永田雄三
永田 雄三(ながた ゆうぞう、1939年 - )は、日本のトルコ研究者。元明治大学文学部教授、元東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授。オスマン史研究の第一人者 [1]。日本人研究者として初めて古文書等のトルコ現地史料を用いて研究を進め、日本語のみならずトルコ語でも研究成果を発表した。イスタンブール大学ではトルコ民族主義者のゼキ・ヴェリディ・トガンから薫陶を受けた。オスマン帝国の時代を中心に社会史の研究を行った。
略歴編集
著作編集
単著編集
- 『前近代トルコの地方名士:カラオスマンオウル家に関する研究』(刀水書房、2009年)
共著編集
- 『中東現代史1トルコ・イラン・アフガニスタン 世界現代史11』(加賀谷寛、勝藤猛との共著、山川出版社、1982年)
- 『西アジア〈下〉 地域からの世界史8』(加藤博との共著、朝日新聞社、1993年)
- 『世界の歴史15 成熟のイスラーム社会』(羽田正との共著、中央公論社、1998年/中公文庫、2008年)
- 『世紀末イスタンブルの演劇空間 都市社会史の視点から』(江川ひかりと共著、白帝社アジア史選書、2015年)
編著編集
- 『西アジア史〈2〉イラン・トルコ』(山川出版社、2002年)
共編著編集
脚注編集
- ^ “京都大学「知の先達たちに聞く――永田雄三先生をお迎えして――」講演会 (PDF)”. 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 (2013年3月). 2017年12月20日閲覧。『イスラーム世界研究 第6巻』
- ^ nittoKAI - 日本トルコ文化交流会|活動レポート