ランボルギーニ・350GTV (Lamborghini 350GTV)はイタリア自動車メーカーであるランボルギーニが製造したコンセプトカーである。

ランボルギーニ・350GTV
350GTV フロント
350GTV リア
概要
製造国 イタリアの旗 イタリア
ボディ
ボディタイプ 2ドアグランドツアラークーペ
エンジン位置 フロントエンジン
駆動方式 後輪駆動
パワートレイン
エンジン 3.5L V12
変速機 ZF5速MT
車両寸法
ホイールベース 2,450mm (96.5インチ)
全長 4,370mm (172.0インチ)
全幅 1,760mm (69.3インチ)
全高 1,050mm (41.3インチ)
車両重量 1,292kg (2,848ポンド)
系譜
後継 ランボルギーニ・350GT
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ランボルギーニ初の量産車である350GTのプロトタイプにあたり、1963年のトリノ・オートショーで発表された。

概要

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350GTVの由来は、エンジンの排気量3.5L、グランドツアラーの「GT」とイタリア語で「速い」を意味する「Veloce」から取られている。

350GTVはフランコ・スカリオーネによって設計され、イタリアのトリノで製造された。フェルッチオ・ランボルギーニはデザイナーに、アストンマーティン・DB4のようなリアボディワーク、ジャガー・Eタイプのようなフロントを反映したスタイリングを要求したと伝えられている。350GTVはリトラクタブルヘッドライトや左右6本出しのマフラーなど当時では珍しい装備を備えていた。ボディはアルミニウムとスチールで作られた。

フェルッチオ・ランボルギーニはジオット・ビッザリーニにエンジンの制作を依頼した。このとき開発されたV型12気筒エンジンは、ムルシエラゴまでのランボルギーニV12シリーズを支えることになった。

しかし、組立時に開発したエンジンがボディに入らないことが分かり、ランボルギーニはエンジンベイにレンガを入れて重量を水増しし、トリノオートショーの間はボンネットを閉じた状態で展示した。未完成状態の350GTVにはブレーキキャリパー、フットペダル、ワイパーも取り付けられていなかった。

その後350GTVはランボルギーニの工場に保管され、後に走行可能な状態にするための改良が行われた。改良の過程で、オーナーの要望により、ボディカラーが元の淡いブルーから深いメタリックグリーンに再塗装された。

その後350GTVは日本のコレクターに売却され、則竹功雄のコレクションとして保管された。現在はイタリアのサンターガタ・ボロニェーゼにあるランボルギーニミュージアムに収蔵されている。

関連項目

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ランボルギーニ S.p.A. ロードカータイムライン 1963-
タイプ 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代
3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3
MR(含ミッドシップ4駆) V12 ミウラ カウンタック ディアブロ ムルシエラゴ アヴェンタドール レヴエルト
イオタ レヴェントン ヴェネーノ チェンテナリオ エッセンツァ シアン カウンタック
V8/V10 シルエット ジャルパ ガヤルド ウラカン
2+2 ウラッコ
FR GT 350GT
2+2 400GT イスレロ ハラマ
エスパーダ
クロスカントリー4WD
SUV
LM002 ウルス
オーナー
親会社
フェルッチオ・ランボルギーニ ロセッティ、
レイマー
イタリア政府管理下 ミムラン クライスラー メガテック Vパワー アウディ
試作レーシングカー: ランボルギーニ・イオタ(1969)、ランボルギーニ・ハラマRS(1973)、ランボルギーニ・ウラッコ・ラリー(1973)
コンセプトカー: ランボルギーニ・エストーケ(2008)、ランボルギーニ・エゴイスタ(2013)、ランボルギーニ・アステリオン(2014)、ランボルギーニ・テルツォ ミッレニオ(2017)
人物: フェルッチオ・ランボルギーニジャンパオロ・ダラーラマルチェロ・ガンディーニパオロ・スタンツァーニ
公式WEBサイト: Automobili Lamborghini Holding Spa