イクマあきら

日本のシンガーソングライター、音楽プロデューサー
E-ZEE BANDから転送)

イクマ あきら1964年7月25日 - )は、日本シンガーソングライター音楽プロデューサー福岡県久留米市出身。血液型A型。

イクマ あきら
出生名 生熊 朗
生誕 (1964-07-25) 1964年7月25日(59歳)
出身地 福岡県久留米市
学歴 九州芸術工科大学
ジャンル J-POPR&Bソウルファンクワールドミュージック
職業 シンガーソングライター
音楽プロデューサー
担当楽器 ボーカルギター
活動期間 1990年 -
レーベル
事務所 AIM-Akira Ikuma Music Production
公式サイト イクマあきら (akira.ikuma.9) - Facebook
プリンスジェームズ・ブラウンスティーヴィー・ワンダーボブ・マーリーワイクリフ・ジョンなど

来歴

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E-ZEE BAND時代

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E-ZEE BAND
出身地   日本
ジャンル J-POP
ファンク
ロック
活動期間 1990年 - 1997年
レーベル パイオニアLDC
メンバー 生熊 朗(ボーカル)
安達隆行(ギター)
Fukushin!(ベース)
Doo-Zoo(パーカッション、プログラミング)

ファンクバンド「E-ZEE BAND」のボーカルとして1990年ROCK IT RECORDSレーベルからCDデビュー。1991年パイオニアLDCからメジャー・デビュー。シングル13枚、アルバム9枚を発表。'93年のシングル「My Girl」は関西、九州、金沢でチャート1位を獲得。'90年に博多から7人全員上京してのデビューだったが、のちに4人のE-ZEE BANDとして'96年まで活動した。

イクマのみならずバンドメンバー全員がファンク好きで繋がり意気投合し博多で結成された稀なるプリンス系ファンクバンドであった。E-ZEE BANDデビュー時の名付け親はコシノミチコ

1997年、バンド形態からソロプロジェクトとなる。同年E-ZEE BANDは解散。ニューヨーク・ブルックリンで多国籍セッションを重ね、ひとり完成させた「SWINGIN'」が最後のE-ZEE BANDのアルバムとなるが、その頃の海外での音楽制作(カーニバルミュージック、ワールドミュージック探求の旅)がのちのイクマに多大なる影響を与えることになる。その間、David Rudderに「My Girl」をアルバムでカバーされ、ナイル・ロジャースに自宅スタジオへ招かれた。日本での活動の傍ら、音楽の修行の旅(ニューヨーク、ジャマイカ、トリニダード・トバゴ)を幾度も繰り返していく中で、ワールドミュージックの効用を貪欲に自己の音楽に取り入れ続けてきた。それがのちに沖縄で生まれる独自のアジアンダンスミュージック「ハイパー・エイサー・ミュージック」を生む所以となっている。またソングライターとしても工藤静香田原俊彦及川光博等に楽曲提供している。

ソロ活動

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E-ZEE BAND解散後、ポップス作曲家として新たに歩み始めようと沖縄旅行し、多数の曲を書き溜めて東京へ帰るつもりであったが、沖縄がとても気に入り、2000年沖縄県に移住。路上ライブ等を行いつつ作曲活動を展開。2002年に沖縄移住第一弾シングル「風のメロディー」をリリース。

プロデュース活動やポップス歌手への楽曲提供はE-ZEE BAND時代より行っていたが、沖縄移住後に出会いプロデュースしたD-512005年に発売されたシングル「NO MORE CRY」が50万枚以上売り上げる大ヒットとなった。D-51は同年の第56回NHK紅白歌合戦に出演。D-51とはメジャー・デビュー後6枚のシングル、3枚のアルバムのメインプロデューサーとして携わった。

その後も沖縄三線ポップス伊禮俊一、民謡歌手のプロデュース、エイサーチームの作曲依頼などに携わるなかで、沖縄の古くからの伝統に触れ、口説(くどぅち=琉球の詩吟ラップ)をフューチャーした沖縄発信のダンスミュージック【ハイパー・エイサー・ミュージック】を創造するようになる。

ダイナミック琉球【ハイパー・エイサー・ミュージック】

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南島詩人:平田大一とコラボレーションした舞台「琉球ルネッサンス」のテーマ曲制作を基に、2008年に沖縄限定でシングル「ダイナミック琉球」をリリース。リリース後10年を経て制作されたMVはYouTube視聴再生2200万回弱を記録[1]。沖縄県内で反響を呼びオリオンビールのCM、琉球放送ドラマ「キムタカ!」に採用されたほか、エイサー舞踊曲として数多くのエイサー団体に採用された。イクマあきらは現在に至るまで数多くの【ハイパー・エイサー・ミュージック】チューンを数々のエイサーチーム、よさこいチーム(天空しなと屋しん)、現代版組踊団体(舞台)に提供し、自分の持ち歌として歌い続けている。

2017年 、高校バスケットのハーフタイムの応援合戦で女子高生が歌う動画がSNSで話題となり、また同年夏の甲子園大会において仙台育英学園高等学校が応援曲として演奏したことで注目を浴び、他校も取り入れるようになったことで高校野球の応援曲として一気に定番化した。楽曲を登場曲やconcentration songとして使用するプロスポーツ選手も増えた。また成底ゆう子平川美香、川畑アキラ、MINAMI NiNE、Chuning Candyなど多くの歌手にカバーされている。

ディスコグラフィ

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E-ZEE BAND

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シングル

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発売日 タイトル 規格 品番 順位 収録アルバム
1st 1991年1月25日 Cool Love 8cmCD RODL-1001 Ja Love
2nd 1991年7月24日 HAPPY DAY RODL-1002 Ja Love
3rd 1992年6月25日 WOW WOW RODL-1003 HOT JAM
4th 1992年8月28日 Shining Lover RODL-1004 HOT JAM
5th 1993年5月25日 My Girl RODL-1005 Club Delicate
6th 1993年9月25日 Southern Breeze RODL-1006
7th 1994年5月25日 DANCE AROUND RODL-1009 Let me get higher
8th 1995年2月22日 MY LOVE, 心感じるままに PIDL-1144 Non Stop Massive
9th 1995年8月23日 Jumpin' Alright PIDL-1158 HUMMING BIRD
10th 1996年2月10日 Sunny Day Sunshine Love PIDL-1169 HUMMING BIRD
11th 1996年7月10日 Step into Summer PIDL-1189
12th 1997年6月25日 CRADLE OF LOVE PICL-0013
13th 1998年2月25日 SAVE YOUR LOVE PIDL-1246

アルバム

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発売日 タイトル 規格 品番 順位
1st 1990年10月25日 PAISLEY LOVER CD ROCL-1001 圏外
2nd 1991年8月27日 JA LOVE ROCL-1002
3rd 1992年9月9日 HOT JAM ROCL-1003
4th 1993年6月25日 Club Delicate ROCL-1004
5th 1993年12月21日 Voice On Voice ROCL-1006
6th 1994年6月25日 Let me get higher ROCL-1008
7th 1995年4月26日 Non Stop Massive PICL-1101
8th 1996年3月6日 HUMMING BIRD PICL-1120
9th 1997年9月10日 SWINGIN' PICL-1155

ベストアルバム

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発売日 タイトル 規格 品番 順位
1st 1999年9月22日 Best Selection CD PICL-1189
2nd 2005年4月27日 COMPLETE BEST SELECTION GNCL-1023

イクマ あきら

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シングル

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発売日 タイトル 規格 品番 順位 収録アルバム
1st 2002年11月6日 風のメロディー 8cmCD SUGM-1001 53位 LIFE TIME
2nd 2003年4月23日 SHARING LOVE SUGM-1002
3rd 2010年10月13日 MORE ACID BEAT! FLHO-105 ダイナミック琉球〜魂の応援歌〜

アルバム

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発売日 タイトル 規格 品番 順位
1st 2003年9月23日 LIFE TIME(生熊朗名義) CD SUGM-1003 圏外
2nd 2009年8月5日 ダイナミック琉球 CD TKCA-73452
3rd 2012年9月5日 花城~hanagusuku~ CD FLH-O108
4th 2015年9月30日 SPIRITS OF CARNIVAL CD FLH-O115
5th 2018年7月25日 SPIRIT OF CARNIVALII CD FLH-O118
6th 2020年7月1日 ダイナミック琉球〜魂の応援歌〜 CD TKCA-74887

タイアップ一覧

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曲名 タイアップ
E-ZEE BAND
HAPPY DAY 全国モーターボート連盟40周年記念CMソング
WOW WOW TBS系『たけし・所のドラキュラが狙ってる』挿入歌
Shining Lover カゴメ「KAGOME 100」CMソング
Ah 愛しのBlondy Girl ロッテBLACK BLACKガム」CMソング
REAL TIME 〜輝きにとどきたい〜 タイホー工業「イオンコートソフト」CMソング
DANCE AROUND TBS系『所さんのワーワーブーブー』エンディングテーマ
Sunny Day Sunshine Love テレビ東京系ASAYAN』オープニングテーマ
テレビ東京系『夢の船 未来丸』オープニングテーマ
イクマ あきら
ダイナミック琉球 現代版組踊絵巻「琉球ルネッサンス」テーマソング
オリオンビール「お中元」CMソング
RBCドラマ『キムタカ!』主題歌
Pスーパー海物語 IN 沖縄5』イメージソング
琉神マブヤー〜琉神口説〜 RBC『琉神マブヤー外伝 SO!ウチナー』エンディングテーマ

プロデュース

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  • D-51
    • NO MORE CRY」を含む6枚のシングル、3枚のアルバム。ほとんどを作曲している。
  • きいやま商店
    • アルバム「ダックァーセ!」プロデュース。ツアーもギタリストとして参加。
  • thirstyroad
    • 当時所属していたワイズミュージック所属アーチスト。4枚のシングル、3枚のアルバムのプロデュースに携わる。ほか多数のワイズミュージック新人アーティストをプロデュースした。
  • 伊禮俊一(三線ポップス歌手)
    • 3枚のシングル、3枚のアルバムのプロデュースに携わる。
  • よなは徹(沖縄民謡歌手
    • アルバム「宴〜party〜(2007年)」3曲をプロデュース。
  • Maico
    • ミニアルバム「Beautiful World」をプロデュース。FlyingHighレーベルから2017年7月26日リリース。
  • ディアマンテス
    • アルバム曲のソングライティング、ギター演奏、ミックス、マスタリングなどに頻繁に関わる。

制作プロデュースに関わった最近のアーティスト

  • JaaBourBonz(ジャアバーボンズ)
  • 5th Elements×前田秀幸 「ウムイ~想い~」

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ TOKUMAJAPAN (2018-07-09), ダイナミック琉球/イクマあきら, https://www.youtube.com/watch?v=XU94JysTLVI 2024年7月21日閲覧。 

外部リンク

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