グローバルディベートWISDOM

グローバルディベートWISDOM』(Global Debate WISDOM、グローバルディベート ウィズダム)は、NHKNHK BS1で毎月最終日曜日(2014年度までは毎月最終土曜日)に放送されている討論番組。本項では本番組の前身である『プロジェクトWISDOM』についても記す。

グローバルディベートWISDOM
Global Debate WISDOM
ジャンル 討論番組
出演者 真下貴滝川クリステル
他 スタジオ・ゲスト
製作
制作 NHK
放送
音声形式二ヶ国語放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2012年4月28日 -
放送時間毎月最終土曜日22:00 - 23:50
→毎月最終日曜日22:00 - 23:50
放送分100分
公式ウェブサイト

特記事項:
中盤でNHK BSニュースを挿入。
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プロジェクトWISDOM
PROJECT WISDOM
ジャンル 討論番組
出演者 出山知樹
滝川クリステル
他 スタジオ・ゲスト2名
製作
プロデューサー 河野聡白石章治(制作統括)
制作 NHK
放送
音声形式二ヶ国語放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2010年4月29日 - 2012年3月24日
放送時間不定期→毎月最終土曜日22:00 - 23:50
放送分100分
回数16
公式ウェブサイト

特記事項:
中盤でNHK BSニュースを挿入。
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概要

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今、人類は多くの問題に直面しており、世界が共に考える場として世界に広がる知恵のネットワークの「プロジェクトWISDOM」というウェブサイトを立ち上げた。番組はこれを基に作成される。WISDOMとは難問に立ち向かう人々自身でありそれらの人々の知恵である。ネットワークで結ばれた世界中のWISDOMが地球的課題の解決策を探るため議論を重ねる。基本的に、番組は2部構成(各50分・途中で10分間NHK BSニュースを挟む)よりなり、各部毎に(もしくは全編通して)1名のスタジオ・ゲストが議論に参加する。

滝川クリステルは『ニュースJAPAN』のキャスターを卒業してから半年、初めてのNHKでのキャスター出演となった。

2012年4月の放送より番組名が「グローバルディベートWISDOM」[1]と変更された。

レギュラー出演者

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※各回のスタジオ・ゲストは「放送日時」の項に各回のテーマとともに後述。

年度 キャスター ナレーション
2010 滝川クリステル[2] 野村正育 田中敦子
2011 出山知樹 大林奈津子
2012 真下貴
2013
2014 大林奈津子(2014年4月は城向あかり、2015年1月は田中敦子)

放送日時

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2010年度

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※時刻はすべてJSTで記載する。2010年度は特定の放送時間が決まっていなかった。

回数 放送日時 テーマ スタジオ・ゲスト
第1回 2010年4月29日(木・祝) 21:00 - 22:50 アフリカの子供に希望を! 第1部:高橋基樹神戸大学
第2部:平野克己ジェトロ・アジア経済研究所
第2回 2010年7月31日(土) 22:00 - 23:50 暴走するマネー
第1部:世界を揺るがすギリシャ危機
第2部:危機に立つ 国家の信用
第3回 2010年9月23日(木) 21:00 - 22:50 生き物を守る“コスト”は誰が払うのか
〜 途上国 VS 先進国 〜
第4回 2010年11月28日(日) 20:00 - 21:50 世界は “大国” 中国とどう向き合うのか
第5回 2011年1月3日(月) 20:00 - 21:50 どうなる日本 世界が語る復活の処方せん
第6回 2011年3月22日(火) 20:00 - 21:29 ネットの進化が世界を動かす

2011年度

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2011年度からは、NHK BS1で毎月最終土曜の22時から23時50分までの放送となる。ただ、スペシャルの場合は滝川だけは出演せず、出山のみの出演になる場合があった。2011年5月分からはNHKワールドプレミアムでも各部を2日間に分けて放送、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスにも対応した。同時期にNHKワールドTVでも合計1時間40分の生放送から50分に再編集し、完全英語音声吹き替えで放送されている。また、同月分から生放送中Twitterに特定のハッシュタグを付けて発言することにより、画面下にそのツイートが表示及び紹介され、議論に参加できるようになった。

回数 放送日 テーマ スタジオ・ゲスト
第7回 2011年4月30日 東日本大震災 世界はいま何ができるのか 第2部:山口彰関西大学大学院教授)
スペシャル 2011年5月1日
(20:00 - 21:50)
緊急報告 中東革命
(1)チュニジアジャスミン革命の行方
保坂修司日本エネルギー経済研究所研究理事)
私市正年上智大学教授)
スペシャル 2011年5月8日
(20:00 - 21:50)
緊急報告 中東革命
(2)世界を揺るがすエジプト革命
酒井啓子東京外国語大学大学院教授)
藤原帰一東京大学大学院教授)
第8回 2011年5月21日 混迷する中東情勢 世界はどう向き合うか スタジオゲストなし
第9回 2011年6月25日 どこへ向かう 世界のエネルギー政策 スタジオゲストなし
第10回 2011年7月30日 東日本大震災 世界が語る 経済復興 スタジオゲストなし
第11回 2011年9月24日 ドル凋落の危機 そして日本は 浜矩子同志社大学大学院教授)
第12回 2011年10月22日 どう乗り越える ユーロ危機 伊藤隆敏東京大学大学院教授)
第13回 2011年11月26日 若者に仕事がない 先進国の雇用危機 飯田泰之駒澤大学准教授)
第14回 2012年1月28日 北朝鮮情勢 世界はどう見るか 出石直NHK解説委員
第15回 2012年2月25日 エジプト シリア イラン 混迷・中東の行方は 第2部:孫崎享(作家・元防衛大学校教授)
第16回 2012年3月24日 世界が問う 福島第一原発事故 水野倫之(NHK解説委員)

2012年度

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2012年度からは、タイトルがグローバルディベートWISDOMと変更された。また、初回のみ司会は新たに加わった真下貴一人で担当したが、2回目以降は滝川も加わって進行している。[3][4]但し、2011年度同様、スペシャル時は滝川は出演しない。2013年1月からは公式Facebookページも開設され、そこからも意見を募るようになった。

回数 放送日 テーマ スタジオ・ゲスト
第17回 2012年4月28日 “メイドインジャパン” 復活の処方せん 辻野晃一郎(アレックス代表取締役社長兼CEO)
第18回 2012年5月26日 高齢化する世界〜破綻は避けられるか〜 藻谷浩介日本総合研究所主席研究員)
第19回 2012年6月30日 ユーロ危機 EUはどこへ向かうのか 伊藤隆敏(東京大学大学院教授)
スペシャル 2012年7月16日 なでしこ/U-23男子代表 日本サッカー いかに戦うか <第1部>なでしこジャパン 世界制覇の条件
川上直子(元日本代表)
加藤與恵(元日本代表)
日々野真理(スポーツキャスター)
江橋よしのり(女子サッカージャーナリスト)
<第2部>U-23 日本代表 悲願のメダルは
長谷川健太(元日本代表)
宮澤ミシェル(NHKサッカー解説)
後藤健生(サッカージャーナリスト)
杉山茂樹(スポーツライター)
第20回 2012年8月25日 いじめをなくせ!世界はどう取り組むのか 尾木直樹法政大学教授・教職課程センター長)
第21回 2012年9月29日 経済大国・中国 世界はどう向き合うか 津上俊哉(現代中国研究家)
第22回 2012年11月17日 アメリカよ どこへ行く 藤原帰一(東京大学大学院教授)
第23回 2013年1月26日 “グローバル経済”の未来は 浜矩子(同志社大学大学院教授)
第24回 2013年2月23日 世界が語る メディアの未来 志村一隆(情報通信総合研究所主任研究員)
第25回 2013年3月23日 アルジェリア人質事件 世界は新たな国際テロにどう立ち向かうのか 山内昌之(明治大学特任教授)

2013年度

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オープニングのBGMにアレンジが加えられ、グラフィックも変更された。各種ソーシャル連携等は2012年度に準ずる。2012年度までと異なり、スペシャルでも滝川は出演する。

回数 放送日 テーマ スタジオ・ゲスト
第26回 2013年4月27日 アベノミクス”は世界に何をもたらすか 竹中平蔵(慶應義塾大学教授)
水野和夫(日本大学教授)
第27回 2013年5月25日 アフリカ”未来経済”とどう歩むか 平野克己(日本貿易振興機構アジア経済研究所上席 主任調査研究員)
第28回 2013年6月29日 女性が”すべて”を手に入れるために スタジオゲスト無し
スペシャル 2013年7月21日 世界が語る”アベノミクス”の行方 飯田香織Biz+サンデーキャスター)[5]
第29回 2013年8月31日 TPP 世界はどう見る~どこまで進める 貿易の自由化~ 伊藤元重
鈴木宣弘
(共に東京大学大学院教授)
第30回 2013年9月28日 監視される世界 ~ネットが変える国家と民主主義~ 石井夏生利筑波大学大学院准教授)
第31回 2013年11月23日 税をめぐる攻防 ~危機の国家財政 どう支えるか~ 諸富徹京都大学大学院教授)
第32回 2013年12月21日 2014年 世界経済はどう動く~米中・G2の行方~ 伊藤元重(東京大学大学院教授)
第33回 2014年1月25日 日本経済 ”未来型モデル”を求めて 大田弘子政策研究大学院大学教授)
藻谷浩介(日本総合研究所 調査部主席研究員)
第34回 2014年3月1日 世界が語る メディアの未来 2014 稲田修一東京大学先端科学技術研究センター特任教授)
碓井広義上智大学教授)
第35回 2014年3月29日 私たちに仕事を!~広がる雇用危機と世界の若者たち~ 山田昌弘中央大学教授)
第2部のみ:村上太一リブセンス代表取締役)

2014年度

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ソーシャル連携等は2013年度に準ずる。

回数 放送日 テーマ スタジオ・ゲスト
第36回 2014年4月26日 ”新たな冷戦”の始まりか 〜ウクライナ危機と世界の行方〜 下斗米伸夫法政大学教授)
中山俊宏慶応義塾大学教授)
第37回 2014年5月31日 ウクライナ危機の衝撃 〜変わる冷戦後の世界秩序〜 藤原帰一(東京大学大学院教授)
第38回 2014年7月26日 問われる資本主義 〜激論「21世紀の資本論」〜 第一部:的場昭弘神奈川大学教授)
第二部:竹中平蔵(慶應義塾大学教授)
第39回 2014年8月30日 中東動乱 世界はどう変わる 藤原帰一(東京大学大学院教授)
第40回 2014年9月27日 世界が語る”21世紀のオリンピック” 為末大(スポーツコメンテーター・元陸上400mハードル五輪代表)
第41回 2014年11月22日 低炭素社会へ 世界は危機を克服できるか 竹内純子国際環境経済研究所 主席研究員)
スペシャル 2014年12月14日 日本の選択 世界はどう見る[6] スタジオゲスト無し
第42回 2014年12月20日 激動!2014年 世界秩序の行方は 藤原帰一(東京大学大学院教授)
岡本行夫(外交評論家・マサチューセッツ工科大学シニアフェロー)
第43回 2015年1月31日 ”地方が消える” 人口減少の衝撃 増田寛也(元総務大臣・元岩手県知事)
津田大介(ジャーナリスト)
第44回 2015年2月28日 広がる”不寛容” 多文化は共生できるか 萱野稔人 (哲学者・津田塾大学教授)

2015年度

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放送日時がこれまでの毎月最終土曜から最終日曜に変更された。ソーシャル連携等は2014年度までに準じる。

回数 放送日 テーマ スタジオ・ゲスト
第45回 2015年4月26日 欧州激動 EU統合の行方は 遠藤乾北海道大学大学院教授)
第46回 2015年5月31日 連覇はなるか サッカー女子W杯「なでしこジャパン」の挑戦 加藤與恵 (元サッカー女子日本代表・サッカー解説者)
江橋よしのり(女子サッカー解説者・サッカージャーナリスト)
第47回 2015年6月28日 中国 巨大経済圏構想の行方 津上俊哉 (現代中国研究家)
渡辺利夫拓殖大学総長)
第48回 2015年7月26日 混迷ギリシャ 世界はどう動く 遠藤乾 (北海道大学大学院教授)
第49回 2015年8月30日 アメリカの利上げ どうなる世界経済 倉都康行 (国際金融評論家)
竹中平蔵(慶應義塾大学教授)
第50回 2015年9月27日 大学改革 グローバル競争は何をもたらすか 吉田文 (早稲田大学教授)
城繁幸(人事コンサルタント)
第51回 2015年11月29日 パリ同時テロ 世界はどう立ち向かうか 藤原帰一 (東京大学大学院教授)
第52回 2015年12月20日 農業のグローバル化 21世紀の食をどう守る 清水徹朗農林中金総合研究所 基礎研究部長)
第53回 2016年1月31日 2016年 アメリカはどこへゆく 藤原帰一(東京大学大学院教授)
第54回 2016年2月28日 酷使される若者 働き方をどう変える 森岡孝二関西大学名誉教授)
城繁幸(人事コンサルタント)

テーマ音楽

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スタッフ

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グローバルディベートWISDOM

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  • 技術: 鈴木英行
  • 照明: 篠塚久就
  • 撮影: 杉浦信夫
  • 音声: 山縣淳一
  • 映像技術: 小川覚徳
  • 編集: 只野智士
  • CG制作: 藤森秀一朗
  • 映像デザイン: 小木浩嗣
  • 取材: 黒柳亜衣、飯島歩美
  • ディレクター: 宇留田摩周、前田海一
  • 制作統括: 白石章治、岡崎裕治
  • 制作: NHKグローバルメディアサービス
  • 制作・著作: NHK

プロジェクトWISDOM第1回

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  • 技術: 鈴木英行
  • 照明: 竹市光男
  • 撮影: 松本英明
  • 音声: 山縣淳一
  • 映像技術: 真壁一郎
  • CG制作: 津田晴康
  • 映像デザイン: 森内大輔
  • コーディネーター: 西山ももこ
  • リサーチャー: 窪田啓一郎
  • 編集: 陰山和宏、只野智士
  • 取材: 市川光、飯島歩美、中西朋、黒柳亜衣
  • ディレクター: 岡崎裕治、竹内謙介
  • 制作統括: 河野聡、白石章治
  • 制作: NHKグローバルメディアサービス
  • 制作・著作: NHK

脚注

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  1. ^ 平成24年度 国内放送番組 編成計画
  2. ^ 2012年度は2回目より出演。
  3. ^ 当初は2011年度が終了した時点で滝川は卒業したものとみられていたが、それ以降も「BSで逢いましょう」と滝川が言っている番組スポットが放映され続けている。
  4. ^ Twitter連携及びNHKオンデマンドでの放送等は前番組と同じ。
  5. ^ 当日のBiz+サンデーの放送は休止。
  6. ^ NHK番組表。これは衆議院議員総選挙の投開票日に当たり、BS1における開票速報に代わる特番として企画。この回は、真下と野口修司(経済部。通常枠での「Biz+サンデー」のMC)がMCを担当し、滝川は出演していない。

関連項目

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外部リンク

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