、中期業務見積りに基づく昭和60年度計画3,500トン型護衛艦2226号艦として、日立造船舞鶴工場で1987年1月20日に起工され、1988年6月4日に進水、1990年1月31日に就役し、第1護衛隊群隷下に新編された第48護衛隊に「さわゆき」とともに編入され、横須賀に配備された。

「はまぎり」以降からあさぎり型護衛艦の装備する対空レーダーはOPS-24が装備され、FCSも2-22から2-23が装備されシースパローを管制することができるようになった。

1991年7月1日から7月31日まで、護衛艦「しらね」、「ゆうぎり」、「あまぎり」とともにフィリピン方面海上実習に参加する。

1992年8月、洋上給油中に護衛艦「あまぎり」と衝突事故を起こしている。相手艦の「あまぎり」は浸水傾斜等海上自衛隊史上としては最悪の被害を受けるが死傷者はなく、その後、戦列に復帰している。

1994年、護衛艦「くらま」、「あまぎり」とともに環太平洋合同演習(RIMPAC)に参加。5月31日に横須賀基地出港、6月23日から7月6日に演習参加、8月24日に横須賀基地に帰投する。

同年12月20日から12月23日、護衛艦「あまぎり」とともに東京に寄港した韓国海軍の補給艦「天地 (チョンジ)」等からなる練習艦隊と交歓する。

1995年1月から7月に石川島播磨重工業東京第1工場で行われた定期検査においてシースパロー短SAM機力装填装置を搭載する。

1996年3月16日第4護衛隊群第41護衛隊に編入され、定係港が大湊へ転籍。

1997年3月24日、第4護衛隊群第48護衛隊に編入。同日付、隊番号の改正により第48護衛隊が第8護衛隊に改称。

同年6月9日から9月3日の間、護衛艦「はるな」、「みょうこう」及びP-3C 5機とともに米国派遣訓練に参加。

1998年3月20日第3護衛隊群第7護衛隊に編入。

2000年9月1日から11日までロシアペトロパブロフスク・カムチャツキー沖で実施された日露捜索・救難共同訓練に護衛艦「ひえい」とともに参加。

同年10月4日、護衛艦「せとぎり」とともに小樽港に寄港したオーストラリア海軍フリゲート「キャンベラ」、「ダーウィン」のホストシップとして派遣される。

2002年2月22日、護衛艦「あまぎり」等とともに東南アジア方面外洋練習航海部隊を編成し第35期一般幹部候補生課程修了者約90名を乗せて江田内出港する。マニラスラバヤ勝連に寄港し、3月31日に江田内に帰投する。

同年、環太平洋合同演習(RIMPAC)に参加。

2004年遠洋練習航海に参加。

2008年3月26日、護衛隊改編により第4護衛隊群第4護衛隊に編入。

同年4月9日、護衛艦「きりしま」とともに東京に入港したフランス海軍揚陸艦「ミストラル」と交歓する。

2009年10月6日、大湊を出港、途中横須賀において、護衛艦「たかなみ」と共に第3次派遣海賊対処行動水上部隊を編成、同月13日ソマリア沖アデン湾へ向けて横須賀を出航、11月7日から翌年2月20日まで34回計283隻の船舶を護衛し、2010年3月18日に帰国した[1]

2011年8月1日、編成替えにより護衛艦隊直轄第15護衛隊に編入。

2013年4月7日第15次派遣海賊対処行動水上部隊として護衛艦「あけぼの」と共にソマリア沖へ向けて出航[2]、任務を終了し、同年9月27日、大湊に帰港した[3]

2014年10月26日及び28日、ロシアウラジオストック港内及びウラジオストック沖で実施される日露捜索・救難共同訓練に参加した[4]

2017年11月20日から25日までの間、ロシア連邦海軍駆逐艦アドミラル・ヴィノグラドフ」などと共にウラジオストック港及び同周辺海域で実施される日露捜索・救難共同訓練に参加する[5]

現在は、護衛艦隊第15護衛隊に所属し定係港は大湊である。

歴代艦長編集

歴代艦長(特記ない限り2等海佐
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職 備考
1 富永憲一郎 1990.1.31 - 1991.8.4 防大10期 はまぎり艤装員長 海上自衛隊第1術科学校
教官 兼 研究部員
2 川原和仁 1991.8.5 - 1993.3.23 防大14期 みねぐも艦長 第1海上訓練指導隊
3 石川雅敏 1993.3.24 - 1994.8.29 防大17期 むらくも艦長 護衛艦隊司令部幕僚
4 田代耕一 1994.8.30 - 1996.9.16 防大15期 まきぐも艦長 運用開発隊運用開発第1科長
5 中田高芳 1996.9.17 - 1997.9.9 大湊地方総監部防衛部第3幕僚室長 はたかぜ艦長 1997.1.1
1等海佐昇任
6 徳本和成 1997.9.10 - 1999.9.19 日大
25期幹候
第4海上訓練指導隊訓練科長 呉地方総監部防衛部第3幕僚室長
7 廣 文仁 1999.9.20 - 2001.3.21 防大20期 佐世保地方総監部防衛部第3幕僚室長 自衛艦隊司令部幕僚
8 新開仁司 2001.3.22 - 2002.8.19 防大22期 自衛隊地方連絡部募集課長 護衛艦隊司令部幕僚  
9 茭口俊介 2002.8.20 - 2003.8.19 防大27期 統合幕僚会議事務局第3幕僚室  
10 豊住 太 2003.8.20 - 2004.9.30 防大29期 第1護衛隊群司令部幕僚 指揮通信開発隊システム第2科長
11 染田良弘 2004.10.1 - 2006.5.7 防大29期 海上幕僚監部人事教育部教育課 護衛艦隊司令部幕僚  
12 関口雄輝 2006.5.8 - 2007.7.1 防大33期 海上幕僚監部人事教育部厚生課  
13 佐藤 誠 2007.7.2 - 2008.9.15 防大27期   護衛艦隊司令部幕僚
14 斎藤 貴 2008.9.16 - 2010.8.11 防大32期 はたかぜ砲雷長兼副長 海上自衛隊幹部候補生学校
第1学生隊長
 
15 伊保之央 2010.8.12 - 2011.7.31 防大31期 第3ミサイル艇隊司令 海上自衛隊第1術科学校
16 齋藤浩司 2011.8.1 - 2012.7.31 防大34期 海上幕僚監部防衛部運用支援課 海上自衛隊幹部学校付
17 佐藤哲朗 2012.8.1 - 2013.10.3 防大39期 きりしま砲雷長 兼 副長 海上幕僚監部防衛部装備体系課
18 岳本宏太郎 2013.10.4 - 2014.8.4   指揮通信開発隊企画科長 しらせ運用長  
19 倉光啓介 2014.8.5 - 2015.8.2 防大41期 第1護衛隊群司令部 統合幕僚監部防衛計画部計画課
20 竹嶋広明 2015.8.3 - 2016.8.8 防大41期 第3護衛隊群司令部幕僚 海上自衛隊幹部学校付 2016.1.1
1等海佐昇任
21 鈴木隆弘 2016.8.9 - 2017.7.31 防大37期 海上幕僚監部防衛部装備体系課
22 成田直人 2017.8.1 - 2018.11.1 海上幕僚監部防衛部防衛課 はたかぜ艦長
23   2018.11.2 -    

脚注編集

参考文献編集

  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)
  • 『世界の艦船』第750号(海人社、2011年11月号)

外部リンク編集