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概要編集

日本の祭りで使われる太鼓鳴り物を中心に、ギターやベース、鍵盤ハーモニカなどの楽器を使い、オリジナル曲やカバー曲を演奏している。日本伝統の民謡盆踊りのような曲がある一方、外国の風景を思わせる情緒的な曲も手がけている。マイム・マイムに代表される、いわゆるフォークダンスの曲も演奏している。対象年齢や客層が幅広く、幼稚園[1]保育園[2]小学校[3]中学校高校特別支援学校[4]で演奏するほか、ライブハウス公共ホール老人福祉施設等で演奏している。

メンバー編集

現メンバー編集

ソガ直人(篠笛、鍵盤ハーモニカ)
奈良県出身。北海道教育大学大学院で修士号教育学)を取得。2004から「はこだて観光大使」。
しまだめぐみ(たいこ、うた)
京都府出身。東北・東日本の郷土芸能やワールドミュージックの知識、海外芸術祭の体験を生かし、ひのき屋の演奏の中核を担う。
雨宮牧子(パーカッション)
北海道岩見沢市出身。園児や児童に太鼓の楽しさを伝えるワークショップも行っている。
ワタナベヒロシ(ギター、ボーカル)
北海道八雲町出身。函館大学在学時から街頭に立って歌いはじめる。偶然の出会いがきっかけでひのき屋に加入。
本多貴幸(ウッドベース)
埼玉県秩父市出身。当初は裏方として参加。2017年4月からひのき屋に加入。

主なサポートメンバー編集

大友剛(アコーディオン、鍵盤ハーモニカ)
パロシクスからサポートメンバーとして、2004年のブラジルツアーに参加した。その演奏はアルバム『プラタナスの樹』に収録された。2005年のマキシシングル『風のゴルモン』の収録に参加した。
曽我大穂(フルート)
CINEMA dub MONKS(シネマ・ダブ・モンクス)からサポートメンバーとして、2005年の欧州ツアーに参加した。その演奏はアルバム『ひのき屋・トラベリングバンド』に収録された。
山北紀彦(アフリカンパーカッション)
N'DANAンダナ)からサポートメンバーとして、2005年の国内ツアーに参加した。その演奏はアルバム『ひのき屋・トラベリングバンド』に収録された。
田中馨(ベース)
SAKEROCKサケロック)からサポートメンバーとして、2007年の欧州ツアーに参加した。その演奏はアルバム『ライブ・プトヴァーニェ』に収録された。

旧メンバー編集

三田健司(アフリカンパーカッション)
1999年10月23日に行われた上磯町公演から見習いスタッフとして参加。2000年1月からメンバーとして演奏した。並行して、山北紀彦とともにアフリカンパーカッションユニット・ドンパラを結成。2001年4月に「ドンパラの活動が忙しくなったため、ひのき屋をやめて専念する」ことが発表された[5]
ふくだたくま(太鼓)
1998年4月 - 2003年8月。脱退後、事務職員に転向した。
真島輝(ピアノ、ギター)
2003年2月[6]から2003年6月まで音響スタッフ。2003年7月からメンバーとして演奏した。2005年1月に「本人の強い希望により、独立してソロ活動に専念すること」が発表された[7]

略歴編集

結成から現在まで編集

結成編集

北海道教育大学大学院を修了したソガ直人を中心に、1998年4月に函館市で結成。北海道教育大学函館校を卒業したしまだめぐみ雨宮牧子、北海道教育大学大学院に在籍していたふくだたくまが結成時のメンバー。その後、函館大学を卒業して一般企業に就職したワタナベヒロシが退社して合流。メンバーは5人になった。

たいこ楽団ひのき屋編集

結成から5年間、「たいこ楽団」を団体名の前置きにしていた。公演における表記で古いものは、1999年7月10日につくしの子保育園で行われた公演『だ・だ・だ』の副題として「たいこ楽団ひのき屋」の表記がみられる。この表記はその後、2003年5月から6月にかけて行われた「ぐるり一周全道ツアー」、そして2003年6月29日に公立はこだて未来大学で行われた「はこだて新発見野外ライブ」まで使われた。アルバムにおける表記は、2001年に自主制作されたファーストアルバム『たいこ楽団ひのき屋』から、4枚目のアルバム『ボン-ヂア』まで。

2003年、真島輝の加入とふくだの脱退をきっかけに、演奏の内容が変化した。『ボン-ヂア』に収録されたオリジナル曲「stormy(ストーミー)」は、真島のピアノとしまだの太鼓が激しく交錯する曲調で、その変化の象徴とされた。

ひのき屋・トラベリングバンド編集

2005年、真島の脱退でメンバーが4人になり、ふたたび演奏の内容が変化した。2005年のマキシシングル『風のゴルモン』では多くのサポートメンバーを迎え、メロディーやアレンジを重視した実験的な曲を収録することとなった。この『風のゴルモン』の副題は「Theme of travelin' taiko.(テーマ・オブ・トラベリング・タイコ)」(旅するたいこのテーマ)とされ、このときから「旅」というキーワードを表記に取り入れるようになった。

2006年に「ひのき屋・欧州ツアー」の演奏を収録した映像DVD付きアルバム『ひのき屋・トラベリングバンド』を発売。このときから自身を「トラベリングバンド」と呼ぶようになった。

ひのき屋・わいわい音楽隊!編集

2008年7月に、主に小学生以下の児童を対象とする「ひのき屋・わいわい音楽隊!」という作品を発表した[8]。初演から現在まで、幼稚園、保育園、小学校の芸術鑑賞会、子ども劇場などで上演している。アルバムのタイトルにこの作品名は使われていない。

ひのき屋の新春獅子舞企画編集

2010年10月に、主に社会福祉施設の利用者を対象とする「ひのき屋の新春獅子舞企画」という作品を発表した。新春の時期に限定して獅子舞を上演している。

現在編集

「旅するフェスティバル」をテーマに、ソガ直人しまだめぐみ雨宮牧子ワタナベヒロシ本多貴幸のメンバー5人で演奏している。

公演活動とともに、地元函館で文化振興活動を行っている。2003年に公立はこだて未来大学で、2004年に真宗大谷派函館別院で「はこだて新発見野外ライブ(主催:実行委員会)」を企画した。2008年から現在まで、「はこだて国際民俗芸術祭(主催:一般社団法人ワールズ・ミート・ジャパン)」を企画している。

2014年4月から現在まで、学童クラブひのてん」を運営している[9]

主な公演実績編集

初の海外公演は、2001年のスタンフォード大学「インターカレッジエイト・タイコ・インビテーショナル・コンサート」。この公演は、クリス・ベルグストロム(en:Kris_Bergstrom)との出会いがきっかけで実現した。 2005年の「ひのき屋・欧州ツアー(フランスおよびギリシャを巡回)」は、国際交流基金の主催公演事業[10]。 2006年の「日本人移住50周年記念公演」は、国際交流基金の海外公演助成事業[11]。 2007年の「ひのき屋欧州ツアー(フランス、ベラルーシ、クロアチアおよびボスニア・ヘルツェゴヴィナを巡回)」は、国際交流基金の主催公演事業[12]。 2011年の「ひのき屋東欧公演(チェコ、スロバキアおよびハンガリーを巡回)」は、国際交流基金の海外公演助成事業[13]

海外公演一覧
国または地域 概要
2001年 アメリカ カリフォルニア州 スタンフォード大学インターカレッジエイト・タイコ・インビテーショナル・コンサート」に参加[14]
2002年 クロアチア ザグレブ 第36回「ザグレブ国際民俗芸術祭」に参加[15]
2003年 台湾 台北市ほか 秋月の鼓舞ひのき屋ツアー」を台湾各地で実施。
2004年 ブラジル リオグランデ・ド・スル州 ノーヴァ・プラタ 第7回国際民俗祭」に参加。
2005年 ギリシャ ナフプリオ 国際フェスティバル」に参加。
フランス リヨン 音楽の日」に参加。
2006年 ブラジル リオグランデ・ド・スル州 日本人移住50周年記念公演」を実施。
台湾 ひのき屋ツアー」を実施。
2007年 オーストラリア メルボルン、レイク・マコーリー ムンバ・フェスティバル」に参加。「レイクマコーリー姉妹都市公演」を実施。
ボスニア・ヘルツェゴビナ サラエボ バシチャルシヤ・ノチ(サラエボ音楽祭)」に参加、「国立劇場公演」を実施[16]
フランス リヨン 音楽の日」に参加[17]
クロアチア ザグレブ、ザダル ザグレブ公演」「ザタル公演[18]を実施。
ベラルーシ ミンスクモギリョフ 日ベラルーシ外交関係樹立15周年記念公演」を実施。
2008年 ドイツ デュッセルドルフ 日本デー」に参加[19]
シンガポール シンガポール伊勢丹(スコッツ店)「北海道フェア」に参加。
ブラジル ブラジリアゴイアニアパルマス 日本ブラジル交流年認定事業・ひのき屋ブラジルツアー」を実施[20]
2009年 ボスニア・ヘルツェゴビナ サラエボ バシチャルシヤ・ノチ(サラエボ音楽祭)」に参加[21]
クロアチア ザグレブ 第43回「ザグレブ国際民俗芸術祭」に参加[22]
2011年 チェコ プラハブルノ 旧市街広場「イースターフェスティバル」に参加。「ブルノ公演」を実施[23]
スロバキア トルナヴァ 震災復興支援イベント」に参加[24]
ハンガリー ソルノク ソルノク公演」を実施。中央公園「メーデー記念公演」に参加。
2014年 韓国 高陽市 湖水芸術祭」に参加。
2015年 ハンガリー ブダペスト 国際交流基金ブダペスト日本文化センター主催公演」に参加[25]
ルーマニア ブカレスト 在ルーマニア日本大使館主催公演」に参加。
ブラジル サンパウロ、モジー・ダス・クルーセス、ベロ・オリゾンテ、ブラジリア ひのき屋ブラジルツアー2015」を実施[26]
2017年 台湾 新北市 遠東百貨「台湾函館物産展」に参加。
主な国内公演一覧
地域 概要
2004年 小樽市 ライジング・サン・ロックフェスティバル」のBOHEMIAN GARDEN(ボヘミアン・ガーデン)に参加[27]
2005年 愛知県 愛・地球博」に参加[28]

受賞歴編集

2009年に北海道新聞社の第8回「北のみらい奨励賞」を受賞した[29]

作品・書籍等編集

アルバム編集

2001年に初のアルバム『たいこ楽団ひのき屋』を自主制作。2006年にアルバム『ひのき屋・トラベリングバンド』を全国流通作品として発売。2013年にアルバム『Live! Live! Live!』を自主制作盤として発売した。

アルバム一覧
  発売日 タイトル 規格品番 概要
1 2001年 たいこ楽団ひのき屋   朝ねぼう、海船問屋、こもりく囃子、ゆかいな旅芸人、ドッコイダンダカ、バッファロー、全6曲。廃盤。
2 2003年 あとのまつり   カバー絵を藤澤信輔が担当。全11曲。廃盤。
3 2004年 さんきゅうLIVE! 2004   突貫工事、風のゴルモン、星と舟、こきりこ節、づっつき節、ドッコイダンダカ、またあした、全7曲。廃盤。
4 2004年 ボン-ヂア   北海道ツアーの音源、全12曲。ジャケとブックレットはブラジルツアーの写真。廃盤。
5 2006年4月19日 ひのき屋・トラベリングバンド DDCZ-1250 全10曲。4曲入り映像DVD(ZIDDB-1250)が付属。流通盤。
6 2007年6月16日 プラタナスの樹 DDCZ-1434 全14曲。
7 2008年5月8日 ライヴ・プトヴァーニェ DQC-77 全11曲。7曲入り映像DVD(DQCBB-77)が付属。
8 2010年8月4日 だるまさんがころんだ DQC-524 全10曲。ワタナベヒロシが唄いまくるにぎやかな曲が満載。
9 2013年6月5日 Live! Live! Live! HTCD-1301 全13曲。ライブアルバム。
10 2016年5月14日 コーヒー豆とこいのぼり HTCD-1601 全15曲。ライブアルバム。

マキシシングル編集

2005年に初の全国流通作品となる『風のゴルモン』を発売した。

マキシシングル一覧
  発売日 タイトル 規格品番 概要
1 2005年5月25日 風のゴルモン DDCZ-1130 イントロ、風のゴルモン、あとのまつり-SKA Flabor.-、プラタナスの樹、全4曲。流通盤。

ソロアルバム編集

2010年にソガ直人が初のソロアルバム『バルカンの月』(DQC-525)を発売した。

ソロアルバム一覧
  発売日 タイトル アーティスト 規格品番 概要
1 2010年8月4日 バルカンの月 ソガ直人 DQC-525 インストゥルメンタルの世界が凝縮された1枚。流通盤。

書籍編集

2010年の『プラタナスの樹』は、原子禅の同行取材と、江本秀幸の同行写真をまとめた作品。

書籍一覧
著者・タイトル等 概要
ひのき屋 『ひのき屋の今日もたいこであそぼう』 サンパティックカフェ、2002年2月。ISBN 978-4434024085  「たいこはたのしいものなのさ!」たいこ遊びのメソッドを掲載。
原子禅(文); 江本秀幸(写真); ひのき屋(監修) 『プラタナスの樹』 中西出版、2010年8月。ISBN 978-4891152161  ひのき屋の結成から「はこだて国際民俗芸術祭」の開催までを文と写真で描く。

脚注編集

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  1. ^ 例えば、トラベリングバンド「ひのき屋」、紋別幼稚園で演奏”. 2016年3月5日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年2月16日閲覧。
  2. ^ 例えば、ダンスダンス ひのき屋親子ライブ | 八朗園長の”遊びをせんとや生まれけむ””. 2015年2月14日閲覧。
  3. ^ 例えば、ひのき屋アウトリーチ | 特定非営利活動法人 空知文化工房”. 2015年2月16日閲覧。
  4. ^ 例えば、平成23年度 芸術鑑賞会(ひのき屋)”. 2015年2月16日閲覧。
  5. ^ 三田健司「ひのき屋の食卓」『ひのき林』第16号、たいこ楽団ひのき屋、2001年4月23日。
  6. ^ ひのき屋について”. 2015年3月5日閲覧。
  7. ^ 「真島輝・独立してソロ活動へ」『ひのきばやし』第38号、たいこ楽団ひのき屋/ひのき風呂の会、2005年1月25日。
  8. ^ 『子ども劇場2014年度企画作品 提出作品実務内容』、子ども劇場企画実行委員会、2013年6月8日。
  9. ^ 学童保育 - 株式会社ヒトココチ”. 2015年2月12日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年3月6日閲覧。
  10. ^ MOFA: Report on the "2005 EU-Japan Year of People to People Exchanges" : List of Participating Organizations : Japan”. 2015年2月14日閲覧。
  11. ^ 海外公演助成事業一覧”. 2015年2月14日閲覧。
  12. ^ 国際交流基金 > 文化芸術交流 > お知らせ > 最新情報 平成19(2007)年度 > ひのき屋欧州ツアー2007”. 2014年1月31日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年2月15日閲覧。
  13. ^ Performing Arts Network Japan | 国際交流基金 平成23(2011)年度 海外公演助成事業一覧”. 2015年2月16日閲覧。
  14. ^ The Stanford Daily 25 May 2001”. 2015年2月14日閲覧。
  15. ^ WORLD MUSIC CONCERTS ON 36TH - 2002, MSF - IFF, Zagreb”. 2015年2月14日閲覧。
  16. ^ Hinokiya - putujući bend iz Japana u Sarajevu, Klix.ba”. 2015年2月14日閲覧。
  17. ^ Fête de la Musique à Lyon : Orgie Musicale.”. 2015年2月14日閲覧。
  18. ^ Originalne kompozicije u originalnoj izvedbi, 057info - Zadar”. 2015年2月14日閲覧。
  19. ^ Japan-Tag Düsseldorf/NRW, Japanisches Generalkonsulat Düsseldorf”. 2015年2月14日閲覧。
  20. ^ Ingressos para show japonês em Palmas já estão disponíveis - JORNAL O GIRASSOL”. 2015年2月14日閲覧。
  21. ^ July 22: Concert by Japanese Band "Hinokiya", Embassy of Japan in Bosnia and Herzegovina”. 2015年2月14日閲覧。
  22. ^ ARCHIVE - 43RD IFF 2009, MSF - IFF, Zagreb”. 2015年2月14日閲覧。
  23. ^ South Moravia - Official Tourism Website”. 2015年2月14日閲覧。
  24. ^ Veľvyslanectvo Japonska v Slovenskej republike - Koncert pre Japonsko v Mestskej športovej hale v Trnave (28. apríl 2011)”. 2013年1月5日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年2月15日閲覧。
  25. ^ ギャラリー - ひのき屋による公演 2015年6月4日”. 2015年11月22日閲覧。
  26. ^ 日ブラジル外交関係樹立120周年(2015年) 関連事業
  27. ^ RISING SUN ROCK FESTIVAL 2004 in EZO”. 2015年2月14日閲覧。
  28. ^ 北と南の大地のリズム~たいこ交流ライブ~ | EXPO 2005 AICHI,JAPAN”. 2015年2月14日閲覧。
  29. ^ 北海道新聞社 会社概要”. 2015年2月14日閲覧。

外部リンク編集