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マクラーレン・MP4-12 (McLaren MP4-12) は、マクラーレン1997年のF1世界選手権に投入したフォーミュラ1カーである。チーフデザイナーはニール・オートレイ

マクラーレン・MP4/12
McLaren Mercedes MP4-12 1997.jpg
カテゴリー F1
コンストラクター マクラーレン
デザイナー ニール・オートレイ
先代 マクラーレン・MP4/11
後継 マクラーレン・MP4-13
主要諸元
シャシー カーボンファイバー ハニカム コンポジット
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド インボード・コイルスプリング/ダンパー
サスペンション(後) ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド インボード・コイルスプリング/ダンパー
エンジン メルセデス・ベンツ FO110E (75度)
FO110F (72度) V10
トランスミッション マクラーレン製 6速 縦置き セミAT
燃料 モービル
タイヤ グッドイヤー
主要成績
チーム ウエスト マクラーレン メルセデス
ドライバー 9. ミカ・ハッキネン
10. デビッド・クルサード
コンストラクターズ
タイトル
0
ドライバーズタイトル 0
初戦 1997年オーストラリアグランプリ
出走優勝ポールFラップ
17312
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概要編集

開発編集

ハンドリングのバランスに難のあったMP4/11の問題点を徹底的に洗い出し、設計が進められた。エアロダイナミクス改善では、カーボン製のフロント・サスペンションを流線型にした。エレクトリック・デファレンシャルを採用し、インテリジェント・ドライブ・バイ・ワイヤも熟成させた。メルセデスエンジンは高回転、ハイパワーをコンセプトにして、開発されていった[1]

1997年8月からは、ウィリアムズから移籍したエイドリアン・ニューウェイも開発に加わった。

シーズン編集

開幕戦オーストラリアGPは、ウィリアムズハインツ=ハラルド・フレンツェンがトップを走り、2番手をデビッド・クルサードが走行していた。しかし、フレンツェンに左フロント・ブレーキのトラブルが発生して、クルサードが逆転優勝し、1993年以来の勝利をあげた。その後、ポイント重ねていくがリタイアも出るグランプリが続き、トップ争いに食いこむまで今一歩の足踏みをしていた。

第6戦スペインGPの予選から投入したメルセデス・ベンツFスペックエンジンは、800馬力を出力していた。エアロダイナミクスで再び問題をかかえていたMP4-12であったが、高速サーキットで大きなリアウィングをつけて走行しながらも、この投入されたエンジンで中盤戦から表彰台に上がりはじめた。

しかし、ミカ・ハッキネンがトップ走行中の第9戦イギリスGPでは残り7周でエンジンブロー。第14戦オーストリアGPではフロントローに着いたハッキネンがスタートでトップを奪ったが、わずか1周でエンジントラブル。第15戦ルクセンブルクGPではチームは1993年以来、ハッキネンは初のポールポジションを獲得し、決勝でもスタートからトップを走り続けたが、43周目にエンジンブローでリタイア。このようにエンジントラブルが原因で優勝できる機会を失ったため、信頼性に課題を残すこととなった。

それでも第13戦イタリアGPでは1位を走行していたベネトンジャン・アレジを2位クルサードが同時ピットインで順位を逆転し、優勝。ハッキネンも自身初のファステストラップを出した。最終戦ヨーロッパGPでは、ハッキネンとクルサードがワン・ツー・フィニッシュで、名門復活の兆しがみえるような有終の美を飾った。

スペック編集

 
マクラーレンにとって最初のシルバー・アロー

シャーシ編集

エンジン編集

記録編集

No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 ポイント ランキング
AUS
 
BRA
 
ARG
 
SMR
 
MON
 
ESP
 
CAN
 
FRA
 
GBR
 
GER
 
HUN
 
BEL
 
ITA
 
AUT
 
LUX
 
JPN
 
EUR
 
1997 9  ミカ・ハッキネン 3 4 5 6 Ret 7 Ret Ret Ret 3 Ret DSQ 9 Ret Ret 4 1 63 4位
10  デビッド・クルサード 1 10 Ret Ret Ret 6 9 7 4 Ret Ret Ret 1 2 Ret 10 2

ドライバーズランキング

脚注編集

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  1. ^  『'97F1総集編 - AS+F』 三栄書房、1997年、74-75頁、95頁。