ジョー・イングルス

オーストラリアのバスケットボール選手 (1987 - )

ジョセフ・ハワーシュ・イングルス (Joseph Howarth Ingles, 1987年10月2日 - ) は、オーストラリアのプロバスケットボール選手。NBAミルウォーキー・バックスに所属している。ポジションは主にスモールフォワード

ジョー・イングルス
Joe Ingles
Joe Ingles Utah (cropped).jpg
ユタ・ジャズでのイングルス
(2018年)
ミルウォーキー・バックス
ポジション SF / SG
所属リーグ NBA
シュート
基本情報
愛称 Slow Mo Joe
国籍 オーストラリアの旗 オーストラリア
生年月日 (1987-10-02) 1987年10月2日(35歳)
出身地 南オーストラリア州の旗 南オーストラリア州ハッピーバレー
身長 203cm (6 ft 8 in)
体重 100kg (220 lb)
ウィングスパン 208cm  (6 ft 10 in)[1]
キャリア情報
NBAドラフト 2009年 / ドラフト外
プロ選手期間 2005年–現在
経歴
2005–2006オーストラリア国立スポーツ研究所
2006–2009サウス・ドラゴンズ
2009–2010CBグラナダ
2010–2013FCバルセロナ
2013–2014マッカビ・テルアビブ
20142022ユタ・ジャズ
2022-ミルウォーキー・バックス
受賞歴
  • ユーロリーグチャンピオン (2014)
  • BPLチャンピオン (2014)
  • イスラエルカップチャンピオン (2014)
  • リーガACBチャンピオン (2011, 2012)
  • 2× スペインスーパーカップチャンピオン (2011, 2012)
  • カタルーニャリーグチャンピオン (2012)
  • NBLチャンピオン (2009)
  • 2× NBLオールスター (2006, 2008)
  • オールNBLサードチーム (2009)
  • オールNBLドメスティックプレイヤー・セカンドチーム (2008)
  • NBL新人王(2007)
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ オーストラリアの旗 オーストラリア
獲得メダル
男子バスケットボール
オーストラリアの旗 オーストラリア
オリンピック
2021 東京

経歴編集

生い立ち編集

南オーストラリア州の高校、大学に通いながらオーストラリア国立スポーツ研究所で修行を積み、国内リーグのサウス・ドラゴンズでプロデビュー。2009年からヨーロッパに渡りスペインイスラエルなどでプレーし、マッカビ・テルアビブBCに所属した2013-14シーズンは、ユーロリーグ優勝を経験した。その後2014年10月にロサンゼルス・クリッパーズのトレーニングキャンプに招待され、練習生契約を結ぶも[2]、10月25日に解雇されたが[3]、2日後にユタ・ジャズと契約し、晴れてNBAプレーヤーになった[4]

ユタ・ジャズ編集

1年目は開幕からは得意の3ポイントシュートが影を潜めていたが、終盤となった2015年3月23日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦でキャリアハイの18得点をマークし[5] 7月20日に複数年契約を結んだ[6]

2016年12月8日のゴールデンステート・ウォリアーズ戦でキャリアハイの21得点をマーク[7]。プレイオフ1回戦のロサンゼルス・クリッパーズ戦・第4試合で11アシストをマークし、勝利に貢献した[8]。2016-17シーズンは、チームで唯一人全82試合に出場し、3ポイントシュートはリーグ3位の44.1%を記録した。2017年7月1日に、ジャズと4年5200万ドルで契約を延長すると報じられ[9]、7月25日に正式に再契約をした[10]

2019-20シーズン編集

2019年10月21日、ジャズとの1年約1400万ドルで2021-22シーズンまでの延長契約をした[11]

2020-21シーズンの2021年1月8日にアキレス腱損傷のため試合に出場できず、418試合で連続出場記録が途絶えた[12]。同年1月29日、キャリア通算846本目となるスリーポイントショットを成功させ、ジョン・ストックトンが保持していたジャズのフランチャイズ記録を抜いて通算3ポイント成功数で歴代1位となった[13]。4月17日のロサンゼルス・レイカーズ戦では、20得点とキャリアハイの14アシストを記録した[14][15]。シーズン終了後には、チームメイトであるジョーダン・クラークソンとともにNBAシックスマン賞のファイナリストにもノミネートされた (受賞したのはクラークソン)[16]

2021-22シーズン、2022年1月31日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦で左膝の前十字靭帯を断裂し、シーズン終了となった[17]

ミルウォーキー・バックス編集

2022年2月9日に3チーム間トレードでポートランド・トレイルブレイザーズへ放出された[18]。ブレイザーズでは前述の怪我の影響のため、試合に出場することはなかった。

その後、2022年7月6日にミルウォーキー・バックスと1年契約を結んだ[19]

プレースタイル編集

シューティングに長けた3&Dのスウィングマン。身体能力はNBA選手としては低めだがバスケットIQが高く、視野が広いことから時にはポイントフォワードとしても起用され[20]、状況に応じた臨機応変なプレーを行う。また、タフなロックダウンディフェンダーであり、イングルスが出場していない時間帯はジャズのネットレーティングがマイナス4.1であることから[20]、チームメイトのルディ・ゴベアとともにジャズの重要なディフェンスの一角を担っている。

狡猾な一面も持ち合わせており、マッチアップ相手を必要以上に煽りファウルを誘う事も多い。

代表歴編集

2008年の北京オリンピックの予選でオーストラリア代表デビューし、本大会に出場。2010年のFIBAバスケットボール世界選手権、2012年のロンドンオリンピック、2014年のFIBAバスケットボール・ワールドカップにも出場した。ロンドンオリンピックではパティ・ミルズデビッド・アンダーセンアロン・ベインズらと共にプレーしている。2020年の東京オリンピックでは同国初のメダル獲得にも貢献した。

個人成績編集

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

NBAレギュラーシーズン編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2014–15 UTA 79 32 21.2 .415 .356 .750 2.2 2.3 .9 .1 5.0
2015–16 81 2 15.3 .426 .386 .722 1.9 1.2 .7 .0 4.2
2016–17 82 26 24.1 .452 .441 .735 3.2 2.7 1.2 .1 7.1
2017–18 82 81 31.4 .467 .440 .795 4.2 4.8 1.1 .2 11.5
2018–19 82 82 31.3 .448 .391 .707 4.0 5.7 1.2 .2 12.1
2019–20 72 45 29.7 .445 .399 .787 3.9 5.2 .9 .2 9.8
2020–21 67 30 27.9 .489 .451 .844 3.6 4.7 .7 .2 12.1
2021–22 45 15 24.9 .404 .347 .773 2.9 3.5 .5 .1 7.2
通算 590 313 25.7 .449 .408 .768 3.2 3.8 .9 .2 8.6

プレーオフ編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2017 UTA 11 11 30.3 .403 .366 .667 3.7 3.3 2.0 .5 6.5
2018 11 11 34.7 .471 .455 .647 4.4 3.4 .5 .2 14.5
2019 5 5 30.1 .324 .276 - 4.8 5.0 2.2 .0 6.4
2020 7 7 33.4 .407 .350 1.000 3.4 4.7 .6 .1 9.1
2021 11 6 27.8 .494 .414 .769 3.1 3.5 .6 .0 10.2
通算 45 40 31.3 .439 .392 .733 3.8 3.8 1.1 .2 9.8

ユーロリーグ編集

ユーロリーグチャンピオン


シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG PIR
2010–11 FCバルセロナ 15 4 15.7 .462 .233 .727 1.1 1.1 .8 .1 5.0 4.7
2011–12 FCバルセロナ 21 2 13.3 .375 .231 .800 1.7 1.4 .6 .0 4.3 4.4
2012–13 FCバルセロナ 29 16 20.1 .442 .394 .786 2.1 1.1 .4 .1 6.0 5.4
2013–14† マッカビ・テルアビブBC 30 13 22.9 .476 .417 .697 3.0 2.9 .8 .1 6.4 9.3
通算 95 35 18.5 .443 .349 .755 2.2 1.7 .6 .1 5.6 6.3

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ Joe Ingles DraftExpress Profile”. DraftExpress.com (2009年). 2021年9月8日閲覧。
  2. ^ http://www.nba.com/clippers/clippers-announce-2014-15-training-camp-roster
  3. ^ http://www.nba.com/clippers/press-release-clippers-waive-joe-ingles
  4. ^ http://www.nba.com/jazz/news/jazz-claim-hamilton-and-ingles-waivers
  5. ^ Ingles scores career-high 18 points
  6. ^ Jazz Re-Sign Joe Ingles to Multi-Year Contract
  7. ^ WATCH: Joe Ingles scores career-high 21 points in Utah's loss to Golden State
  8. ^ WATCH: Joe Ingles dishes out 11 assists in Jazz win over Clippers
  9. ^ ジョー・イングルズがジャズとの4年契約に合意 NBA JAPAN
  10. ^ Jazz Re-Sign Joe Ingles
  11. ^ Joe Ingles, Jazz Agree to 1-Year, $14M Extension; Under Contract Through 2022”. 2021年5月25日閲覧。
  12. ^ Achilles injury ends Utah Jazz forward Joe Ingles' Iron Man streak” (2021年1月8日). 2021年1月8日閲覧。
  13. ^ Joe Ingles just broke John Stockton's 3-point record” (英語). Utah Jazz. 2021年4月22日閲覧。
  14. ^ Jazz's Joe Ingles: Matches career high with 14 assists”. CBSSports.com. 2021年4月22日閲覧。
  15. ^ Lakers hold off NBA-leading Jazz 127-115 in OT”. ESPN.com. 2021年4月22日閲覧。
  16. ^ Walden, Eric (2021年5月25日). “Utah Jazz guard Jordan Clarkson wins Sixth Man of the Year award”. The Salt Lake Trubune. https://www.sltrib.com/sports/jazz/2021/05/24/utah-jazz-guard-jordan/ 2021年5月25日閲覧。 
  17. ^ Utah Jazz forward Joe Ingles suffers season-ending ACL injury, according to reports”. kutv.com. 2022年2月10日閲覧。
  18. ^ REPORT » Blazers Acquire Ingles, Hughes, Second Round Pick In Three-Team Trade” (英語). Portland Trail Blazers. 2022年2月10日閲覧。
  19. ^ Milwaukee Bucks Sign Joe Ingles” (英語). www.nba.com. 2022年7月9日閲覧。
  20. ^ a b Tjarks, Jonathan (2019年1月22日). “Jingles All the Way”. https://www.theringer.com/nba/2019/1/22/18192356/joe-ingles-hell-yeah 2021年9月8日閲覧。 

外部リンク編集