モンスターズ・ユニバーシティ

モンスターズ・ユニバーシティ』(原題:Monsters University)は、2013年公開のアメリカ合衆国3Dコンピュータアニメーション映画である。2001年の『モンスターズ・インク』の続編であり、サリーとマイクの大学時代を舞台にした冒険を描かれる(事実上の前日談)。

モンスターズ・ユニバーシティ
Monsters University
Monsters University Logo.svg
監督 ダン・スキャンロン英語版
脚本 ダン・スキャンロン
ダン・ガーソン英語版
ロバート・L・ベアード
原案 ダン・スキャンロン
ダン・ガーソン
ロバート・L・ベアード
製作 コリー・レイ
製作総指揮 ジョン・ラセター
ピート・ドクター
アンドリュー・スタントン
リー・アンクリッチ
出演者 ジョン・グッドマン
ビリー・クリスタル
音楽 ランディ・ニューマン
編集 グレッグ・スナイダー
製作会社 ピクサー・アニメーション・スタジオ
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 2013年6月21日
日本の旗 2013年7月6日
上映時間 104分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 日本の旗 89.6億円[2]
前作 モンスターズ・インク(モンスターズ・インクシリーズ)
メリダとおそろしの森(ピクサー作品全般)
次作 インサイド・ヘッド
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劇場公開時にはサーシャ・アンセルド監督の短編アニメーション『ブルー・アンブレラ』が併映された[3]

目次

あらすじ編集

マイク・ワゾウスキ(マイク)は、小学生の頃は小さい身体つきを理由に、同級生から鬱陶しく思われていた。そんなある日、学校の授業でモンスターズ・インクの見学にきた時に、“怖がらせ屋”フランク・マッケイの勇姿を目の当たりにし、彼からも気配を消していたことを評価され、自分も怖がらせ屋になることを決意する。月日は流れ、マイクはフランクの出身校・モンスターズ・ユニバーシティ(MU)に入学することに。

マイクが所属する、怖がらせ屋を育成する「怖がらせ学部」には著名な怖がらせ屋を代々輩出するサリバン家のエリート、ジェームズ・P・サリバン(サリー)やランドール・ボッグス(ランディ)も入学していた。しかしサリーは自らの才能にかまけており、なにかにつけて努力家のマイクを馬鹿にする。当初は教師達から名門であることもあり、サリーの才能が高く評価されたが後に努力して成績をあげるマイクのほうが評価されていった。

そして、怖がらせ学部の期末試験の日。試験に臨もうとするマイクとサリーだったが、二人は小競り合いの末にハードスクラブル学長の記念悲鳴ボンベを壊してしまい、ついには学長に「二人とも怖がらせ屋には向いていない」と言い放たれてしまう。学部を追放され、苛立つサリーと意気消沈するマイク。そんな時、部屋に戻ったマイクの目に飛び込んできたのは、MUの伝統行事「怖がらせ大会」のチラシ。彼は怖がらせ学部に復帰するために大会への出場を決意する。出場資格は6人の団体であること。そんな中マイクとサリーを唯一受け入れてくれたのは、MUの落ちこぼれ達が集うサークル「ウーズマ・カッパ」。彼らは怖くない上に、へんてこながらも愛すべき仲間たちと大会での優勝を目指すことになる。

初戦敗退の危機に陥るもなんとか大会を進めるが、ロアーの罠によってウーズマ・カッパはMUの笑いものにされてしまった。さらにロアーのリーダー・ジョニー・ワーシントンに「お前たちには怖がらせ屋じゃなくて、郵便係りがお似合いだ」と言われてしまう。諦めかけたその時、マイクは一同を本物の怖がらせ屋のいる会社へ向かい、ウーズマ・カッパの面々は自分達と同じ個性を持つプロを見てやる気を取り戻し、今まで衝突していたマイクとサリーもお互いカード集めをしていたことを知り、お互いに自身の間違いに気付き、協力し合うようになった。サリーは真剣に練習に励み、自分達の個性を活かしたウーズマ・カッパは決勝目前まで勝ち進むことができた。そして、大会最終日ロアー・オメガ・ロアー対ウーズマ・カッパの対決となっていた。互いに引けを取らない勝負を繰り出す。アンカーはロアーのリーダー・ジョニーとマイクだった。ジョニーは腹の底から唸り声をあげ、高得点を入れる。マイクも負け時とこれまでにないほどの唸り声をあげる。すると、その結果はジョニーをも上回るほどの高得点だった。優勝はウーズマ・カッパのものに。

大会に優勝して、怖がらせ大学に戻れたマイクは上機嫌で吠える。ところが、軽い程度だったのに、人形が突然悲鳴をあげ高得点をあげた。今度は指を鳴らすと、人形はまたもや悲鳴をあげて高得点に。指を鳴らしただけで子供が怖がるはずがないと不思議に思ったマイクは、ベッドの下の子供の難易度を見ると、ほかのメンバーは最高レベルなのに、彼だけ低い。実はサリーはマイクに恥をかかせないよう大会前に細工していた。サリーが犯人と知ったマイクは裏切られたと怒り、その場を去ってしまう。

良かれとやったつもりが逆にマイクを傷付けてしまったサリーはロアーのメンバーに歓迎されるも、サリーはトロフィーを押し付け、学長に自分がイカサマをしたことを話し、キャンパスからの追放を命じられる。するとそこへ、警備員がドアの研究室に異常があったことを伝えていた。マイクが自分が怖がらせ屋に相応しいことを証明しようと、完成前のドアを使って中へ入っていく。そして、キャンプに来ていた子供たちに吠えるも、子供たちから「かわいい」と喜ばれるだけで怖がってもらえない。そして、追い詰められて絶体絶命のピンチに。慌てて入ってきたサリーもドアの中へ。しかしそこには警官が待ち構えていた。サリーは逃げ延びているうちに、マイクを見つける。サリーは自分がしたことをマイクに謝り、自分はなんのとりえもない役立たずだと言う彼に対し、サリーも自分は本当は怖がりだと明かす。サリーは今までは友達ではなかったので、それが言えなかった。しかし、再び警官に見つかり、再びクローゼットから元の世界へ帰ろうとするが、そこはただのクローゼット。実は元の世界で学長がドアの電源を切っていた。

そこで、マイクは「警官たちを脅かして、悲鳴をあげさせればドアが開く」と言うが、子供ならまだしも大人は簡単には怖がらない。しかし、マイクに作戦があり、マイクが指示すると二人はキャンプハウスの中で暴れまわった。それに動揺する警官たち。そして、マイクが彼らを転ばせると、サリーは腹の底から大声で吠えた。警官たちは悲鳴をあげ、怯えて逃げ出してしまう。今が元の世界に戻れるチャンスだ。サリーとマイクはドアに向かって飛び込むと、ドアは大爆発。マイクの足元には爆発で焼けた、恩師の帽子が残された。そこへCDAと隊長のロズが現れ、二人を連行していった。事件からしばらくたった日のこと、サリーは大会でイカサマをしたこと、マイクは昨夜の事件を引き起こした為、退学されられることに。一同はそのことを残念に思うも、学長に認められて、怖がらせ屋に入部できていた。さらにドンとスクイシーのママ・シェリーは結婚することが決まった。別れ際にマイクは「皆は最高の怖がらせ屋だ!こんな恐ろしい奴ら、俺は見たことはない」と仲間達の健闘を祈り、大学を去った。

サリーとマイクの別れの時が来た。マイクはサリーに別れを告げるとバスに乗って、大学を離れようとした。その時、バスの窓の外から青い毛むくじゃらの腕と共にサリーが顔を出して、マイクは驚く。サリーは「マイクのような奴はほかにいない。みんなは俺がリーダーだと思ってるようだが、俺はただお前に便乗してただけだ。学長と約束したのも、あのダメなチームを優勝させたのもお前だ。ドアが壊れたほどの悲鳴を集めたのは俺だけじゃない。俺は初日から鉛筆も置いてきたんだぞ」という。そして、サリーは「お前は怖くないが、怖い者知らずで勇敢」だと言い、マイクは今まで怖い者知らずだと言われたことがなかったので微笑んだ。マイクの凄さを見抜けなかった学長は見る目がないと言おうとしたところに学長が現れ、あの事件の一面を見せてくれた。学長は「あなたたちみたいなモンスターも必要なのかも知れません。ですが、あなたたちを退学せざるを得ませんでした。私にできることは幸運を祈ることだけです」と言い、そしてマイクに「みんなを驚かせて」と言い残すと飛び去っていった。学長から励ましの言葉をもらった、マイクとサリーは怖がらせ会社で郵便係のアルバイトを始める。それから月日が流れ、サリーは怖がらせ屋にマイクはアシスタントに昇進した。そして、マイクは子供の時以来二度目の絶叫フロアに足を踏むと、初めての仕事に取り掛かった。

登場人物編集

マイク・ワゾウスキ(マイク)
本作の主人公。見かけは一つ目で、緑のボールから手足が生えたような体つき。
幼い頃から『モンスターズ・インク』で怖がらせ屋として働くのが夢で、努力を重ねモンスターズ・ユニバーシティの怖がらせ学部に合格した。体が小さく恐ろしさに欠ける分、勉強やトレーニングは誰よりも努力するひたむきな性格だが、一方で自身の頭脳に過信するあまり協調性に欠けている部分があったが、仲間達と『モンスターズ・インク』に潜入したことでその事に気づき、サリーとも協力するようになる。学生証は背の低さで頭と角しか写っていない。幼少期は小さい体が災いしてか影が薄く、同年代の子供から疎まれていた。
前作ではサリーの名サポート役として登場するが、そこに至るまでの苦悩と挫折が描かれる。また、人を笑わせることは得意であり、後に笑わせ屋として大成する布石が描かれ、『モンスターズ・インク』で活躍する夢を叶えた[4]
特別予告編では寝ている時にサリーにミラーボールにされ、最終的には吊り下げられた。
ジェームズ・P・サリバン(サリー)
本作の準主人公。巨大な体に2本の角、紫斑点のある青緑の毛むくじゃらの姿が特徴。
怖がらせ学部の1年生。怖がらせ屋の名家の出身で、自分の才能にかまけた自信家である。そのため、当初は地道に努力することが嫌いで、授業でも徐々に先生とは対立するようになり、努力家のマイクとも事あるごとに衝突していたが、大会に向けての数々のやり取りを通して徐々に信頼関係を築いていく。また本人曰くおっかなく振舞っているが本質は気弱で天才家系ゆえにそのプレッシャーに苦悩していたことをマイクに告白した。
前作では怖がらせ屋として登場。マイクと名コンビを組む。
特別予告編では寝室に忍び、マイクに鏡を貼り付け、ミラーボールにする悪戯をした。
ランドール・ボッグス(ランディ)
外見は8本の手足を持つ紫色のトカゲのようなモンスター。度の強い眼鏡をかけている。
怖がらせ学部の1年生でマイクのルームメイト。カメレオンのように体色を周囲の風景と同化させ、まるで消え去ったかのように見せる能力を持つが、本人はコンプレックスに感じている。気さくで真面目な性格だが、一方で上昇志向が強く、一目置かれる存在になるためには努力を惜しまない。
前作では怖がらせ屋として登場。社長・ウォーターヌースに唆され、サリーを出し抜こうと悪事を働いた結果、サリーとマイクによってモンスター界を追放された。『ディズニー・ヴィランズ』でもある。本作の時点ではまだ悪役の面影はないが、ある時点でロアー・オメガ・ロアーの一員となりマイクと距離を置き、彼らと過ごしているうち、一緒になって、かつてのルームメイトであったマイク達に嫌がらせをするなど現在の意地の悪い性格になり、後に怖がらせ大会で隣のシミュレータールームでサリーの脅かしの衝撃により、自分のルームが揺れて怖がらせることに失敗。それをきっかけに、彼をライバル視する布石となる出来事が描かれている。

ウーズマ・カッパ編集

ドン・カールトン
勤勉真面目な「社会人学生」。元々セールスマンだったが、経済的に苦しくなりスキル取得のためMUに入学する。コンピュータ科学部。手が吸盤なので壁や天井に張り付くことができる。ウーズマ・カッパの部長。
スコット・スクイブルス(スクイシー)
肌色の肌をした五つ目のモンスターでサリーとマイクの1学年上の2年生であり恥ずかしがりやで影が薄く気づかれないことが多いが後にそれを生かすようになる。優しく物静かな性格。昔は怖がらせ屋になる夢を持っていた。ウーズマ・カッパの寮は彼の実家を利用している。学部は不明。
アート
足が長く紫の毛むくじゃら姿が特徴なモンスター。能天気で天然な性格で飄々した言動が特徴的で、素性は全て謎。予想外の戦法で相手を打ち負かす実力を持つ。ニュー・エイジ哲学部。刑務所に入っていた過去を持つ[5]
ペリー兄弟(テリとテリー)
一つの体で合体している双子の一つ目モンスター兄弟。背が低い方が弟のテリ、背が高い方が兄のテリー。性格は正反対で、口喧嘩が絶えないが後にチームワークの大切さを知り、協力し合うようになった。テリはダンス学部で、テリーは英語学部。

ロアー・オメガ・ロアー編集

ジョニー・ワーシントン
大きな角の芽えたモンスター。全権を握る王のようにメンバーを統括する。小さな体のマイクのことを馬鹿にする。サリーに愛想良く接していたが、成績が芳しくなくなった様子から態度が変わり、サリーが試験不合格になってからは、掌を返したように冷たく接するようになる。もちろんロアー・オメガ・ロアーに来ることも拒絶した。パーティーに来たウーズマ・カッパの面々によりユニバーシティの新聞広告、Tシャツやマグカップなどにプリントして屈辱的な一面を晒すことを募金活動と称して嫌がらせをするも、最終的に大会では打ち負かされる。その後サリーを見直してチームに再歓迎するが断られ、トロフィーを手渡される。卒業後は全員モンスターズ・インクとは別の会社の怖がらせ屋になっている。
チェット・アレキサンダー
一つ目のカニのような姿をしたモンスター。見下す相手を馬鹿にし、ジョニーには何でも頷くイエスマン。
ハビエル・リオス
四つ目と触覚を持ったモンスター。普段は二足歩行だが、怖がらせる時は六足歩行。怖がらせ大会のかくれんぼでは頭から花瓶に突っ込んだ。本編では一言も喋っていないが卓球が上手い。特別予告編ではミラーボールにされたマイクを懐中電灯で照らした。公式キャラブックではハビエル・リオスではなくジャビエ・リオスとされており、日本で名前が安定していない。尚、小説版ではハビエルなので正しい名前はハビエル・リオスだと思われる。ちなみに、マイクとサリーが喧嘩をした際に学長の素晴らしい記録が入ったボンベを落とした際に、空中を物凄い勢いで飛ぶボンベが頭上を通った時に唯一、顔を引っ込めている姿と開いた瞳孔が見られる。エンディングで出てくるカードでは所属がMIになっている。彼のことをイケメンとたたえる隠れファンが多い。
レジー・ジェイコブス
毬藻のような緑色の体に三つ目が生えたモンスター。怖がらせ大会の最終戦では勢いのあまりこけてしまい失敗した。
チップ・ゴフ
団子鼻とバイソンのような角を持つ屈強なモンスター。恐らくロアー・オメガ・ローの中で一番影が薄い。

パイソン・ニュー・カッパ編集

スタイルの良い三つ目のモンスター。全員顔がそっくりで六つ子のよう。威嚇時には三つ目が真っ赤に光り、キャリーは口からは火を吐く。
ロアー・オメガ・ロアーと共闘したのかパーティを開くことをウーズマ・カッパたちに伝えに来た。
キャリー・ウィリアムス
ターコイズ色の肌とピンク色の髪。
ナオミ・ジャクソン
紫色の肌と紫色の髪。
ヘザー・オルソン
青色の肌と紫色の髪。
クリスタル・デュ・ボイス
紫色の肌と赤色の髪。
ブリトニー・デイヴィス
ピンク色の肌と赤色の髪。
テイラー・ホルブルック
紫色の肌とピンク色の髪。

ジョーズ・シータ・カイ編集

ロイ・“ビッグレッド”・オグロウラハン
真っ赤な丸い巨体と大きな口、アンテナのように生えた二つ目を持つモンスター。
ダーク・プラット
毛で覆われた黄色く丸い体と長く鋭い牙を持つモンスター。髪型はオレンジのモヒカン。
バボソ・ゴルテガ
ナメクジに似た水色のモンスター。
ジョージ・サンダーソン
オレンジ色の毛に覆われた一角モンスター。JOXの中で唯一強面でない。前作ではモンスターズ・インクの怖がらせ屋として登場した。
パーシー・ボウルスロー
紫色の丸い体に、太い2本の角と一つ目が特徴のモンスター。
オマール・ハリス
豆のような形をしたオレンジ色の体から大きなコウモリ羽が生えたモンスター。JOXで唯一飛行スキルを持つ。

スルグマ・スルグマ・カッパ編集

カーラ・デルガード
ピンク色の肌にタコのような触手が特徴のモンスター。
ヴァイオレット・ステスリッキ
紫色の大柄な体に一つ目と曲がった角を持つモンスター。
ドナ・スーフー
蛇のような体のモンスター。頭部は紫色の髪の毛ですっぽり覆われ、顔は見えない。
ブリン・ラーソン
俵型の青い体に三つ目を持つモンスター。特別予告編でも登場した。
マリア・ガルシア
ナメクジのような赤い体に赤い髪が生えたモンスター。
デビー・ガブラー
頭部が水色の毛で覆われ、てっぺんからアンテナのような一つ目が生えたモンスター。

エータ・ヒス・ヒス編集

ロージー・レヴィン
岩石のような巨体に、尖ったメガネとピアスが付いた太い角が特徴のモンスター。蛇のような舌と唸り声で相手を威嚇する。
ナディア・ペトロフ
暗いピンク色の肌と紫色の髪を持った、三つ目のモンスター。
ソニア・ルイス
タコのような形の水色の体で、黒いミディアムヘアからアンテナのような目が2本生えている。
スーザン・ジェンセン
顔から長い手足が生えた紫色のモンスター。赤と紫のツートーンの髪が特徴。
ロンダ・ボイド
ナメクジに似た体に、触手のような髪がモヒカン型に生えた一つ目モンスター。
ナンシー・キム
クモのような足から長い首と一つ目が生えた灰色のモンスター。

グリーク・カウンシル編集

クレア・ウィーラー
グリーク・カウンシル(自治会)の会長を務める、灰色の肌にヒレのような髪をした三つ目の女性モンスター。副会長のブロック(後述)とコンビを組み、MUのスポーツ行事「怖がらせ大会」の運営と司会を担う。普段はテンションが低く投げやりだが大会では見事な司会ぶりを発揮。
ブロック・ピアソン
グリーク・カウンシルの副会長。紫色の屈強な体に鳥のような嘴を持つ男性モンスター。何をするにもいちいち無駄にテンションが高く、しばしばクレアにたしなめられている。

モンスターズ・ユニバーシティの職員編集

ディーン・ハードスクラブル学長
MUの学長であり、かつて伝説の怖がらせ屋として活躍した女性モンスター。ドラゴンムカデを合わせたような姿をしている[6]。怖がらせ学部の部長も兼任し、徹底した実力主義で学生を教育している。モンスターとしては見た目がかわいすぎるマイクと、才能に溺れ努力をろくにしないサリーに対し、「怖がらせ屋にはなれっこない」という残酷な結論を突きつける。最終的には大学を退学させたものの、二人のコンビネーションの高さを認めた。
デレク・ナイト教授
怖がらせ学部の初級コース「101教室」を担当している教授。何百人もの入学生のうち、期末試験で合格できるのはごくわずかというスパルタ教育ぶり。

その他のキャラクター編集

フランク・マッケイ
モンスターズ・インクの職員。マイクやサリーより前の時代に活躍した、怖がらせ屋一のスーパースターの一人。MUの卒業生でもあり、幼いマイクに怖がらせ屋になる夢を与え、「すごいな、いるなんて気づかなかったよ」という彼の言葉がきっかけで、マイクはMUに入学することを決めた。
カレン・グレーヴス先生
小学校時代のマイクの担任。なかなか友達のできないマイクを心配する。
シェリー・スクイブルス
スコットの母親。明るくお茶目な肝っ玉母さんで、ウーズマ・カッパのメンバーたちを優しく見守る。かわいらしい見かけに似合わず、デスメタル好き。後にドン・カールトンと婚約。
アーチー
角を生やした子豚の姿をした6本足の生き物。MUのライバル校である「フィアーテック大学」のマスコットで、劇中ではサリーによって寮に連れ込まれている。

前作からのキャラクター編集

ジョージ・サンダーソン
前作ではマイクとサリーの同僚だったが、本作ではジョーズ・シータ・カイというグループのメンバー。怖がらせ大会では違反行為をしたために、一回戦で他のメンバー全員と共に退場してしまう。
ロズ
前作モンスターズ・インクでクローゼットの扉の鍵を管理する管理人だったが、本作では終盤にて人間の子供による脅威を排除する保健局CDAの職員であったことが判明(ただしチョッキではなく、全身防護服を着用)。マイクとサリーに一目置いた。
CDA
モンスター界の保健局。合図番号は「2319」。前作では事件の捜査に必死であったが、本作でもハードスクラブル学長の通報により、人間界へ入り込んだマイクとサリーの捜索に必死だった。
イエティ
前作では人間界に永久追放されていたが、本作では終盤にモンスターズ・インクの郵便係の職員として登場する。また郵便物を勝手に開くと追放されるとマイク達に忠告する場面があり、前作で彼が追放された原因と思われる節がある。
イエティの声優(英語版)を務めるジョン・ラッツェンバーガーはピクサー作品には欠かせない声優となっているが、1980年代のTVドラマ『チアーズ』にラッツェンバーガーは郵便局員として出演しており、本作のイエティはそのオマージュなのではないかという説がある[7]
ヘンリー・J・ウォーターヌースIII世
モンスターズ・インクの社長で前作の『ディズニー・ヴィランズ』。写真のみの登場だが、ラストに怖がらせ屋となったサリー、そのアシスタントとなったマイクと握手している。以前は髪とヒゲがあったことが発覚した。

モンスターズ・ユニバーシティの世界編集

サークル編集

MUには個性的なサークルが数多く存在し、物語の重要な部分を担っている。アメリカの大学の伝統的なサークル文化フラタニティとソロリティがモチーフになっており、ギリシャ文字をベースにしたサークル名もそこに由来する(実在のものとは違い、アルファベットも含む他、読み方もモンスター風にアレンジされている)。サークル独自の儀式やしきたりなど、フラタニティ文化を象徴するシーンも物語の随所に登場する。

ウーズマ・カッパ(ΟΚ/Oozma Kappa)
通称オーケー(OK)。お世辞にも怖いとは言えない上にどこか間の抜けた面々ばかりが集う、のほほんとした雰囲気のサークル。事あるごとにMUの学生たちから笑いものにされている。メンバーの一人スクイシーの実家をクラブハウスとして使っている。
ロアー・オメガ・ロアー(RΩR/Roar Omega Roar)
通称ロアー(ROR)。MU随一のエリート集団。優秀な怖がらせ能力を持つ者しか入ることができない。また、一度入っても学期試験などで実力を発揮・維持できなければたちまち追放されてしまう。その歴史は深く、著名な怖がらせ屋を多数輩出している。学内では一目置かれる存在で、豪華なクラブハウスを所有する。
パイソン・ニュー・カッパ(PΝΚ/Python Nu Kappa)
通称ピンク(PNK)。チアガール風の衣装をまとった女子学生のサークル。普段はとてもキュートなイメージだが、怖がらせ大会になると恐ろしく豹変する。6つ子のようにそっくりな容貌をしている。
ジョーズ・シータ・カイ(JΘX/Jaws Theta Chi)
通称ジョックス(JOX)。筋力と体力が自慢の大柄な男子学生が集うサークル。知性には乏しく、ライバルを打ち負かすためには手段を選ばない姑息な面も。前作にも登場するジョージ・サンダーソンが所属している。
スルグマ・スルグマ・カッパ(ΣΣΚ/Slugma Slugma Kappa)
通称イーク(EEK)。アスリート系の女子学生で構成されたサークル。チームワークがとても強い。日々運動中心の活発な怖がらせトレーニングを重ねるこのサークルの加入試験は、トライアスロンである。
エータ・ヒス・ヒス(ΗSS/Eta Hiss Hiss)
通称ヒス(HSS)。ゴスエモ系女子学生が集うサークル。その鋭い眼光とミステリアスなオーラは威圧感十分。ハードスクラブル学長をOGに持ち、MU開学当時から続く名門である。
グリーク・カウンシル(GRΣΣK COUNCIL)
MUに在籍するサークルを取りまとめる自治会的な組織。怖がらせ大会の実行委員会も兼ね備える。

キャスト編集

役名 原語版 日本語吹替版
マイク・ワゾウスキ 青年期・成人期 ビリー・クリスタル 田中裕二
爆笑問題[8]
少年期 ノア・ジョンストン 佐藤和太
ジェームズ・P・サリバン(サリー) ジョン・グッドマン 石塚英彦
ホンジャマカ
ランドール・ボッグス(ランディ) スティーブ・ブシェミ 青山穣
ディーン・ハードスクラブル学長 ヘレン・ミレン 一柳みる
スコット・スクイブルス(スクイシー) ピーター・ソーン 嶋田翔平
ドン・カールトン ジョエル・マーレイ 宝亀克寿
テリ・ペリー ショーン・ヘイズ 佐藤せつじ
テリー・ペリー デイヴ・フォーリー 花輪英司
アート チャーリー・デイ 姫野惠二
デレク・ナイト教授 アルフレッド・モリーナ 石住昭彦
ジョニー・ワーシントン ネイサン・フィリオン 東地宏樹
クレア・ウィーラー オーブリー・プラザ 東條加那子
ブロック・ピアソン タイラー・ラビーン 三宅健太
チェット・アレキサンダー ボビー・モイニハン 田中英樹
シェリー・スクイブルス ジュリア・スウィーニー 堀越真己
カレン・グレーブズ先生 ボニー・ハント 柳原可奈子
フランク・マッケイ ジョン・クラシンスキー 小松史法
スラッグ ビル・ヘイダー 玉木雅士
レフェリー 多田野曜平
キャリー・ウィリアムス ベス・ベアーズ 大津愛理
ロズ ボブ・ピーターソン 磯辺万沙子
イエティ ジョン・ラッツェンバーガー 立木文彦
ロイ・“ビッグレッド”・オグロウラハン ジョン・サイガン 関貴昭
バスの運転手 ロリ・アラン 杉浦慶子
オメガ・ホウルの部長 ジェス・ハーネル 朝倉栄介
ウィリアム・ブランディワイン教授 星野充昭
ジェイ 星野健一
ケイ 川島悠美
トレイ 綿貫竜之介
フェイ 愛河里花子
その他声の出演
佐々木優子 西村太佑 北村謙次
増岡裕子 山本格 角田紗里
野一祐子 石狩勇気 八百屋杏
遠藤純平 宮本崇弘 後藤ヒロキ
志田有彩 宗川めぐみ まつだ志緒理
畠中祐

トリビア編集

  • 前作「モンスターズ・インク」に出ていたロズは人間の子供による脅威を排除する保健局CDAの職員、イエティは郵便局職員、ジョージはジョーズ・シータ・カイというグループのメンバーとして、カメオ出演している。
  • 前作「モンスターズ・インク」でのランドールの名言は「It's the Winds of Change」(聞こえる?風向きの変わる音)だが、今作でも登場している。マイクとランドール寮の部屋、ランドールのベッドの側の壁に「Winds of Change」と書かれたポスターが張ってある。
  • マイクが入学、退学など節目になる一歩を踏み出すときは、必ず左足から。

キャッチコピー編集

「誰だって、子供の頃の夢がある。難しいのは、その夢を持ち続けること…。」

MovieNEX編集

2013年11月20日MovieNEXの第1弾として発売。 今までに発売されたソフトと違い、Blu-ray DiscDVDは勿論、クラウドに対応したデジタルコピーや購入者限定の特典を収録。

評価編集

批評家の反応編集

2013年9月20日時点でRotten Tomatoesでは175件のレビューで支持率は78%、平均点は10点中6.8点となっている[9]。またMetacriticでは41件のレビューで加重平均値は65/100となっている[10]

受賞編集

また、2013年に開催されたハリウッド映画祭において、アニメーション映画賞を受賞し[11]、作品賞にもノミネートされた[12]

テレビ放送編集

2016年3月12日フジテレビ系列の『土曜プレミアム』で地上波初放送[13]二ヶ国語放送 / 文字多重放送 / データ放送)。前日の11日に同局の『金曜プレミアム』で『モンスターズ・インク』を放送した後の2夜連続での放送となる。

参考文献編集

  1. ^ Chang, Justin (2013年6月9日). “Film Review: ‘Monsters University’”. Variety. http://variety.com/2013/film/reviews/film-review-monsters-university-1200494184/ 2013年6月14日閲覧。 
  2. ^ 2013年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
  3. ^ Chai, Barbera (2013年1月7日). “Watch an Exclusive Clip of Pixar's New Short, 'The Blue Umbrella'”. The Wall Street Journal. http://blogs.wsj.com/speakeasy/2013/01/07/watch-an-exclusive-clip-of-pixars-new-short-the-blue-umbrella/ 2013年1月7日閲覧。 
  4. ^ 終盤でサリーとともに「俺達で世界を変えよう」と宣言し、それが前作で実現した。
  5. ^ 警察に追われた際に、「刑務所はもう嫌だ!」と発している。
  6. ^ ウォーターヌースと同様、上半身が衣類を羽織った形だが、背に羽、下半身がムカデ型であり、空を飛べたり、壁を這い登れる。
  7. ^ 小千谷サチ (2016年3月12日). “『モンスターズ・ユニバーシティ』にまつわるトリビア15選”. ロケットニュース24. 2017年9月14日閲覧。
  8. ^ 石塚英彦&田中裕二『モンスターズ・ユニバーシティ』で吹替えキャスト続投!@ぴあ、2013年4月17日閲覧
  9. ^ Monsters University (2013)”. Rotten Tomatoes. 2013年6月21日閲覧。
  10. ^ Monsters University”. Metacritic. 2013年6月21日閲覧。
  11. ^ “Monsters University” and “Pacific Rim” take Hollywood Film Awards Honors”. 2013年9月20日閲覧。
  12. ^ Hollywood Movie Awards – Vote for Your Favorite Online!”. 2013年10月16日閲覧。
  13. ^ TVステーション」(ダイヤモンド社)関東版2016年6号 44号

外部リンク編集