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バイオハザード』 (Resident Evil) は、2002年公開のアメリカイギリスの合作映画。日本のゲームメーカーであるカプコンのゲームソフト『バイオハザード』を原案とした、サバイバルアクションホラー映画である。日本では、アミューズピクチャーズ配給で、2002年8月31日松竹系で公開された。

バイオハザード
Resident Evil
Resident Evil (Movie logo).png
監督 ポール・W・S・アンダーソン
脚本 ポール・W・S・アンダーソン
原案 カプコンバイオハザード
製作 ポール・W・S・アンダーソン
ジェレミー・ボルト
ベルント・アイヒンガー
サミュエル・ハディダ
製作総指揮 ヴィクター・ハディダ
ダニエル・クレツキー
ロバート・クルツァー
岡本吉起
出演者 ミラ・ジョヴォヴィッチ
ミシェル・ロドリゲス
音楽 マリリン・マンソン
マルコ・ベルトラミ
撮影 デヴィッド・ジョンソン
編集 アレクサンダー・バーナー
配給 アメリカ合衆国の旗 スクリーン・ジェムズ
日本の旗 アミューズピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 2002年3月15日
日本の旗 2002年8月31日
上映時間 100分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
イギリスの旗 イギリス
ドイツの旗 ドイツ
言語 英語
製作費 $33,000,000[1]
興行収入 $102,441,078[1]
次作 バイオハザードII アポカリプス
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続編として『バイオハザードII アポカリプス』、『バイオハザードIII』、『バイオハザードIV アフターライフ』が製作されている。『バイオハザードV リトリビューション』は、2012年9月14日に日米公開され、最終章の『バイオハザード: ザ・ファイナル』は2016年12月23日に、日本で先行公開された(全米では2017年1月27日公開)。

目次

あらすじ編集

21世紀初頭。全米No.1の巨大複合企業であり、アメリカでの家庭用医薬品シェア90%を誇るアンブレラ社。だが真の姿は、細菌兵器などの研究開発を手掛ける“軍事企業”であった。

ある日、アメリカ合衆国ラクーンシティ郊外に位置するアンブレラ社の地下研究所「ハイブ」で、研究中の生物兵器T-ウイルスが何者かの手によって施設内に漏洩するバイオハザードが発生。空調設備を通じて所員全員がT-ウイルスに感染したため、外部へのウイルス漏出を防ぐべく、ハイブのメインコンピュータ「レッド・クイーン」は所内の各区画を封鎖して、消火剤であるハロンガスや、スプリンクラーの水を大量に散布し、約500名を超える所員全員を死亡させ、汚染を所内に封じ込めた。この事態を知ったアンブレラ本社は、その原因をレッド・クイーンの故障によるものと推測し、レッド・クイーンをシャットダウンさせるため、自社の特殊部隊を現地に派遣する。その頃、地上の洋館の一室で記憶喪失の女性アリスが目覚める。何も思い出せぬまま彷徨うアリスは、突然謎の男性に抱きかかえられ、次いで突入してきた特殊部隊によって彼共々拘束される。部隊長らしき男性から報告を要求されるも、アリスにはその言葉の意味がわからない。その男性が言うには、アリスの記憶喪失の原因は、屋敷の防衛システムが散布した神経ガス副作用によるものとのこと。また、アリスと共に捕らえられた男は「警官だ」と名乗るが、警察手帳に記載されていた「マット・アディソン」という氏名は、ラクーン市警のデータベースには存在していなかった。隊員たちがアリスとマットを連れて屋敷の地下へ移動すると、そこにはハイブ本体へと連絡する地下鉄道が存在していた。一同は早速列車に乗り、バイオハザードの現場へと潜入しようとするなか 列車の内部の奥にはアリス同様に記憶を失った男(スペンサー)が現れた。ワン隊長には、アリスとスペンサーはアンブレラ社の特殊工作員で、ハイブを守る任務の一環で偽装結婚したと明かされる。ワン隊長と3名の隊員はレッドクイーンをシャットダウンさせるべくチェンバーに向かう途中、レーザートラップによって全滅してしまう。

キャスト編集

詳細はバイオハザードシリーズの登場人物を参照。

主要人物編集

アリス・アバーナシー(Alice)
演 - ミラ・ジョヴォヴィッチ
本作の主人公で、劇中冒頭に洋館の浴室で記憶を失っていた女性。27歳。洋館の広間でマットやアンブレラ社の特殊部隊員らと遭遇し、訳も分からぬままハイブへと入った後、徐々に記憶を取り戻していく。実はアンブレラ社の特殊工作員で、極めて高い戦闘能力を持ち、マットと共にハイブを抜け出すことに成功する。そのままアンブレラ社が行っていた悪事を公表しようとするが、マットと共に同社の工作員や研究員に捕らえられる。何らかの処置を施された後、市内の地上にある病院兼研究施設の一室で目覚め、車が無数に乗り捨てられ荒廃した市外へ脱出を遂げ、パトカーからショットガンを入手してアンブレラ社との戦いを決意するに至る。
「アリス」の名前の由来は、ルイス・キャロルの児童小説『鏡の国のアリス』に登場するヒロインの名前に由来する[要出典]
マット・アディソン(Matt)
演 - エリック・メビウス
アリスが目覚めた洋館にいた男性で、自称“ラクーン市警の新任警官”。妹が一人いるが悲劇的な再会を果たし、自身も後に悲劇的な運命を辿る。アリスと共にハイブを脱出するが、アンブレラ社の工作員によってアリスと共に捕らえられる。
リサ・アディソン(Lisa)
演 - ハイケ・マカチュ
マットの妹で、アンブレラ社社員。事故当時はハイブに勤務していた。T-ウィルスの漏洩によって死亡した後、ゾンビ化してマットに襲い掛かるが、アリスに撲殺される。実はアリスと結託して、アンブレラ社が行っていた実験や悪事を公表する企てに協力していた。
スペンサー・パークス(Spence)
演 - ジェームズ・ピュアフォイ
通称は「スペンス」。アリスたちがハイブへ向かう列車の中で出会った男。38歳。アリスと同様に記憶を失っていた。実は彼の素性はアンブレラ社の特殊工作員で、ハイブへの出入り口にあたる洋館を警備する任務に就いており、そのためにアリスと偽装結婚していた。記憶を取り戻す前は思いやりのある性格であったが、記憶を取り戻した瞬間、本来の目的を思い出し私欲を優先する様になり、恩を仇で返す形でアリス達を裏切った。しかしそれが仇となり、劇中終盤でリッカーにより襲われ捕食される。その後ゾンビ化し、アリスに襲い掛かるも、あえなく斧で斬り殺される。

アンブレラ社特殊部隊編集

ジェームス・P・シェイド(One)
演 - コリン・サーモン
アンブレラ社特殊部隊隊長。37歳の黒人男性。冷静沈着な性格で、隊員たちからの信頼は厚い。劇中中盤で他の三名の隊員らと共にレッドクイーンのレーザートラップにかかる。優れた身体能力を活かしてトラップを回避するも、あと一歩のところで網状のレーザーグリッドに細切れに焼き切られて死亡。
レイン・オカンポ(Rain)
演 - ミシェル・ロドリゲス
アンブレラ社特殊部隊女性隊員。24歳。非常に気が強く、態度や言葉遣いの雄々しい女性。アリスとは戦友の様な絆で結ばれていく。劇中中盤でT-ウイルスに感染する。その後もアリスらと行動を共にし、抗ウィルス剤を投与されるも間に合わずゾンビ化し、マットの手で射殺される。なお、日本語吹き替え版ではゾンビ化する直前、吹き替えオリジナルの台詞が登場するが、演じた朴璐美のアドリブである。
チャド・カプラン[2](Kaplan)
演 - マーティン・クルーズ
アンブレラ社特殊部隊隊員。32歳。コンピュータのプロで、IT担当。臆病な性格でプレッシャーに弱い。愛銃はトーラス・レイジングブルM431ピストル
地下道でゾンビに襲われてアリスらと離ればなれになるが、終盤スペンスに閉じ込められたアリスらを救出し、自ら列車を運転するが、変異したリッカーにより捕食される。小説版ではスペンスに後頭部を撃ち抜かれ死亡する。
リッカーに殺される瞬間、血や肉が飛び散らないのは、製作のジェレミー曰く「金がなくて」らしい[3]。一方で監督のポールは「続編に出すかもしれない可能性を残した」と発言している[3]
J.D.サリナス(J.D.)
演 - パスクエール・アリアルディ
アンブレラ社特殊部隊隊員。28歳。隊員の中でも重装備で前線を進むポイントマン。ヒスパニック系の出身で、同僚のレインとは親しい友人でもある。物語中盤、解除に手間取ったカプランに代わってロックされたドアを解除するも、奥に閉じ込められていた大勢のゾンビに襲われ死亡。後にゾンビ化してレインに襲い掛かるが、レインにより射殺される。

アンブレラ社編集

レッド・クイーン(Red Queen)
演(モデル) - ミカエラ・ディッカー
アンブレラ社が開発した最先端かつ高性能の人工知能で、ハイブ全体を統御するメインコンピューター。
ハイブ内のあらゆる環境と電源を制御しており、災害や事故など不測の事態に対して完璧な防衛システムを備えている。システムの中枢が設置されているチェンバーはハイブの最下層に位置しており、そこに続く通路はレーザートラップなどのセキュリティシステムにより厳重に守られている。彼女と直接対話することでレッド・クイーンの制御システムへのアクセスが可能となる。
少女型のホログラムインタフェースとしており、カプラン曰く、レッドクイーンをプログラミングしたプログラマーの娘をモデルとしていると語られる[4]
ハイブで製作されているT-ウイルスが漏洩(バイオハザード)した際には、ハイブの外にウイルスが流出することを確実に阻止するために、全職員を抹殺するようプログラムされており、映画の冒頭では、スペンスによってハイブ内にT-ウイルスが流出したことをきっかけに、防衛プログラムを始動した。この防衛プログラムによりハイブの全区画の扉と空調をロックして職員の脱出を封じた。そしてオフィスエリアにいる職員に対しては、消火剤であるハロンガスを大量に散布して空気中の酸素を奪い窒息死させ、研究室エリアにいる職員に対してはスプリンクラーを誤作動させて大量の水を浴びせて溺死させ、エレベーターに乗っていた職員に対してはエレベーターを暴走させて転落死させた。ハイブ内だけでなく、ハイブの外にも防衛プログラムは働いており、ハイブ外の地下鉄道網とハイブの入り口である鏡の館には神経ガスを散布した。
作中では、終盤に消去されたような描写があるが、後に製作された『V』や『FINAL』でも登場し、直接的な接触は本作以降、『V』まではないものの、アリスとは間接的に長い付き合いになっていく。小説版の『I』では、カプランによって記憶媒体にコピーされ、以降彼らと行動を共にするが、最早不要とみなされたアリスに記憶媒体を破壊されて消滅した。
「レッド・クイーン(赤の女王)」の名前の由来は、ルイス・キャロルの児童小説『鏡の国のアリス』に登場するチェスの駒を基にしたキャラクターの名前に由来する[要出典]。なお、映画とは異なる結末をむかえる牧野修が執筆した本作の小説版では、文明社会が崩壊した世界でアリスと行動を共にするキャラクターとして、「ホワイト・クイーン(白の女王)」と呼ばれるAIも登場しているが、こちらも『鏡の国のアリス』に登場するチェスの駒を基にしたキャラクターの名前に由来する。『鏡の国のアリス』をルーツとする「ホワイト・クイーン(白の女王)」は、後に公開された実写映画版バイオハザードシリーズ三作目の『III』にも登場する。
ウィリアム・バーキン博士 / ナレーター
演 - ジェイソン・アイザックス ※ノンクレジット

登場クリーチャー編集

詳細はバイオハザードシリーズ#登場クリーチャーや個別項目を参照。

アンデッド/ゾンビ(Undead/Zombie)
レッドクイーンが散布したハロンガス(消火剤)、スプリンクラーによって窒息死、溺死したハイブの職員たちが、ハイブ内で流出したT-ウイルスの影響で甦ったもの。
記憶は多少残るが、知能が失われているため、徘徊する程度の肉体的に単純な動きを繰り返すだけである。人間の三大欲求のうち、最も本能的な欲求である「食欲」のみを感じており、強い飢餓感に突き動かされ、生存者たちを次々と襲う。脊髄を破壊することで活動を停止する。
当初はレッドクイーンがハイブ内の各区画を閉鎖していたため閉じ込められていたが、カプランによってレッドクイーンがシャットダウンされた際に、電力が落ちて封鎖が解放され、所内に溢れ出した。
ケルベロス(Cerberus)
ハイブ内で実験動物として飼育されていたドーベルマンが、T-ウイルスに感染したもの。アンデッド(ゾンビ)と同様に「食欲」に支配され、俊敏な動きで人を襲う。「ケルベロス(Cerberus)」とはギリシア神話に登場する地獄の番犬の名前に由来する。
リッカー(Licker)
T-ウイルスの研究における初期の実験生物の一つで、生体組織に直接T-ウイルスを注入する事で開発された生物兵器。本作のボスクリーチャー。「リッカー(Licker)」とは「舐めるもの」を意味する英語の造語[5]である。
生物兵器としては、性質的に不安定で制御できなかったため失敗作であり、ハイブの最深部にある食堂Bという偽装名の広間に置かれたコンテナの中で、鎮静剤や筋弛緩剤を投与されて保管されていた。映画の中盤で、レッドクイーンがシャットダウンされた際に一時的に停電して薬剤の供給が停止した上に、培養されていたコンテナが爆破された事により解放され、アリスらを襲った。
新鮮なDNAを摂取することで急速に変異する。劇中では変異に伴い、骨格が四足獣に近い形状に変形し、体躯も巨大化した。

日本語吹替編集

役名 俳優 日本語吹替
ソフト版 フジテレビ
アリス・アバーナシー ミラ・ジョヴォヴィッチ 本田貴子 岡寛恵
マット・アディソン エリック・メビウス 宮本充 内田夕夜
スペンサー・パークス(スペンス) ジェームズ・ピュアフォイ 江原正士 山路和弘
ジェームス・P・シェイド(ワン) コリン・サーモン 大友龍三郎 玄田哲章
レイン・オカンポ ミシェル・ロドリゲス 朴璐美 高山みなみ
チャド・カプラン マーティン・クルーズ 咲野俊介 小森創介
J.D.サリナス パスクエール・アリアルディ 大川透 相沢正輝
リサ・アディソン ハイケ・マカッシュ 山川亜弥 石塚理恵
レッド・クイーン(モデル) ミカエラ・ディッカー かないみか 大前茜
ウィリアム・バーキン博士 / ナレーター ジェイソン・アイザックス ※ノンクレジット 有本欽隆 谷昌樹
その他 田島康成
高山佳音里
よのひかり
鶴博幸
佐藤晴夫
斉藤恵理
新垣樽助
江川大輔
佐伯洋史
山像かおり
桐本琢也
大坂史子
千島楊子
赤城進
斉藤次郎
横島亘
徳光由禾
三宅健太
風間秀郎
演出 佐藤敏夫 高橋剛
翻訳 松浦美奈 藤澤睦実 松崎広幸
効果 リレーション
制作 プロセンススタジオ グロービジョン
プロデューサー 内田正仁
(アミューズピクチャーズ)
中島良明
(フジテレビ)
初回放送 2016年12月22日
午後のロードショー
13:50-15:55
2004年9月4日
プレミアムステージ
21:00-22:54

※2015年10月7日発売の「吹替洋画劇場」シリーズ「吹替洋画劇場『バイオハザード』デラックス エディション」Blu-rayには本編ディスクとは別に、フジテレビ版(約92分)の吹き替え版を収録した特典ディスクが付属している。

テレビ放映編集

回数 テレビ局 番組名(放送枠名) 放送日 放送時間 放送分数 視聴率 吹替版 備考
1 フジテレビ プレミアムステージ 2004年9月4日 21:00 - 22:54 114分 20.1% フジテレビ版 バイオハザードII アポカリプス」公開記念で地上波初放送された。
吹替が新録された。
土曜プレミアム 2006年12月23日
テレビ朝日 日曜洋画劇場 2007年10月28日 15.5%
テレビ東京 木曜洋画劇場 2009年3月5日
テレビ朝日 日曜洋画劇場 2010年9月12日 14.9%
2012年1月22日 21:00 - 23:10 130分 12.5%
2013年3月3日 22:20 - 24:30 9.0% ワールド・ベースボール・クラシック1次ラウンド   日本 vs   中国が延長のため、通常放送より80分遅れで放送された。
特別編集版として放送された。
2014年11月16日 21:20 - 23:30 9.9% 日米野球2014第4戦が延長のため、通常放送より20分遅れで放送された。
今作と次作「バイオハザードII アポカリプス」の映像を再編集させた「バイオハザード+バイオハザードII アポカリプス 特別版」が放送された。
テレビ東京 午後のロードショー 2016年12月22日 13:50 - 15:55 125分 ソフト版
  • 視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。

スタッフ編集

作品解説編集

原作・原案は、日本のゲームメーカーであるカプコンによって発売されたビデオゲームの『バイオハザードシリーズ[6]。1996年に発売されたシリーズ第1作目『バイオハザード (ゲーム)』は、カプコンのゲームデザイナーである三上真司(現Tango Gameworks代表)を中心としたチームによって生み出され、全世界で275万本[7]の売り上げを記録する大ヒット作品となった。ゲームの最大の特徴である「か弱い主人公が、限られた装備を駆使して、恐怖に満ちた世界を生き延びる」というレベルデザインや設定は、後にサバイバルホラーと呼ばれるようになり、このゲームジャンルの代名詞となった。

後に夫婦となる監督・脚本・製作のポール・W・S・アンダーソンと主演のミラ・ジョヴォヴィッチは共に原作のファンで、自ら望んで本作に携わった。

ゲーム版に使われている設定(巨大企業「アンブレラ」や「T-ウイルス」など)や、世界観をベースに映画オリジナルの要素を加え、その中でストーリーが展開され、作品全体としてはオリジナル要素が強く、登場人物はゲーム版と異なるが、ゾンビやケルベロス(ゾンビ犬)などのクリーチャーは登場する。ホラー要素が強い原作と違い、全体的にアクション要素が強いのも特徴である。

日本ではPG-12指定で、地上波テレビ放送の際には、レーザートラップによる特殊部隊の惨殺シーンなどの残酷描写に修正が加えられた。他の国でもR-15R-18である。

配役編集

ミラの来日インタビューによると、当時13歳の弟が大のゲーム好きであり、特に『1』のファンだったことから出演を決めたという。弟の影響からミラ自身も気がつけば1日5時間プレイするほど『バイオハザード』の世界観にハマっていたといい、オファーを受けた時は「主演は私しかいない」と即決したという。また、ポールも数人の女優にオファーを出す予定であったが、最初に会ったミラの熱意を感じ取り、他の女優には会わないまま彼女を抜擢した。

撮影・演出編集

ミラは事前のアクショントレーニングをみっちりこなし、1カットを除いてハードなアクションシーンもすべて自身が演じた。そのため、ラストシーンでミラの身体に存在するアザはすべて本物である。ポールは、何でも自分でやろうとするミラを抑えるのに必死だったという。また、作中の「真っ赤なワンピースブーツ」という出で立ちは、「(アクションシーンなどで)身体の動きをよく見せたい」というミラの希望から、彼女が美術スタッフと共に考案した。衣装の素材を薄くしたため、下着の線がカメラに映らないよう、下着を着けずに撮影に臨んだ。ただし、主な撮影時期が真冬であり、しかも地下の撮影で上着も着られないまま数多くのアクションを行ったことは、ミラにとっても誤算だったという。

ハイブの設計は、主に日本のコンクリート建築を参考にしている。

2016年9月16日(9月15日深夜)にカンテレで放送された『NMBとまなぶくん』に出演した映画解説者の有村昆によれば、本作の製作費は(ハリウッド作品としては非常に低額の)33億円(撮影当時の日本円に換算)だったといい、ゾンビ役の俳優を雇えなかったためにポールたちスタッフが総動員で演じたほか、ハイブで最初にゾンビと遭遇するシーンの背景セットはすべて段ボールで作っていたそうである[8]

オマージュ編集

映画オリジナルの要素として、『鏡の国のアリス』へのオマージュが挙げられる[要出典]

  • ヒロインの名前が「アリス」。
  • ハイブへの入口の通称が「の館」。
  • 最初は記憶を失っているが、徐々に異質な世界に適応していく。
  • 人工知能の名称が「レッド・クイーン」。『鏡の国のアリス』には、同名の不可思議な価値観を持つ女王が登場する。

ゲームソフトへの影響編集

バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』には本作のレーザー攻撃システムとレッド・クイーンの設定が、『バイオハザード4』や『バイオハザード6』にはレーザー攻撃システムが取り入れられている。

各国レイティング編集

  • 日本PG-12(12歳未満保護者同伴推奨)
  • アメリカ:R(17歳未満保護者同伴必須)
  • 台湾:R-18
  • 韓国:18

小説版編集

バイオハザード
著 - 牧野修角川ホラー文庫、2002年) ISBN 978-4043522040
実写映画版「バイオハザード」のノベライズ作品。ポール・W・S・アンダーソンの脚本を原作としており、序盤は映画に忠実な展開を見せるが、中盤以降の展開が映画と異なっている。
中盤でアンデッド化したリサが、兄であるマットに襲い掛かる場面で、映画ではマットは助かるが、小説版ではここでマットが死亡してしまい、以降から独自の展開が続いて結末も映画とは異なっている。

脚注編集

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  1. ^ a b Resident Evil (2002)”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2009年11月29日閲覧。
  2. ^ テレビ版の翻訳ではキャプラン。
  3. ^ a b バイオハザード コメンタリー 1時間25分頃での発言。
  4. ^ 映画本編0:35:50頃より。また、映画『II』の小説版では、チャールズ・アシュフォードによってプログラミングされ、彼の娘であるアンジェラ・アシュフォードの容姿がインターフェースという設定であると語られる
  5. ^ 「リッカー(Licker)」という名称は、元々は原作ゲーム『2』発売前に、日本国内で新クリーチャーの名前を公募して決定した、和製英語である。
  6. ^ 北米、欧州の地域では『Resident Evil(レジデント イービル)』という名称で発売されている。このため、欧州で製作された本作の原題も『Resident Evil』である。
  7. ^ “ミリオンセールスタイトル一覧”. (2018年9月30日). http://www.capcom.co.jp/ir/finance/million.html 2018年11月11日閲覧。 
  8. ^ 『NMBとまなぶくん』 【【名作恋愛映画の裏ネタ解禁♪感動(秘)キス裏側♪リアル幽霊騒動】】 の番組概要ページ - gooテレビ番組(関西版)

外部リンク編集