春風 弥里(はるかぜ みさと、10月31日[1] - )は、元宝塚歌劇団花組の男役スター[2]

愛知県東海市[3][2]県立東海南高等学校出身[4]。身長173cm[1]。愛称は「みーちゃん」、「みさと」[3]

来歴 編集

2000年、宝塚音楽学校入学[3][2][4]

2002年、宝塚歌劇団に88期生として入団[3][2]。入団時の成績は8番[5]星組公演「プラハの春LUCKY STAR!」で初舞台[3][4]。その後、宙組に配属[3][2][4]

2007年、大和悠河陽月華トップコンビ大劇場お披露目となる「バレンシアの熱い花」で、新人公演初主演[3][2][4]

2012年2月21日付で花組へと組替え[2][4]

2013年11月17日、「愛と革命の詩/Mr. Swing!」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[6][2][4]

退団後は自身の出身地である東海市の「ふるさと大使」を務めている[4]

人物 編集

幼少の頃は引っ込み思案でおとなしかったが、小学2年生のときにリレーの選手に選ばれて以来、人前に出るのが好きな活発な性格になった[7][8]

小学2年生からクラシックバレエを習い始める[7][8]。小学6年生のときに、校長先生に手紙を書き、部員を集めて演劇部を創設した[8]。中学時代は合唱部に所属していた[3]

宝塚歌劇との出会いは、中学1年生のときにバレエ教室の友人から月組公演「ME AND MY GIRL」のビデオを貸してもらったことから[3][8]。見始めて1分も経たないうちに「ここに入りたい」と両親に訴えた[3]。初めて生で観劇した舞台は月組公演「結末のかなた」[8]

音楽学校には3度目の受験で合格した[7]

宝塚歌劇団時代の主な舞台 編集

初舞台 編集

宙組時代 編集

  • 2002年7月 - 『鳳凰伝』『ザ・ショーストッパー』
  • 2003年2月 - 『傭兵ピエール』『満天星大夜總会
  • 2003年10月 - 『白昼の稲妻』 - 新人公演:ギョーム(本役:和涼華)『テンプテーション! - 誘惑 -
  • 2003年3月 - ドラマシティ『BOXMAN』
  • 2004年5月 - 『ファントム』 - 従者、新人公演:モンシャルマン(本役:夢大輝
  • 2004年10月 - 11月 - 全国ツアー『風と共に去りぬ』 - 青年
  • 2005年1月 - 『ホテル・ステラマリス』『レヴュー伝説』
  • 2005年5月 - 6月 - 全国ツアー『ホテル ステラマリス』『レヴュー伝説』
  • 2005年8月 - 『炎にくちづけを』 - 新人公演:家臣(本役:夢大輝)『ネオ・ボヤージュ』
  • 2005年12月 - ドラマシティ和央ようかライブショー『W-WING-』
  • 2006年4月 - 7月 - 『NEVER SAY GOODBYE-ある愛の軌跡-』 - ペドロ、新人公演:ヴィセント・ロメロ(本役:大和悠河
  • 2006年8月 - 博多座コパカバーナ
  • 2006年11月 - 2007年2月 - 『維新回天・竜馬伝! -硬派・坂本竜馬III-』 - 新人公演:徳川慶喜(本役:蘭寿とむ)『ザ・クラシック』
  • 2007年3月 - 4月 - ドラマシティ・日本青年館中日劇場『A/L(アール)-怪盗ルパンの青春-』 - ジョー・ワトソン
  • 2007年6月 - 9月 - 『バレンシアの熱い花』 - ホセ、新人公演:フェルナンド・デルバレス(本役:大和悠河)『宙 FANTASISTA!』 新人公演初主演[2][3][4]
  • 2007年10月 - 全国ツアー『バレンシアの熱い花』 - ドンファン・カルデロ『宙 FANTASISTA!!』
  • 2008年2月 - 5月 - 『黎明の風-侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦-』 - 新人公演:吉田茂(本役:汝鳥伶)『Passion 愛の旅』
  • 2008年7月 - 梅田芸術劇場雨に唄えば』 - シド・フィリップス
  • 2008年9月 - 12月 - 『Paradise Prince』 - ヒロ、新人公演:ハワード・ゴールドウィン(本役:一樹千尋)『ダンシング・フォー・ユー』
  • 2009年2月 - 3月 - バウホール・日本青年館『逆転裁判 -蘇る真実-』 - ディック・ガムシュー
  • 2009年4月 - 7月 - 『薔薇に降る雨』 - ボーイ(リチャード)/ボディガード『Amour それは…
  • 2009年8月 - 9月 - バウホール・赤坂ACTシアター逆転裁判2 -蘇る真実、再び…-』 - ディック・ガムシュー
  • 2009年11月 - 2010年2月 - 『カサブランカ』 - サッシャ
  • 2010年3月 - バウホール『Je Chante(ジュ シャント)-終わりなき喝采-』 - ゲオルグ・シュタイネル[3]
  • 2010年5月 - 8月 - 『TRAFALGAR-ネルソン、その愛と奇跡-』 - リュシアン・ボナパルト『ファンキー・サンシャイン』
  • 2010年9月 - 全国ツアー『銀ちゃんの恋』 - 橘
  • 2010年11月 - 2011年1月 - 『誰がために鐘は鳴る』 - エラディオ
  • 2011年3月, 8月 - ドラマシティ・日本青年館『ヴァレンチノ』 - ジョージ・ウルマン[3]
  • 2011年5月 - 8月 - 『美しき生涯-石田三成 永遠の愛と義-』 - 脇坂安治『ルナロッサ-夜に惑う旅人-』
  • 2011年10月 - 12月 - 『クラシコ・イタリアーノ-最高の男の仕立て方-』 - フランク・スペンサー『NICE GUY!!-その男、Yによる法則-』[3]
  • 2012年1月 - 2月 - バウホール・日本青年館『ロバート・キャパ 魂の記録』 - チーキ・ヴェイス

花組時代 編集

宝塚歌劇団退団後の主な活動 編集

TV出演 編集

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ a b 『宝塚おとめ 2013年度版』 阪急コミュニケーションズ、2013年、19頁。ISBN 978-4-484-13506-9
  2. ^ a b c d e f g h i j PROFILE Misato(春風弥里)オフィシャルホームページ。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n フェアリーインタビュー/宙組 春風弥里 ウィズたからづか。
  4. ^ a b c d e f g h i ふるさと大使(春風弥里) 愛知県東海市公式サイト。
  5. ^ 『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』 阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日、114頁。
  6. ^ 『2013年宝塚 Stage Album』 阪急コミュニケーションズ、2014年、81頁。ISBN 978-4-484-14521-1
  7. ^ a b c 『RISING STAR GUIDE 2012』 阪急コミュニケーションズ、2012年、2-3頁。ISBN 978-4-484-12512-1
  8. ^ a b c d e 『波瀾爆笑!?我が人生 春風弥里/宝塚GRAPH 2010年3月号』 阪急コミュニケーションズ、2010年、94-96頁。

外部リンク 編集