ロス (ミサイル駆逐艦)

アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦
艦歴
発注 1992年4月8日
起工 1995年4月10日
進水 1996年3月22日
就役 1997年6月28日
退役
その後 就役中
要目
排水量 満載: 8,362 トン
全長 153.9 m (505 ft)
全幅 20.1 m (66 ft)
吃水 9.4 m (31 ft)
機関 COGAG方式
LM 2500-30ガスタービンエンジン (27,000shp) ×4基
可変ピッチプロペラ(5翅)×2軸
最大速 31ノット
航続距離 4,400 海里(20ノット時)
乗員 士官、兵員 337名
兵装 Mk.45 mod.2 5インチ単装砲 ×1基
Mk.38 25mm単装機関砲 ×2基
Mk.15 20mmCIWS×2基
M2 12.7mm機銃 ×4挺
Mk.41 mod.2 VLS ×90セル
ハープーンSSM 4連装発射筒×2基
Mk.32 3連装短魚雷発射管×2基
艦載機 ヘリコプター甲板のみ, 格納庫なし
C4ISTAR NTDS mod.5 (リンク 11/16)
AWS B/L 5 (Mk.99 GMFCS×3基)
AN/SQQ-89
センサ AN/SPY-1D 多機能レーダー×4面
AN/SPS-67 対水上レーダー×1基
AN/SQS-53C艦首装備ソナー
AN/SQR-19 曳航ソナー
電子戦 AN/SLQ-32(V)2 ESM装置
Mk.36 mod.12 デコイ発射装置
モットー Fortune Favors Valor

ロス (英語: USS Ross, DDG-71) は、アメリカ海軍ミサイル駆逐艦アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の21番艦。艦名は真珠湾攻撃の際に英雄的行動で名誉勲章を受章したドナルド・K・ロス大尉に因む。

艦歴 編集

ロスは1995年4月10日にミシシッピ州パスカグーラインガルス造船所で起工する。1996年3月22日にヘレン・ロス(ロス大尉の未亡人)によって命名、進水する。艤装乗員は1997年4月に移動し、1997年6月28日に就役のためテキサス州ガルベストンに向けて出航した。

その後ロスは戦闘システムの実証試験航海を行う。六週間の航海後にパスカグーラに戻り三ヶ月にわたって整調後の信頼性試験を行う。その後母港バージニア州ポーツマスに帰港し、基礎訓練期間を完了した。

ロスは中間訓練期間を完了すると、1999年の初めに原子力空母セオドア・ルーズベルト」戦闘グループの一部として統合機動部隊演習への参加準備を行い、3月26日に出航した。この配備中に地中海アドリア海に於いてオペレーション・アリード・フォースに参加している。ロスは9月22日にノーフォークに帰港した。

2000年5月15日にロスはバルティック・オペレーション2000に参加するため北ヨーロッパに向けて出航した。第8空母グループの旗艦として作戦参加し、スプルーアンス級駆逐艦ピーターソン」(USS Peterson, DD-969)と共にヨーロッパ諸国からの50隻以上の艦艇と活動した。この訓練期間中にスウェーデンストックホルムドイツキールに寄港し、6月後半に帰国した。

2001年9月にロスはオペレーション・エンデューリング・フリーダムに参加し、地中海及びペルシャ湾に展開した。この配備中にロスは再びセオドア・ルーズベルト戦闘グループに加わった。

2005年6月6日に甲板上の12.7mm機銃が造船所を離れる際に発射された。銃弾は一発が艀に当たり、二発が艀の間の洗浄機に当たった。原因は調査中である。

2017年4月7日、化学兵器を使ったとされるシリアアサド政権側への報復措置として、シャイラト空軍基地に向けて駆逐艦「ポーター」ともに巡航ミサイル合計59発を発射した(シャイラト空軍基地攻撃[1]

出典 編集

  1. ^ シリア アサド政権の軍事施設に 米軍が巡航ミサイルで攻撃 NHK NEWS WEB 2017年4月7日

関連項目 編集

外部リンク 編集