シャーガーカップ

シャーガーカップShergar Cup)は、イギリスアスコット競馬場で例年8月第2週の土曜日に開催される競馬騎手招待競走である。名称は1981年エプソムダービー優勝馬のシャーガーに由来。

概要編集

1999年から開催されているチーム制の対抗競走で全部で6つのハンデキャップ競走でのポイントの合計により優勝チームを決定する。ゴルフの欧米対抗戦であるライダーカップに範を取って創設された[1]

1999年はヨーロッパ選抜(Europe)と中東選抜(Middle East)の2チーム、2000年からはイギリス・アイルランド選抜(Great Britain and Ireland Team)と世界選抜(Rest of the World Team)の2チームによる対抗戦として行われていたが2007年からはイギリス(Gream Britain)、アイルランド(Ireland)、ヨーロッパ(Europe)、世界選抜(Rest of the World)の4チームによる対抗戦となった。2012年からはイギリス・アイルランド選抜、ヨーロッパ選抜、世界選抜、女性騎手選抜の4チームによる対抗戦となった。また個人別の集計でポイント合計1位の騎手にはシルバーサドル賞(Silver Saddle Award)が与えられる。創設年の1999年のみグッドウッド競馬場で開催され、翌2000年よりアスコット競馬場に移設された。また2005年は同競馬場の改修のため開催されなかった。

2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となった。


対象競走編集

※各競走の施行順・詳細は2009年のもの

  • シャーガーカップ・ダッシュ(Shergar Cup Dash、3歳以上、直線芝5ハロン
  • シャーガーカップ・クラシック(Shergar Cup Classic、3歳、芝1マイル4ハロン)
  • シャーガーカップ・マイル(Shergar Cup Mile、4歳以上、芝1マイル)
  • シャーガーカップ・ステイヤーズ(Shergar Cup Stayers、4歳以上、芝2マイル)
  • シャーガーカップ・チャレンジ(Shergar Cup Challenge、4歳以上、芝1マイル4ハロン)
  • シャーガーカップ・スプリント(Shergar Cup Sprint、3歳、直線芝6ハロン)

施行日編集

回数 施行日
第1回 1999年5月8日
第2回 2000年8月12日
第3回 2001年8月11日
第4回 2002年8月10日
第5回 2003年8月9日
第6回 2004年8月7日
第7回 2006年8月12日
第8回 2007年8月11日
第9回 2008年8月9日
第10回 2009年8月8日
第11回 2010年8月7日
第12回 2011年8月6日
第13回 2012年8月11日
第14回 2013年8月10日
第15回 2014年8月9日
第16回 2015年8月8日
第17回 2016年8月6日
第18回 2017年8月12日
第19回 2018年8月11日
第20回 2019年8月10日

シルバーサドル賞受賞騎手編集

回数 受賞騎手
第1回
第2回 マイケル・キネーン
第3回 デイヴィッド・フローレス
第4回 リチャード・ヒューズ
第5回 キーレン・ファロン
第6回 ウェイチョン・マーウィン
第7回 ライアン・ムーア
第8回 ヒュー・ボウマン
第9回 ジェラルド・モッセ
第10回 リチャード・ヒューズ
第11回 フランシス・ベリー
第12回 ポール・ハナガン
第13回 マシュー・チャドウィック
第14回 ジェラルド・モッセ
第15回 オリビエ・ペリエ
第16回 サマンサ・ベル
第17回 ティエリ・ジャルネ
第18回 フランシス・ベリー
第19回[2] ヘイリー・ターナー
第20回 ヘイリー・ターナー

主な出場騎手編集

回数 イギリス・アイルランド選抜 世界選抜
第2回 パット・エデリー 蛯名正義
マイケル・キネーン ダミアン・オリヴァー
リチャード・クイン セイミー・ ジュマット
ケヴィン・ダーレイ ランフランコ・デットーリ
ミルコ・デムーロ グレッグ・ホール
ジョニー・ムルタ バジル・マーカス
第3回 パット・エデリー クレイグ・ウィリアムズ
マイケル・キネーン ランフランコ・デットーリ
ケヴィン・ダーレイ ミルコ・デムーロ
リチャード・ヒューズ デイヴィッド・フローレス
キーレン・ファロン ジェラルド・モッセ
ジョニー・ムルタ 横山典弘
第4回 パット・エデリー クレイグ・ウィリアムズ
マイケル・キネーン 後藤浩輝
ケヴィン・ダーレイ アンドレアス・スボリッチ
リチャード・ヒューズ デヴィッド・フローレス
キーレン・ファロン ダグラス・ホワイト
ジョニー・ムルタ ジェラルド・モッセ
第5回 パット・エデリー アンドレアス・スボリッチ
マイケル・キネーン シェーン・ダイ
ケヴィン・ダーレイ 武豊
キーレン・ファロン ランフランコ・デットーリ
ダリル・ホランド ダグラス・ホワイト
ジョニー・ムルタ フレデリック・ヨハンソン
第6回 マイケル・キネーン ダミアン・オリヴァー
ジェイミー・スペンサー 武豊
ケヴィン・ダーレイ ランフランコ・デットーリ
キーレン・ファロン ダリオ・バルジュー
ダリル・ホランド ウェイチョン・マーウィング
ジョニー・ムルタ ジェラルド・モッセ
第7回 ロバート・ウィンストン エマ=ジェーン・ウィルソン
マイケル・キネーン ランフランコ・デットーリ
セバスチャン・サンダース 福永祐一
ジェイミー・スペンサー グレン・ボス
ヘイリー・ターナー ダグラス・ホワイト
ライアン・ムーア ジェラルド・モッセ
回数 イギリス選抜 アイルランド選抜 ヨーロッパ選抜 世界選抜
第8回 ヘイリー・ターナー ジミー・フォーチュン  アンドレアス・スボリッチ  武豊
ケヴィン・ダーレイ デクラン・マクドノフ  ランフランコ・デットーリ  ダレン・ビードマン
マーティン・ドワイヤー ケヴィン・マニング  フレデリック・ヨハンソン  ヒュー・ボウマン
第9回 セバスチャン・サンダース ジェイミー・スペンサー  ハリス・カラタシュ  武豊
ヘイリー・ターナー リチャード・ヒューズ  ミルコ・デムーロ  ラッセル・ベイズ
ランフランコ・デットーリ ケヴィン・マニング  ジェラルド・モッセ  ホルヘ・リカルド
第10回 ヘイリー・ターナー リチャード・ヒューズ  ジェラルド・モッセ  内田博幸
ダリル・ホランド ニール・カラン  アンドレアシュ・シュタルケ  アフメッド・アジュテビ
アラン・ムンロ シーマス・ヘファナン  フレデリック・ヨハンソン  マレシュ・ナレドゥ
第11回 ヘイリー・ターナー リチャード・ヒューズ  オリビエ・ペリエ  アントン・マーカス
ジム・クロウリー パット・スマレン  クリストフ・スミヨン  ルーク・ノレン
アラン・ムンロ フランシス・ベリー  ウンベルト・リスポリ  岩田康誠
第12回 ポール・ハナガン リチャード・ヒューズ  オリビエ・ペリエ  武豊
ヘイリー・ターナー フランシス・ベリー  ミルコ・デムーロ  ダグラス・ホワイト
ジム・クロウリー コルム・オドノヒュー  クリストフ・ルメール  ヒュー・ボウマン
回数 イギリス・アイルランド選抜 女性選抜 ヨーロッパ選抜 世界選抜
第13回  キーレン・ファロン  ヘイリー・ターナー  アンドレアス・スボリッチ  武豊
 ジョン・ムルタ  シャンタル・サザーランド  ランフランコ・デットーリ  マシュー・チャドウィック
 ジェイムズ・ドイル  エマ=ジェイン・ウィルソン  クリスチャン・デムーロ  アーロン・グライダー
第14回  キーレン・ファロン  ロージー・ナプラヴニク  アンドレアシュ・シュタルケ  岩田康誠
 ケヴィン・マニング  キャシー・ギャノン  ジェラルド・モッセ  ジョアン・モレイラ
 ジェイムズ・ドイル  リサ・オールプレス  イオリッツ・メンディザバル  ゲイリー・スティーヴンス
第15回[3][4]  トム・クウィリー  エマ=ジェイン・ウィルソン  ランフランコ・デットーリ  福永祐一
 ジミー・フォーチュン  ステファニー・ホーファー  オリビエ・ペリエ  スマンガ・クマロ
 リチャード・ヒューズ  ヘイリー・ターナー  アドリー・デヴリーズ  クレイグ・ウィリアムズ
第16回[5]  ジェイミー・スペンサー  エマ=ジェイン・ウィルソン  ヴァンサン・シュミノー  武豊
 パット・スマレン  サマンサ・ベル  オリビエ・ペリエ  ケリン・マカヴォイ
 グレアム・リー  ヘイリー・ターナー  アドリー・デヴリーズ  ブレイク・シン
第17回[6]  ジョー・ファニング  エマ=ジェイン・ウィルソン  ピエール=シャルル・ブドー  池添謙一
 マーティン・ハーレー  ジョセフィン・ゴードン  ティエリ・ジャルネ  シルヴェスタ・デソウサ
 オイシン・マーフィー  ヘイリー・ターナー  ランフランコ・デットーリ  ギャヴィン・レレナ
第18回[7]  ジェイミー・スペンサー  エマ=ジェイン・ウィルソン  アーノルダス・デフリース  戸崎圭太
 フランシス・ベリー  ホーリー・ドイル  アレクサンダー・ピーチ  ケリン・マカヴォイ
 ニール・カラン  ヘイリー・ターナー  ウンベルト・リスポリ  アンソニー・デルペシュ
第19回  アダム・カービー  ジョセフィン・ゴードン  アンドレアシュ・シュタルケ  武豊
 フランシス・ベリー  ホーリー・ドイル  ペールアンデシュ・グラバーグ  コーリー・ブラウン
 パット・コスグレイブ  ヘイリー・ターナー  ジェラルド・モッセ  ジョアン・モレイラ
第20回  タド・オシェア  ヘイリー・ターナー  フィリップ・ミナリク  川田将雅
 ダニエル・タドホープ  ジェイミー・カー  ジェラルド・モッセ  ヴィンセント・ホー
 ジェイミー・スペンサー  藤田菜七子[8]  アーノルダス・デフリース  マーク・ザーラ

※太字はキャプテン。ヨーロッパ選抜と世界選抜は出場国を表記。

脚注編集

  1. ^ Shergar Cup competition unveiled」BBC News Sport、1998年11月25日
  2. ^ 「シャーガーカップ」武 豊騎手の騎乗成績日本中央競馬会、2018年8月12日閲覧
  3. ^ 武 豊騎手、福永 祐一騎手がシャーガーカップに出場 - 日本中央競馬会、2014年8月11日閲覧
  4. ^ 「シャーガーカップ」福永 祐一騎手の騎乗成績 - 日本中央競馬会、2014年8月11日閲覧
  5. ^ 「シャーガーカップ」武 豊騎手の騎乗成績 - 日本中央競馬会、2015年8月9日閲覧
  6. ^ 「シャーガーカップ」池添 謙一騎手の騎乗成績 - 日本中央競馬会、2016年8月7日閲覧
  7. ^ 「シャーガーカップ」戸崎 圭太騎手の騎乗成績 - 日本中央競馬会、2017年8月13日閲覧
  8. ^ 【英シャーガーC 菜七子に聞く】個人10位タイに終わり「日本の競馬との違いを感じることができました」”. スポーツ報知 (2019年8月12日). 2019年8月12日閲覧。