指扇駅

埼玉県さいたま市西区にある東日本旅客鉄道の駅

指扇駅(さしおうぎえき)は、埼玉県さいたま市西区大字宝来にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)川越線である[1]

指扇駅
南口(2015年11月)
さしおうぎ
Sashiōgi
西大宮 (1.4 km)
(4.7 km) 南古谷
地図
所在地 さいたま市西区大字宝来1716
北緯35度55分1.27秒 東経139度33分54.35秒 / 北緯35.9170194度 東経139.5650972度 / 35.9170194; 139.5650972座標: 北緯35度55分1.27秒 東経139度33分54.35秒 / 北緯35.9170194度 東経139.5650972度 / 35.9170194; 139.5650972
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 川越線
キロ程 7.7 km(大宮起点)
大崎から44.6 km
電報略号 サシ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
9,119人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1940年昭和15年)7月22日[1][2]
備考 業務委託駅
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北口(2015年11月)

歴史 編集

駅構造 編集

相対式ホーム2面2線を有する地上駅[1]。上下線主本線だけの配線である。また大宮方は一直線で住宅街を抜けるのに対し、川越方は緩やかに南へカーブしながら築堤を上り、すぐに荒川橋梁へ至る。

大宮駅管理の業務委託駅JR東日本ステーションサービス受託)。指定席券売機Suica対応自動改札機設置。始発から午前6時40分までの間は遠隔対応(インターホン対応は川越駅が行う)のため改札係員は不在となり、一部の自動券売機のみ稼働する。

現在の駅舎は2014年3月9日から供用されているもので、エレベーター・エスカレーターが設置された。それまでは下りホームに面した地上駅舎(同時開業の南古谷駅日進駅旧駅舎と類似していた)であり、上りホームとは跨線橋で接続していた。また、上りホームには通勤通学時の混雑対策で、降車専用改札と出口が設置されていたが、橋上化工事により撤去された。

川越車両センターからの出庫のため、朝夕に当駅始発の上り列車が設定されている[1]。全て各駅停車だが、以前は朝に1本だけ通勤快速も設定されていた。一方、下りの当駅終着の列車は、埼京線との直通運転開始時は多数が設定されていたが、現在はまったく設定されていない。

のりば 編集

番線 路線 方向 行先
1 川越線 北行 川越高麗川方面
下り
2 川越線・埼京線 南行 大宮池袋新宿大崎りんかい線相鉄線方面
上り

(出典:JR東日本:駅構内図

なお、当駅から西川越駅以西へ直通する列車は設定されていないため、高麗川方面は川越駅で乗り換えとなる。

利用状況 編集

2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員9,119人である。2009年3月14日に開業した西大宮駅が当駅から1.4 kmと比較的近く、利用客が一部流れたため、当駅の利用者は減少した。

JR東日本および埼玉県統計年鑑によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2][統計 3]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1987年(昭和62年) 12,580
1988年(昭和63年) 13,598
1989年(平成元年) 14,611
1990年(平成02年) 15,801
1991年(平成03年) 16,297
1992年(平成04年) 16,572
1993年(平成05年) 16,467
1994年(平成06年) 16,864
1995年(平成07年) 17,061
1996年(平成08年) 16,862
1997年(平成09年) 16,068
1998年(平成10年) 15,453
1999年(平成11年) 15,475 [* 1]
2000年(平成12年) [JR 1]15,393 [* 2]
2001年(平成13年) [JR 2]15,431 [* 3]
2002年(平成14年) [JR 3]15,166 [* 4]
2003年(平成15年) [JR 4]14,990 [* 5]
2004年(平成16年) [JR 5]14,851 [* 6]
2005年(平成17年) [JR 6]14,856 [* 7]
2006年(平成18年) [JR 7]14,888 [* 8]
2007年(平成19年) [JR 8]15,072 [* 9]
2008年(平成20年) [JR 9]15,049 [* 10]
2009年(平成21年) [JR 10]12,193 [* 11]
2010年(平成22年) [JR 11]11,703 [* 12]
2011年(平成23年) [JR 12]11,264 [* 13]
2012年(平成24年) [JR 13]11,143 [* 14]
2013年(平成25年) [JR 14]11,098 [* 15]
2014年(平成26年) [JR 15]10,848 [* 16]
2015年(平成27年) [JR 16]11,108 [* 17]
2016年(平成28年) [JR 17]11,122 [* 18]
2017年(平成29年) [JR 18]11,154 [* 19]
2018年(平成30年) [JR 19]11,034 [* 20]
2019年(令和元年) [JR 20]10,761 [* 21]
2020年(令和02年) [JR 21]8,472 [* 22]
2021年(令和03年) [JR 22]8,780
2022年(令和04年) [JR 23]9,119

駅周辺 編集

 
2番線(大宮方面行き)ホームに設けられていた降車専用臨時改札(旧駅舎)

南口ロータリーは埼玉県道57号さいたま鴻巣線に面している。当初は狭く、タクシーのみの乗り入れだったが、1993年(平成5年)に拡張整備工事が行われ、路線バスも乗り入れが可能になった。この公共ロータリーの隣には、近隣の学校のスクールバスが利用する広場も存在する。

旧駅舎は南側のみに設けられ、駅北側への移動経路は、駅東側にある県道との踏切と、駅西側の歩行者・自転車専用の小さなトンネルのみだった。このため、朝夕の踏切付近は、自動車・自転車・歩行者が行き交い非常に混雑していた。この混雑を緩和するため橋上駅化工事を行い、2014年(平成26年)3月9日に新駅舎と北口の供用を開始。続いて北口ロータリーとアクセス道路の整備を実施し、2015年(平成27年)5月15日に供用を開始した。

秀明英光高等学校埼玉県立大宮武蔵野高等学校の最寄り駅であり、ラッシュ時は主に高校生で混雑する。西大宮駅開業前までは埼玉栄中学校・高等学校の最寄り駅でもあった。

駅前の県道沿いに店舗が並んでおり、指扇地区の中心的な街になっている。駅の周囲は住宅地になっているが、駅の西側は荒川に程近く、荒川堤防近くは田畑が広がる。

駅北側は上尾市の南西部に程近く、上尾駅より当駅が最寄りとなる上尾市域が存在する。

北口

南口

道路 編集

バス路線 編集

北口

「指扇駅北口」停留所にて、以下の路線バスが発着する。

南口

「指扇駅」停留所および「西遊馬」停留所(埼玉県道2号さいたま春日部線沿い)にて、以下の路線バスが発着する。

隣の駅 編集

東日本旅客鉄道(JR東日本)
川越線
通勤快速・快速・各駅停車
西大宮駅 - 指扇駅 - 南古谷駅

当駅 - 南古谷駅間は4.7kmで、これは川越線内で最も長い。

脚注 編集

記事本文 編集

出典 編集

  1. ^ a b c d e f g 『週刊 JR全駅・全車両基地』 46号 甲府駅・奥多摩駅・勝沼ぶどう郷駅ほか79駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月7日、25頁。 
  2. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、445頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '96年版』ジェー・アール・アール、1996年7月1日、183頁。ISBN 4-88283-117-1 
広報資料・プレスリリースなど一次資料 編集
  1. ^ Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月29日閲覧。

利用状況 編集

  1. ^ 埼玉県. “埼玉県統計年鑑”. 埼玉県. 2020年5月20日閲覧。
  2. ^ さいたま市/さいたま市統計書”. www.city.saitama.jp. 2020年5月20日閲覧。
  3. ^ さいたま市/旧大宮市統計書”. www.city.saitama.jp. 2020年5月20日閲覧。
JR東日本の2000年度以降の乗車人員
埼玉県統計年鑑

関連項目 編集

外部リンク 編集