アブドゥルカリーム・ハサン

カタールのサッカー選手

アブドゥルカリーム・ハサンアラビア語: عبد الكريم حسن‎、Abdul Karim HassanまたはAbdelkarim Hassan、1993年8月28日 -)は、カタールドーハ出身のサッカー選手クウェート・プレミアリーグアル・ジャフラSC所属。カタール代表。ポジションはディフェンダー

アブドゥルカリーム・ハサン Football pictogram.svg
Abdelkarim Hassan 2019 AFC Asian Cup Final.jpg
名前
本名 アブドゥルカリーム・ハサン・アル・ハジ・ファダッラ
Abdelkarim Hassan Al Haj Fadlalla
ラテン文字 Abdulkarim Hassan
アラビア語 عبدالكريم حسن عبدالكريم
基本情報
国籍 カタールの旗 カタール
スーダンの旗 スーダン
生年月日 (1993-08-28) 1993年8月28日(29歳)
出身地 ドーハ
身長 177cm
体重 79kg
選手情報
在籍チーム クウェートの旗 アル・ジャフラSC英語版
ポジション DF (LSB)
背番号 3
利き足 左足
ユース
2007-2010 カタールの旗 アル・サッド
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2010-2023 カタールの旗 アル・サッド 200 (30)
2017-2018 ベルギーの旗 オイペン (loan) 10 (1)
2023- クウェートの旗 アル・ジャフラSC英語版
代表歴2
2010-2014  カタール U-20 5 (1)
2011-2015  カタール U-23 9 (4)
2010- カタールの旗 カタール 131 (15)
1. 国内リーグ戦に限る。2023年1月27日現在。
2. 2022年11月20日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

アスパイア・アカデミー出身のハサンは2010年にアル・サッドと契約を結ぶとすぐに頭角を現し、その年にはカタールA代表にも招集され、以降は代表のレギュラーに定着した。アフリカにルーツを持つことからも、身体能力が高く、通常ディフェンダー登録だが、高い位置でもプレーできる。国内では得点力の高いサイドバックとしても知られていて2016年のオリンピックアジア選手権でも活躍を見せた。そのため、カタールのロベカルとも呼ばれる[1]アブデルカリム・ハッサンと表記されることもある。

経歴編集

クラブ編集

2010年にアル・サッドのトップチームに昇格し、2011年にアスパイア・アカデミーを卒業。17歳にしてその年のACL2011FCパフタコール・タシュケント戦に出場したことで、ACLに出場したアル・サッドの選手として最も若い選手となった。

 
ACL2011決勝戦進出を喜ぶハサン

さらにFIFAクラブワールドカップ2011にも出場し、3位フィニッシュに貢献した。

2013年2月24日、カタール・スターズリーグ第18節のアル・ワクラSC戦でゴールを決めた。これは当時のアル・サッドの最年少リーグ戦得点記録だった。

2017年、ファアド・アル=アブドゥルラフマン英語版と入れ替わる形でベルギー1部リーグKASオイペンに期限付き移籍した[2]

2020年7月24日にはアル・サッドとの契約をさらに4年延長した[3]

2022年12月21日、選手の見通しが今後のチームの目標や希望にそぐわないとして、トップチームから永久離脱することが発表された[4]

2023年1月、SNS上でファンと口論したことを理由にカタールサッカー協会から無期限の出場停止処分を受けた[5]。その後、国外のクウェート・プレミアリーグアル・ジャフラSCにフリーで加入した。

代表編集

各世代別のカタール代表に選出されている。

2012年6月17日、U-23マレーシア代表との親善試合でアズリフ・ナスルルハク英語版に対して危険なスライディングタックルをしたことで両サイド間の大規模な乱闘に発展。マレーシアのナズミ・ファイズ英語版はピッチの反対側からハサンの元に駆けつけて殴りかかろうとした。幸いナズミのパンチはハサンの胸を押す程度で済んだが、この騒動によって両者にはレッドカードが出された[6]

2013年1月31日に開催されたレバノン代表との親善試合でA代表初ゴールを決めると、その後も西アジアサッカー選手権2014ガルフカップ2014の優勝に貢献した。

AFCアジアカップ2019でもチームの主力として出場した。決勝の日本戦では、その大会で2ゴールを挙げていた堂安律とマッチアップしたが、彼を完璧に封じ込めた。1点差で迎えた79分には攻撃的なプレースタイルのハサンがヘディングシュートを放つと、このシュートが吉田麻也の手に当たったとVARで判定されPKとなる。このPKをアクラム・アフィーフが左に決めたことで決勝点になり、大会初優勝を果たした[7]。また、大会終了後に発表されたオールスタースカッドの23名のうちの1人にも選ばれた[8]

 
決勝の日本戦でプレーするハサン


2019年11月29日のイエメン代表との試合ではディフェンダーながらにハットトリックを達成した。

2021年3月30日に行われたアイルランド代表との親善試合で代表戦100試合に出場した。

個人成績編集

代表編集

出場大会

2010年 - ガルフカップ2010(グループリーグ敗退)
2013年 - ガルフカップ2013(グループリーグ敗退)
2014年 - ガルフカップ2014(優勝)
2014年 - 西アジアサッカー選手権2014 (優勝)
2015年 - AFCアジアカップ2015(グループリーグ敗退)
2017年 - ガルフカップ2017(グループリーグ敗退)
2018年 - アジア競技大会(グループリーグ敗退)
2019年 - AFCアジアカップ2019(優勝)
2019年 - コパ・アメリカ2019(グループリーグ敗退)
2019年 - ガルフカップ2019(ベスト4)
2021年 - 2021 CONCACAFゴールドカップ(ベスト4)
2021年 - 2021 FIFAアラブカップ(3位)
2022年 - 2022 FIFAワールドカップ (グループリーグ敗退)

得点

# 開催日 開催地 対戦国 スコア 結果 大会
1 2013年1月31日   ドーハ
ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム
  レバノン 1-0 1-0 親善試合
2 2013年3月7日   ドーハ
サーニー・ビン・ジャーシム・スタジアム
  エジプト 1-1 3-1 親善試合
3 2013年11月15日   ドーハ
ハリーファ国際スタジアム
  イエメン 2-1 4-1 AFCアジアカップ2015予選
4 2014年11月6日   ドーハ
アブドゥッラー・ビン・ハリーファ・スタジアム
  朝鮮民主主義人民共和国 3-0 3-1 親善試合
5 2014年12月27日   ドーハ
アブドゥッラー・ビン・ハリーファ・スタジアム
  エストニア 2-0 3-0 親善試合
6 2015年3月30日   ドーハ
ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム
  スロベニア 1-0 1-0 親善試合
7 2015年9月8日   モンコック
旺角大球場
  香港 2-0 3-2 2018 FIFAワールドカップ・アジア3次予選
8 2016年5月29日   ハルトベルク
ハルトベルク・スタディオン
  アルバニア 1-0 1-3 親善試合
9 2017年6月6日   ドーハ
ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム
  朝鮮民主主義人民共和国 1-0 2-2 親善試合
10 2019年1月13日   アル・アイン
シェイク・ハリーファ国際スタジアム
  朝鮮民主主義人民共和国 6-0 6-0 AFCアジアカップ2019
11 2019年9月5日   ドーハ
ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム
  アフガニスタン 4-0 6-0 2022 FIFAワールドカップ・アジア2次予選
12 2019年11月29日   ドーハ
ハリーファ国際スタジアム
  イエメン 1-0 6-0 ガルフカップ2019
13 2-0
14 4-0
15 2021年9月4日   デブレツェン
ナジェルデイ・スタディオン英語版
  ポルトガル 1-2 1-3 親善試合

タイトル編集

アル・サッド

代表

 
AFCアジアカップ2019優勝を喜ぶハサン

個人

脚注編集

  1. ^ FIFA Club World Cup Qatar 2019 - アルサッド - 今大会の注目選手”. 日本テレビ. 2023年1月27日閲覧。
  2. ^ Al Sadd's Abdelkarim joins Belgium's KAS Eupen Qatar Tribune 2017-06-29.
  3. ^ Hassan extends Al Sadd contract till 2024 AFC.com 2020-07-25.
  4. ^ Al-Sadd announce Abdelkarim Hassan’s permanent exit from the team”. AL SADD (2022年12月21日). 2023年1月27日閲覧。
  5. ^ W杯出場のカタール選手に無期限の出場停止処分 SNS上でのファンとの口論が問題視”. 日刊スポーツ (2023年1月20日). 2023年1月27日閲覧。
  6. ^ Nazmi loses cool in friendly against Qatar”. asiaone.com. 2012年6月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月29日閲覧。
  7. ^ 日本、悲願のアジア王者奪還ならず…カタールが歴史的なアジアカップ初優勝 GOAL.com 2019-02-01.
  8. ^ AFC ASIAN CUP UAE 2019™ TECHNICAL REPORT & STATISTICS AFC 2019-05-29.

外部リンク編集