ブルック・シールズ

ブルック・シールズ(Brooke Shields、1965年5月31日[3][4][1] - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク市出身の女優[3][4][1]で、モデル[3]でもある。本名はブルック・クリスタ・カミール・シールズ (Brooke Christa Camille Shields) で[1]、シールズがサーネーム[1]英語圏等での愛称Brookie(ブルッキー)[2]

ブルック・シールズ
Brooke Shields
Brooke Shields
2008年
本名 Brooke Christa Camille Shields [1]
生年月日 (1965-05-31) 1965年5月31日(55歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク市 [1]
身長 5'11" [2](180.34cm)
職業 女優モデル
活動期間 モデル業・芸能界:生後11か月より前 - 現在
女優業:1977年 - 現在
配偶者 アンドレ・アガシ(1997-1999年)[3]
クリス・ヘンチー(2001年-現在)[3]
主な作品
青い珊瑚礁
プリティ・ベビー
エンドレス・ラブ
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来歴編集

父親フランシス・アレクサンダー・シールズ英語版[3](フランシス・アレクサンダー・シールズ・ジュニア)は、アメリカの実業家として知られるレブロンの重役で[3][1]ローマ銀行家貴族のトルトニア家 (Tritonia) の血を引いている(イタリア公爵メディチ家の血を引いている[注 1])経済人である。母親はソーシャライトで女優[1]映画プロデューサー・モデルでもあるテレジア・アンナ・リリアン・マリア・“テリー”・シュモン (Theresia Anna Lilian Maria "Teri" Schmon)。ふたりは1964年に結婚し、母親はテリー・シールズ英語版を名乗るようになった。ブルックはその翌年、第1子の長女として生まれた。シールズ家の本拠は当時も今もマンハッタンにある。一家はカトリック信者である[3]。なお、ブルックには異父姉もしくは異母姉のマリアがいる[3]

ブルックが母親のマネジメントの下で子供モデルを始めたのがいつであったのかについての情報は無いが、わずか生後11か月にして[4][1]写真家フランチェスコ・スキャバロ英語版に見出され[1]アイボリー石鹸英語版(cf. ) のモデルに起用されている。その後、両親が離婚するも[1]、シールズ自身はアメリカで一番の高額ギャラを得る人気子供モデルになった。

1977年ホラー映画『Alice, Sweet Alice』で、端役主人公の妹役)としてスクリーンデビューを果たす[4][1]1978年にはルイ・マル監督の『プリティ・ベビー』で12歳の娼婦を演じてセンセーションを巻き起こし[1][5]、一躍スターとなった[5]。15歳の時にはカルバンクラインジーンズのCMに起用されている。

1979年、『ピンボールの青春』と『裸足の天使』に主演[1]

1980年の『青い珊瑚礁[4]1981年の『エンドレス・ラブ』が連続でヒットしたことにより[4]、一躍世界の人気スターとなり、若手女優のトップに躍り出る[4][1]美人の代名詞とされるようになる。

1982年ニュー・ジャージー州イングルウッド (en) にあるドワイト=イングルウッド・スクール英語版を卒業し[3]プリンストン大学仏文学を専攻)へ進学[4][1]

1983年の『サハラ』出演の後は[1]、学業中心の生活を送るようになり[4][1]、出演作は少なくなった[4]。この学生時代に俳優ディーン・ケインと交際している。1985年・20歳の時にはエッセー『私のライフ・スタイル』を出版した[4]

1987年[3](※別資料では1988年[4][1])にプリンストン大学を首席[1]で卒業し[4]、女優業を本格的に再開する[4]

1996年からはこの年にスタートしたNBCテレビのコメディドラマサドンリー・スーザン英語版』シリーズに出演し、再び人気女優の地位を獲得する[1][3]ブロードウェイ・ミュージカルにも出演している[1]

1997年4月19日、男子プロテニス選手のアンドレ・アガシと4年間の交際を経て結婚[1]。上述した『サドンリー・スーザン』に出演中のブルックは成人後低迷していた女優業が再び充実してきていたが、その後、アガシのテニスは不調に陥ってしまい、結局のところ、二人は2年後の1999年4月に離婚してしまった[1]

2001年4月、脚本家でNBCテレビのプロデューサーを務めるクリス・ヘンチー (en) と再婚[1][6]2004年バーンスタインミュージカルワンダフル・タウン』(Wonderful Town)の主演などがあり、好評を博した[7]

2003年4月25日、がんを患っていた父フランシスを亡くす[3]も、同年5月15日、第1子の長女ローワン (Rowan Francis Henchy) を出産[3]。しかしその後はうつ症状になり[8]抗うつ薬パキシルを使用したことを公表したが、2005年5月にサイエントロジー信者であるトム・クルーズがこれを名指しで批判した[9]。クルーズの発言はいわれのない中傷であり、そして彼の評判を下げる結果ともなったが、後日クルーズ自身から謝罪を受け[10][11]、2人の仲は回復している。奇しくも、シールズの第2子で次女(※末子となった)のグリア (Grier Hammond Henchy) [3]とクルーズの次女(実子)は同じ2006年4月18日[3]に同じ病院で誕生した。

2012年10月31日、母テリーが亡くなった[3]

人物編集

マイケル・ジャクソンとは子供のころからの付き合いで、2009年の彼の追悼会で涙を浮かべながらスピーチする姿が全世界に伝えられた[12]

親日家であり、日本では多数のテレビCMなどで親しまれてきた。フジテレビ新春スターかくし芸大会』で和太鼓演奏を披露したこともある。

天皇徳仁今上天皇)は、若き皇太子時代、日本人では柏原芳恵、外国人ではブルック・シールズの熱烈なファンであったことが、積極的にではないにしろ自ら公言していたこともあって日本人にはよく知られている[13]。殿下(当時)とブルックはおおよそ同世代(殿下が5歳年上)で、オックスフォード大学留学していた頃(1983-1985年〈昭和58-60年〉)から交流がある[13]。同大学時代の学生寮の自室にはブルックのポスターなどが飾られていたことは当時のトピックとして話題になっていた[13]

親族編集

父方の祖父であるフランク・シールズ1909年 - 1975年)は、1930年代前半に活躍して国際テニス殿堂入りしたほどのテニス選手であり[14]、その後は1930年代後半に3年間ハリウッド俳優としても活動した人物である。フランク・シールズの2番目の妻(ブルックの祖母)の兄にあたる第5代チヴィテッラ=チェシ公アレッサンドロ・トルロニアの妻のベアトリス・デ・ボルボン・イ・バッテンベルグは、スペイン前国王フアン・カルロス1世の伯母であるので、血縁関係こそ無いもののシールズはスペイン王家とイギリス王家の遠縁にあたる。また、父方の曽祖父の第4代チヴィテッラ=チェシ公マリノ・トルロニアはアメリカ東部の上流階級の女性と結婚したが、その女性の兄弟の孫が女優のグレン・クローズである。元々このトルロニア家は、18世紀にフランスのオーベルニュ地方で枢機卿をしていた人物の給仕係としてローマに連れて来られたフランス人の貧しい元農民を始祖とするが、その人物の息子や孫がローマで実業家・銀行家に転身して大成功したことで、18-19世紀にかけてローマとヴァチカンを支配することになった一族である。婚姻を通じて中世からローマを支配した名門貴族のオルシーニ家ボルゲーゼ家と親戚になったことで、彼らを通してメディチ家エステ家・旧イタリア王家のサヴォイア家とも遠戚になった。また、父親の再婚相手の前夫はアメリカの名家オーチンクロス家出身なので、この家を通して作家のゴア・ヴィダルジャックリーン・ケネディとも系譜が繋がっている[要出典]

主な出演作品編集

映画編集

公開年 邦題
原題
役名 備考
1977 アリス・スイート・アリス
Communion
カレン
1978 プリティ・ベビー
Pretty Baby
ヴァイオレット
キング・オブ・ジプシー
King of the Gypsies
ティタ
1979 ブルック・シールズのプリティ・ギャンブラー
Tilt
ティルト
グランドキャニオンの黄金
Wanda Nevada
ワンダ・ネヴァダ
裸足の天使
Just You and Me, Kid
ケイト
1980 青い珊瑚礁
Blue Lagoon
エメライン
1981 エンドレス・ラブ
Endless Love
ジェイド・バターフィールド
1983 サハラ
Sahara
デイル
1984 青い誘惑
Wet Gold
ローラ テレビ映画
1988 ダイヤモンド・トラップ
The Diamond Trap
タラ・ホールデン テレビ映画
1989 キャノンボール3 新しき挑戦者たち
Speed Zone!
スチュワーデス
ブレンダ・スター
Brenda Starr
ブレンダ・スター
1990 バックストリート・ドリームズ
Backstreet Dreams
スティーヴィー
1993 ストーカー 異常性愛
I Can Make You Love Me
ローラ・ブラック テレビ映画
ミュータント・フリークス
Freaked
スカイ
1994 セブンスフロア
The Seventh Floor
ケイト・フレッチャー
1995 ボーン・ワイルド/サバンナに生きて
Running Wild
クリスティーン
女医
Nothing Lasts Forever
ベス・タフト テレビ映画
1996 フリーウェイ
Freeway
ミミ 別題『連鎖犯罪/逃げられない女』
1999 ブラック・アンド・ホワイト
Black and White
サム
プロポーズ
The Bachelor
バックリー・ヘイル=ウィンザー
2001 愛と憎しみの法廷
What Makes a Family
ジャニーン テレビ映画
2005 黒い薔薇
Gone But Not Forgotten
ベッツィ・タネンバウム テレビ映画
2008 ミッドナイト・ミート・トレイン
The Midnight Meat Train
スーザン・ホフ
2009 ハンナ・モンタナ/ザ・ムービー
Hannah Montana: The Movie
母親 クレジットなし
2010 アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!
The Other Guys
本人 本人役でのカメオ出演
アニマル・ウォーズ 森林帝国の逆襲
Furry Vengeance
タミー・サンダース
2011 ルーキー・ハウス・ガール
Chalet Girl
キャロライン DVDスルー

テレビシリーズ編集

放映年 邦題
原題
役名 備考
1992 タイムマシーンにお願い
Quantum Leap
ヴァネッサ・フォスター 第5シーズン第3話「Leaping of the Shrew - September 27, 1956」
1996 フレンズ
Friends
エリカ・フォード 第2シーズン第12話「スターとデート」
1996-2000 ブルック・シールズのハロー!スーザン
Suddenly Susan
スーザン 計96話出演
2004 ザット'70sショー
That '70s Show
パメラ 計7話出演
2006 LAW & ORDER:犯罪心理捜査班
Law & Order: Criminal Intent
ケリー・スローン=レインズ 第6シーズン第3話「海辺の町」
NIP/TUCK マイアミ整形外科医
Nip/Tuck
フェイス・ウォルパー 計3話出演
2007 チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ
Two and a Half Men
ダニエレ・スチュワート 第4シーズン第14話「That's Summer Sausage, Not Salami」
2007-2009 シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ
Hannah Montana
マイリーの母 計3話出演
2008-2009 リップスティック・ジャングル
Lipstick Jungle
ウェンディ・ヒーリー 計20話出演
2010-2018 ザ・ミドル 中流家族のフツーの幸せ
The Middle.
リタ 計6話出演
2013 アーミー・ワイフ
Army Wives
キャサリン・"キャット"・ヤング 計5話出演
2014 マイケル・J・フォックス・ショウ
The Michael J. Fox Show
デボラ 計4話出演
2017-2018 LAW & ORDER:性犯罪特捜班[15]
Law & Order: Special Victims Unit
シーラ・ポーター 計5話出演
2018 ジェーン・ザ・ヴァージン
Jane the Virgin
リバー・フィールズ 計4話出演

ミュージカル編集

来日時の主なテレビ出演編集

著書編集

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

出典編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 日外アソシエーツ『現代外国人名録2016』. “ブルック シールズ”. コトバンク. 2020年5月24日閲覧。
  2. ^ a b インターネット・ムービー・データベース (IMDb)
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q NNDB.
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 日外アソシエーツ『20世紀西洋人名事典』. “ブルック シールズ”. コトバンク. 2020年5月24日閲覧。
  5. ^ a b 阿刀ゼルダ (2018年10月26日). “触れてはいけない禁断の世界…「美少女」たちを描いた映画15本”. FILMAGA(フィルマガ). 株式会社つみき. 2020年5月24日閲覧。
  6. ^ B・シールズ、テレビ・ライターと結婚」『シネマトゥデイ』株式会社シネマトゥデイ、2001年4月23日。2012年12月28日閲覧。
  7. ^ The New York Times > Theater > Theater Review | 'Wonderful Town [出典無効]
  8. ^ ブルック・シールズ、産後うつ病で自殺も考えたことを告白」『シネマトゥデイ』株式会社シネマトゥデイ、2009年11月18日。2012年12月28日閲覧。
  9. ^ WENN.com「Tom Cruise Slams Brooke Shields' Drug Use」『Hollywood.com』、2005年5月25日。オリジナルの2013-04-26時点におけるアーカイブ。
  10. ^ WENN.com (2006年9月2日). “Tom Cruise Apologizes to Brooke Shields”. Hollywood.com. オリジナルの2012年6月29日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/20120629114351/http://www.hollywood.com/news/Cruise_Apologizes_to_Shields/3549835 
  11. ^ トム・クルーズ、ブルック・シールズの自宅まで行き謝罪」『シネマトゥデイ』株式会社シネマトゥデイ、2006年9月5日。2012年12月28日閲覧。
  12. ^ マイケルさん追悼式、娘のパリスちゃん号泣でコメント「最高のパパでした…」」『シネマトゥデイ』株式会社シネマトゥデイ、2009年7月8日。2012年12月28日閲覧。
  13. ^ a b c 八牧浩行 (2019年5月9日). “新天皇が35年前のロンドン留学で私に見せた「意外な素顔」”. 現代ビジネス. 講談社. p. 1. 2020年5月24日閲覧。
  14. ^ http://www.tennisfame.com/famer.aspx?pgID=867&hof_id=157 [リンク切れ][出典無効]
  15. ^ ブルック・シールズ「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」出演」『シネマトゥデイ』株式会社シネマトゥデイ、2017年8月16日。2012年12月28日閲覧。

外部リンク編集