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牛伏山(うしぶせやま)は、群馬県高崎市にある。標高491メートル一郷山金比羅山とも。ぐんま百名山の一つ。

牛伏山
Mount Ushibuse (Gunma).jpg
北麓の富博記念公園より望む
標高 491[1] m
所在地 群馬県高崎市[2]
位置 北緯36度13分13.98秒 東経138度59分00.9秒 / 北緯36.2205500度 東経138.983583度 / 36.2205500; 138.983583座標: 北緯36度13分13.98秒 東経138度59分00.9秒 / 北緯36.2205500度 東経138.983583度 / 36.2205500; 138.983583
種類 残丘[1]
Project.svg プロジェクト 山
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牛伏山自然公園
Ushibuseyama Natural Park[3]
Mount Ushibuse (Gunma) summit 1.jpg
牛伏山山頂。遠くに浅間山を望む(右側奥)。
分類 自然公園
所在地
群馬県高崎市吉井町多比良[4]
設備・遊具 展望台・休憩所・洞窟観音[4]
駐車場 あり(約1,000 m2[1]
アクセス 吉井駅からタクシーで15[5]
吉井ICからで10分[6]
事務所 高崎市吉井支所産業課[6]
事務所所在地 群馬県高崎市吉井町吉井川371[6]
公式サイト 高崎市 牛伏山自然公園

目次

地理編集

群馬県の西南部、高崎市吉井町方約3キロメートルの場所に位置する[1]第三紀系の砂岩礫岩泥岩からなる井戸沢鏑川が浸食し、牛伏砂岩層の残丘として残ったものである[1]。標高は491メートルで、山の形が野に伏すに似ていることから「牛伏山」と呼ばれている[1]。山頂には一郷山城跡金比羅大権現をまつる琴平神社があり、一郷山金比羅山とも呼ばれる[1]万葉集で「多胡嶺」と詠まれた山でもある[7]後述)。

山頂からの眺望に優れ、上毛三山から上越国境の山々[1]、さらには筑波山まで一望できる[8][9]作曲家服部良一は吉井町にある入野小学校校歌制定にあたり当地を訪れ[10]、『青い山脈』のイメージにぴったりであると評した[1]。豊かな自然環境に恵まれ、メジロシジュウカラコゲラアオジなど、生息する野鳥の種類も多い[1][7]ぐんま百名山の一つにも選定されている[8]

牛伏山では1983年昭和58年)から公園化に向けた整備が行われている[1]。当時の多野郡吉井町は牛伏山を町民の憩いの場として、また野外活動や文化活動に役立てられる場とするよう、公園化計画を策定した[1]。山頂には約1,000平方メートル駐車場や休憩所、展望台、地に伏す牛の石像、『青い山脈』の歌碑洞窟観音NHKエフエム群馬電波塔前橋FM送信所)があり、群馬展覧館が8合目に設けられた[1]。ふもとから山頂へのハイキングコースとしては5つ設定されており[1]藤岡市上日野から牛伏山を経て吉井町馬庭に至る道は「小梨峠から牛伏山へのみち」として、関東ふれあいの道の一つに選定されている[11]林道脇に連なる桜並木千本桜と呼ばれ、開花時期には夜間もライトアップされて花見客を楽しませる[6]6月中旬から7月上旬にかけてはアジサイ約1,400株が見頃となる[6]。このほか、ツツジアザミリンドウなども見られる[7]

多胡石編集

多胡石(たごいし)は、牛伏山を構成する石英質の砂岩である[1]牛伏砂岩ともいい[13]鉄分を含んでいることから赤褐色を呈する[1]。木目にような模様があり、粗粒にして光沢はないが、硬質で耐久性に富み[14]建築物の装飾や灯籠などに用いられる[1]石材としての利用は古く、上野三碑の一つに数えられる多胡碑にも用いられている[1]

交通アクセス編集

牛伏山に関連する作品編集

  • 多胡(たこ)の嶺(ね)に よせ綱(つな)はへて 寄(よ)すれども あに來(く)やしづし そのかほよきに[15]
    • 万葉集に収録されている和歌(巻14-3411「多胡能禰爾 與西都奈波倍氐 與須禮騰毛 阿爾久夜斯豆志 曾能可把與吉爾」)。「多胡の嶺」とは、牛伏山・三株山八束山といった、当地方の山々の総称とされる(『上野歌解』)。そうした山々にを掛けて引き寄せようとしても平気な顔をするばかり。従順そうに見えて実は強情な女性を憎らしく思ったという歌である。

脚注編集

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 角川日本地名大辞典 10 群馬県』170 - 171ページ。
  2. ^ 座標はジオロケーター 日本語版にて「群馬県牛伏山」をキーワードに検索して得た(2015年3月15日閲覧)。
  3. ^ Google ストリートビューより(2012年7月付、2015年3月19日閲覧)。
  4. ^ a b 群馬県観光物産国際協会「群馬の観光情報 牛伏山自然公園」より(2015年3月19日閲覧)。
  5. ^ a b 上信電鉄「交通情報」より(2015年3月19日閲覧)。
  6. ^ a b c d e f 高崎市「牛伏山自然公園」より(2015年3月19日閲覧)。
  7. ^ a b c 上信電鉄沿線ガイド 牛伏山自然公園」より(2015年3月15日閲覧)。
  8. ^ a b 群馬県「ぐんま百名山 15 牛伏山」より(2015年9月16日閲覧)。
  9. ^ 高崎市「パノラマ案内板」より(現地案内板)。
  10. ^ 「『青い山脈』歌碑」より(現地案内板)。
  11. ^ 群馬県「首都圏自然歩道『関東ふれあいの道』群馬県コース4 / 小梨峠から牛伏山へのみち」より(2015年3月15日閲覧)。
  12. ^ 上野三碑”. 高崎市. 2019年4月21日閲覧。
  13. ^ 高崎市「多胡碑」より(2015年9月16日閲覧)。
  14. ^ 世界大百科事典 第2版「多胡石」より(コトバンク、2015年3月15日閲覧)。
  15. ^ 『万葉集全釈 第4冊』392 (2390) - 393 (2391) ページ

参考文献編集

関連項目編集

外部リンク編集