山崎正昭
日本の政治家
山崎 正昭(やまざき まさあき、1942年〈昭和17年〉5月24日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の参議院議員(6期)、自由民主党福井県支部連合会長[1]。
山崎 正昭 やまざき まさあき | |
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生年月日 | 1942年5月24日(82歳) |
出生地 | 日本 福井県大野郡西谷村(現・大野市) |
出身校 | 日本大学法学部卒業 |
前職 | 山崎建設工業従業員 |
所属政党 | 自由民主党(安倍派→無派閥) |
称号 | 法学士(日本大学・1965年) |
親族 | 山崎利昭(長男) |
公式サイト | 参議院議員|山崎正昭公式サイト|自由民主党|福井県選挙区|愛郷無限 |
第30代 参議院議長 | |
在任期間 | 2013年8月2日 - 2016年7月25日 |
天皇 | 明仁 |
在任期間 | 2012年12月26日 - 2013年8月2日 |
参議院議長 | 平田健二 |
選挙区 | 福井県選挙区 |
当選回数 | 6回 |
在任期間 | 1992年7月26日 - 現職 |
第73代 福井県議会議長 | |
在任期間 | 1991年5月 - 1992年3月 |
在任期間 | 1985年6月 - 1987年5月 |
その他の職歴 | |
福井県議会議員 (1979年4月 - 1992年6月) | |
大野市議会議員 (1975年2月 - 1979年2月) |
福井県大野市議会議員(1期)、福井県議会議員(4期)、福井県議会議長(第73代)、大蔵政務次官、参議院議院運営委員長、参議院武力攻撃事態への対処に関する特別委員長、内閣官房副長官、参議院政府開発援助等に関する特別委員長、自由民主党参議院幹事長、参議院副議長(第29代)、参議院議長(第30代)を歴任した[2][3]。
経歴
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福井県大野郡西谷村(現・大野市)出身。1965年、日本大学法学部政治経済学科卒業[2]。
1975年、福井県大野市議会議員に就任[2]。1979年、福井県議会議員に就任[2]。福井県議会副議長(第72代)、福井県議会議長(第73代)も務めた[2]。
1992年、第16回参議院議員通常選挙で福井県選挙区に出馬し、初当選。参議院議員となる[2][3]。
1996年、第1次橋本内閣で大蔵政務次官を務めた[2]。2003年、第1次小泉第2次改造内閣では内閣官房副長官に就任し、第3次小泉内閣まで務めた。
参議院では議院運営委員長、武力攻撃事態への対処に関する特別委員長、政府開発援助等に関する特別委員長などを務めた[3]。また、2007年、自民党の参議院幹事長となった[4]。
2012年、参議院副議長に就任。2013年、参議院議長に就任した[4]。
2022年、第26回参議院議員通常選挙で6選。これまでは20万票以上を獲得して圧勝した山崎であったが、得票数は13万5千票に留まり、斉木武志に1万3千票差での辛勝となった[5]。
政策・主張
編集憲法
編集- 憲法改正について、2022年のNHK、毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[6][7]。
- 9条改憲について、2022年の毎日新聞社のアンケートで「改正して、自衛隊の存在を明記すべきだ」と回答[7]。9条への自衛隊の明記について、2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[6]。
- 憲法を改正し緊急事態条項を設けることについて、2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[6]。
外交・安全保障
編集- 敵基地攻撃能力を持つことについて、2022年のNHKのアンケートで「どちらかと言えば賛成」と回答[6]。
- 普天間基地の辺野古移設について、2022年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[7]。
- 非核三原則についてどう考えるかとの問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「維持すべき」と回答[6]。
- ロシアは2022年2月24日、ウクライナへの全面的な軍事侵攻を開始した[8]。日本政府が行ったロシアに対する制裁措置についてどう考えるかとの問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「適切だ」と回答[6]。同年の毎日新聞社のアンケートで「制裁をより強めるべきだ」と回答[7]。
- 2022年6月7日、政府は経済財政運営の指針「骨太方針」を閣議決定した。NATO加盟国が国防費の目標としている「GDP比2%以上」が例示され、防衛力を5年以内に抜本的に強化する方針が明記された[9]。「防衛費を今後どうしていくべきだと考えるか」との問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「ある程度増やすべき」と回答[6]。
ジェンダー
編集- 選択的夫婦別姓制度の導入について、2022年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[7]。
- 同性婚を可能とする法改正について、2022年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[7]。
- クオータ制の導入について、2022年のNHKのアンケートで「どちらかといえば反対」と回答[6]。
その他
編集人物・発言
編集- 長男の山崎利昭は元大野市議会議長[10][11]。
- 自民党が2018年5月に発表した党所属国会議員の前年度の党員獲得数ランキング[12]ではワースト10入り。
- 朝日新聞の調べでは、議長退任後から2022年の参議院選挙までの264回の本会議のうち、通常国会を中心に約3割にあたる77回を欠席していた[13]。
- 2023年12月22日、山崎が最高顧問として所属する自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)が、政治資金パーティー収入の一部を改選前の参院議員に裏金としてキックバック(還流)していた疑いがあるとの報道について、「私はない。公認料しかもらっていない」と全面的に否定しながら、「不満に思っているくらい。俺だけなんでないんだろうな」などと述べた[14]。自民党の危機的状況下に何とも緊張感がないように感じられる発言に、X(旧ツイッター)には、「もうイヤこんな人たち」「『軽はずみな言動』のお手本」「あきれ果て過ぎて怒り続きで疲れ果てております」「本気で言ってるなら勘弁してくれ、冗談で言ってるなら人としてどうかだわ」などの声が挙がった[15]。
- 2009年には週刊新潮7月16日号[16]にて愛人及び隠し子未認知問題[17]が報じられた。
略歴
編集- 1965年 日本大学法学部政治経済学科卒業
- 1975年 大野市議会議員に当選
- 1979年 福井県議会議員に当選
- 1985年 福井県議会副議長に就任
- 1991年 福井県議会議長に就任
- 1992年 第16回参議院議員通常選挙に福井県選挙区から自民党公認で出馬し、初当選
- 1996年 第1次橋本内閣で大蔵政務次官に就任
- 1998年 第18回参議院議員通常選挙で再選
- 2001年 参議院議院運営委員長に就任
- 2003年 第2次小泉内閣で内閣官房副長官に就任
- 2004年 第20回参議院議員通常選挙で3選
- 2007年 自由民主党参議院幹事長に就任
- 2009年 体調不良により参議院幹事長を辞任
- 2010年 第22回参議院議員通常選挙で4選
- 2012年 参議院副議長に就任
- 2013年 参議院議長に就任
- 2016年 第24回参議院議員通常選挙で5選
- 2022年 第26回参議院議員通常選挙で6選
栄典
編集- オランダ:オラニエ=ナッサウ勲章ナイト・グランド・クロス - (2014年10月29日)
所属団体・議員連盟
編集支援団体
編集- 全国たばこ販売政治連盟(2022年参院選組織推薦候補者)[19]
脚注
編集- ^ “都道府県支部連合会”. 自由民主党. 2023年12月12日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “内閣官房副長官”. 内閣広報室. 2024年8月17日閲覧。
- ^ a b c “山崎 正昭(やまざき まさあき):参議院”. www.sangiin.go.jp. 2024年8月17日閲覧。
- ^ a b c “プロフィール – 参議院議員|山崎正昭公式サイト|自由民主党|福井県選挙区|愛郷無限”. 2024年8月17日閲覧。
- ^ “福井は山崎氏6選 斉木氏に1万3千票差:日刊県民福井Web”. 中日新聞Web. 2024年8月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “選挙区 福井”. 候補者アンケート - 参院選2022. NHK. 2022年6月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “山崎正昭 自民 福井”. 第26回参院選. 毎日新聞社. 2022年6月28日閲覧。
- ^ “ロシアが全面侵攻開始、ウクライナは自国を防衛=クレバ外相”. ロイター (2022年2月24日). 2022年2月28日閲覧。
- ^ 川田篤志、柚木まり (2022年6月8日). “防衛費や子ども関連費倍増も 財源検討は参院選後に先送り 政府が「骨太方針」閣議決定”. 東京新聞 2022年6月27日閲覧。
- ^ “山崎利昭プロフィール”. 2015年9月19日閲覧。
- ^ “大野市 - 山崎利昭”. 2017年6月25日閲覧。
- ^ “自民党議員の悩み!?党員獲得ランキングが発表!ワースト10は誰?”. 選挙ドットコム (2018年5月29日). 2022年6月4日閲覧。
- ^ “本会議の半数超を欠席 6選の元参院議長「よんどころない事情」とは:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2022年8月2日). 2024年8月17日閲覧。
- ^ “安倍派の裏金「俺だけ何でない」 最高顧問の元参院議長が発言:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年12月22日). 2023年12月23日閲覧。
- ^ “安倍派最高顧問の裏金「俺だけ何でない」発言にネット怒りやあきれ「『軽はずみな言動』のお手本」:中日スポーツ・東京中日スポーツ”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2023年12月23日閲覧。
- ^ “週刊新潮 2009年7月16日号”. 新潮社. 2022年6月4日閲覧。
- ^ “右翼が政治家ゴシップを「週刊新潮」に渡した理由 (2009年9月10日) - エキサイトニュース(3/3)”. エキサイトニュース. 2022年6月4日閲覧。
- ^ a b c 俵義文、日本会議の全貌、花伝社、2016年
- ^ “2022年6月号”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2022年5月25日) 2022年5月26日閲覧。
参考文献
編集- “【政治資金収支報告書】 自由民主党福井県支部連合会(令和4年分 定期公表)”. 福井県選挙管理委員会 (2023年11月30日). 2023年12月19日閲覧。
外部リンク
編集- 山崎正昭 公式ウェブサイト
- 山崎正昭 (@masaakiyamazaki) - X(旧Twitter)
- 山崎正昭 (yamazakisangiin) - Facebook
- 山崎正昭 (@yamazaki_masaaki_sangiingiin) - Instagram
- 山崎正昭 - YouTubeチャンネル
- 参議院議員 山崎 正昭(やまざき まさあき) | 議員 | 自由民主党 - 自由民主党公式サイト
- 自民党 参議院議員 山崎正昭 公式ホームページ(リンク切れ)
議会 | ||
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先代 平田健二 |
参議院議長 第30代:2013年 - 2016年 |
次代 伊達忠一 |
先代 尾辻秀久 |
参議院副議長 第29代:2012年 - 2013年 |
次代 輿石東 |
先代 新設 |
参議院政府開発援助等 に関する特別委員長 2006年 - 2007年 |
次代 溝手顕正 |
先代 西田吉宏 |
参議院議院運営委員長 第53・54代:2001年 - 2002年 |
次代 宮崎秀樹 |
先代 岩崎邦夫 |
福井県議会議長 第73代:1991年 - 1992年 |
次代 小棹博 |
先代 荒井公一 |
福井県議会副議長 第72代:1985年 - 1987年 |
次代 宇野繁太郎 |
公職 | ||
先代 上野公成 |
内閣官房副長官 (政務担当・参議院) 2003年 - 2005年 |
次代 鈴木政二 |
先代 佐田玄一郎 梶原敬義 |
大蔵政務次官 鉢呂吉雄と共同 1996年 |
次代 中村正三郎 西田吉宏 |
党職 | ||
先代 片山虎之助 |
自由民主党参議院幹事長 2007年 - 2009年 |
次代 谷川秀善 |