ネイサン・アレクサンダー・ピアーソンNathan Alexander Pearson, 1996年8月20日 - )は、 アメリカ合衆国フロリダ州パスコ郡オデッサ英語版出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBトロント・ブルージェイズ所属。愛称はビッグ・ネイトBig Nate[1]

ネイト・ピアーソン
Nate Pearson
トロント・ブルージェイズ #24
2020年7月29日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州パスコ郡オデッサ英語版
生年月日 (1996-08-20) 1996年8月20日(27歳)
身長
体重
6' 6" =約198.1 cm
245 lb =約111.1 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2017年 MLBドラフト1巡目追補
初出場 2020年7月29日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

メディアによっては「ピアソン」と表記されることもある。

経歴 編集

2017年MLBドラフト1巡目追補(全体28位)でトロント・ブルージェイズから指名され[2]、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブルージェイズでプロデビュー。A-級バンクーバー・カナディアンズでもプレーし、2球団合計で8試合に先発登板して防御率0.80、26奪三振を記録した[3]

2018年にMLB.comが発表したプロスペクト英語版ランキングでは、ブルージェイズの組織内で4位にランクインした[4]。シーズンでは右腕の故障の影響もあり、A+級ダニーデン・ブルージェイズで1試合のみの登板にとどまった[3]。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、サプライズ・サグアロス英語版に所属した。

2019年はA+級ダニーデン、AA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツ、AAA級バッファロー・バイソンズでプレーし、3球団合計で25試合に先発登板して5勝4敗、防御率2.30、119奪三振を記録した[3]。また、7月にはオールスター・フューチャーズゲームアメリカンリーグ選抜に選出された[5]

2020年7月29日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、同日のワシントン・ナショナルズ戦にて先発でメジャーデビュー(5回無失点も勝敗付かず)[6]

2021年は開幕を故障者リストで迎えた。5月3日にAAA級バッファローに配属された[3]。5月4日のMiLB開幕戦で開幕投手を務めた[7]。5月9日にMLBに昇格し[3]、同日のアストロズ戦で先発登板し、MLBでのシーズン初登板を果たした[8]。試合後に投手コーチのピート・ウォーカーと話し合い、AAA級バッファローで再調節することになり、5月11日にオプションでAAA級バッファローに降格した[3]が、肩の問題で予定していた登板を回避した[9]

2022年伝染性単核球症の影響でメジャーでの出場は無かった[1]。オフには翌年から中継ぎに配置転換されることを見越して、ドミニカ共和国ウィンターリーグであるリーガ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル・デ・ラ・レプブリカ・ドミニカーナ(LIDOM)に参加し、ティグレス・デル・リセイでプレーした[1]。12イニングを無失点に抑え、16奪三振を記録した[1]

2023年は2年ぶりにメジャーに復帰。

投球スタイル 編集

最速101.8mph[10](約163.8km/h)を誇る右腕で、速球は即MLBで通用する代物だが、変化球の精度が鍵と言われている[11]。憧れの人物にクリス・アーチャーを挙げている。

詳細情報 編集

年度別投手成績 編集





















































W
H
I
P
2020 TOR 5 4 0 0 0 1 0 0 0 1.000 81 18.0 14 5 13 0 0 16 1 0 15 12 6.00 1.50
2021 12 1 0 0 0 1 1 0 0 .500 71 15.0 14 2 12 1 0 20 5 0 8 7 4.20 1.73
2023 35 0 0 0 0 5 2 1 3 .714 182 42.2 36 7 18 2 3 43 5 0 25 23 4.85 1.27
MLB:3年 52 5 0 0 0 7 3 1 3 .700 334 75.2 64 14 43 3 3 79 11 0 48 42 5.00 1.41
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績 編集



投手(P)












2020 TOR 5 1 1 0 0 1.000
2021 12 0 0 0 0 ----
2023 35 1 3 0 0 1.000
MLB 52 2 4 0 0 1.000
  • 2023年度シーズン終了時

記録 編集

MiLB

背番号 編集

  • 24(2020年 - )

脚注 編集

  1. ^ a b c d Keegan Matheson (2023年2月26日). “Blue Jays fireballer finds new life as a reliever” (英語). MLB.com. 2023年6月12日閲覧。
  2. ^ Gregor Chisholm (2017年6月13日). “Toronto takes hard-throwing Pearson at 28” (英語). MLB.com. 2018年8月14日閲覧。
  3. ^ a b c d e f MLB公式プロフィール参照
  4. ^ 2018 MLB Prospects Watch – Toronto Blue Jays Top 30 Prospects list. MLB.com. Retrieved on August 14, 2018.
  5. ^ 2019 MLB All-Star Futures Game rosters” (英語). ESPN (2018年7月6日). 2020年7月30日閲覧。
  6. ^ Keegan Matheson (2020年7月29日). “Pearson after dazzling debut: 'I belong here'” (英語). https://www.mlb.com/news/nate-pearson-mlb-debut-blue-jays 2020年7月30日閲覧。 
  7. ^ John Pullano (2021年5月4日). “Pearson dominates as Bisons open in Trenton with 6-1 win” (英語). MiLB.com. 2021年5月6日閲覧。
  8. ^ Jordan Horrobin (2021年5月10日). “Pearson shaky in 2021 debut: 'It's me vs. me'” (英語). MLB.com. 2021年5月15日閲覧。
  9. ^ Keegan Matheson (2021年5月15日). “Pearson dealing with minor shoulder issue” (英語). MLB.com. 2021年5月16日閲覧。
  10. ^ 2021年 ニューヨーク・ヤンキース戦で計測
  11. ^ 「2018 - 2022 全30球団未来予想図 トロント・ブルージェイズ」『隔月刊スラッガー』2018年3月号 日本スポーツ企画出版社 43頁

関連項目 編集

外部リンク 編集