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男はつらいよ 翔んでる寅次郎

シリーズ第23作

男はつらいよ 翔んでる寅次郎』(おとこはつらいよ とんでるとらじろう)は、1979年8月4日に公開された男はつらいよシリーズの23作目。同時上映は友里千賀子主演の『港町紳士録』。

男はつらいよ 翔んでる寅次郎
監督 山田洋次
脚本 山田洋次
朝間義隆
原作 山田洋次
製作 島津清
出演者 渥美清
桃井かおり
倍賞千恵子
布施明
湯原昌幸
前田吟
下條正巳
笠智衆
木暮実千代
音楽 山本直純
撮影 高羽哲夫
編集 石井巌
配給 松竹
公開 日本の旗 1979年8月4日
上映時間 107分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
配給収入 10億7000万円
前作 男はつらいよ 噂の寅次郎
次作 男はつらいよ 寅次郎春の夢
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あらすじ編集

寅次郎が旅先でみた夢は、戦前の日本であり、マッド・サイエンティストの寅次郎は柴又に研究所をもち、博は助手、おいちゃんたちは研究所の使用人だった。寅次郎は便秘の特効薬を思いつくが、合成に失敗して大爆発がおきる。

タコ社長の工場の職工の結婚式が行われた日に、寅次郎が柴又に帰ってくる。満男が学校で書いてきた作文を寅次郎が読むと、「おかあさんが、結婚していない伯父さんを心配している」と書いてあって、怒った寅次郎はとらやを去る。

寅次郎は北海道に車で一人旅に来ていたひとみ(桃井かおり)という年頃の娘と知り合う。ひとみの車が峠でガス欠してしまい、宿屋の男(湯原昌幸)に助けられる。しかし、男の車内で襲われそうになった時、ひとみが車から降りたところに寅次郎がいた。「なんだ、兄さん、女口説くんだったらもうちょっとましな口説き方があるだろ」と言われ、宿屋の男は逃げるように去って行った。その日、寅次郎はひとみと同じ宿に泊まることになった。ひとみは宿屋の男と目があって「お姉さん、警察どこ? さっきのこと全部話したいの」と興奮気味に言った。宿屋の女将は「なんかあったのか」と言っても男は「なんでもないよ」の一点張りだった。

その娘というのが、田園調布のお嬢さんだった。それを寅次郎は田園地帯の農村の娘と勘違い。よくよく話を聞いてみると、良家の息子・邦夫(布施明)との結婚式が近いが気乗りせず気分を変えようと旅に出ていた。

翌朝ひとみは宿を先に出る。寅次郎は昨日見た婦女暴行事件を警察に話そうとしたが、男は「何日でも泊まってください」声を震わせながら言った。

結婚式の当日、式場のホテルからとらやにタクシーを乗りつけてきたひとみがウェディング姿のまま駆け込んでくる。式場からタクシーで逃走した花嫁の姿にとらやの面々はビックリ仰天。その直前に寅次郎もとらやに帰ってきていた。とらやは上を下への大騒ぎに。

ひとみの母(木暮実千代)がとらやを訪ねてくるが、ひとみは帰ろうとしない。ひとみは、自立を考えて、英会話の教師をしようとする。

そして、邦夫もとらやを訪ねてくる。寅次郎は邦夫にひとみをあきらめるように伝えるが、彼は父親の会社をやめて、柴又の近くの自動車整備会社につとめ、小さなアパートに住んでいた。ひとみは、邦夫とのよりを徐々に戻していく。そして、結婚もしていない寅次郎が、なぜか仲人を頼まれる。ひとみと邦夫は、とらやの関係者と、邦夫の妹、ひとみの母だけが参加する、少人数の結婚式を再度、行う。邦夫は、ギターをひきながら、ひとみへの愛の歌を歌う。

スタッフ編集

キャスト編集

ロケ地編集

劇中車編集

  • 渥美がいすゞトラック『エルフ』の宣伝キャラクターだった縁もあり、同社の小型乗用車・ジェミニ117クーペが使用された(オープニングのスタッフロールにも「協力 いすゞ自動車」と表示)。

劇中曲編集

  • 劇中、喫茶店のBGMに流れている曲は「グリーンスリーヴスによる幻想曲」である。
  • 結婚式で邦男が歌う曲は「止まり木」である。

記録編集

  • 観客動員:172万6000人[1]
  • 配給収入:10億7000万円[2](10億1000万円[1]とも)

受賞編集

脚注編集

  1. ^ a b 日経ビジネス』1996年9月2日号、131頁。
  2. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン全史: 1946-2002』キネマ旬報社、2003年、238-239頁。ISBN 4-87376-595-1

関連項目編集

  • 1979年の映画
  • この映画の公開にあわせて渥美清のレコードが日本クラウンから発売されている。 A面 DISCO翔んでる寅さん  B面 寅さん音頭

外部リンク編集