ジェームズ・ホイト (野球)

アメリカ合衆国の野球選手

ジェームズ・アレン・ホイトJames Allen Hoyt, 1986年9月30日 - )は、アメリカ合衆国アイダホ州ボイシ出身のプロ野球選手投手)。右投右打。現在は、フリーエージェント(FA)。愛称はホイッターHoyter[1]

ジェームズ・ホイト
James Hoyt
ヒューストン・アストロズ時代
(2017年7月21日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アイダホ州ボイシ
生年月日 (1986-09-30) 1986年9月30日(37歳)
身長
体重
6' 6" =約198.1 cm
230 lb =約104.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2011年 ユマ・スコーピオンズと契約
初出場 2016年8月3日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴 編集

独立リーグ及びメキシカンリーグ時代 編集

学生時代はMLBドラフトでどこからも指名されず、2011年にテスト入団した独立リーグであるノース・アメリカン・リーグユマ・スコーピオンズでプロ生活をスタートさせる。19試合(先発1試合)に登板して2勝0敗1セーブ、防御率4.34、50奪三振を記録した。

2012年はノース・アメリカン・リーグ(当時)のエディンバーグ・ロードランナーズアメリカン・アソシエーションウィチタ・ウィングナッツ英語版メキシカンリーグタバスコ・キャトルメンでプレーした。

ブレーブス傘下時代 編集

2012年11月15日、メキシカンリーグでの投球がスカウトの目に留まり、アトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結んだ[2][3]

2013年は傘下のA+級リンチバーグ・ヒルキャッツとAA級ミシシッピ・ブレーブスでプレーし、2球団合計で39試合(先発3試合)に登板して3勝3敗1セーブ、防御率3.94、105奪三振を記録した。

2014年はAA級ミシシッピとAAA級グウィネット・ブレーブスでプレーし、2球団合計で52試合に登板して3勝3敗7セーブ、防御率3.17、77奪三振を記録した。

アストロズ時代 編集

2015年1月14日にマイク・フォルテネービッチリオ・ルイーズアンドリュー・サーマン英語版とのトレードで、エバン・ガティスと共にヒューストン・アストロズへ移籍した[4]。この年は傘下のAAA級フレズノ・グリズリーズでプレーし、47試合に登板して0勝1敗9セーブ、防御率3.49、66奪三振を記録した。

2016年は開幕から抑えとしてAAA級フレズノでプレー[3]。驚異的なペースで三振を奪ったのが評価され、8月2日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入り[5]すると、翌3日のトロント・ブルージェイズ戦でメジャーデビュー。この年はメジャーで22試合に登板して1勝1敗、防御率4.50、28奪三振を記録した。

インディアンス時代 編集

2018年7月6日にトミー・デフニアスとのトレードで、クリーブランド・インディアンスへ移籍した[6]。この年インディアンスでの登板は無かった。オフの11月30日にFAとなったが、翌日の12月1日にマイナー契約を結び、2019年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[7]

2019年は開幕から傘下のAAA級コロンバス・クリッパーズでプレーし、40試合(先発2試合)に登板して2勝0敗4セーブ、防御率3.43、48奪三振を記録した。9月1日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[8]。オフの12月2日にノンテンダーFAとなった[9]が、4日に1年契約を結び直した[10]

2020年7月28日にDFAとなった[11]

マーリンズ時代 編集

2020年8月1日に金銭とのトレードで、マイアミ・マーリンズへ移籍した[12]

エンゼルス時代 編集

2021年3月29日に金銭とのトレードで、ロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した[13]。オフの11月7日にノンテンダーFAとなった。

投球スタイル 編集

スライダー5割、速球4割、スプリッター1割くらいの比率で投げる、奪三振率の高い右腕である[3]

詳細情報 編集

年度別投手成績 編集





















































W
H
I
P
2016 HOU 22 0 0 0 0 1 1 0 1 .500 91 22.0 16 5 9 1 1 28 3 0 12 11 4.50 1.14
2017 43 0 0 0 0 1 0 0 7 1.000 211 49.1 51 7 14 0 2 66 4 0 24 24 4.38 1.32
2018 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 3 0.1 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0.00 6.00
2019 CLE 8 0 0 0 0 0 0 0 1 ---- 32 8.1 6 2 2 0 0 10 0 0 2 2 2.16 0.96
2020 MIA 24 0 0 0 0 2 0 0 5 1.000 62 14.2 9 1 8 1 1 20 2 1 2 2 1.23 1.16
2021 LAA 9 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 46 8.0 12 0 7 0 2 11 0 0 10 6 6.75 2.38
MLB:6年 107 0 0 0 0 4 1 0 14 .800 445 102.2 95 15 41 2 6 135 9 1 50 45 3.94 1.32
  • 2021年度シーズン終了時

年度別守備成績 編集



投手(P)












2016 HOU 22 3 3 1 0 .857
2017 43 1 1 0 1 1.000
2018 1 0 0 0 0 ----
2019 CLE 8 0 0 0 0 ----
2020 MIA 24 1 1 2 0 .500
MLB 98 5 5 3 1 .769
  • 2020年度シーズン終了時

背番号 編集

  • 51(2016年 - 2018年)
  • 50(2019年)
  • 39(2020年)
  • 49(2021年)

脚注 編集

  1. ^ Astros Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月2日閲覧
  2. ^ Atlanta Braves farmhand James Hoyt pitches six hitless innings for Lynchburg Hillcats – MiLB.com News – The Official Site of Minor League Baseball” (英語). MiLB.com (2013年5月3日). 2017年6月13日閲覧。
  3. ^ a b c 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2017』廣済堂出版、2017年、219頁頁。ISBN 978-4-331-52084-0 
  4. ^ Astros acquire Evan Gattis from Braves in five-player deal” (英語). MLB.com (2015年1月14日). 2017年6月13日閲覧。
  5. ^ http://www.chron.com/sports/astros/article/Astros-to-call-up-reliever-James-Hoyt-from-Class-9062838.php
  6. ^ Jordan Bastian (2018年7月6日). “Mejia selected to third straight Futures Game”. MLB.com. 2018年7月8日閲覧。
  7. ^ MLB公式プロフィール参照。2019年6月29日閲覧。
  8. ^ Carrasco back with Tribe, will pitch out of 'pen” (英語). MLB.com (2019年9月1日). 2019年9月3日閲覧。
  9. ^ Mark Feinsand (2019年12月3日). “These players just joined the free-agent pool” (英語). MLB.com. 2019年12月9日閲覧。
  10. ^ Indians' James Hoyt: Back with Tribe” (英語). CBS Sports (2019年12月4日). 2019年12月5日閲覧。
  11. ^ Mandy Bell (2020年7月28日). “C Pérez having sore right shoulder evaluated” (英語). MLB.com. 2020年7月29日閲覧。
  12. ^ Joe Frisaro (2020年8月1日). “Marlins acquire 2 relievers; Díaz not playing” (英語). MLB.com. 2020年8月2日閲覧。
  13. ^ Angels Acquire James Hoyt From Marlins” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年3月30日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集