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西澤 潤一(にしざわ じゅんいち、新字体:西沢1926年大正15年)9月12日 - )は、日本の工学者上智大学特任教授。専門は電子工学通信工学で、半導体デバイス、半導体プロセス、光通信の開発で独創的な業績を挙げ、世界で半導体関連の特許を最多保有している学者[1]東北大学総長、岩手県立大学学長首都大学東京学長を歴任。東北大学名誉教授日本学士院会員。はとこ冨田勲がいる[2]

西澤潤一
生誕 (1926-09-12) 1926年9月12日(92歳)
大日本帝国の旗 大日本帝国宮城県仙台市
国籍 日本の旗 日本
研究分野 電子工学通信工学
研究機関 上智大学特任教授
出身校 東北大学
主な業績 半導体デバイス、半導体プロセス、光通信の開発
主な受賞歴 日本学士院賞(1974年)
文化勲章(1989年)
プロジェクト:人物伝

目次

概要編集

宮城県仙台市出身。西澤恭助(東北帝国大学教授)の長男として生まれる。渡辺寧に師事、半導体研究の黎明期から従事し数多くの成果を上げ、「ミスター半導体」とも呼ばれる。しかし、若い頃はその着想が先進的に過ぎて理解者に恵まれず、学会での同業研究者からの攻撃や研究資金獲得の困難に見舞われ、西澤のアイデアがアメリカで先んじて開発に成功することも度々であった。クロード・モネの愛好家でもある。1971年に、パリのマルモッタン美術館を訪れたところ、水面に空が映っている睡蓮の絵が上下逆さまに展示されていたことに気付き、翌年もそのままだったため、その旨を指摘し『ル・モンド』紙に取り上げられたことがある。1970年代中期には韓国のサムスンの故イ・ビョンチョル会長が教えを求めて日本訪問の際に西沢潤一教授が在籍している東北地方の仙台にある東北大学にを何度も訪れた。1990年に西澤は半導体産業を主導国家が日本から韓国に移り、中国を経てベトナムへと移行すると発言した。そのため、2018年に朝鮮日報は「一種予言のような言葉」だとしている[1]

米国電気電子学会(IEEE)は西澤の名を冠した「ジュンイチ・ニシザワ・メダル(Jun-ichi Nishizawa Medal)」を設け、電子デバイスとその材料科学の分野で顕著な貢献をした個人・団体を顕彰している[1]

略歴編集

学歴編集

職歴編集

学外における役職編集

  • 1968年5月 財団法人半導体研究振興会 半導体研究所長
  • 1997年
    • 4月 東北自治総合研修センター館長
    • 9月 宮城大学名誉学長

その他役職編集

  • 日本学術振興会21世紀COEプログラムプログラム委員会委員(2006年度)
  • 社団法人日本工学アカデミー名誉会長
  • 社団法人先端技術産業戦略推進機構会長
  • 財団法人松前国際友好財団理事
  • 財団法人斎藤報恩会理事
  • 財団法人警察協会理事
  • 財団法人東北大学研究教育振興財団理事長
  • 社団法人学術・文化・産業ネットワーク多摩理事
  • 財団法人カシオ科学振興財団理事
  • 國語問題協議會評議員
  • 社団法人日中科学技術文化センター名誉会長
  • 財団法人2007年ユニバーサル技能五輪国際大会日本組織委員会副会長
  • 財団法人尾崎行雄記念財団評議員
  • 財団法人東北開発記念財団理事
  • 日本ヒートアイランド学会最高顧問
  • 財団法人科学技術交流財団顧問
  • 財団法人全日本地域研究交流協会顧問
  • 社団法人原子燃料政策研究会会長
  • 財団法人七十七ビジネス振興財団理事
  • 財団法人半導体研究振興会理事
  • 財団法人地球環境戦略研究機関顧問
  • 財団法人マツダ財団評議員
  • 特定非営利活動法人全日本自動車リサイクル事業連合名誉顧問
  • 文理シナジー学会顧問
  • 特定非営利活動法人ITSSユーザー協会会長
  • 財団法人インテリジェント・コスモス学術振興財団理事長
  • 財団法人世界平和研究所顧問

業績編集

主な業績として次のものが挙げられる。

受賞・顕彰編集

著書編集

特許編集

脚注編集

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  1. ^ a b c 【コラム】金正恩委員長の言動に見る「韓国が失ってしまったもの」Chosun Online | 朝鮮日報” (日本語). www.chosunonline.com. 2018年10月14日閲覧。
  2. ^ 世界日報 2001年 新春教育座談会「21世紀・日本の教育のゆくえ」(下)
  3. ^ 西澤潤一「静電誘導トランジスタ」、『サイエンス』、日経サイエンス社、1983年2月号、 30頁。
  4. ^ 朝日賞:過去の受賞者”. 朝日新聞. 2009年11月4日閲覧。