マルシャ・MR01 (Marussia MR01) は、マルシャF1チーム2012年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カー

マルシャ・MR01
2012年マレーシアGPにてティモ・グロックが ドライブするMR01
カテゴリー F1
コンストラクター マルシャ
後継 マルシャ・MR02
主要諸元
エンジン コスワース CA2012
タイヤ ピレリ
主要成績
チーム マルシャ・F1チーム
ドライバー ドイツの旗 ティモ・グロック
フランスの旗 シャルル・ピック
出走時期 2012年
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
通算獲得ポイント 0
初戦 2012年オーストラリアGP
最終戦 2012年ブラジルGP
出走優勝表彰台ポールFラップ
200000
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概要

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チーム名をマルシャ・ヴァージン・レーシングからマルシャF1チームに変更したのに伴い、シャシー名はヴァージンからマルシャ、型式名はMVRからMRに改められた。

技術部門はニック・ワースとの提携を打ち切り、パット・シモンズを技術顧問とする集団体制に移行した。CFD計算のみで設計する手法を修正し、マクラーレンの研究施設を借りる契約を結んでいる[1]

MR01は国際自動車連盟 (FIA) が義務化しているクラッシュテストを何回か受けたが、全項目をクリアすることができず、開幕前の合同テストで走行することができなかった(チームは前年モデルのMVR-02でテストを行った)。3月5日にシルバーストン・サーキットでフィルム撮影枠を利用してMR01のシェイクダウンを行い、翌3月6日にようやくクラッシュテストに合格したことが発表された[2]

チームは対費用効果の判断から、KERSを搭載しないことを決めた[3]ケータハムは2012年よりKERSを搭載、HRTもKERSを搭載することが可能となっており、KERSを搭載する予定がないのはマルシャだけになった。

また、2012年用のマシンの中で段差付きのノーズを採用していないのは、MR01とマクラーレン・MP4-27のみである。

記録

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No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 ポイント ランキング
AUS
 
MAL
 
CHN
 
BHR
 
ESP
 
MON
 
CAN
 
EUR
 
GBR
 
GER
 
HUN
 
BEL
 
ITA
 
SIN
 
JPN
 
KOR
 
IND
 
ABU
 
USA
 
BRA
 
2012 24   グロック 14 17 19 19 18 14 Ret DNS 18 22 21 15 17 12 16 18 20 14 19 16 0 11位
25   ピック 15 20 20 Ret Ret Ret 20 15 19 20 20 16 16 16 Ret 19 19 Ret 20 12

脚注

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