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渋谷 節子(しぶや せつこ、1966年(昭和41年)7月8日 - )は、日本の文化人類学者翻訳家福知山公立大学地域経営学部教授。学位はPh.D.米国ハーバード大学)。第22代国際司法裁判所(ICJ)所長・小和田恆の三女。皇后雅子の妹[1]。出生名は小和田 節子(おわだ せつこ)。

渋谷 節子
(しぶや せつこ)
人物情報
生誕 小和田 節子(おわだ せつこ)
(1966-07-08) 1966年7月8日(53歳)
スイスの旗 スイスジュネーヴ
国籍 日本の旗 日本
出身校 東京大学文学部英語英米文学科
東京大学教養学部教養学科文化人類学
ハーバード大学大学院
両親 小和田恆(父)
学問
研究分野 文化人類学
研究機関 ジュネーブ現代アジア研究所
学位 Ph.D.ハーバード大学
学会 日本文化人類学会
東南アジア学会
日本共生科学会
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経歴編集

生い立ち編集

1966年(昭和41年)7月8日スイス連邦ジュネーヴ市で、当時在ソ連日本国大使館一等書記官・小和田恆の三女として生まれた。長姉は雅子であり、節子の双生児として生まれた次姉が礼子である。生後しばらく同国ベルン在スイス日本国大使館大使公邸で育てられた。マリー(Mary)というフランス語洗礼名を持つ[2][3]

1969年(昭和44年)、父の恒が国際連合日本政府代表部に赴任したため、一家でアメリカ合衆国・ニューヨーク州に住んだ。2歳から4歳までの2年間で同州ニューヨーク市の2つの幼稚園に通った。田園調布雙葉小学校田園調布雙葉中学校・高等学校を経て、1991年平成3年)、東京大学文学部英語英米文学科を卒業し、本田技研工業に入社し、二輪本部北米部に配属されてカナダに駐在した。

本田技研工業に2年間勤めた後の1992年(平成4年)、異文化理解・文化摩擦・人種問題などに興味を持って東京大学教養学部教養学科に学士入学し、文化人類学を学んだ。卒業後はハーバード大学大学院社会人類学専攻博士課程に入学して「ベトナム農村の家族と社会変容」を研究し、人類学博士号を取得。ジュネーブ現代アジア研究所客員研究員を経て[4]、東京大学非常勤講師(2009年 - 2011年)、国際基督教大学非常勤講師(2011年 - 2012年)、早稲田大学非常勤講師(2013年 - 2015年)を歴任した[5]。その間、1997年(平成9年)に翻訳家として初の著書を出版した[6][7]2013年(平成25年)4月、星槎大学共生科学部教授に就任した[1]

2019年(平成30年)1月29日、福知山公立大学地域経営学部教授(多文化共生論)に就任。

私生活編集

1999年(平成11年)、ハーバード大学大学院在学中に出会った同大学院生の日本人医師と結婚した[8][9][10]。2017年に離婚した[11]。離婚後も、教員を務める大学の公式サイト(2019年5月現在)[12]・著書(2019年3月に刊行[13][14]において、「渋谷節子」の氏名を用いている。

年譜編集

論文・文献編集

  • メコンデルタカントー省の家族と社会』ベトナムの社会と文化(2000年)
  • 『Living with Uncertainty: The Vietnamese Family in the Rural Mekong Delta』(ハーバード大学・2001年)
  • 『Modernity in Southeast and East Asia: From Anthropological Perspectives』星槎大学紀要(共生科学・2013年)
  • 『The Economic Life of Vietnamese Peasants in the Mekong Delta』星槎大学附属研究センター研究収録(2014年)
  • 『教育の目的の多様性と異文化の共生についての一考察』星槎大学紀要(共生科学・2014年)
  • ベトナム・メコンデルタの開拓におけるクメール人とベトナム人の役割-ティエンザン省カイベー県の事例にみる共生の歴史』日本共生科学会(共生科学・2015年)
  • 『Moral Economy vs. Political Economy Debate Revisited: The Case of the Vietnamese Peasants in the Mekong Delta』星槎大学紀要(共生科学・2015年)
  • 『ベトナムで広がる経済格差に関する研究:政治経済的変化の中を生きる人々の共生を考える』星槎大学附属研究センター研究収録 (2015年)
  • 『ベトナムの農村における戦時の記憶と今の社会関係』(日本共生科学会・2016年)
  • 『人間の安全保障と異文化理解:共生社会実現のために』星槎大学附属研究センター研究収録(2016年)
  • 『ベトナム・メコンデルタの村の家族と都市の仕事』(日本共生科学会・2017年)
  • 『人間の安全保障と異文化理解:多文化共生社会の実現に向けて』星槎大学附属研究センター研究収録(大嶋英一山脇直司と共著・2018年)
  • 『Urbanization, Jobs, and the Family in the Mekong Delta, Vietnam Journal of Comparative Family Studies』(2018年)

文献編集

  • 『Confucianism in Vietnam Hochiminh City Publishing House』(2002年)
  • 『共生への学び』 (ダイヤモンド社・2014年)
  • 『Living with Uncertainty: Social Change and the Vietnamese Family in the Rural Mekong Delta Institute of Southeast Asian Studies』(2015年)

訳書編集

  • 『色彩の魔術-あなたを幸運にみちびく』ゾラー著(DHC・1997年)ISBN 4887240988
  • 『幸せな子-アウシュビッツを一人で生き抜いた少年』トーマス・バーゲンソール著(朝日新聞出版・2008年)池田礼子共訳 ISBN 978-4022503473
  • 『アウシュビッツを一人で生き抜いた少年』トーマス・バーゲンソール著(朝日新聞出版・2012年)池田礼子共訳 ISBN 978-4022617156
  • 『ぼくを見つけてくれた犬たち』ケン・フォスター著(朝日新聞出版・2009年)ISBN 978-4022506702

親族編集

他は

脚注編集

  1. ^ a b 雅子様 積極的公務はトラブル抱える妹へのメッセージとの声 ※女性セブン2014年1月23日号 NEWSポストセブン(2014年1月10日)
  2. ^ 河原敏明『美智子さまから雅子さまへ-プリンセスへの道』(1993年
  3. ^ ベン・ヒルズ(著), 藤田真利子 (翻訳)『プリンセス・マサコ』(2007年
  4. ^ 幸せな子―アウシュビッツを一人で生き抜いた少年”. 紀伊国屋書店 (2011年12月25日). 2019年2月16日閲覧。
  5. ^ 渋谷節子”. researchmap (2019年1月29日). 2019年2月16日閲覧。
  6. ^ 「優雅に決めました-皇太子妃の妹が翻訳家デビューを果たす」(週刊読売・1997年3月25日)13頁
  7. ^ 「雅子妃の妹節子さん、翻訳本の評判-ベストセラーの可能性もある?」(週刊新潮1997年3月27日)38頁
  8. ^ 「皇太子妃雅子さまの妹・小和田節子さん、来月結婚 相手はハーバード大学院生」(1999年5月18日・日刊スポーツ)18頁
  9. ^ 「雅子さまの妹・小和田節子さん、結婚へ」(読売新聞1999年5月18日)東京朝刊
  10. ^ 「雅子さまの妹、結婚へ 小和田節子さん、米留学中の医師と」(四国新聞・1999年5月18日)朝刊
  11. ^ 雅子さま妹が離婚していた!元義弟は年下女子アナと電撃再婚”. 女性自身. 光文社 (2018年4月3日). 2019年5月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月12日閲覧。
  12. ^ 渋谷 節子 教授”. 福知山公立大学. 2019年5月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月12日閲覧。
  13. ^ 共生社会の構築のために : 共生科学概説 : 教育・福祉・国際・スポーツ”. 国立国会図書館. 2019年5月12日閲覧。
  14. ^ 星槎大学叢書4 共生科学概説 共生社会の構築のために 教育・福祉・国際・スポーツ”. かまくら春秋社. 2019年5月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月12日閲覧。

外部リンク編集