ランボルギーニ・LMA002イタリア自動車メーカーであるランボルギーニが製造したオフロードタイプのコンセプトカーである。

ランボルギーニ・LMA002
LMA002 フロント
概要
製造国 イタリアの旗 イタリア
ボディ
エンジン位置 フロントエンジン
駆動方式 全輪駆動
パワートレイン
エンジン ランボルギーニV12エンジン
最高出力 337PS (248kW; 332bhp)
最大トルク 426Nm (314lb・ft)
変速機 ZF5速MT
車両寸法
車両重量 2,600kg (5,372ポンド)
系譜
先代 ランボルギーニ・LM001
後継 ランボルギーニ・LM002
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LMA002はLM001の後継モデルとして、1982年のジュネーブモーターショーで発表された。

概要 編集

LMA002はチーターとLM001の問題点を改善し、エンジンをフロントに搭載している。このために、シャーシの再設計が行われた。エンジンはカウンタックと共通のV型12気筒エンジンが採用され、最高出力337PS (248kW; 332bhp)、最大トルク426N (314lb・ft)を発揮する。シャーシを再設計し、総重量はLM001から約500kg増加し、2,600kg (5,372ポンド)となった。フロントエンジンとなったため、後部のスペースを広く取ることが可能になり、11人の乗車が可能になった。

車両重量が増加したため、サスペンションの再設計とパワーステアリングの搭載が行われた。トランスミッションは油圧クラッチ付き5速マニュアルトランスミッションを採用。また、全輪駆動後輪駆動の切り替えが可能になった。フロントディファレンシャルは最大25%、リアディファレンシャル・センターディファレンシャルは最大75%のロックが可能。また、センターディファレンシャルは100%ロックすることも可能である。LMA002のボディパネルは直線で構成されており、装甲板の追加や屋根・ドアの取り外しも可能だった。

当時ランボルギーニはサウジアラビア軍と500台から1000台の契約を結び、製造に向けて人員を30%増やしたが、結局この注文は実現せず、LMA002は1台のプロトタイプのみ製造されることとなった。その後、多くの変更と調整を経て、LM002として量産されることとなった。

関連項目 編集


ランボルギーニ S.p.A. ロードカータイムライン 1963-
タイプ 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代
3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3
MR(含ミッドシップ4駆) V12 ミウラ カウンタック ディアブロ ムルシエラゴ アヴェンタドール レヴエルト
イオタ レヴェントン ヴェネーノ チェンテナリオ エッセンツァ シアン カウンタック
V8/V10 シルエット ジャルパ ガヤルド ウラカン
2+2 ウラッコ
FR GT 350GT
2+2 400GT イスレロ ハラマ
エスパーダ
クロスカントリー4WD
SUV
LM002 ウルス
オーナー
親会社
フェルッチオ・ランボルギーニ ロセッティ、
レイマー
イタリア政府管理下 ミムラン クライスラー メガテック Vパワー アウディ
試作レーシングカー: ランボルギーニ・イオタ(1969)、ランボルギーニ・ハラマRS(1973)、ランボルギーニ・ウラッコ・ラリー(1973)
コンセプトカー: ランボルギーニ・エストーケ(2008)、ランボルギーニ・エゴイスタ(2013)、ランボルギーニ・アステリオン(2014)、ランボルギーニ・テルツォ ミッレニオ(2017)
人物: フェルッチオ・ランボルギーニジャンパオロ・ダラーラマルチェロ・ガンディーニパオロ・スタンツァーニ
公式WEBサイト: Automobili Lamborghini Holding Spa