三木 拓次(みき たくじ、1969年昭和44年)6月11日 - 2002年平成14年)7月29日[1])は、日本作曲家ロックバンドRAZZ MA TAZZ』(ラズ マ タズ)のギタリストで、1990年代“ポストミスチル(Mr.Children)”と呼ばれる人気バンドの立役者[2]。愛称は「ター坊」。

三木拓次
生誕 1969年6月11日
出身地 日本の旗 日本 大阪府
死没 (2002-07-29) 2002年7月29日(33歳没)
ジャンル ロックJ-POP
職業 作曲家ギタリスト
活動期間 1989年平成元年) - 2002年(平成14年)
レーベル フォーライフ・レコード
公式サイト 公式ウェブサイト

概要 編集

大阪府出身、大阪府立清水谷高等学校卒業。同じ天王寺区内の大阪府立高津高等学校出身の阿久延博らと1989年平成元年)『RAZZ MA TAZZ』を結成。1994年4月21日、佐久間正英のプロデュースでフォーライフ・レコードよりシングル『Private Eyes』でメジャー・デビューした。

RAZZ MA TAZZではギター作曲を担当。内的感情を、親しみやすい優しい旋律で紡ぐメロディ・センスに定評があり[3]、3枚目のシングル『LOVE Re-Do』(1995年4月21日発売)は、ブルボンのチョコレート菓子『ピックルEX』のCMソング日本テレビバラエティ番組発明将軍ダウンタウン』の主題歌に使用され話題となり[4][5]、この年秋元康原作の漫画あずきちゃん』がNHKテレビアニメ化された際、主題歌『夜明け/素敵な君』を作曲した。

1996年7枚目のシングル『MERRY-GO-ROUND』を発売。オリコンチャート10位に入るヒットとなり、TBS音楽番組COUNT DOWN TVオープニングテーマにも起用された。翌1997年、4枚目のアルバム『Dialogue』(ダイアログ)では、「クランベリーズに通じるアイリッシュ・フレーバー」を感じさせ、高く「全11曲は佳曲ぞろい」と評価[6]され、数多くのテレビ番組の主題歌にも採用される人気を博したが、1999年のアルバム『Sanctuary』を最後に解散した。

RAZZ MA TAZZ解散の翌2000年(平成12年)、ボーカルに『Ayuri』を迎え、男女の音楽ユニット『Ann』として新たに活動を開始。2001年8月22日、シングル『碧い空』でメジャー・デビュー。2002年、シングル2枚目『1つだけ』を発表(5月22日発売)直後の7月29日膵臓癌で死去した(享年33)[7]。『1つだけ』は、TBS系音楽番組CDTV neo』エンディング・テーマとして使われており、両シングルを含む『Ann』初のアルバム『うたかた』(10月23日発売)が、三木の遺作となった。

なお、RAZZ MA TAZZは2019年(平成31年)4月末から、オリジナルメンバーの阿久によって20年ぶりに活動を再開。東京名古屋大阪でのライブをはじめ、ミニアルバムもリリースされる[8]

ディスコグラフィー 編集

シングル 編集

  • 『碧い空』(Ann時代1st、2001年8月22日)
  • 『1つだけ』(Ann時代2nd、2002年5月22日)

アルバム 編集

  • 『うたかた』(Ann時代1st、2002年10月23日)
    • RAZZ MA TAZZ時代の作曲の詳細はRAZZ MA TAZZページ参照

楽曲提供 編集

出演 編集

ラジオ 編集

テレビ 編集

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集