カギムシ

カギムシとは熱帯に分布する有爪動物である。有爪動物で唯一現生している。2つの科のみでカギムシ目カギムシ綱を形成する。

有爪動物門
Velvet worm (2002).jpg
分類
: 動物界 Animalia
亜界 : 真正後生動物亜界 Eumetazoa
上門 : 脱皮動物上門 Ecdysozoa
: 有爪動物 Onychophora
: カギムシ綱 Onychophorida
有爪動物の分布緑がペリパツス科、赤がペリパトプシス科を示す。
有爪動物の分布
ペリパツス科ペリパトプシス科を示す。

目次

特徴編集

口が輪切りにしたパイナップルのような形をしている。基本的に卵生であるが、一部の種は胎生である。

生殖編集

カギムシは雌雄異体で、体内受精によって生殖する。雄は精包を雌の体表に貼り付け、精子はその皮膚を貫いて雌の体に侵入し、卵を受精させる。卵を産み出す場合と、体内で孵化するものがある。また、一部の種では胎盤が形成される胎生を行う。

生態編集

熱帯多雨林の地表や朽ち木の中などに生息する。肉食性で、小型の昆虫等を捕食する。餌をとるときは口のそばにある粘液腺から白い糸のように見える粘液を噴出し、これを獲物に引っかけて動けなくする。場合によっては30cmほども飛ぶ。この粘液は防御のためにも使われる。

関連項目編集