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画像提供依頼:ラジオ各局の送信所施設の画像提供をお願いします。2013年1月

室蘭送信所(むろらんそうしんじょ)は室蘭市にあるテレビ・ラジオの送信所である。ここでは、室蘭市内に設置されたテレビ中継局についても併せて説明する。

目次

室蘭送信所編集

 
送信塔群(中腹より山頂付近を見る、2007年5月撮影)
 
ライトアップされたテレビ塔
 
STVアナログテレビ送信塔にある展望台

測量山の山頂にテレビとFMラジオの送信所が置かれている。

テレビジョン放送編集

日胆地域(胆振総合振興局日高振興局管内)における基幹送信所であるが、測量山は内浦湾(噴火湾)岸にあるため、対岸の渡島半島からも見える。こうした事情から、測量山からの電波は、渡島半島北東部の噴火湾から北海道駒ヶ岳亀田半島に至る地域[1]でも受信することができる。
本来これらの地域は函館放送局のエリアであるにもかかわらず、UHF波使用前は室蘭放送局の番組を見ることを強いられており、ローカル放送対応のために、八雲椴法華などの総合テレビ単独の中継局を設置して対処していた。

そこで、2007年(平成19年)10月1日地上デジタル放送開始にあたっては、NHK総合では出力を半分ずつに分け、陸側をNHK室蘭放送局の親局とし、海側をNHK函館放送局渡島中継局とすることとなった。

地上デジタルテレビ放送については、NHK室蘭放送局には呼出符号(コールサイン)が割り当てられているが、民放各局には割り当てられておらず、中継局扱いである。

偏波面はすべて水平偏波となっている。

地上デジタルテレビジョン放送編集

室蘭局は2007年5月23日に、渡島局は7月11日にそれぞれ予備免許交付、室蘭・渡島両局とも、8月2日から試験放送開始、9月28日に本免許交付、10月1日から本放送開始。渡島局は受信状況改善のため、2013年8月19日から10月15日にかけて、物理チャンネルを「18」→「29」に変更する作業を実施[2]

リモコン
キーID
放送局名 呼出符号 物理チャンネル 空中線
電力
ERP 放送
対象地域
放送区域
内世帯数
変更前 変更後
1 HBC
北海道放送
- 22 1kW 10.5kW 北海道 約113,100世帯
2 NHK
室蘭教育
JOIZ-DTV 16 17.9kW 全国
3 NHK
室蘭総合
JOIQ-DTV 24 500W 7.7kW 胆振・日高
NHK
函館総合
- 18 29 8.1kW 渡島・檜山 約22,800世帯[2]
5 STV
札幌テレビ放送
- 31 1kW 10.5kW 北海道 約113,100世帯
6 HTB
北海道テレビ放送
20
7 TVh
テレビ北海道
26 12.5kW
8 UHB
北海道文化放送
33 10.5kW

地上アナログテレビジョン放送編集

2011年7月24日の停波をもって、全局が廃局となった。

チャンネル 放送局名 呼出符号 空中線電力 ERP 放送対象地域 放送区域内
世帯数
2 NHK
室蘭教育
JOIZ-TV 映像1kW/
音声250W
映像5.4kW/
音声1.35kW
全国 -
7 STV
札幌テレビ放送
JOLY-TV 映像5.9kW/
音声1.45kW
北海道
9 NHK
室蘭総合
JOIQ-TV 映像6kW/
音声1.5kW
胆振・日高
後志管内黒松内町
11 HBC
北海道放送
JOQF-TV 映像5.5kW/
音声1.35kW
北海道
29 TVh
テレビ北海道
- 映像10kW/
音声2.5kW
映像105kW/
音声26kW
37 UHB
北海道文化放送
映像110kW/
音声28kW
39 HTB
北海道テレビ放送
映像120kW/
音声30kW

FMラジオ放送編集

周波数
MHz
放送局名 呼出符号 空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
88.0 NHK
室蘭FM
JOIQ-FM 250W 1.1kW 胆振・日高・
後志管内黒松内町
不明
89.4 AIR-G' - 北海道

NORTH WAVEの中継局は設置されていないが、コミュニティFMFMびゅーによって番組が再送信されている。

NHK室蘭放送局の送信所からは、以下の放送が送信されている。

  • NHK室蘭放送局の全テレビ・FM放送
  • NHK函館放送局総合デジタルTV(渡島中継局)
  • AIR-G'(室蘭中継局)

鉄塔は2本あり、1本はデジタルTV。もう1本はFM放送を送信。TVhは局単独のデジタル施設となっている。かつてはアナログ放送設備も併設していた。TVh以外の民放テレビ局は、アナログでは各局独自の施設となっていたが、デジタルは旧HBCアナログ送信所の隣に共同で新設している。旧STVアナログ送信施設には展望台が設置され、一般に開放されている。旧HTBアナログ送信施設には公衆便所が設置されている。

NHK室蘭放送局・TVh以外のアナログテレビジョン送信施設は、2011年7月24日の停波をもって運用を終了し廃局となった。

室蘭母恋中継局編集

室蘭市母恋南町2丁目にあるテレビ中継局。偏波面は、アナログ・デジタルともに水平偏波となっている。

地上デジタルテレビジョン放送編集

 
室蘭母恋デジタルテレビ中継局
リモコン
キーID
放送局名 物理
チャンネル
空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
開局日
1 HBC
北海道放送
15 300mW 740mW 北海道 約2,900世帯 2010年
12月24日
2 NHK
室蘭教育
13 全国
3 NHK
室蘭総合
21 720mW 胆振日高
5 STV
札幌テレビ放送
25 700mW 北海道
6 HTB
北海道テレビ放送
17 740mW
7 TVh
テレビ北海道
23 700mW
8 UHB
北海道文化放送
27 720mW

地上アナログテレビジョン放送編集

 
室蘭母恋アナログ中継局
チャンネル 放送局名 空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
50 NHK
室蘭教育
映像3W/
音声750mW
映像7.7W/
音声1.9W
全国 不明
52 NHK
室蘭総合
胆振・日高・
寿都郡黒松内町
54 HBC
北海道放送
映像7.5W/
音声1.9W
北海道
56 STV
札幌テレビ放送
58 HTB
北海道テレビ放送
映像7.4W/
音声1.85W
60 UHB
北海道文化放送
62 TVh
テレビ北海道

室蘭知利別中継局編集

室蘭知利別中継局は室蘭市高砂町3丁目164番地に設置された中継局。室蘭市高砂町・知利別町や登別市の一部地域など、測量山からの室蘭送信所の電波が届きにくい地域へ放送を送信している。偏波面は水平偏波となっている。

地上デジタルテレビジョン放送編集

 
室蘭知利別中継局
ID 放送局名 物理
チャンネル
空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
開局日
1 HBC
北海道放送
15 300mW 1.5W 北海道 約9,300世帯 2010年
12月24日
2 NHK
室蘭教育
13 1.45W 全国
3 NHK
室蘭総合
21 胆振日高
5 STV
札幌テレビ放送
25 北海道
6 HTB
北海道テレビ放送
17 1.5W
7 TVh
テレビ北海道
23 1.45W
8 UHB
北海道文化放送
27

地上アナログテレビジョン放送編集

物理
チャンネル
放送局名 空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
35 HTB
北海道テレビ放送
映像3W/
音声750mW
映像17W/
音声4.2W
北海道 約8,800世帯
41 STV
札幌テレビ放送
映像16.5W/
音声4.1W
43 HBC
北海道放送
45 NHK
室蘭総合
映像17W/
音声4.2W
胆振・日高・
後志管内黒松内町
47 NHK
室蘭教育
全国
50 TVh
テレビ北海道
映像16.5W/
音声4.1W
北海道
58 UHB
北海道文化放送
映像16W/
音声4W
  • かつてUHBは33chで、TVhは31chで放送されていたが、室蘭デジタル送信所開局に伴う混信対策により2005年9月に現在のチャンネルへ変更された。

室蘭陣屋中継局編集

室蘭市陣屋町2丁目12番地にあるミニサテライト局。室蘭市陣屋町とその周辺へ放送を送信している

地上デジタルテレビジョン放送編集

ID 放送局名 物理
チャンネル
空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
開局日
1 HBC
北海道放送
19 10mW 26mW 北海道 約300世帯 2010年
9月30日
2 NHK
室蘭教育
13 全国
3 NHK
室蘭総合
15 胆振・日高
5 STV
札幌テレビ放送
21 北海道
6 HTB
北海道テレビ放送
23
7 TVh
テレビ北海道
14
8 UHB
北海道文化放送
25

地上アナログテレビジョン放送編集

チャンネル 放送局名 空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
49 NHK
室蘭教育
映像100mW/
音声25mW
映像310mW/
音声77mW
全国 不明
51 UHB
北海道文化放送
北海道
53 HTB
北海道テレビ放送
55 STV
札幌テレビ放送
57 NHK
室蘭総合
胆振・日高・
後志管内黒松内町
59 HBC
北海道放送
北海道
61 TVh
テレビ北海道

室蘭輪西テレビ中継局編集

 
室蘭輪西中継局

北海道室蘭市東町にある中継局。東室蘭地区(東室蘭駅周辺など)への放送を送信している。偏波面は、アナログ・デジタルともに水平偏波となっている。

地上デジタルテレビジョン放送編集

リモコン
キーID
放送局名 物理
チャンネル
空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
開局日
1 HBC
北海道放送
34 1W 5.5W 北海道 約17,400世帯 2010年
12月24日
2 NHK
室蘭教育
32 全国
3 NHK
室蘭総合
36 5.4W 胆振日高
5 STV
札幌テレビ放送
28 5.5W 北海道
6 HTB
北海道テレビ放送
38 5.4W
7 TVh
テレビ北海道
40 5.2W
8 UHB
北海道文化放送
30 5.5W

地上アナログテレビジョン放送編集

チャンネル 放送局名 空中線電力 ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
49 NHK
室蘭教育
映像10W/
音声2.5W
映像60W/
音声15W
全国 不明
51 NHK
室蘭総合
映像59W/
音声14.5W
胆振・日高・
寿都郡黒松内町
53 HBC
北海道放送
映像63W/
音声15.5W
北海道
55 STV
札幌テレビ放送
57 HTB
北海道テレビ放送
59 UHB
北海道文化放送
61 TVh
テレビ北海道

ラジオ送信所編集

  • 室蘭市内のAMラジオ放送やコミュニティFMの送信所はそれぞれ独自の場所に設置されている。
日本放送協会 室蘭ラジオ放送所
  • NHK…室蘭市山手町1丁目3番地
  • HBC…室蘭市山手町1丁目4番地
  • STV…室蘭市柏木町(送信所建物の施設管理は親会社の札幌テレビ放送(STV)が受け持っている)
周波数
kHz
放送局名 コールサイン 空中線
電力
放送対象地域 放送区域
内世帯数
放送開始日 備考
864 HBC北海道放送
(HBCラジオ)
JOQF 3kW 北海道 不明 1956年10月[3] なし
945 NHK
室蘭第1
JOIQ 胆振日高 1942年2月21日 全国のNHKで唯一、
コールサインでJO*Q・JO*Zの
組み合わせを使用している。
1125 NHK
室蘭第2
JOIZ 1kW 全国 -
1440 STVラジオ なし 3kW 北海道 1976年11月[3] なし
  • NHK室蘭第1コールサインは、1946年9月1日から1948年6月30日までは“JOIK2”、1948年7月1日から1982年10月31日までは“JOIU”が割り当てられていた。なお、現行の“JOIQ”は、かつて稚内ラジオ中継放送所に割り当てられていた。また、“JOIU”は1984年9月1日に開局したエフエム沖縄に割り当てられた。
  • NHK室蘭第2のコールサインは、1952年4月20日から1982年10月31日まで“JOIT”が割り当てられていた。
  • HBCラジオ室蘭放送局は函館放送局に機能統合され、2003年以降独自番組の制作を取りやめており、ローカルCMを除き事実上道南地域に組み込まれた。
  • STVラジオは唯一コールサインが設定されておらず、室蘭・苫小牧地区も札幌放送局の中継局扱いであり、ローカルSB帯のCMは札幌局と同一の内容である。

放送エリアは原則として胆振・日高地方の全域、渡島地方の内浦湾大沼国定公園周辺。 NHK・HBCは一部地域を江別ラジオ放送所NHK亀田ラジオ放送所HBC函館ラジオ送信所でカバーしている。

コミュニティFM(FMびゅー)編集

  • 室蘭市においてコミュニティFM放送を行う室蘭まちづくり放送(FMびゅー)の放送送信施設は室蘭市御前水町3丁目に設置されている。室蘭市の約90%の世帯を聴取対象としている。
周波数
MHz
放送局名 コールサイン 空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
84.2 FMびゅー JOZZ1BA-FM 20W 16.6W 室蘭市 40,692世帯
  • 2008年8月10日開局。

脚注編集

  1. ^ 長万部町八雲町森町(旧砂原町を含む)・鹿部町函館市の一部(旧南茅部町椴法華村
  2. ^ a b 地デジ中継局のチャンネル変更について 総務省北海道総合通信局 2013年7月1日掲載
  3. ^ a b 『新・白老町史』590~591頁「第7編教育と文化 第4章文化 第九節報道」より。

関連項目編集