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キノコ王国(キノコおうこく、Mushroom Kingdom)は任天堂のコンピュータゲームマリオシリーズに登場する架空の王国。国を治めているのはピーチ姫であり、首都はキノコタウン。大陸的規模で見れば、キノコワールドに属する国の1つである。

目次

国名編集

正式名称は(The) Kingdom of Mushrooma。通称はMushroom Kingdom、略称はKOM

日本語による呼称はキノコ王国、中国語では蘑菇王國、イタリア語ではRegno di Funghi

自然編集

ジャンボル島など、南に位置する島は自然が豊かであり、開発も進んでいない。

地形編集

最初に地名自体が扱われたのは『スーパーマリオブラザーズ3[1]だが、地形は作品ごとによって毎回異なる。キノコ王国の地理に関する事は『スーパーマリオRPG』以降のRPG系統の作品で多く扱われた。明確な地図があるのは少なくとも『スーパーマリオワールド』『スーパーマリオRPG』『マリオ&ルイージRPG2』であり、最新の地図は『マリオ&ルイージRPG2』である。キノコ王国の地形は、『マリオストーリー』に登場するゴツゴツ山のような険しい山々から谷や砂漠など様々である。また、作品によって国の地図が変わる。『スーパーマリオRPG』の場合、クッパ城の見える一帯は闇に包まれている地域がある。

平野の辺りには裂け目や穴が空いており、落下すると命を落とす事になるので探検する際には非常に注意を要する。土管などが多く地面から露出している。一部の土管には、隠された場所に繋がっている場合がある。

地名編集

スーパーマリオサンシャイン』の舞台であるドルピック島は、説明書に「キノコ王国から遠く離れた南の海に浮かぶリゾートアイランド」とだけ書かれている為、どの国にあるのか不明である。

キノコ城(別名:ピーチ城)
シリーズ全般に登場する、ピーチやキノピオ達が住む城。この城の周辺にはキノコタウンがある。
城の正門のピーチ姫をかたどったステンドグラスが特徴で、壁は白っぽく屋根は赤っぽい。初期はゲームによって外観が違っていたが、『スーパーマリオ64』から外観のデザインがほぼ統一された。しかし内装や場所、城の周りはゲームによって違う。『マリオカート』シリーズではピーチ城がコースの近くやコース上にあり、『New スーパーマリオブラザーズ』では、山地のど真ん中にあった。『マリオテニス64』や『Newスーパーマリオブラザーズ2』など、近年の作品はピーチ城と表記されている。
『スーパーマリオ64』で使用された城内曲が編曲されて『マリオ&ルイージRPG2』や『New スーパーマリオブラザーズ Wii』などにも使用されている。
毎度の事のようにクッパに侵入され、『マリオストーリー』と『スーパーマリオギャラクシー』では城ごとクッパに持っていかれ、『New スーパーマリオブラザーズ U』では城ごと乗っ取られた。
『スーパーマリオRPG』では初めて城内に入れるようになり、城下町も登場した。『マリオ&ルイージRPG』などでも城下町が確認出来る。
『マリオ&ルイージRPG2』ではゲドンコ星人によって荒らされ、ゲドンコ星人の本拠地となっていた。ゲドンコ星人の母船マザーシップがある。
『スーパーマリオギャラクシー』では、冒険の舞台が宇宙なので、基本的にはプロローグとムービーシーンに登場するのみ(最終ステージの入り口はキノコ城の玄関だが、中は異空間に繋がっている)。ステンドグラスの前にバルコニーができており、プロローグではそこから姫が助けを求めている。一応、城下町の入り口に扉つきの門が存在し、槍と盾を持ったキノピオ達が警備にあたっている。
スーパーマリオ オデッセイ』ではクリア後に登場し、城周辺を探索することが可能となっている。
大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでは対戦ステージとして登場した。『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』では「ピーチ城上空」という名称で登場し[2]、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』では有料コンテンツの1つとして再登場した[3]。また、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』では「ピーチ城」という名称で登場した[4]。さらに、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』では2つとも再登場した。
キノコ城表記
  • 『スーパーマリオRPG』
  • 『マリオストーリー』
ピーチ城表記
キノコタウン
『マリオストーリー』で初登場し、キノコ城周辺にある地域。マリオとルイージはこの町で住んでいる。また、『マリオ&ルイージRPG2』ではショップやスターの丘へ繋がっている土管がある。
キノコシティ
マリオカートダブルダッシュ!!』と『マリオパーティ アドバンス』で登場した都市。非常に規模の大きな都市でネオン街(タウンエリアと呼ばれる)の他に小さいながらも砂漠地帯や寒冷地帯、熱帯も存在する。街にはキャサリンのポスターがたくさん貼ってある。
ヨースター島
『スーパーマリオワールド』で初登場した、ヨッシーが住む島。食べ物や飲み物などの名前からついた地名が多く、ジャングルのように木が生えている。『マリオ&ルイージRPG2』の地図では南西部にあり、ゲッシーが生まれてしまいヨッシーたちが飲み込まれてしまった。ノコディと初めて出会う。
スーパーマリオ ヨッシーアイランド』『ヨッシーアイランドDS』『ヨッシーNewアイランド』の舞台「ヨッシーアイランド」と同じ場所かは不明。
『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでは対戦ステージの1つとして登場した。『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のステージの1つとして「ヨースター島」という名称で登場し[5]、『大乱闘スマッシュブラザーズX』[6]『大乱闘スマッシュブラザーズX』『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』でも登場した。また、「ヨッシーアイランド」という名称で『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』に登場し、「ヨッシーストーリー」という名称で『大乱闘スマッシュブラザーズDX』に登場し、『ヨッシーアイランドDS』のヨッシーアイランドが「ヨッシーアイランド」という名称で『大乱闘スマッシュブラザーズX』に登場した。さらに、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』ではすべてのステージが再登場した。
ローズタウン
『スーパーマリオRPG』に登場した、特別な「薔薇の町」で、マリオの仲間である星の世界の住人であるジーノの本体であるヒーロー人形の持ち主が住んでいる。
マシュマロ王国
『スーパーマリオRPG』に登場した、特別な「雲の舞台」でマロ王子の故郷である。
ノコノコ村
『マリオストーリー』で登場した、クッパには直接関わってはいないノコノコたちが住む村。
ゴロツキタウン
『ペーパーマリオRPG』で登場した、港町である。
メリー・クリスタケ村
『マリオ&ルイージRPG2』で登場した、過去のキノコ王国の最初のステージ。雪に覆われているが、村に続く道には一切雪が無い。
この森は作品によって名称が異なる。
キノープルの森
『マリオ&ルイージRPG2』で登場した、キノピオたちのエネルギーを吸い取ってしまう木が鬱蒼と茂っている森。隣にはエネルギー工場がある。そこでゲドンコ星人のUFOのエネルギーを作っている。また、その工場にはゲドンコ星人に洗脳されたハンマーブロスがいる。
砂漠
カラカラ砂漠
この砂漠も作品によって名称が異なる。
マリオカート64』、『マリオストーリー』、『マリオカート ダブルダッシュ!!』に登場する大きな砂漠。主にサンボが生息している。周辺にカラカラ遺跡(『マリオカートWii』)がある。主な交通手段はキノコタウン~カラカラ砂漠間を走る蒸気機関車『K64』。中心部には古代の民族が建造したと思われる神殿やピラミッドも存在する。その苛酷な環境からカートグランプリのコースに選抜される事もある。同様の砂漠でサンサン砂漠(『マリオカートDS』)などがある。
ザラザラ砂漠
『マリオ&ルイージRPG2』で登場した、サボテンがあちこちに生えている砂漠。ノコミティ・ドームと呼ばれるコロシアムと砂漠の地下へと続く通り道がある。砂漠の地下にはダンジョンがある。
この曲が『大乱闘スマッシュブラザーズX』で対戦ステージ「いにしえっぽい王国」(地上)のBGMの1つとして使用されている。
カラカラタウン
『マリオストーリー』で登場。カラカラ砂漠にある街で主にチューさんが住んでいる。
岩山
『スーパーマリオ64』や『Newスーパーマリオブラザーズ』などに登場する、岩肌が見える崖や岩石がある地域。また、この山も作品によって名称が異なる。
ドッスン・ボルケーノ
『マリオ&ルイージRPG2』で登場した、大きな火山と若い頃のオヤ・マー博士の研究所がある地域。内部には3体のドッスンがいる。
クッパ城
スーパーマリオシリーズでは最後のワールドにあたる地域。火山があり、溶岩が噴き出ている。『マリオ&ルイージRPG2』ではメリー・クリスタケ村の後で入る事になる。
『マリオカート』シリーズでは「クッパキャッスル」という名称でコースの1つとして登場している。
スターの丘
『マリオ&ルイージRPG2』で登場した、キノコタウンとスターの神殿を結ぶ神秘的な丘。この上空にスターの神殿があり、スターゲートがルイージにオーロラブロックを探すという試練を与える。『マリオ&ルイージRPG』に登場する「星くずヶ原」という地域はこの辺りにあると考えられる。
レインボーロード
歴代の『マリオカート』シリーズで最終コースとして毎回選抜される場所。地球(キノコ王国が存在する惑星)の外にあるが、酸素はあるようで、ここから地球を眺める事が出来る。最終コースに選ばれるだけあり、シャトルループや柵なし地帯、ジャンプ台などの難関が存在する。『スーパーマリオギャラクシー2』にも登場し、パワースター集めの舞台にもなった。
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』のNintendo 3DS版では対戦ステージとして登場し[7]Wii U版では楽曲のみ登場した。

動植物編集

非常に多彩な動植物が存在している。一見、キノコのような姿の生物がいるが知的生命体であり、人間と共存している。むしろ人間は少数派である[8]

菌類には、摂取すると一瞬にして体を倍以上巨大化させるスーパーキノコがある。植物はファイアフラワー、アイスフラワーなどがある。また、パックンフラワーと呼ばれる人体に攻撃を加える植物が生息している。

なお、スーパーキノコ、ファイアフラワー、スーパースターはレンガに変えられたキノコであり、これらを見つけて助けると、パワーを分けてもらい変身出来るという旨の事が書かれている[9]

経済編集

キノコ王国には貨幣経済が成立しており、通貨単位は「コイン」(『スーパーマリオRPG』や『マリオパーティ』シリーズなど)で、一般的な金色から赤色や青色など、色によって価値が変わる。

インフラ編集

『マリオカート64』では自動車バス機関車が、『スーパーマリオサンシャイン』では初めて飛行機が登場した。また下水管の整備に関しては非常に先進的で、あらゆる所に土管が見られる。

資源編集

『ペーパーマリオRPG』に登場するモコリムの発言から、カラカラ砂漠には石油があるという事がわかる。また、『スーパーマリオRPG』ではドゥカティ炭坑が登場している。スターを除いた星のかけらなどは有効利用されないらしい。

産業編集

第一次産業
地域によっては農作物は変化するが、キノコは全国各地にある[10]林業についてはシリーズを通してあまり触れられていないが、木材や木材家屋はたまに登場する。水産業に関してもあまり触れられていない。前述の通り石油や石炭などの資源に恵まれており、労働者の雇用を生み出している。
第二次産業
建設業工業についても明確な描写はない。また『マリオカート』シリーズの背景の建物などからも現在に至っても現代的な建築物の立ち並ぶ都市などが存在する。さらに、高速道路のような近代的な舗装道路や、巨大な橋などもある。建築物は基本的に国のシンボルでもあるキノコをモチーフとしているものもあれば、高層ビルもある。
第三次産業
『スーパーマリオRPG』などに様々な商店が存在している。運輸業では、『スーパーマリオRPG』にジュゲムバスや飛行船が登場する。

外交・貿易編集

基本的にサラサ・ランドの姫であるデイジーとピーチの付き合いが深い。また『ヨッシーのロードハンティング』での、ジュエリーランドのパイン王子(&ポット王)と友達というピーチの発言から、ジュエリーランドとも親交がある模様。

さらに、『マリオ&ルイージRPG』ではの種族で構成されたマメーリア王国が西側の隣国だという事が判明しており、マメーリア内に使節を送ったり、リトル・トーキョーの様な都市「リトルキノコ」があるなど友好関係にある。また、同作でマメーリア王国南部に空港がある事が判明している。

軍事編集

軍事力は有しているが、非常に限定されたものであるらしく、その結果、ピーチ姫が幾度もクッパに誘拐され、城のみならず国土が占領されるという事態が多発している。そのため、有事の際にはマリオ兄弟に助けを求めざるを得ないのが現状である。しかしそれは、キノコ王国が過度に軍事力を求めなくても統治可能であるという、穏やかな国民性を反映した結果であるとも言え、直近のところ、軍事力強化は行われないようである。『スーパーマリオギャラクシー』ではピーチ姫を守るべき立場のキノピオ兵が襲ってきたクッパの気迫に押され、ピーチ姫の後ろに隠れるシーンがある。

その一方、クッパを中心とするクッパ帝国は、王国と比較にならないほど強力な軍事力を有しており、幾度も王国占領を画策している。しかし、そのたびにマリオ兄弟の驚異的な活躍によって阻止されており、そういう出来事は世界的に有名な物事となっている。とはいえ王国の楽観主義に苦言を呈する意見も少なくなく、『大乱闘スマッシュブラザーズX』ではソリッド・スネークがピーチ姫に「二度とさらわれぬよう警備を強化すべきだ」と助言している。

政治編集

『スーパーマリオRPG』と『マリオストーリー』ではキノコ大臣が登場し、『スーパーマリオサンシャイン』以降の作品ではキノじいと呼ばれるピーチ姫の執事が登場する。ピーチ姫が城にいないときは、大臣が城を管理する。一部の村や街では地方公共団体に近い造りをしていて、村長などがいる。国交の面に関してはあまり触れてはいない。マリオ兄弟らが幾度か他国の危機を救っている。

催事編集

キノコ王国やキノコ城周辺では、ゲーム作品によって一定の期間ごとに開催される恒例の行事や、様々な事象によって突如開催する事になった行事など数多くの催し物が行われている。祭り系からスポーツ大会系まで様々な種類が存在する。

住民構成編集

大部分はキノコ族のキノピオが占めている。一部のクリボーは裏切ったためにクッパの配下になった。住民の種類はRPG系統の作品から急激に増加し、元々は敵の設定であったカメ族なども一部としては住民になっている。もちろんマリオやピーチ姫などのいわゆる人間も居住している[8]。ただし、マリオはかつてはビッグシティという街に住んでいた。その街にはポリーンも住んでいた。

主な住民は、キノピオクリボーノコノコパタパタボム兵ヘイホーヨッシー

キノコ族
クリボー、キノピオ、キノじい、キノピコ
カメ族
ノコノコ、パタパタ、ジュゲム、ヨッシー[11]
ヒト
マリオ、ルイージ、ピーチ、オヤ・マー博士
その他
キャサリン、ボム兵、チョロボン等

脚注編集

  1. ^ 取扱説明書のストーリー解説より。
  2. ^ ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ ゲームステージ”. 任天堂. 2016年9月2日閲覧。
  3. ^ 大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U:有料コンテンツ配信!!”. 任天堂. 2016年12月4日閲覧。
  4. ^ 速報スマブラ拳!対戦ステージ”. 任天堂. 2016年9月2日閲覧。
  5. ^ 速報スマブラ拳!裏ステージ”. 任天堂 (2001年11月2日). 2016年12月4日閲覧。
  6. ^ スマブラ拳!! DXステージ:その2”. 任天堂 (2008年1月7日). 2016年6月10日閲覧。
  7. ^ Miiverse Sakuraiさんの投稿Nintendo”. 任天堂 (2014年1月9日). 2016年12月4日閲覧。
  8. ^ a b マリオたち以外の人間の存在が明確にわかる作品として『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』、『ヨッシーアイランドDS』がある。
  9. ^ ファミリーコンピュータ及びファミコンミニの 『スーパーマリオブラザーズ』の取扱説明書に記載されている。
  10. ^ 『スーパーマリオアドバンス4』のカードe+によると、キノコは名産品である。
  11. ^ 『スーパーマリオコレクション スペシャルパック』のスーパーマリオ25周年ブックレットのスーパーマリオワールドの紹介ページに、手塚卓志のコメントで「実はヨッシーはカメ族で、赤い部分は甲羅である設定」と記載されている。

関連項目編集