渋谷警察署

日本の東京都渋谷区にある警察署
渋谷署から転送)

渋谷警察署(しぶやけいさつしょ)は、警視庁が管轄する警察署の一つである。渋谷駅至近の国道246号青山通り)と明治通り交差点に立地し、現在の庁舎は高さ61.6mで、1995年に竣工したものである。

警視庁渋谷警察署
都道府県警察 警視庁
管轄区域 渋谷区の南部
渋谷
広尾恵比寿
恵比寿南恵比寿西
代官山町猿楽町
鉢山町鶯谷町
桜丘町南平台町
神泉町円山町
道玄坂松濤
神山町宇田川町
神南の一部
神宮前の一部
課数  8
交番数 11
駐在所数  1
所在地 150-0002
東京都渋谷区渋谷三丁目8番15号
地図
位置 北緯35度39分28.0秒 東経139度42分14.1秒 / 北緯35.657778度 東経139.703917度 / 35.657778; 139.703917座標: 北緯35度39分28.0秒 東経139度42分14.1秒 / 北緯35.657778度 東経139.703917度 / 35.657778; 139.703917
外部リンク 渋谷警察署
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渋谷警察署

渋谷区の南部を管轄する。署員数およそ540人、東京都屈指の大規模警察署であり、警察署長の階級は警視正

識別章所属表示はOJ。

所在地 編集

渋谷駅東口とは明治通り・首都高速3号渋谷線と点対称の位置にある。

管轄区域 編集

渋谷区

沿革 編集

  • 1909年 - 新宿警察署渋谷分署開設
  • 1916年 - 渋谷警察署に昇格。
  • 1995年 - 現庁舎に改築。

組織 編集

交番・駐在所 編集

 
宇田川交番
  • 宇田川交番(渋谷区宇田川町)
  • 恵比寿駅前交番(渋谷区恵比寿南一丁目)
  • 恵比寿四丁目交番(渋谷区恵比寿四丁目)
  • 渋谷駅前交番(渋谷区道玄坂二丁目)
  • 代官山交番(渋谷区猿楽町)
  • 道玄坂上交番(渋谷区円山町)
  • 常磐松交番(渋谷区東四丁目)
  • 日赤病院前交番(渋谷区広尾三丁目)
  • 鉢山交番(渋谷区鉢山町)
  • 東交番(渋谷区東二丁目)
  • 広尾五丁目交番(渋谷区広尾五丁目)
  • 恵比寿南駐在所(渋谷区恵比寿南二丁目)

主な出来事 編集

新型コロナウイルス感染 編集

  • 2020年4月12日、警視庁は、渋谷警察署に留置中の20代の男が新型コロナウイルスに感染したと発表した。取り調べや病院護送などで接触があった同署の警察官ら計10人を自宅待機とした。男は頭痛を訴え発熱を繰り返したため東京都の病院でPCR検査を行い陽性と判明、警視庁本部の施設で単独留置している。男と同室だった留置人や接見した弁護士ら計5人は症状はないという。同署では、8日にも50代の留置人の感染が確認され、感染経路はわかっていない。同庁で留置人の感染が確認されたのは2人目[1][2]

主な事件 編集

  • 渋谷事件(1946年7月の事件。渋谷警察署と暴力団ないし愚連隊と、台湾系華僑グループとの間で生起した終戦直後の抗争事件。)
  • 渋谷暴動事件(1971年11月の事件。新左翼中核派による渋谷周辺一帯での大規模暴動事件。渋谷駅前派出所などが火炎瓶攻撃を受けるなど、警察官1名が殉職している。)
  • 酒井法子夫妻覚醒剤使用事件(2009年8月の事件。押尾学事件の報道直後、酒井法子夫妻覚醒剤使用事件が発覚し、酒井夫妻に対する報道が過熱化した。)
  • トルコ人男性職務質問もみあい事件(2020年5月22日の事件。警察官が恵比寿駅付近で自動車を停車させ、運転手のトルコ国籍の男性に対して職務質問を行った。この最中にもみ合いとなり、男性は過剰で暴力的な職務質問で精神的苦痛を受けたとして、後日、東京都と警視庁に対し慰謝料500万円を要求する訴えを起こした。また、この職務質問の様子を撮影した動画がSNSで拡散、渋谷警察署周辺で抗議デモも行われた[3]。2022年12月14日、東京地方裁判所は東京都に対して5万円の支払いを命じる判決を下した。なお、男性は判決直前の同年12月7日に事故により死亡していた[4]。)

未解決事件 編集

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ 渋谷署に留置の20代男性が感染 署員ら10人自宅待機”. 朝日新聞 (2020年4月12日). 2020年5月26日閲覧。
  2. ^ 新型コロナ 渋谷署 留置、感染2人目 玉川と町田署の男性警察官も/東京”. 毎日新聞 (2020年4月14日). 2020年5月26日閲覧。
  3. ^ 「威圧的」動画がデモに発展…トルコ国籍の男性への職務質問は適切だったのか”. 東京新聞 (2020年7月7日). 2022年12月16日閲覧。
  4. ^ トルコ国籍男性への職務質問に賠償命令 警官に羽交い絞めされ倒される 5万円支払い命じる”. 日刊スポーツ (2022年12月14日). 2022年12月16日閲覧。

外部リンク 編集