ロマンチック街道313(ろまんちっくかいどう さんいちさん)は、広島県福山市鞆町から岡山県内を経由して鳥取県東伯郡北栄町へ至る道路の愛称である。一般国道313号の全線とその起点となっている「府中分かれ交差点」から福山市の景勝地「鞆の浦」へ至る広島県道22号福山鞆線の全線を含めた区間を指す。

ロマンチック街道313の標識
国道313号標識
国道313号標識
広島県道22号標識

概要 編集

福山市の備後弁研究家で金属鋳造メーカー「キングパーツ」の社長だった高橋孝一が、ドイツバイエルン州にあるロマンチック街道にも劣らないとして命名[1]。高橋は地元第一を掲げる活動の一端として、国道313号の周辺には高度経済成長から取り残されたことで、先人の築いた貴重な歴史と文化が数多く残されており、これを見直そうと若者たちに呼びかけた[2]。これによって、沿線の観光振興のために沿線各都市の青年会議所も協力して協働普及活動を行い、行政も巻き込んだ観光振興策が盛んに行われることとなった。

沿道には特製の標識も掲げられているほか、毎年夏には沿線都市の青年会議所の主催で沿線をツーリングするイベントを中心にして沿線自治体や団体でのイベント広報活動が活発に行われている。

路線データ 編集

周辺 編集

 
鞆の浦
 
福山城天守閣
 
備中松山城
 
湯原温泉の湯煙
 
三朝温泉
 
三仏寺投入堂
 
倉吉の町並み「打吹玉川」

広島県 編集

岡山県 編集

鳥取県 編集

道の駅 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 岡山県内初の場外舟券売り場、2013年平成25年)12月14日に開業[3]

出典 編集

参考文献 編集

  • 大下徳也『高橋孝一 ロストワックスの可能性に挑戦する』文芸出版〈西日本企業人列伝 7〉、2002年11月15日。ISBN 4-901520-13-X 

関連項目 編集

外部リンク 編集