マグダレナ・リバリコバ

マグダレナ・リバリコバMagdaléna Rybáriková, 1988年10月4日 - )は、スロバキアピエシュチャニ出身の女子プロテニス選手。2017年ウィンブルドン選手権女子シングルスでベスト4に進出した。WTAツアーでシングルス4勝、ダブルス1勝を挙げた。身長180cm、体重65kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。WTAランキング最高位はシングルス17位、ダブルス50位。

マグダレナ・リバリコバ
Magdaléna Rybáriková
マグダレナ・リバリコバ
基本情報
国籍 スロバキアの旗 スロバキア
出身地 同・ピエシュチャニ
居住地 同・ブラチスラヴァ
生年月日 (1988-10-04) 1988年10月4日(35歳)
身長 180cm
体重 65kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2005年
引退年 2020年
ツアー通算 5勝
シングルス 4勝
ダブルス 1勝
生涯通算成績 491勝378敗
シングルス 426勝307敗
ダブルス 65勝71敗
生涯獲得賞金 $5,252,044
4大大会最高成績・シングルス
全豪 4回戦(2018)
全仏 3回戦(2018)
全英 ベスト4(2017)
全米 3回戦(2008・09・17)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 3回戦(2011)
全仏 3回戦(2011・14)
全英 ベスト4(2014)
全米 3回戦(2010)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 17位(2018年3月5日)
ダブルス 50位(2011年6月6日)

来歴 編集

リバリコバは7歳からでテニスを始め、2005年にプロに転向した。この年からフェドカップにスロバキア代表として出場している。

4大大会では2008年全仏オープンで予選を勝ち上がり初出場し、2回戦で第13シードのディナラ・サフィナに 0-6, 1-6 で敗れている。全米オープンではパティ・シュナイダーとの3回戦まで進出した。

 
2010年全米オープンにて

2009年6月のバーミンガム大会でツアー初の決勝に進出し李娜を 6–0, 7–6(2) で破り初優勝を果たした。2011年2月のメンフィス大会で2度目の決勝に進出しレベッカ・マリーノの途中棄権により2勝目を挙げた。2012年8月のワシントンD.C.の大会でツアー3勝目を挙げ、翌年の大会も連覇した。2013年大会の準々決勝で当時9位のアンゲリク・ケルバーを 7-6(7), 3-6, 6-3 で破り初めてトップ10プレーヤーに勝利した。

リバリコバは2013年全米オープンで第29シードに選出され4大大会で初めてシード選手になった。しかし1回戦でラッキールーザーパトリシア・メイヤー=アッハライトナーに 6-7(2), 3-6 で敗れた。

2014年ウィンブルドン選手権ではアンドレア・ペトコビッチと組んだダブルスでベスト4に進出している。

2017年ウィンブルドン選手権では4大大会シングルスで初めてベスト4に進出した(これまでのリバリコバは3回戦進出が最高成績であった)。準決勝では優勝したガルビネ・ムグルサに 1-6, 1-6 で敗れた。

2018年全豪オープンでは4回戦に進出した。2018年3月5日付のランキングで自己最高の17位を記録した。

リバリコバは2020年に現役を引退した。

WTAツアー決勝進出結果 編集

シングルス: 8回 (4勝4敗) 編集

大会グレード
グランドスラム (0–0)
WTAファイナルズ (0–0)
プレミア・マンダトリー (0–0)
プレミア5 (0-0)
WTAエリート・トロフィー (0-0)
プレミア (0–2)
インターナショナル (4–2)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2009年6月14日   バーミンガム   李娜 6–0, 7–6(2)
優勝 2. 2011年2月19日   メンフィス ハード (室内)   レベッカ・マリーノ 6–2, 途中棄権
準優勝 1. 2011年9月24日   広州 ハード   シャネル・シェパーズ 2–6, 2–6
優勝 3. 2012年8月4日   ワシントンD.C. ハード   アナスタシア・パブリュチェンコワ 6–1, 6–1
優勝 4. 2013年8月4日   ワシントンD.C. ハード   アンドレア・ペトコビッチ 6–4, 7–6(2)
準優勝 2. 2014年8月23日   ニューヘイブン ハード   ペトラ・クビトバ 4–6, 2–6
準優勝 3. 2017年10月15日   リンツ ハード (室内)   バルボラ・ストリコバ 4–6, 1–6
準優勝 4. 2018年6月24日   バーミンガム   ペトラ・クビトバ 6–4, 1–6, 2–6

ダブルス: 2回 (1勝1敗) 編集

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2010年10月25日   タシケント ハード   アレクサンドラ・ドゥルゲル   アレクサンドラ・パノワ
  タチアナ・ポウチェク
3–6, 4–6
優勝 1. 2012年5月5日   ブダペスト クレー   ヤネッテ・フサロバ   エバ・ビルネロバ
  ミハエラ・クライチェク
6–4, 6–2

4大大会シングルス成績 編集

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 通算成績
全豪オープン A A 1R 1R 1R 1R 1R 2R 2R 2R A 4R 1R 5–10
全仏オープン A 2R 2R 2R 1R 1R 2R 2R 2R 1R 2R 3R 1R 9-11
ウィンブルドン LQ 1R 1R 1R 1R 1R 1R 1R 3R 1R SF 1R 2R 8–12
全米オープン A 3R 3R 1R 1R 2R 1R 1R 1R A 3R 1R LQ 7–10

外部リンク 編集