東京都立大塚ろう学校
東京都豊島区にある特別支援学校
東京都立大塚ろう学校(とうきょうとりつ おおつかろうがっこう)は、東京都豊島区巣鴨四丁目にある都立特別支援学校。
東京都立大塚ろう学校 | |
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北緯35度44分10.6秒 東経139度43分55.8秒 / 北緯35.736278度 東経139.732167度座標: 北緯35度44分10.6秒 東経139度43分55.8秒 / 北緯35.736278度 東経139.732167度 | |
過去の名称 |
東京市立聾学校 東京都立聾唖学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 東京都 |
併合学校 |
日比谷尋常小学校特別学級 萬年尋常小学校特別学級 東京都立江東ろう学校(分教室化) 東京都立杉並ろう学校(分教室化) 東京都立品川ろう学校(分教室化) |
設立年月日 | 1927年(昭和2年)6月22日 |
創立記念日 | 創立記念日 |
創立者 | 6月22日 |
共学・別学 | 男女共学 |
分校 |
城東分教室 永福分教室 城南分教室 |
設置学部 |
幼稚部 小学部 |
学期 | 3学期制 |
学校コード | E113299920017 |
所在地 | 〒170-0002 |
東京都豊島区巣鴨四丁目20番8号 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
概要
編集- 歴史
- 1925年(大正14年)に日比谷尋常小学校[1]と萬年尋常小学校(後に上野尋常小学校[2])の小学校2校に設置された特別学級が、1927年(昭和2年)に名目統合(実質統合は翌1928年(昭和3年))され、「東京市立聾学校」として開校。現校名になったのは1949年(昭和24年)。一時は中学部と高等部本科、高等部専攻科を有していたが、1962年(昭和37年)に高等部本科、高等部専攻科を廃止し、2006年(平成18年)3月に中学部を廃止。現在は幼稚部と小学部のみとなっている。2016年(平成28年)に創立90周年を迎える。
- 校章
- 1928年(昭和3年)3月3日に初代専任校長の大池菅根により制定される。第一高等学校の校章にちなみ、柏の葉を6枚重ねたものを背景にして、「ろう(ロウ)学校」の頭文字(カタカナの「ロ」)でもあり、「口話法」の頭文字(漢字の「ロ」)でもある「ロ」の文字を中央に置いている。
- 学部
- 分教室
- 城東分教室 - 〒136-0072 東京都江東区大島六丁目7-3 (北緯35度41分29.9秒 東経139度50分2.3秒、東京都立城東特別支援学校内)
- 永福分教室 - 〒168-0064 東京都杉並区永福一丁目7-28(北緯35度40分14.0秒 東経139度38分44.6秒、東京都立永福学園内)
- 城南分教室 - 〒144-0046 東京都大田区東六郷二丁目18-19(北緯35度32分51.7秒 東経139度43分2.1秒、東京都立城南特別支援学校内)
沿革
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- 1923年(大正12年)8月27日 - 盲学校及聾唖学校令が制定される。
- 1925年(大正14年)
- 1926年(大正15年)4月 - 萬年尋常小学校に特別学級が1学級増設され、計2学級となる。またこの時萬年尋常小学校が「上野尋常小学校」に改称。
- 1927年(昭和2年)6月22日 - 東京府により、「東京市立聾学校」の設立が認可される。校長は日比谷尋常小学校校長の中澤留氏が兼任。
- 1928年(昭和3年)
- 1930年(昭和5年)- 校訓(勤勉・親切・倹約)を制定。
- 1931年(昭和6年)4月16日 - 4年制の中等部を設置。
- 1943年(昭和18年)7月1日 - 東京府と東京市が廃止され、東京都が設置されたことにより、 「東京都立聾唖学校」に改称。
- 1945年(昭和20年)3月 - 東京大空襲により、校舎を焼失。
- 1949年(昭和24年)6月 - 現在地に校舎が完成し移転を完了。校名を「東京都立大塚ろう学校」(現校名)に改める。
- 1957年(昭和32年)6月22日 - 創立30周年を記念して校歌を制定。
- 1962年(昭和37年)3月31日 - 東京都立石神井ろう学校・東京都立大田ろう学校の新設により、高等部本科、高等部専攻科を廃止。
- 2005年(平成17年)
- 4月1日 - 東京都立中央ろう学校開設準備室が併設される。
- 10月13日 - 東京都立中央ろう学校が併設される。
- 2006年(平成18年)4月1日 - 特別支援学校の再編が行われる。
- 東京都立江東ろう学校が廃止され、「江東分教室」として移管される。
- 東京都立杉並ろう学校が廃止され、東京都立永福学園に移転の上、「永福分教室」となる。
- 東京都立品川ろう学校が廃止され、東京都立城南養護学校に移転の上、「城南分教室」となる。
- 中学部を新設の東京都立中央ろう学校に移管し、幼稚部と小学部のみとなる。
- 2009年(平成21年)3月 - 東京都立中央ろう学校の新校舎が完成し、併設を解消。
- 2011年(平成23年)4月 - 城南分教室小学部の募集を停止。
- 2016年(平成28年)9月 - 江東分教室を「城東分教室」に改称。
アクセス
編集- 本校
- 城東分教室
- 永福分教室
- 城南分教室
周辺
編集- 本校
- 西巣鴨第二保育園
- 西巣鴨さくらそう保育園
- 学校法人平和学園白鳩幼稚園
- 豊島区立清和小学校
- 東京都立文京高等学校
- 巣鴨郵便局
- 城東分教室
- 永福分教室
- 城南分教室
参考資料
編集- 「十年を語る」(1939年(昭和9年)6月28日発行、東京市立聾学校後援会), doi: 10.11501/1054192 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
- 野呂一, 中川辰雄「大正・昭和初期におけるろう教育の歴史的考察 : 卒業生夫妻の証言にみる東京市立聾学校の教育の実際」『横浜国立大学教育人間科学部紀要. I教育科学』第7巻、横浜国立大学教育人間科学部、2005年2月、83-105頁、CRID 1050282677663599104、hdl:10131/983、ISSN 1344-4611、NAID 110004599637。
- 東京都特別支援教育推進計画の基本的な考え方 (PDF) - 東京都ウェブサイト