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トマトイプーのリコピン

トマトイプーのリコピン』は、大石浩二による日本漫画作品。

トマトイプーのリコピン
ジャンル ギャグ漫画メルヘンファンシー
ブラックジョーク風刺ギャグ
漫画
作者 大石浩二
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ少年ジャンプ+
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 2017年45号 - 2018年26号
(週刊少年ジャンプ)
2018年7月9日 -
(少年ジャンプ+)
巻数 既刊3巻(2019年6月現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

概要編集

前作『いぬまるだしっ』の連載終了から5年ぶりとなる大石浩二の最新作。キュートピアという不思議な世界に迷い込んでしまった中学生のめめちゃんと、リコピンをはじめとするファンシーでキュートな動物達が繰り広げるギャグ漫画。かわいらしいキャラクターとは裏腹に時事ネタ(主に政治や人物の不祥事などの際どいネタ)や下ネタ、SNSなどのインターネットの話題、流行語、芸能人のネタなどが多い。

週刊少年ジャンプ』(集英社2017年4・5合併号に読切作品が掲載された後、本誌にて2017年45号から連載された。巻末に固定されていた『磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜』(2013年 - 2017年)と入れ替わる形で本作も巻末に固定連載された。初期は2色刷りページと巻末の分割掲載も多々あったが、第8話を最後に巻末のみの掲載となった。

作者である大石浩二の体調不良(主に腰痛)を理由に『週刊少年ジャンプ』本誌での連載は2018年26号で一旦終了し、『少年ジャンプ+』で7月9日から隔週月曜に連載中。連載継続にあたり『週刊少年ジャンプ』完結のため掲載された最終3話(29~31話)はその後ギャグ展開がやり辛いため、『少年ジャンプ+』連載開始は28話からの続きとしている[1]

単行本の帯には増田こうすけの推薦メッセージが書かれている。

連載開始前の時点では絵柄が現在とは異なるものだったが、第1話と同内容の原稿をサンリオのクリアファイルに入れて編集者の大西恒平に見せたところ、「こっちの絵柄でやったほうがいい」とクリアファイルを指差されたことに端を発し現在の絵柄になった。このことから大石は「訴えられても僕は悪くない」と述べており、劇中でもサンリオネタが出た際には「リコピンが絶対言っちゃいけないやつ」とギャグにしている。

2017年10月より公式インスタグラムをスタート。作者の大石自身が更新している[2]

内容編集

中学生のめめちゃんは学校から家へ帰る道がいつもと違っていて、ルイス・キャロルアリスのように不思議な世界に迷い込んでしまったことに気付く。そこで出会ったのはトマトの苗から生まれたトイプードルのリコピン。現実世界とは少し違うキュートピアに住むファンシーでキュートな動物たちとの触れ合いの物語が始まる。

登場キャラクター編集

主要人物編集

リコピン
本作の主人公。10月10日生まれ。B型。トマトの苗から生まれたトイプードル。身長もトマト7つ分(梅沢富美男の顔1.5個分くらい)。年齢は3歳(富美男年齢だと2さい)。好きな色は体毛の色でもあるピンク色。歌を歌うのが好きで、長渕剛に憧れて始めたギターも弾ける。ママのおっぱい(と篠崎愛のおっぱい)が大好き。リコピンハウスに住んでおり、どうやったら間違えるのかは謎であるが、セカオワハウスに間違われる。キュートピアの森の中にある楽しい学校「森の友だち学園」(略して森友学園)に仲間たちと通っている。ガールフレンドのカロちゃんのわがままにはやや困惑しているが、カロちゃんが浮気していたことに傷付いたり、面倒くさいトリセツを守るなど、カロちゃんのことは大好きである(しかし、困った時は他に慰めてくれる都合のいい距離感の女友達がいる)。シャレを言うことも度々あり、その度に「どっ」という効果音が出る。好きな笑点のメンバーは三遊亭好楽。絵も得意でかなり画力がある。影響を受けた画家はラッセンシャガール。尻尾は引っ張ると伸び、筆として絵を描いたり、ルアーとして魚釣りをしたりなど使い方は様々。どんな感情か不明な時は無料スタンプみたいな顔になる。トマト果汁を体に吸収すると、体中の毛が生え変わり、健康な体になる。ユーチューバーをやっており、めちゃめちゃ体を張った動画を投稿してきた揚げ句、刑務所行きとなり、迷惑防止条例違反で懲役10日の判決を受けた。しかし、普通に脱獄した。犬を飼っている。最近では、カロちゃんに行きたくない用事を頼まれた翌日、祖母が爆発した事にして、ジャンプ+とYou tubeを観て二度寝するオチが天丼ネタになっている。
甘戸めめ(あまとめめ)
本作のヒロインその1。6月18日生まれ。キュートピアという不思議な世界に迷い込んでしまった中学生の少女。ツッコミ役。キュートピアには、以前来た女の子が残したコンパクトミラーを開き、リコピン達のことを想う。すると鏡にキュートピアの景色が浮かび上がってくる。そして目を閉じると行くことができる。
甘戸家の隣の家に住む、そらお兄ちゃんに、片想いしている。バレンタインにはカロちゃんの助言で唐揚げをプレゼントした。かわいいぬいぐるみが大好き。髪形は基本的に天パ。一回だけストパーにしたことがあるが、わずか2ページで落ちた[注釈 1]
キャロットきゃろらいんちゃろんぷろっぷべーたカロチン(カロちゃん)
本作のヒロインその2。リコピンのガールフレンド。10月7日生まれ。ニンジンの苗から生まれたトイプードル。SNSを使いこなせたり、ギャル語を使う現代っ子。
性格はわがまま。自分の恋愛については二股をかけるなどルーズなところがあるが、リコピンが浮気したりトリセツを破るとすぐ包丁を持ち出し、リスカ(自傷行為)やリコピンへの制裁に及んだりする。2018年ハロウィンの際、ループ現象に陥ってしまった事もある。
チアミン
リコピンと一番の仲良し。1月11日生まれ。桃の木から生まれたモモンガ。主にツッコミ役である。モモンガなのに飛べなかったり、運動は苦手。

リコピンの家族編集

リコピンパパ
12月14日生まれ
優しくて頼りになるリコピンの父親。をつくる会社で働いている。一見みんなに夢を与える素敵な会社に見えるが、よく考えると典型的なブラック企業である。
リコピンママ
1月1日生まれ
とても背が高いリコピンの母親。美味しいおっぱいが出ることで有名。職業は不明[注釈 2]
リコピンばあば
リコピンの祖母。年齢の影響かいつも震えているが、振り込め詐欺などの架空請求などに対しては厳しく、工事用のクレーン車を動かせるほど。リコピンに前述の爆発オチのダシにされることが多い。年配らしく、なんでも知っている節がある[注釈 3]

キュートピアの仲間たち編集

ブクロー
?月?日生まれ
タマネギの球根から生まれたフクロウ。森の長老。
好きな芸能人はみちょぱ。リコピンに玉袋男爵と呼ばれたことがある。
マンゴスチンアナゴ
マンゴスチンの木から生まれたチンアナゴの家族。
陸上に出ている部分はほんの一部で全長は何メートルあるかは不明。
チョリス
8月8日生まれ
パセリの苗から生まれたリス。「ウェ〜イ」が口ぐせ。しかし、たまに何が言いたいかが分からない。
フランボ
7月1日生まれ
ラズベリーの苗から生まれたの子ども。リコピンの友達。
アントシアン
森友学園(森の友だち学園)の理事長の息子。金持ちでイケメンでモテる。カロちゃんの浮気相手。
me a catz
キュートピアの地下アイドル。
イエッタイガー
me a catzのアイドル現場におけるTO(トップオタ)。
もじゃお
11月25日生まれ
はぐれたブロッコリーの赤んぼの種からリコピン達が育てたブロッコリュウという恐竜の子ども。成長すると体長が相当大きくなる。
リモネン
3月16日生まれ
マンチミカンの子ども。カロちゃんとはケンカ友達で彼女のことを本名の「カロチン」と呼ぶ。相当なオタクで、好きな嗜好・作品のことでカロちゃんと言い争いになることもしばしば。
ノミリンという漫画家の姉がいる。
ウシジマくん
リコピンにお金を貸してくれた。
ビーンズ
5月5日生まれ
レアなスイーツなどを盗み取る悪名高いバニラビット(うさぎ)。リコピンの罠に嵌められた事からリコピンに敵愾心を燃やすが、また同様の罠に嵌る悪循環を繰り返す。
メレンゲ坊や
6月28日生まれ
ビーンズの子分だったふわふわとしたマシュマロお化け。リコピンたちと仲良くなる。
ヤマウチくん/カワカミくん
4月19日生まれ(ヤマウチくん)、2月28日生まれ(カワカミくん)
リコピンが所属する鉄動物模型同好会「テッケン」の会長と副会長。模型を作る技術はキュートピア一で、「本物よりも本物」と言われるほど人気。
ストロラブリィ
1月2日生まれ
イチゴリラの女子。テッケンの新規加入メンバー。
チェリオ
ジャギコ
6月15日生まれ
サクランボヤマネコのかなりワイルドな女性。
ニャンプキン
かなり昔に生きていたカボチャネコ幽霊
サブレ
最近ハニトー地区に引っ越してきたの女の子。個性的に見せたい部分[注釈 4]がありきたり過ぎて逆に無個性故に悩み相談に見せかけてモテ自慢してくる人物。お笑い好きだが、マイナー芸人が好きと言ってお笑いわかってます感を出してくる。
アフロのお医者さん

闇のドラゴン一派やモンスターなど編集

闇のドラゴン
6月13日生まれ
キュートピアの闇の象徴。希少なレアアイテムの独占や、配下を使って気に入らない動物へのSNSの炎上・脅迫を行う。
その口から鉄をも溶かす燃え盛る炎を吐く。
当たりくじが入っていないくじ屋の経営や、絶対に取れないクレーンゲームの開発なども行っている。
タマゴリラ(チルビリ)
4月1日生まれ
イチョウの木から生まれたゴリラ。卵のように見えるが、本当は銀杏(ギンナン)の殻。
詐欺ともいえるような商売のやり方をしている。
チルビリが一応本名だが、作中では一貫してタマゴリラと呼ばれている。
キマイラ
森に生息する恐ろしい化け物。ライオンのような頭で、ヤギのような体で、へびのような尻尾で、神谷浩史のような声を出す。

人間界編集

甘戸家編集

甘戸甘太郎(あまとかんたろう)
11月5日生まれ
めめちゃんのパパ。講談社で働く40歳。めめちゃんの最近の様子をひどく気にかけるなど心配性である。家事などの際には裸エプロンをする。半ば事故のような形とはいえ、偶発的にキュートピアへ行ってしまい、誤解によって投獄されてしまうが、無事に釈放された。
甘戸もも(あまともも)
12月18日生まれ
めめちゃんの弟。食事中も、風呂でもトイレでも、海で遊んでいる時も、遊園地に行った時も、いつもゲームばかりしている(曾祖父の法事で線香ではなく、タッチペンを供えたことがある)。しばらく前からリコピンの存在を認識しており[注釈 6]、リコピンの計らいで森友学園(森の友だち学園)の講義に出席したことがある。
めめちゃんのママ
9月26日生まれ
本名は不明。あまり有名ではないが、絵本作家である。主婦のため何年かに一冊描く程度だが、取材や講演会等で各地を飛び回ったりもするほど多忙らしく家にはあまり帰れない。甘太郎とは出版社で出会い、結婚した。それ以外の経歴や仕事の詳細、プライベートなどは2019年現在不明。+10話で顔が明らかになった。
また、彼女の部屋に、キュートピアと思われる物が描かれた絵本が置かれている[注釈 7]
ミミちゃん
4さい♂
甘戸家のペットのトイプードル。両足を上げて小便をする。

めめちゃんの関係者編集

そらお兄ちゃん
甘戸家の隣の家に住む。中学三年生でもうすぐ高校入試。家が隣で昔から可愛がってもらっていたためか、めめちゃんは片想いしている。
フジカワさん
実在する週刊少年マガジン編集者。
辛島くん
めめちゃんの同級生。めめちゃんに対してかなり気を遣ってくれるが、めめちゃん曰く「なぜかしんどい」。

キュートピア編集

現実世界とは少し違う世界。そこに住むのはファンシーでキュートで不思議な動物達がたくさん。

  • キュートピアの生き物は種から生まれる。ドラゴンボール栽培マンと同じ。赤んぼの種自体はどうやって出来るのかは不明だが、リコピン曰く「保健体育[注釈 8]の授業で習う[注釈 9]」方法でできるらしい。
  • スマートフォンが使用可能。別世界にも電話が繋がる。
  • 人間の女の子が一度来たことがある。その人物は不思議なコンパクトミラーの持ち主であり、めめちゃんの事を知っている[注釈 10]らしいが、何者なのかは2019年現在不明のままである。
  • 文の泉-センテンススプリング-[注釈 11]という泉がある。この泉に物を入れると、その持ち主の居場所が映し出される。この特徴を生かし、主に浮気のチェックに活用される。
  • 地下にライブ会場あり。
  • 鉄動物という小動物の旅行などの移動の足となる恐竜が存在する。
  • イッテQ!』などの様々なTV番組でやるようなことも行われる。
  • プレゼントを渡す人間がいないため、クリスマスはあるが、サンタクロースはいない。
  • 5年に1回、建物が吹き飛ぶほどの台風が来るので、毎回自宅を再建する必要がある。
  • 新しい年号を決める時などは、国民全体で投票する。ただし上位が僅差になった場合は、その候補を組み合わせたもの[注釈 12]とする。

書誌情報編集

関連項目編集

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ カロちゃん曰く「ギャグマンガではよくある事」「デザイン的に書きづらい」との事。
  2. ^ 資金洗浄らしき事は頼んでいた。
  3. ^ ただしヤフー知恵袋を使っている描写があった。
  4. ^ ニルヴァーナTシャツ(曲は知らないが着ている)、ベレー帽丸眼鏡一眼レフカメラ(使わない)。
  5. ^ なお、その時のリコピンは、「なぜを食べる時無言になるのか」について考えていた。
  6. ^ めめちゃんは、リコピンが自宅にいても怪しむ様子が無いから、既に受け入れていると思っていたらしい。実際、+18話でも一緒に食事している場面がある[注釈 5]
  7. ^ 表紙の古さから見て、かなり前に描かれたものと思われる。また、甘太郎はキュートピアの景色について「ずっと前にどこかで見たことがある」と述べている。
  8. ^ めめちゃんはその事を聞いた際、赤面していた。
  9. ^ 読切版ではブクローがストレートにセックスで出来ると言っていた
  10. ^ コンパクトミラーにめめちゃんの名前を記載していた。
  11. ^ 由来は、浮気に対し、彼氏がよくここで謝罪文を読んでいることから。
  12. ^ 2019年時点での新年号は、「タピオカ」「元気モリモリ森の仲間たち」「クラブ活動をがんばる」が僅差だったため、「タモリ倶楽部」に決定した。

出典編集

  1. ^ トマトイプーのリコピン +10話”. 集英社. 2018年1月13日閲覧。
  2. ^ “【放送後記&聞き逃した方へ】ゲストは引き続き『いぬまるだしっ』『トマトイプーのリコピン』でおなじみ、大石浩二先生でした!TBSラジオ✖️週刊少年ジャンプがコラボ!『サンドウィッチマンの週刊ラジオジャンプ』毎週土曜24:30〜24:59。第34回(2018年2月17日)放送分。” (日本語). TBSラジオ FM90.5 + AM954~聞けば、見えてくる~. https://www.tbsradio.jp/226385 2018年9月1日閲覧。 
  3. ^ トマトイプーのリコピン 1”. 集英社マンガネット S-MANGA.net. 集英社. 2018年12月29日閲覧。
  4. ^ トマトイプーのリコピン 2”. 集英社マンガネット S-MANGA.net. 集英社. 2018年12月29日閲覧。
  5. ^ トマトイプーのリコピン 3”. 集英社マンガネット S-MANGA.net. 集英社. 2019年6月9日閲覧。

外部リンク編集