ホセ・マヌエル・デ・ラ・トーレ

この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の)はデ・ラ・トーレ第二姓(母方の)はメンチャーカです。

ホセ・マヌエル・デ・ラ・トーレJosé Manuel de la Torre1965年11月13日 - )は、メキシコハリスコ州グアダラハラ出身の元サッカー選手、現サッカー指導者。現役時代のポジションは攻撃的ミッドフィールダーチェポ (Chepo) というニックネームで呼ばれることが多い。

ホセ・マヌエル・デ・ラ・トーレ Football pictogram.svg
名前
本名 ホセ・マヌエル・デ・ラ・トーレ・メンチャーカ
José Manuel de la Torre Menchaca
愛称 Chepo(チェポ)
基本情報
国籍 メキシコの旗 メキシコ
生年月日 (1965-11-13) 1965年11月13日(54歳)
出身地 グアダラハラ
身長 178cm
選手情報
ポジション MF
ユース
チーバス
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
1984-1988 メキシコの旗 チーバス 116 (7)
1988-1989 スペインの旗 オビエド 32 (8)
1989-1991 メキシコの旗 プエブラ 82 (15)
1991-1993 メキシコの旗 クルス・アスル 56 (17)
1993-1995 メキシコの旗 チーバス 55 (12)
1995-1996 メキシコの旗 UANL 25 (3)
1996 メキシコの旗 プエブラ 9 (0)
1997-1999 メキシコの旗 ネカクサ 40 (1)
代表歴
1987-1992 メキシコの旗 メキシコ 28 (6)
監督歴
2005-2007 メキシコの旗 チーバス
2008-2010 メキシコの旗 トルーカ
2011-2013 メキシコの旗 メキシコ代表
2014-2015 メキシコの旗 チーバス
2016-2017 メキシコの旗 サントス・ラグナ
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

選手経歴編集

チェポはチーバス・グアダラハラの下部組織出身であり、プレーしたすべてのチームで重要な選手となった。1984年にチーバスのトップチームに昇格すると、1986-87シーズンにはエスタディオ・ハリスコクルス・アスルを下してプリメーラ・ディビシオン優勝を決めた。1987年にはメキシコ代表デビューを飾り、1991年6月30日に行なわれたCONCACAFゴールドカップ・グループリーグのカナダ代表戦で初得点を挙げた。1992年までに28試合に出場し、1994 FIFAワールドカップ・北中米カリブ海予選の2次予選で2得点したが、FIFAワールドカップ本大会には一度も出場していない。1988-89シーズンはスペインのレアル・オビエドでプレーし、32試合に出場して8得点を挙げている。1989年にメキシコに戻るとプエブラFCと契約し、プリメーラ・ディビシオンとコパ・メヒコで優勝。1980年代末期から1990年代初期にかけてのプエブラの黄金期の一翼を担った。その後はクルス・アスル、古巣チーバス、UANLティグレスクルブ・ネカクサでプレーし、1999年に現役引退した。

指導者経歴編集

CDグアダラハラ編集

2005年、選手時代の古巣チーバス・グアダラハラの監督に就任。アペルトゥーラ2006のレギュラーシーズンは8位だったが、リギージャ(プレーオフ)ではティブロネス・ロホス・デ・ベラクルス(レギュラーシーズン9位)、デポルティーボ・トルーカFC(4位)、クルス・アスル(1位)、クラブ・アメリカ(3位)、トルーカ(2度目)を次々と下し、チームにとって11度目の優勝を決めた。この時チェポ自身は40歳27日であり、優勝回数ランキングでチーバスを単独首位に押し上げるとともに、過去10年間でもっとも若い優勝監督となった。

デポルティーボ・トルーカFC編集

2008年中頃、デポルティーボ・トルーカFCの監督に就任。アペルトゥーラ2008は低調な出だしだったが、シーズンが進むにつれてプレーが改善され、最後の5試合は4勝1分で勝ち点13を獲得した。全体2位でリギージャに進み、リギージャではUAGサントス・ラグナクルス・アスルを倒して優勝を決めた。ビセンテナリオ2010ではレギュラーシーズン3位でリギージャに進み、リギージャではアメリカ、CFパチューカを下して決勝に駒を進めた。決勝のサントス・ラグナ戦は2試合を終えて2-2の同点となったが、PK戦を4-3で制して優勝を決めた。

メキシコ代表編集

2010年10月18日、アペルトゥーラ2010終了後にチェポがメキシコ代表監督に就任することが発表された[1][2]。初采配試合は2011年2月9日のボスニア・ヘルツェゴビナとの親善試合であり、メキシコは2-0で勝利した[3]。就任後初の大会は2011 CONCACAFゴールドカップであり、初戦のエルサルバドル代表戦には5-0で大勝。グループリーグでは3連勝(14得点1失点)で決勝トーナメント進出を決め、準々決勝ではグアテマラ代表を、準決勝ではホンジュラス代表を、決勝ではアメリカ代表を4-2で下して優勝を決めた[4]。10月11日、ブラジル代表との親善試合(1-2)で就任後初の敗北を喫した[5]

2013年6月にはFIFAコンフェデレーションズカップに出場。初戦のイタリア代表戦ではハビエル・エルナンデスがPKで得点したが、アンドレア・ピルロマリオ・バロテッリにゴールを決められて1-2で敗れ、多くの人々がチェポ監督下での代表の未来に疑問を抱いた[6]。2戦目のブラジル代表戦にも0-2で敗れたが、最終戦の日本代表戦にはエルナンデスが2得点を挙げて2-1で勝利し、1勝2敗のグループ3位で大会を後にした[7]2013 CONCACAFゴールドカップでは初戦のパナマ代表戦に1-2で敗れたが、つづくカナダ代表戦とマルティニーク代表戦に勝利して2位で決勝トーナメント進出を決めた。準々決勝ではトリニダード・トバゴ代表に勝利したが、準決勝では再びパナマに敗れ、2005年以来初めて決勝進出を逃した。

2014 FIFAワールドカップ・北中米カリブ海予選でも指揮を執ったが、メキシコ代表は10戦中7戦を終えた段階で1勝5分1敗(4得点4失点)と低調な成績だった。ジャマイカ代表コスタリカ代表、ホンジュラス、パナマなど、格下とも思える相手に勝利できなかったことが批判の対象となった。メキシコは前年のロンドンオリンピックで金メダルを獲得し、ジョバニ・ドス・サントスやハビエル・エルナンデスなど才能ある選手を擁しており、メキシコ国民はチェポ監督下での「前例のない崩壊」に驚いた[8]。9月6日にはエスタディオ・アステカで行なわれたホンジュラス戦に敗れ、ホームで行なわれたFIFAワールドカップ予選77試合で2度目の敗北となった。ホンジュラス戦後、チェポは「代表の改善計画は順調に進んでいる」という趣旨の無理ある釈明を行なってファンをあきれさせた[9]。メキシコのメディアは代表チームに「緑のネズミ」(緑はユニフォームカラー)という烙印を押し、過去20年間で初めてFIFAワールドカップ本大会出場を逃す危機に立っていると書いた[10]。2013年9月7日、チェポはメキシコサッカー連盟のフスティーノ・コンペアン会長によって解任され[11]、アメリカ戦は1試合限りの契約でルイス・フェルナンド・テナが指揮を執った。その後はビクトル・マヌエル・ブセティッチ監督が2試合の指揮を執ったが、大陸間プレーオフ前に解任され、大陸間プレーオフはミゲル・エレーラ監督が指揮を執った。

タイトル編集

選手編集

  • チーバス・グアダラハラ
プリメーラ・ディビシオン (1) : 1986-87
  • プエブラFC
プリメーラ・ディビシオン (1) : 1989-90
コパ・メヒコ (1) : 1990
  • UANLティグレス
コパ・メヒコ (1) : 1995-96

指導者編集

  • チーバス・グアダラハラ
プリメーラ・ディビシオン (1) : アペルトゥーラ2006
  • デポルティーボ・トルーカFC
プリメーラ・ディビシオン (2) : アペルトゥーラ2008, ビセンテナリオ2010
  • メキシコ代表
CONCACAFゴールドカップ (1) : 2011

個人編集

個人成績編集

代表での得点編集

指導者成績編集

2017年1月14日時点
チーム 就任 退任 記録
試合 勝率
チーバス・グアダラハラ 2006年 2007年 66 31 16 19 046.97
デポルティーボ・トルーカFC 2008年 2010年12月 104 49 34 21 047.12
メキシコ代表 2011年1月 2013年9月 50 27 12 11 054.00
チーバス・グアダラハラ 2014年 2015年 27 9 9 9 033.33
サントス・ラグナ 2016年 2017年 17 4 7 6 023.53
通算 238 111 69 58 46.64

脚注編集

  1. ^ [1]
  2. ^ Jose Manuel "Chepo" De La Torre Named Mexico National Team Manager”. Goal.com (2010年10月18日). 2010年11月25日閲覧。
  3. ^ [2]
  4. ^ アーカイブされたコピー”. 2012年2月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年1月17日閲覧。
  5. ^ México 1-2 Brasil... Golazos acabaron con invicto del TriMedio Tiempo
  6. ^ Tom Marshall: The case for playing Mexico's youngsters against Brazil Yahoo! Sports、2013年6月16日
  7. ^ Brazil 2-0 Mexico: Neymar's early goal, late assist too much for El TriYahoo! Sports、2013年6月19日
  8. ^ Mexico sack Chepo after AztecazoFIFA.com、2013年9月7日
  9. ^ Corren al Chepo de la Torre de la Selección MexicanaTodo Texcoco、2013年9月7日
  10. ^ Ratones Verdes caen 2-0 ante EU y México se aleja del Mundial Brasil 2014Puebla Online、2013年9月10日
  11. ^ Deja 'Chepo' al Tricolor en problemasESPNsoccernet、2013年9月6日