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ゲーリー・サトウ

日系アメリカ人のバレーボール指導者

人物・来歴編集

曽祖父が仙台出身の日系4世[3]カリフォルニア州[4] で、6人兄弟の長男として生まれる。

妹のリアン・サトウと弟のエリック・サトウは共に、元・バレーボールアメリカ合衆国代表選手(五輪メダリスト[5]

ゲーリー自身は現役時代レシーバーなどで活躍し[4]、全米大学選抜にも選ばれたことがあるという[1]。その後、指導者に転身してバレーボールアメリカ合衆国男子代表などのコーチを務めた。

日系人であるが、日本語を喋ることは出来ない。

全日本男子監督に内定編集

2013年2月18日日本バレーボール協会は臨時理事会で全日本男子チーム監督の就任を内定した[6][7]。男女を通じ、全日本バレーでは初の外国人監督となった。

内定までの経緯

植田辰哉監督によるロンドン五輪世界最終予選後の辞表提出[8](受理されず・任期は2013年3月末まで)[9]があった後、同協会は国内外から後任監督の公募をした(2012年10月23日に締切)[10]

応募者数は約20名で、うち半数(8~9人)は外国人だったという[11][12]

当初は11月中や年内の監督決定を目指したが[13]、難航して2月中ということになった[14][† 1]

面談を含めた5回にわたる選考委員会(9人で編成されていたという情報がある[15])を経て、最後は日本人候補との2名に絞られていたが、賛成多数でゲーリーが選ばれた[16][17]。指導実績や論理的説明に長けている点が評価されたという報道もある[12]

スマートバレー編集

選手の判断力を重視する「スマートバレー」をモットーに掲げる[18]。昨年(前監督時)までの速さを追究したトスではなく、コース打ち分けが可能になることを優先するトスが導入されるなどの変化があった[19]。初陣となった2013年バレーボール・ワールドリーグでは、(引退した宇佐美大輔に代わり)近藤茂が正セッターに抜擢された。この大会で選手のユニフォームは(ノースリーブから)半袖に戻った[20]

約1年間での退任編集

2013年ワールドグランドチャンピオンズカップでは最下位となったものの、翌年も続投させる方針を日本バレーボール協会は示していた[21]

しかし、日本バレー協会は2014年2月6日、ゲーリー監督の退任と南部正司氏の新監督就任(2月5日付[22])を正式発表した。強化事業の荒木田裕子本部長は、2013年9月のアジア最終予選の結果によって世界選手権(14大会連続出場中だった)の出場権を逃したことが、転機だったことを明らかにした[23]

解任ということではなく[24]、協会は2013年12月に国内外からの新監督候補者5名[25]とのプレゼン面接を実施していたという[26]。そして2014年1月29日[27]に、従来までの監督の選任規定を改め、公募に加えて推薦枠を設けることを理事会で決定していた[28](この日をもって退任となったという情報もある[27])。

なお、前年2013年の6月に協会は体制が刷新され、会長をはじめとするゲーリー監督を選んだ役員が退任していた。

出身校編集

コーチ・監督歴編集

アメリカ合衆国男子代表

1984-88年[29]

1992年[29]

2009[31]-2012年

アメリカ合衆国ユース男子代表
  • 2010 北中米ユース選手権大会(監督)  
アメリカ合衆国ビーチバレー男・女代表
全日本男子代表

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ この選考過程(選任の遅れなど)に関して、協会の現状を問題視する声が、協会評議員の間で挙がっ(てい)たという情報もある。
    バレー協会理事選で異常事態(NHKニュース 2013年6月21日)
    会長、森田氏ら理事から外れる 日本協会(MSN産経ニュース 2013年6月21日)
    日本バレーボール協会会長が理事落選(毎日jp 2013年6月22日)

出典編集

  1. ^ a b 2面「顔」(読売新聞 2013年2月20日)
  2. ^ 【きょうの人】バレーボール日本代表初の外国人監督、ゲーリー・サトウ氏(MSN産経ニュース 2013年5月21日)
  3. ^ 男子バレー日本代表サトウ監督「楽しみでわくわく」日本経済新聞 2013年2月19日)
  4. ^ a b ニュース(バボちゃんネット 2013年2月18日)
  5. ^ About Gary Sato
  6. ^ 日本バレーボール協会 (2012-02/18). “全日本男子チーム新監督にゲーリー・サトウ氏が内定”. 2013-02/18閲覧。
  7. ^ 日本バレーボール協会 (2012-02/19). “「スマートバレー」に挑む―ゲーリー・サトウ新監督が決意表明 全日本男子チーム監督内定記者会見”. 2013-02/19閲覧。
  8. ^ ご意見番に聞く、4年後に向けての男子バレー再建策スポルティーバ 公式サイト 2012年6月22日)
  9. ^ バレー男子日本の植田監督が辞表 協会受理せず(47NEWS 2012年9月4日)
  10. ^ 日本バレーボール協会 (2012-10/05). “全日本男子バレーボールチーム監督 公募のご案内”. 2013-02/20閲覧。
  11. ^ バレー、男子監督にサトウ氏 初の外国人 再起へ改革断行(産経新聞 2013年2月19日)
  12. ^ a b バレー日本男子監督にサトウ氏決定 初の外国人(朝日新聞デジタル 2013年2月18日)
  13. ^ バレー男子日本代表監督 外国人含めて複数応募(スポニチ 2012年10月30日)
  14. ^ 男子代表監督は2月中に(大分合同新聞 2013年1月22日)
  15. ^ 日本男子バレーは生まれ変われるか? 初の外国人監督が就任(ZAKZAK 2013年2月20日)
  16. ^ バレー男子代表サトウ氏の就任、協会が正式決定(毎日jp 2013年2月18日)
  17. ^ バレー男子、初の外国人監督となったワケ 松瀬学(Yahoo!ニュース 2013年2月20日)
  18. ^ 新監督掲げる「スマートバレー」浸透(サンスポ 2013年6月17日)
  19. ^ サトウ新体制で初勝利 変わりはじめた男子バレー p.2(スポーツナビ 2013年6月17日)
  20. ^ FIVBワールドリーグ2013開幕! ゲーリー・サトウ新監督の初陣は黒星(日本バレーボール協会 2013年6月1日)
  21. ^ 男子のサトウ監督は続投方針、桑田GM「長い目で見る」/バレー(SANSPO.COM 2013年11月24日)
  22. ^ 全日本男子チーム監督交代を決定 新監督には南部正司氏が就任(日本バレーボール協会 2014年2月6日)
  23. ^ バレー男子代表新監督就任 南部氏「必ず復活を」(スポニチ 2014年2月7日)
  24. ^ 「2016年リオデジャイロオリンピックに出場する」 南部正司全日本男子チーム新監督が決意表明(日本バレーボール協会 2014年2月6日)
  25. ^ 南部監督「世界トップと戦えるチームに」 p.2(スポーツナビ 2014年2月6日)
  26. ^ 日本代表・南部新監督、就任会見「国際経験が足りない」(スポーツ報知 2014年2月7日)
  27. ^ a b 月刊バレーボール 2014年3月号、p.9 「全日本男子監督が交代」
  28. ^ バレー代表監督選定に推薦枠設ける(日刊スポーツ 2014年1月29日)
  29. ^ a b TEAM USA プロフィール
  30. ^ a b 2010 U.S. Men’s National Team World Championship Media Kit p.48
  31. ^ Gary Sato Returns from 2010 FIVB World Championships - Volleyball News ZAMST
  32. ^ WorldLeague MediaGuide (PDF)
  33. ^ FIVB
  34. ^ FIVB
  35. ^ FIVB MediaGuide p.174
  36. ^ FIVB
  37. ^ FIVB

外部リンク編集