日本大通

日本の神奈川県横浜市中区の道路、およびそれに由来する町名
日本 > 関東地方 > 神奈川県 > 横浜市 > 中区 > 日本大通

日本大通(にほんおおどおり)は横浜市中区町名および道路。横浜市中心部の関内地区にあり、神奈川県庁などが位置する官庁街となっている。住居表示は未実施[5]郵便番号は231-0021[3]

日本大通
日本大通り、右手前は神奈川県庁舎
日本大通り、右手前は神奈川県庁舎
日本大通の位置(横浜市内)
日本大通
日本大通
日本大通の位置
日本大通の位置(神奈川県内)
日本大通
日本大通
日本大通の位置
北緯35度26分48.13秒 東経139度38分30.55秒 / 北緯35.4467028度 東経139.6418194度 / 35.4467028; 139.6418194
日本の旗 日本
都道府県 Flag of Kanagawa Prefecture.svg 神奈川県
市町村 Flag of Yokohama, Kanagawa.svg 横浜市
中区
面積
 • 合計 0.096km2
人口
2017年平成29年)12月31日現在)[2]
 • 合計 237人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
231-0021[3]
市外局番 045 (横浜MA)[4]
ナンバープレート 横浜

地理編集

北東から南西方向にやや長い長方形の町域を持ち、面積は0.096km2[1]。中央を北東 - 南西に日本大通り、北西 - 南東に本町通りが貫き、港郵便局前交差点で交わる。北東は海岸通りを挟んで海岸通、南東は大桟橋通りを挟んで山下町、南西は横浜公園、北東はみなと大通りを挟んで元浜町・北仲通本町・南仲通・弁天通・太田町・相生町に接する。港郵便局前交差点の北はキングの塔の別名を持つ神奈川県庁本庁舎、東は横浜港郵便局横浜開港資料館、県庁分庁舎、南は中区役所や横浜情報文化センター神奈川県住宅供給公社朝日新聞社横浜総局、西は横浜地方検察庁横浜地方裁判所横浜簡易裁判所日本銀行横浜支店などが位置する。本町通り地下にはみなとみらい線が通り、日本大通り駅が設けられている。2000年平成12年)の国勢調査では住民は1人であったが[6]、オフィスビル跡にマンションが建つ。

沿革編集

かつての久良岐郡横浜村の一部に当たる。1859年安政6年)の横浜港開港の際に外国人居留地となったが、当初は町名が設けられなかった[7]1866年慶応2年)の大火を契機に外国人側は居留地の拡張・拡充を要求、横浜居留地改造及競馬場墓地等約書が定められ、大規模な区画整理が行われた[8]1870年明治3年)に横浜公園象の鼻波止場を結ぶ街路が完成[9]、この通りは1875年(明治8年)に日本大通りと名付けられる[9]1879年(明治12年)に外国人居留地に町名が設けられ、当地は通りの名をとって日本大通と名付けられた。1889年(明治22年)の市制施行に際して、日本大通り(にっぽんおおどおり)が設置された[10]1899年(明治32年)7月24日山下町に統合され[11]、山下町字日本大通となったが、1928年昭和3年)9月1日に境町全域と山下町・本町の一部から改めて日本大通(にほんおおどおり)が新設された[12][7]

受賞歴編集

  • 2009年平成21年):第4回横浜・ひと・まちデザイン賞「地域まちづくり部門」・「まちなみ景観部門」受賞[13]
  • 2011年(平成23年):都市景観大賞「都市景観部門」大賞(国土交通大臣賞)[14]
  • 2014年(平成26年):第5回かながわ観光大賞「観光による地域活性化事業部門」大賞[15]

日本初の西洋式街路編集

  イギリス人建築家リチャード・ブラントンの設計により、1870年明治3年)に日本初の西洋式街路としてほぼ完成した。当時は歩道3メートル・植樹帯9メートルを含む36メートルの幅員を持ち、横浜のメインストリートの役割を果たした。下水道と一体で整備され、マカダム舗装された日本大通りは「近代都市計画の嚆矢」と評される事もあるが[16]、『横浜居留地改造及競馬場草地等約書』に「火災を防がんため」とあるように、当初は都市景観のためではなく、火除地防火帯としての機能と、日本人街とのゾーニングのために設計された広小路の一種と考えられる[16]

関東大震災の復興事業により幅員が削られ、植樹帯は銀杏並木に変えられたが、2002年平成14年)の再整備により、完成当時に近い規模に復元された[9]。港郵便局前交差点と開港資料館前交差点の間は国道133号の一部となっており、それ以外の区間は横浜市道日本大通となっている[17]2007年(平成19年)に国の登録記念物(名勝地関係)に登録された[18]

景観編集

銀杏並木編集

現在の銀杏並木は、関東大震災後の復興事業で整備されたものである[19]

世帯数と人口編集

2017年平成29年)12月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

町丁 世帯数 人口
日本大通 150世帯 237人

小・中学校の学区編集

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[20]

番地 小学校 中学校
全域 横浜市立本町小学校 横浜市立横浜吉田中学校

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 横浜市 2016, p. 1-14.
  2. ^ a b 横浜の人口 - 登録者数(市・区・町・外国人) - 町丁別世帯と男女別人口”. 横浜市 (2017年12月31日). 2018年1月24日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2018年1月23日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2018年1月23日閲覧。
  5. ^ 横浜市中区の町名一覧(横浜市役所) (PDF) 2010年12月3日閲覧
  6. ^ 平成12年国勢調査結果町別人口指標(Microsoft Excel)
  7. ^ a b 『横浜の町名』1996年12月、横浜市市民局総務部住居表示課発行
  8. ^ 『日本歴史地名大系』平凡社
  9. ^ a b c 日本大通りスペシャルサイト(日本大通り活性化委員会)
  10. ^ 横浜市 2016, p. 3-20.
  11. ^ 横浜市 2016, p. 3-25.
  12. ^ 横浜市 2016, p. 3-72.
  13. ^ 第4回横浜・人・まち・デザイン賞 受賞活動・景観集 (PDF)”. 横浜市. 2015年3月29日閲覧。
  14. ^ 平成23年度都市景観大賞受賞について”. 横浜市. 2015年3月29日閲覧。
  15. ^ 平成23年度都市景観大賞受賞について”. 横浜市. 2015年3月29日閲覧。
  16. ^ a b 青木祐介 吉田伸之伊藤毅(編)「幕末・明治初期の横浜」『イデア』 <伝統都市>1 東京大学出版会 2010 ISBN 9784130251310 pp.168-179.
  17. ^ 道路台帳図情報「よこはまのみち」”. 横浜市行政地図情報提供システム. 横浜市. 2014年8月30日閲覧。
  18. ^ 日本大通り”. 文化遺産オンライン. 文化庁. 2014年8月30日閲覧。
  19. ^ 中区役所 第160回 緑に囲まれた街路 -日本大通り-”. 横浜市. 2015年3月29日閲覧。
  20. ^ 小中学校等通学区域”. 横浜市 (2017年11月15日). 2018年1月24日閲覧。

参考文献編集

  • 昭文社 『県別マップル 神奈川県広域・詳細道路地図』(2006年4刷版) 昭文社、2006年。ISBN 978-4-398-62699-8 
  • 横浜市 『横浜市町区域要覧(平成28年版)』、2016年6月http://www.city.yokohama.lg.jp/shimin/madoguchi/jyukyo/machikuikiyouran/2018年1月24日閲覧